yukita-fluteschoolのブログ

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しばしブログの更新が止まってしまって申し訳ないです、、、

体調を崩したり、急用で実家に帰ったりしていたら、5月も半分過ぎてしまっていました

今日からまた気持ちを切り替えて、更新していきます

さて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

日々練習を頑張ってくれている生徒さん。

この生徒さんは、単に練習時間を重ねて練習を頑張るのではなく、レッスン内でやったことを復習したり、内容をきちんと反映させた練習をしてくれているのがすごいところ。

こういう生徒さんは、例え練習時間が少なくても、中身の濃い練習を継続してくださるので必ず伸びます

この生徒さんも例に漏れず、しっかり、というかめきめき実力をつけてくれています

レッスンが始まって、楽器を吹く前に、生徒さんが『先に言っておきます』と気合の入った一言。

ユキータがこんな顔をしていると、生徒さんが続けます。

『この1週間、ずっと感じていたことがあって。

前よりも上手になっていることはとても良くわかるんですが、なんか吹いてても吹いている感じがしないというか、、、

例えばこれくらい出るだろう、と思って吹いた音が、自分が思うより2-3割引きくらいで出ているかんじがするんです。

かといって、ここがやりにくいとか、こんな感じがするとか、そういったこともなく、どこをどうしたらいいのかもよくわからず、、、そんなことを考えながらこの1週間、吹いていました』

と言って、教則本を吹き始めました。

こういう、レッスン内外で感じたことをお話してくれるのは、ユキータはとても嬉しいんです。

どこにポイントがあると御本人の認識があるかわかるから。

先生が思う『ここをこうしたほうがいい』というものと、生徒さんが思う『ここをこうしたい』は、いつも合致するものでは決してないんです。

寧ろ違うことのほうが多いと思っています。

だからユキータは、生徒さんご自身がどこに問題があると感じていて、どういう風になりたいのかを最優先します

さて、この教則本を吹いている生徒さんですが、しっかり楽器も鳴っているんですね

そりゃあそうです、ユキータのレッスンに半年ほど通ってくださっているので、上手くならないはずもなく、吹けないはずもないのです。

でも、『吹いてても吹いている感じがしない』。これはなにが原因なのでしょうか

あなたならこの生徒さんに、どんなアドバイスをしますか

この、『吹いてても吹いている感じがしない』というのは、ある程度フルートが吹けるようになってきた方々によく見られる症例です。

そして、自分が『こう吹きたい』という目標が明確なかたにも。

ある程度しっかりと吹けるようにならないと『吹いている感じがしない』とはならないので、これが出てきたらフルート初心者じゃなくなった証拠・ある程度しっかり楽器が鳴らせてふくよかで健康な音が鳴らせるようになった証拠です。

生徒さんはご不満そうですが、ユキータはほっこり

この生徒さんには、この生徒さんに必要なことや今までにやってはいたけれど今きちんと出来ていないことをお話して、ひとつづつ優先順位をつけて実行してもらいました。

すると、、、？

『おおー、全然違う、、、』『おおお！きちんと(息が)音になっています』

そう、ちょっとしたことなのですが、そのちょっとしたことができるだけで結果は大きく変わるんです。

あとはこれの再現性を高めるだけ。

ただ、たくさんのことを一気にはできないので、ここに生徒さんお一人おひとりに合わせた優先順位をきちんとつけて実行していってもらいます。

今日はここまで。

次回レッスンでは、今日優先してほしいとお伝えしたこと順に再現性が高まっているはずです。

そうでなければ、また軌道修正していけばよいのです

このように、どうやって再現性を高めていけるか・どのように身体に定着させていくかを見ながら進めていけば、最短距離で実現できます

これも、個々の生徒さんに合わせた完全オーダーメイドレッスンだからできることなのかなあと思う今日この頃

さて、あなたはどうですか？

音が出しにくいですか？

いつも同じ状態で演奏ができていますか？

もしそうでないなら、それはあなたに合った方法や優先順位で実行できていないのかも、、、？

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吹き方を変えてないのに、フルートの音が出しにくい？-川崎市多摩区・横浜・自由が丘のフルート教室-

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春らしい気候になりましたね！

というか、暑いですね

紫外線の攻撃が恐ろしい日々がやってきました

さてさて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

最近お風邪を召されてから咳だけが残ってしまったという生徒さん。

昔から生徒と先生は似る(似ている)と言いますが、この生徒さんも例に漏れず、”だいぶ良くなったし、フルートを吹いているときは咳は出ないので”と言ってレッスンにお越しくださいました。

振替レッスンもできるのに、そんなにご無理されないでください、とお話したのですが、御本人は”レッスンフルート”と仰るので、様子を見ながらレッスンを進めます。

オンラインレッスンではありますが、呼吸音は異常ないようなので、様子を見ながら、、、

まだ本調子じゃないからか、何だか音も出しにくそうです

ブレスもたくさん取られています

”これは今日のレッスンはやめたほうがいいのでは、、、”とお声がけしようとした、のですが、、、

『おや』ユキータのセンサーが働きました。

『これは、呼吸器の問題ではないのでは、、、』

生徒さんにお聞きしてみると『そうですね、いつもはこんなに音が出にくいことはなかったように思います』

ならやはり呼吸器をカバーしようとして必要以上に頑張っているのか、、、

そう思って本日のレッスンを打ち切ろうとしたら、、、

『さっきレッスン前に音出ししたときはすっと音が出て、吹きやすかったんですけどね』

、、、ん

なんて

やはりユキータのセンサーは正しかった。

もうここまできたら最早動物の本能的センサーかもしれません。

では、この生徒さんが音を出しにくい理由、何だったと思いますか

そしてユキータのセンサーはどうして、何がきっかけで働いたのでしょうか

レッスン前は音がきちんと出ていた、ということは咳が原因でないことは明らかです。

あなたはどう思いますか

この生徒さんが音を出しにくかった理由。

それは譜面台との距離感と立ち方にありました。

『えっそれだけ』と拍子抜けしたあなた。そうだと思います

最初は皆さんそうです。

そんなことで何が変わるのかと思うのですが、そんなことで全てが変わるんです。

体調を崩したとき、あなたの練習頻度はどうなりますか？

そう、減りますね。

でも、ちゃんと吹かなきゃ、頑張らなきゃ、と思って、この生徒さん、楽譜に齧りついて必死に音を読んで吹いていたんですね

そのあまり、譜面台の近くに立ち位置を寄せて、譜面台に顔を近づけて吹いていたんです

それで、立ち方も崩れてしまっていたんですね。

この、吹いているときの　”音符を必死で読んで吹いている感”　、これにユキータは違和感を覚えたのです。

この生徒さんは、例え練習が足りてないときでも、そんな譜面の読み方をする方ではなかったから。

この生徒さんには、ユキータが生徒さんの全身を見れる位置に携帯を動かしてもらって、吹いている姿を見せていただきました。

その間に撮った写真をお見せすると、、、

『確かに足が曲がってる、、、僕こうやって吹いてたんですね

首は、こんなに”かくん”としていて大丈夫なんでしょうか、、、？』

そう、立ち方が変わるということは、首も、ということですね

この、写真の中の生徒さんの首は、大丈夫ではありません

ここも、今の吹きにくさを一生懸命応援してしまっています

こうやって、自分で”これで合ってるかな？””これはおかしいのでは？”と自分で判断できるようになるというところも、ユキータのレッスンならではかもしれませんね

対面で、実際にこうしてみましょうとお伝え出来ない分、オンラインレッスンでは写真等使って具体的に言葉にしてどんどんお伝えしていきます

譜面台の前に立たれている生徒さんに向かって『そう、いい感じです！』『もう少しそこは力を抜きましょう！』等、携帯からユキータの叫び声が部屋に響き渡ります

すると、あっさり出来てしまいました

『あーそうでした、こんな感じでした凄く音が出やすくなって、楽になりました』

そうそう、思い出したらもう怖くありませんね

普通、こんなに全身全てに起こっていることを一度に改善することはできないのです。

でも、この生徒さんは、長らくユキータと共に頑張ってくださっています。

時には退屈で仕方ないであろう練習も、頑張ってくれました。

なので、例え一時的にできなかったとしても、出来ていた頃の感じや位置を、身体はきちんと覚えているのです

一度覚えて、再現性を持たせられたことは、身体はずっと覚えていてくれます。

この生徒さんも然り。

きちんと覚えてくれていたのですね

一重に、うまく行かないときも怒ることなくこつこつ頑張ってくれた、これまでの生徒さんのおかげです

本当に、ここまでよく頑張ってくれました。

思わずうるっとしてしまったのをぐっと堪えて、大きな拍手をたくさん贈りました

はやく咳が良くなりますように、、、

さて、あなたは、音の出しにくさがありますか

アンブッシュアを一生懸命気にしていますか

どうしていいかわからず放置してしまっていますか

もしかしたら、それは唇ではなく身体のほうが、あなたに訴えているのかもしれません。

是非セルフチェックしてみてくださいね。

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フルートの楽譜、これが良いってどう判断すればいい？-川崎市多摩区・横浜・自由が丘のフルート教室-

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久しぶりにだらーっとしているオフの日

今日はもう練習と家のことしかしない！

、、、と言いながらブログを書いているのですが、ブログは練習でしょうか？家のことでしょうか？←

さてさて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

演奏のお仕事や演奏会での演奏なども受けてらっしゃる生徒さん

ご自身で演奏会を主催されることもあり、とても精力的です

お聞きすると、また演奏会があるとのことで、今日はそのための楽譜を選ばなくてはいけないとのこと。

この、楽譜を選ぶ作業も、オーケストラやスタジオミュージシャン等のお仕事をお受けしている場合を除くと演奏者の役目です

『粗方曲目が決まったので、今色々と楽譜を見ているのですが中々難しくて、、、』

と、生徒さんの鞄から出てくる、出てくる、楽譜の山

よくこれだけの楽譜をお持ちになられましたね、、、

これが出来てしまうのも、生徒さんのご都合のよい場所でレッスンができる、当教室ならではの光景ではないかと思います

『曲はXXXXで、ヴァイオリンとピアノとフルートの編成なのですが、この編成の楽譜が見つからなくて、結局トリオ(3重奏)の楽譜を探したのですが、いっぱい見つかって、どれがいいのか、、、

おまけに同じ曲と思えないくらい楽譜が違うんです』

”楽譜が違う、、、それは曲自体が違うのでは”という言葉を飲み込んだユキータの前には既に楽譜がたんまり並んでいます。。。

そう、ヒントはこの生徒さんが仰っていた、”同じ曲と思えないくらい楽譜が違うんです”という言葉。

どれがいいのかわからない、というのもそうですね。

あなたはこういう時、どうやって判断しますか

まず、楽器というのは”演奏できる音域”というのが決まっています。

この、”この楽器ではここからここまでの音域の音が出せる””この楽器ではこの音域の音が出しやすい(綺麗だ)から”という基準にはめ込むことを”編曲する”と言います。

この、編曲作業を経て、曲や楽譜は人目に触れたり、印刷されたり、Webサイトや店頭などでの販売にこぎつけます。

なので、フルートとピアノ用、とか、ギター用、とか、どの楽器で演奏すれば良いのか明記されているのです。

これが決まっているから編曲作業に入れるのですから。

ですが、この生徒さんのように”求めている楽器の編成のものがないから違う楽器用に編曲されたものを使用する”場面というのはたくさん出てきます。

そうすると、同じ・似た音域の楽器のために編曲されたものが複数候補として上がります。

こういう時は、もう先生に判断してもらう一択になります。

理由は、生徒さんご自身のレベルだったり、その曲の雰囲気だったり、判断要素が多岐に渡るからです。

この生徒さんが仰る”同じ曲と思えないくらい楽譜が違うんです”の理由はこれでした。

フルートの場合、ヴァイオリンやオーボエ等が、音域が同じ楽器ということになるのですが、どの楽器用に編曲されたものを採用すべきか、これに困っていたのですね

この生徒さんにはコンサートの趣旨や、この曲の雰囲気を加味しながら適切な楽譜を推奨させていただきました。

『ありがとうございます良かったあ、決まったレッスンが終わったらメンバーに送ります』ととてもほっとされていました。

お聞きすると、自分で探しても複数候補があったのに、他の方に”これもいいのではないか”と複数オススメされたものがあり、さらに数が増えて困っていたようです。

(先生がこれが良いと選んでくれたから、というのも、円滑にうまく事を進められる理由になります)

『じゃあフルートとピアノの編曲のものがほしいときに複数の楽譜が候補になることはないのか』と安心したあなた。追試です←

編曲というのは、編曲する人によって音が変わることがあります。(センスや嗜好等の理由)

それと同時に、まるで違う曲のような、でも同じ曲の楽譜というのも存在します。

そう、移調された楽譜ですね

例えば、ハ長調のものがト長調になっていたり、という感じです。

平たく言うと、大通りを走って目的地に行くのか、裏道を抜けるのか、高速道路を使うのか等、目的地は一緒ですがルートが変わるような感じです。

これの判断基準も色々とありますが、まず考えてほしいのは　何故移調されているのか　ということ。

演奏者にとっても、編曲者(監修者等)にとっても、一番楽なのは元の曲と全く同じ調を採用することです。

つまり、原調をそのまま楽譜に起こして、原調のまま演奏すること。

原曲と同じ調なので、聞いた感じも勿論そのまま、楽譜もフルートやピアノの場合はそのまま同じということになります。

(クラリネットやホルン等は変わりますが)

なぜ、この一番楽な方法を取らなかったのか　を考えてほしいのです。

理由は大抵下記理由になることが多いように思います。

1.その楽器の音域が足りない・その楽器の音域では演奏不可能なので移調せざるを得ない

2.その楽器の得意な音域に移調することでその楽器の良さを全面に引き出したい

3.初心者でも演奏できるように簡単にするため

何故移調しているのかがわかれば、おのずとどの楽譜(どう編曲されている・移調されている)ものを選べば良いのかわかります。

そうすると、先生がいなくても、ある程度が楽譜の選定がとても簡単になります。

原曲を再現するのが目的なら、原曲キーの楽譜を採用。

その楽器の得意な音を綺麗に聞かせたかったら移調譜を採用。

という風に。

ただ、これを考えても　どう判断すればいいのかわからない　というときは出てくると思います。

1つの曲に対して1種類の移調譜、ということは有りえないのです。

移調する理由が複数あるからですね

原曲キーの楽譜に関しては、オリジナルなので1種しか存在しないことになりますが。

こういった場合はご自身の先生に相談してみてくださいね

さて、今日は演奏ではなく楽譜に直結する話題となりましたがいかがだったでしょうか

演奏の悩みと同じくらい、とは言いませんが、教則本も曲も、譜面は今の時代無限に存在しています。

オンラインで購入ができるようになってから特に増えましたね。

どの楽譜にしたらいいのかわからないとなってしまったら、この記事が少しでもあなたのお役に立てると嬉しく思います

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フルートの運指は難しい？覚え方があるって本当？-川崎市多摩区・横浜・自由が丘のフルート教室-

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寝違えました、、、数年、いや、10何年ぶりくらいではないでしょうか、、、

昨日はトレーナーさんに”寝違えているのか、筋を痛めているのか”と、心配させてしまいましたが、今日起きたら違和感0に、、、

だったら昨日のトレーニング、もっとがっつりやってもらえたのにいいいい

さてさて、本日のブログに登場してくださる生徒さんは

日々楽しくレッスンに通ってくださっている生徒さん

『先生のレッスンに通うようになって、フルートも、他の楽器も日常生活も、身体の使い方がどれだけ大切なのかよくわかりました

フルートのレッスンだけど、ボディメイクのレッスンでもあると思って通っています』

と仰ってくださっています

確かに、私もジムに通い始めるまではダイエットとフルートだけでくびれを作りましたから、フルートである程度のボディメイクが可能であることは確かです

正しく吹奏できれば、という条件つきにはなりますが、、、、

今日も元気に、レッスンを始めていきましょう

この生徒さんも長く通ってくださっていますが、身体の使い方がとても特殊だったので、これまで『楽な身体の使い方』とか、『楽器演奏時にどのように身体を使えばいいのか』等に注力してきました。

これが身体に定着したので、”フルートを吹く”というスキルを上げるフェーズに移っているのですが、、、

彼女が気に入って吹きたい、と持ち続けているのはかなり古いモデルの楽器。

調律師さんからも買い替えをお勧めされるレベルの、、、他のお教室では間違いなく買い替えを、と言われているでしょう。

『ユキータの教室では違うの？』と、きっと今あなたは思われたのではないでしょうか。

当教室では、この生徒さんに楽器の買い替えをお勧めしたり、お願いしたことは1回とてありません。

だって、この生徒さんは、この楽器を気に入って持たれているのをユキータは知っているから。

自分が吹きたいと思う楽器を吹けないというのは、習い事を強制されるのと同じくらい拷問です。

余程機能しないならば話は別ですが、この生徒さんはリスク等をお話して上でご納得されてこの楽器を吹かれているのです。

ならばユキータの役目は、この生徒さんに楽器の買い替えをお勧めしたり新しい楽器を選定することではなく、”この楽器を”吹けるようになりながらも将来この楽器が機能しなくなって買い替えたときに身体に応用力をつけておくこと、なのです

そんな生徒さんも遂に全音域を出すところまで、ユキータと共に歩んでくださりました

しかし、、、『3オクターブ目になると運指が変わるんですか』とちょっと不安そう。

実際に吹いてみると、『むっ難しい、、、覚えられるでしょうか』

あなたはどう思いますか

私は、この生徒さんにこう言いました。

『フルートの運指は楽器のなかではかなり簡単なほうです。なので覚えなくていいですよ』

、、、今あなた、『いやいや、運指を覚えなくてどうやって吹くんだよ』と思ったでしょう

確かに仰るとおりでもあるのですが、実際にかつて当教室に来てくださっていた生徒さんの中にも、そして今いらしてくださっている生徒さんの中でも、”運指を覚えている”けど”吹けない”生徒さんがいらっしゃります。

そう、覚えても、暗記しても、無意味なのです。

運指を覚えていても、楽譜を目の前にして楽器を吹き始めると運指がぱっと出てこない、という方はたくさんいらっしゃいます。

そういった方々に共通しているのが”運指の丸暗記”なのです。

確かにフルートの運指は楽器のなかでもかなり簡単です。

同じ運指、という音もたくさん(というか半分近くなのでは、、、？)あります。

でも、簡単だからって、”丸暗記”していては、演奏時に感覚や反射的に運指が出てくることはないのです。

だから、この生徒さんにも『運指を覚えなくてもいい』と言ったのです。

覚えるよりも、”理解”して、”感覚”に落とし込んでいかないといけないのです。

そして、そのために”覚え方”があるのです。

”覚え”たり、”暗記”してりするためではないのです。

この生徒さんにも、勿論”運指の覚え方”をお伝えしながら音を並べ、吹いていってもらいます。

覚えるためではないので、生徒さんの脳と感覚に訴えてこれを連結させていきます。

すると、、、？

『音が多いからびっくりしていたのもあるけど、フルートの運指、簡単ですね

何より、あんなに家で練習してただの1回も3オクターブ目なんて出なかったのに、今日はぜーーーーんぶ出ます』

嬉しそうに、全音並べて吹き続けています

、、、”いきなりこんなに吹いて大丈夫かな”と心配になるくらい

運指がわからなくなっても、”覚え方”を使って、しかも脳だけでなく感覚にも働きかけているので運指表がなくても自分で運指を思い出せます

『おおお、、、すごい、フルート吹いてる感じがしますよく聴くフルートの音を吹いています』

と、とても感動されて、未だに3オクターブ目だけを吹き続けて、、、ああ、オクターブの跳躍にも挑戦されていました。

『これで全音域が出ましたあとは運指と感覚が覚えられれば、といことですね』

と、きらっきらの笑顔でお帰りになりました

そう、運指なんて、覚えてても意味はないんです。

それが感覚に落とし込まれていなければ。

そのために”運指の覚え方”というものが存在します。

決して”丸暗記するため”だとか、”覚えてればさらさらと吹ける”というものではないのです。

さて、あなたはどうですか

吹いていて運指に迷いますか？

今までに”運指の覚え方”を考えてみたことがありますか

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フルートは息が続かない・出しにくい楽器？苦しい？-川崎市多摩区・横浜・自由が丘のフルート教室-

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フルート奏者・演奏って大変なの？ピッコロも難しい？

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フルートが楽しくなくなった？！初心者あるある？

フルートの音が震える、その原因は？

怒涛の3月が終わりました、、、疲れました、、、

すっごく頑張った気がするなあ、と真っ黒なスケジュール帳を見たら、何と3月大変な期間のお休みは1日だけ、、、

今週はお休みはあったけど、自分の練習やそれまでに出来なかったこと等で全部潰れていたので、今日を入れて2日、、、

おしゃれなカフェに、ポイントメイクと日焼け止めに、てっきとーな格好をして行けるあたり、やはり日本人でないことを、隣にいる美人でおしゃれなお姉さんの横で痛感しています

さて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

毎度レッスンをすごく楽しみに来てくださる生徒さん

レッスンの間が2週間開くと『2週間長かったです』『模索を続けた2週間でした、大変でした』等、色々な感想をくださります

こういうレッスンの間のご感想、ユキータにとってはとても有り難く、とても大事なのです

今回はというと、『この2週間、だらだら練習するのをやめて、集中的にやってみました』とのこと。

頑張ってくれるのも、練習してくれるのも、ユキータとしてはとても嬉しいのですが、演奏する・フルートを吹く・音楽する楽しさを味わう時間も取っていただけたらなお嬉しいなあ、と思う今日この頃です

早速レッスンを始めてみると、、、

なんと、また音が激変しています

通っていただくようになってまだ数ヶ月ですが、数ヶ月前、、、というかもう前回のレッスンの面影もありません

すごく綺麗で豊かな音で、品も出てきています。

自分で響きも乗せられるようになってきています

レッスン室の空気が、もう生徒さんの音で満たされて、みちみちています

もう、私はこれだけで感動してしまって拍手喝采

生徒さんも『この2週間、試行錯誤しながら頑張ってみました、、』と嬉しそうに照れ笑い

今日のレッスン、もうこれで終わりでいいのでは、、、←

冗談はさておいて、さらに細かく見ていきます

すると、、、

なるほど、当然ではありますが、この音は、まだ、”頑張って”　”意識して”　”集中して”　”今までレッスン内でやってきた、身体の条件が揃わないと”　できない音なのですね。

そりゃそうです。それだけ難しいこと吸収して根本的に直してくださっているので、一朝一夕でできるわけもなく、定着するわけでもないのです。

生徒さんにお聞きしてみても、同じようなことを仰っていました。

『できるようになったり、音が綺麗で楽になるととても嬉しくて、もっと、もっと、となって、、、でも今日は調子に乗っています

今は、何か息が出しにくいというか、詰まっている感じはあります。前に比べたら改善はしているんですが、、、』とのこと。

調子に乗れるのはとても良い事です。

それだけ再現性が担保されてきている証拠ですからね

ものすごいスピードで成長されています。

では、生徒さんの身体に負担がかからないようにしていきますがその前に。

この生徒さんは、ある程度身体がしっかり使えています。

勿論きちんと息も吸えています。とても上手です。

でも、吹くときに出しにくく、詰まっている感じがある。

あなたはどうしてだと思いますか

ここで大きなポイントとなるのは、生徒さんがお話してくださった、息が詰まっている感じがある、というワード。

これは、フルートを演奏するあなたも、フルートではない他の吹奏楽器を吹くあなたも、あまり経験がないのではないでしょうか。

息が詰まる、というのは本来何かを例えるときに用いる言葉です。

でも、楽器を吹いていると、ある条件下で、本当に　息が詰まっている　と感じるのです。

管楽器奏者は時々、”滞留”という言葉を使うこともありますが、これとも違います。

滞留というのはある箇所に留まっていても動きはしているのです。

詰まっている　というのは止まりつつある状態を指して言うことが多いように思います。

(あくまでユキータ個人の経験に基づくものです)

では、この　詰まる　という現象が起きるのはどういう条件の時なのか。

まずユキータの経験上一番多いのは　呼吸器疾患の発作を起こしている時。

通常通りの呼吸ができず、体内で空気や息が詰まりながら出てくる感じがあることがあります。

でもこの生徒さんは呼吸器に何か問題があるとは仰っていません。心拍も正常そうだし、呼吸も早くなっていません。

こういう場合の　条件下　というのは、ユキータ的には　1つしか存在しない　のです。

それは　体内の息の通り道で何かを無意識的に行っている　こと。

(無意識的に、というのが厄介なところで、複合的であることもあります。)

フルートは、管楽器の中でこれが一番起こりやすい(要素が多い)楽器です。

ただ、これの原因は構え方だったり、身体の使い方や癖だったり、様々です。

この生徒さんの場合、根本的な原因は　腕　でした。

『息ができくい原因が腕って何』と、あなたの頭の上に？がいっぱい出ましたね笑

普通なら、”こう息を吸ってね”とか、”こう吐いてね”というのでしょうが、ここはユキータのフルート・ピッコロ教室です。

そんな対症療法的なことはしません。

楽器を構えた時に腕が下がっている

↓

楽器も下がる

↓

これに首(頭)を合わせていたので喉付近の気道が狭くなって、結果捻じれに似た現象を起こしていた

これが答えでした。

生徒さんご自身も『腕、、、』と少しびっくりされていましたが、試しにやってみてもらいました。

頭蓋(頭)を正しい位置に戻して、ついでにユキータの魔法をちょいちょいとかけました

すると、詰まった感じはあっという間に消えてしまったようです

『これでどうでしょう、詰まった感じはなくなって、すーーーーっと息が出ていくはずです』

とお話すると『確かに、、、抵抗なくすーっと出ます』と、感じを確かめるようにたくさん、たくさん吹いてくださっていました。

当教室では、生徒さんがレッスン内で得た時、これを少しでも身体で感じて覚えてもらうために、レッスン時間内で、ある程度は生徒さんの気が済むまで音を出し続けてもらっています。

特に女性にとって、管楽器を楽に正しく演奏することは容易ではないので、尚更です。

生徒さんがただただ音出しをしていて、ブレてきても吹き続けてもらいながらユキータがアドバイスを挿していく、という、この、軌道修正しながら良い感覚を感じ続けること、というのは生徒さんがレッスン外で練習するときに大きな参考書になります。

”邪魔していたもの”がなくなったので、また更に純度の高い綺麗な音になられた生徒さん、、、本当に凄まじい成長スピードです

練習も無理なく、純粋にフルートや音楽も楽しんで、日々充実したフルート生活を送っていただけることでしょう

そしてそろそろ楽団の曲の準備も、、、

さて、あなたはどうですか

楽器を演奏する時、息が出しにくいですか？頑張らないと息のコントロールができませんか？

もしかしたら、無自覚に　頑張って吹いて　いませんか？

是非セルフチェックしてみてくださいね

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正直に言って、フルートの運指って難しいの？

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正直に言って、フルートの運指って難しいの？

怒涛のスケジュールが漸く終わりました、、、疲れました、、、

来月からもう4月というのが信じられませんが、また心機一転、頑張りましょう

さて、今日のブログに登場してくださるのは

最近お越しいただくようになった生徒さん

お仕事をされているようですが、『アンブッシュア、研究してるんです』など、練習内容等聞くともう音大生かプロがやるようなことをやってくださっている、凄い生徒さん。

それが自分にきちんと返ってくると、この生徒さんはご存知なのですね

そんな生徒さんが、この日はレッスンに来られると何だか悲しそう。

まさに←こんな顔をしてお見えになりました。もう半泣き状態です。

いつも明るく、笑顔が絶えない生徒さんなので、びっくりしてしまいました。

こちらがお聞きするよりも前に開口一番『由佳先生、私、フルートが楽しくなくなってしまいました、、、』と一言。

お聞きしてみると、先週体調を崩されて、病み上がりの状態で楽団の練習に行かれていたとのこと。

『先生のレッスンでできるようになったことも、今までできてたことも、楽団での練習で全然できなくてセクション(フルートパート全体)で怒られて、、、曲を吹いてても全然楽しくなくて、、、なので、今週はずっと、由佳先生とやっている教本の方ばかりに逃げていて。

だめってわかってるんですけど、本当に曲や楽団の練習が楽しくなくて、、、』

習い事の先生と生徒さんというのは、信頼関係の元成り立つ部分がとても大きく、公私関係なく、お悩みや子育て相談・家庭のご相談などもお聞きすることがあります。

最近お越しになられたばかりなのに、ここまで赤裸々に悩みを話してくださるというのは、講師としては嬉しいことではありますが、内容は深刻です。

『病み上がりだからか、年のせいか、体力がもうもたなくて、、、フルート吹くのって、こんなに大変なのでしょうか』

Hmm,今日はこのお悩みをレッスンで解決しましょう。

結論、この生徒さんの質問へのユキータの答えは　Noです、大丈夫ですよ

この生徒さんにもお話しましたが、楽器によって、どういった症状がより楽器演奏に影響するのかというのは少しずつ違っているようにユキータ個人は思います。

管楽器奏者の場合、内蔵部分も楽器の音を出すことに関係するので内臓系の不調、発熱・耳鼻系が大きく影響します。

『病み上がりで吹いたときの感じをお聞きするに、今回の体調不良はお腹。内臓系にきていませんでしたか？』とお聞きすると、『わかるんですね、すごいそう、今回は胃腸に来てて、、、』

やっぱり。。。

人により差はありますが、医学的に完治・全快してから暫くは楽器演奏のほうは調子を取り戻してはくれません。

タイムスパンをこの生徒さんにもお聞きしましたが、まさにこれがドンピシャでした。

このことを生徒さんにまずお話して、この1週間楽しくなかったのが決してこの生徒さんのせいではないこと・身体として当たり前の反応であること・目安としていつくらいから調子が元に戻ってくるかお話しました。

生徒さんのお顔がぱああっと希望に満ちて、お腹の調子はもう問題ないことを確認してから笑

いざレッスンを始めます。

まず、とにかくフルートを吹くのが大変、とのことだったのでこれをまず解消していきます。

前回のレッスンでやったことに加えて、今回新しくさらにブラッシュアップする部分など、生徒さんの骨格や体調・筋肉等に合わせてどんどん情報をお渡ししていきます。

この生徒さんは、前回のレッスンでお話したことや一緒にお勉強したことの復習や理解をしっかり深めてくれていたので、進みがとても早かったです。

『そうか、これが足りなかったのか、、、』

『ここの吹き方が悪かったのか、、、』

等、ご自身で理解するとともに納得しながらひとつづつ、どんどん進めていかれます。

『どうですか今日レッスンに来てくださって最初に吹いてくれたときと大分体感が変わっていると思いますが』

とお聞きすると

『はい、もうね、ぜんっぜん違いますこの1週間、何だったのか、、、すっごく楽で益々楽しくなりました

年のせいでも、体力がなくなったわけでも、何でもなかったんですねただ吹き方や身体の使い方が違っただけでこんっなに違うんですね』

と、とても楽になってすごく感動しておられました

レッスン後にお話を聞いていると、他の楽器奏者の皆様を見て、『ユキータが言っていたことを元に考えるとあの人は吹くのがこういうふうに大変なのではないか』という風に、もう分析までできるようになっていました。

第三者目線で見て、分析ができるようになってくると、それはもうその方の身体に定着し始めていたり、きちんと理解が進んでいる証拠。

そういうところからも、『自分はこういうことが足りなかったのか』とヒントを得ることが沢山ありますからね

レッスンから帰るときにはもういつもの、明るい元気印の、きらきら笑顔の生徒さんに戻られていました

最近教本がとても楽しいから、教本もしっかり頑張ってそこでできるようになったことをまた曲や楽団の練習で発揮できるように頑張りますと、すごく前向きで嬉しい宣言付き

まだフルート的には病み上がりを抜けきっていないので無理はしてほしくないのですが、その調子で、一緒に楽しい音楽生活を、フルートとユキータとともに、たっくさん楽しみましょう

さて、あなたはどうでしょうか？

体調を崩した後で、今までよりも大変なこと、ありませんか

もしあるなら、それは『これまでのやり方は大変なんだよ、見直してほしいな』と、フルートとあなたの身体が教えてくれているのかもしれません。

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正直に言って、フルートの運指って難しいの？

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今更聞けない？フルートの吹き方・唇って具体的に何？

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個人事業主の皆様、確定申告は終わりましたでしょうか。。

算出は終わりました。でもまだ申請していません。

ユキータは毎年これで、今年も漏れなくですが、確定申告を出したくないのでぎりぎりまで渋っています。

刻一刻と15日がやってくる切迫感と、4月以降の恐怖に怯えています

さて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

ここ数ヶ月余裕があるから、と振替レッスンを消化すべく、限定的にレッスンを追加くださっている生徒さん

いつ発生した振替レッスンでも無期限に保持できていつでも消化できるのが当教室の良いところ。

ご予定に合わせて、発表会や演奏会・コンクールなどの日程に合わせてがっつり入れて、等好きなように選べるのです

吹き方のコツやご自身の身体の癖がわかってきて、どこをどうすれば音が出るのかわかってきたこの生徒さん。

最近、自分にとって良いところに自分でフルートと唇を当てられるようになりました

同じくフルートを吹いているあなたにはわかってもらえると思います。

咥えるものがない楽器奏者にとって、この正確性がどんなに大事で、再現性を持たせるのがどれだけ大変なことか。。

この生徒さんの場合、以前に別の楽器を吹かれていたこともあって楽譜を読むことは問題なくできるので、吹き方さえわかってしまえばこっちのもんですが、別の楽器を吹かれていた時についたへんな癖が邪魔をして、中々に苦労されていました。

漸くこの努力が実を結んで、全ての音がきちんと当たって吹けるようになりました

ここまで、ご本人的には大変だったと思います。

だって、ただ学ぶだけではなく、ついてしまっている癖を取りながら正しい楽な方法を新しく学ぶのですから。

教本を進めながら、全ての音の運指を整理していたときでした。

『あれ？これ(運指)、どうするんだっけ、、、』

『えーっと、、、』『あー、、、』『あ、違う』

うーん、ただ音階を並べるだけなのですが、同じ音をオクターブで吹き分けるだけなのですが。

何だかとても苦労されています。

暫くこのまま見守ってみましょう、思い出してくれるかもしれません。

『えーっと、、、これ、レの音、ですよね？』

『運指を覚えられてないんだな』と思ったあなた、正解です。

音を出したり、身体のことなどに暫し注力していたので、普段あまり使っていなかった音の運指を忘れてしまっているようです。

忘れるのは人間の性分ですから、これは良いのですが、ではなぜ覚えられていないのでしょうか

フルートでなくとも全ての楽器には運指というものが存在しますが、フルートの運指はそんなに難しいのでしょうか？

だから忘れてしまったり、覚えられなかったりするのでしょうか

あなたはどう思いますか？？？

まず、このタイトルにもありますが、フルートの運指は難しいのかという疑問について。

フルートの運指は簡単です。

楽器の中でもかなーーーーーり簡単な方です。

ユキータは、ピアノの運指番号の次に簡単な運指の楽器はフルートとリコーダーとサックスだと思っています。

(バロックフルートとサックス奏者の皆様、すみません)

それくらい、本当に簡単で、上記3つの楽器の運指は共通項が多く、同じものもあったりします。

なので、よく皆様に『運指、難しいですか？』とご質問いただきますが、ほんっとうに簡単なのでほんっとうにご安心ください

ではこの生徒さんはどうしてこんなに運指で混乱してしまっているのか

『簡単なのに忘れちゃったから、はともかく、混乱するのはおかしいよね』と、あなたも思ったのではないでしょうか。

これの答えも簡単です。

『覚え方がわからない』からです。

どの楽器の運指も、ピアノの運指も、覚え方があります。

これがわからないから、ぜーーーんぶ1つひとつ覚えないといけないことになってしまっているのです

フルートは通常3オクターブ分しか音域がありませんが、オクターブは12音あります。

ド・ド＃(レ♭)・レ、、、と続いていきます。

12×3は36ですから、単純計算すると、36個の運指を丸覚えして、楽譜を見たら感覚で(しかも手元を見ずに)出てこないといけない、ということになります。

こう書き出してみるとちょっと億劫になりますよね。

でも、『違う音だけど運指は同じ』という音がたくさん存在するので、先程書いたようにフルートの運指は簡単なのです

そして『運指の覚え方』というものもあります。

実はこれを知らない方、たっくさんいます。

本当にたくさんいます。

『運指に覚え方があるんですか』とどうやら教わったことがないようなフルート経験者の生徒さんたちもいるくらいです。

これを知っておくと、何も怖くないし、何なら『運指表にはこうあるしこう教わったけど、私の楽器ではこれは押さないほうが(押さなくても)大丈夫そうだな』とかいうことも出来たりします

この生徒さんにはもう一度、運指の覚え方をお話して、情報を整理して、もう一度音を並べてみてもらいました。

すると、、、

『あっ簡単だ笑　何てことなかったですね笑』

と、さっきひとつひとつ止まりながら吹いていたのが嘘のようにすらすらと吹き始めてしまいました

これなら忘れてもすぐに思い出せるし、何よりいちいち運指表を開いて調べたりしないでもいいので、即刻覚えられるのです

運指がわからなくなっても運指表を開くのは面倒だし、開いても『えっと、この音(運指)か、これがこの指のことで、これは、、、』といちいち見ていくのも面倒ですよね

この面倒な作業を何回か繰り返すことで覚えきっていくのですが、面倒で効率が悪いし何より暫し時間がかかります。。。

でも、覚え方を知っておくと、『これがこうだったからオクターブ上はこう』と自分で考えて思い出せるので、面倒もなく、人に教わっているわけでもないので(自分で考えて結論も導いているので)、覚えるのも早いのです。

この生徒さんはレッスン内で運指を完璧に覚えて帰られました

音は楽に綺麗に出せるようになっているし、運指も覚えたし、もう怖いものなしですね

これからどんどん新しいものに挑戦していきましょう

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フルートは難しい？体を痛める楽器なの？？？

レッスン後のランチのためにレストランに入ったら、隣の人が食べてるカレーのランチが美味しそうで、、、

今日は鶏肉を使ったヘルシーランチにすると決めてたのに、結局がっつりカレーを、、、

トレーナーさんが見逃してくれることを願うばかり←チーズでカロリー追加してしまった人

さて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

筋トレに詳しい生徒さん(私が行っているジムのトレーナーさんではありません)

お若い頃からスポーツや筋トレをやられていて、今でも継続していて、当教室にも通ってくださっているという、すごくパワフルな生徒さん。

、、、ラケットでボールを打ったらなぜか斜めや後ろにボールが飛ぶユキータには到底真似できそうにありません

(高校生の時に、テニスの授業で図らずもこれを披露して、ポール下にいた先生に　殺す気か？！　とどやされていた人ですから、、、)

フルートもすごく頑張られていて、最近ではPopsだけでなくJazz要素が入ったものなど色々と挑戦されています

さて、そんな生徒さんが、ユキータからしたら意外なお悩みを聞かせてくださりました。

『高音が出しにくくて、、、前から出しにくいは出しにくかったのですが、こんなにではなかったように思うんです。何が変わったのでしょうか』

確かに、高音は出てはいますが、出しやすそうか出しにくそうかと聞かれると出しにくそうです。

実はこの生徒さん、このレッスンの前(つまり前回のレッスン)でも高音が出しにくいから改善したい、とのことで、本格的に着手したばかりです。

『そんなにすぐにできるようになるもんなの』と思ったあなた、良い着眼点です。

高音、というか音を出しにくいという生徒さんにも理由や原因は皆様違いますが、高音が出しにくいという課題に関しては、原因が複合的さが度を超えていなければ1回のレッスンで改善できます。

それが例え複数の原因があったとしてもです。

でも、ユキータは経験上、そしてレッスン時にいつも言っています。

『すぐにできるようになることよりも、ゆっくり着実に。』

なぜか？

ユキータの『できるようになる』と、あなた含め、皆様の言う『できるようになる』が違うからです。

ユキータの『できるようになる』は、『できるように、成る』なのです。(できる(現象)、と成る(結果)、が違うので2ステップある)

つまり、『できるということを体現して証明した後に体に定着させること』。

皆様の言う『できるようになる』は、『いつもこれができること』→『体に定着させること』(結果)

瞬間的に　できる　というのは案外簡単なのです。正しいプロセスを踏めば大概すぐできます。

でも、体に定着させる(再現性を持たせる)　というのは体に感覚的に落とし込むということ。なので時間がかかるのです。

さて、少し前置きという名のヒントが長くなりましたが、この生徒さんが、前回のレッスンでできたのに、今回のレッスンではできにくい(音が出しにくい)のはどうしてでしょうか

なにか間違った方法を取ってしまっているのでしょうか？

『いや、もう答えを書いているじゃないか』と思ったあなた、正解です

そう、この生徒さんはまさに『感覚は覚えているけど体に定着してない』これに陥っていたのですね。

なので再現性が保てなかったのです。でもこれはみんなあること。

ユキータももちろんありました。

何か新しいことを学ぶときにみんなが通る道、何回も教えてもらって漸くできるようになることです。

でも、これができるのが個人の教室の強みであり、当教室の強み。

だって、皆様、級は一緒でも、レッスンの中身が完全オーダーメイド。

大まかな枠は決まっていても細かなところは誰一人として同じ生徒さんがいないのですから

この生徒さんは、前回までの頑張ってもらった、『唇で頑張って音を出さない』『お腹を有効活用する』これを凄く意識できていたので、これの定着が必要なのです。

そのためには、、、

この定着を邪魔しているのは今までについてしまった『力を込めて頑張って吹く癖』なので、これを取り除くべくユキータの魔法を使います

(今当教室に通ってくださっている生徒さん方、この生徒さんに限らず皆ユキータに魔法を使われていますよ)

さて、魔法を使って色んなところを少しづつ改善していきます。

つまり、余計な力が入ってしまっている部分を見つけて、どんどん楽な状態に近づけていきます。

すると、、、

『このほうが楽じゃないですか？』

『そうっすね、全然違いますこんなに楽なんですね』

『ね、頑張るところが違っただけなんですよ』

『あはは、本当ですね吹いてても　あれ？　って思わなかったし、するっと吹ききれました』

こうやって、体に”楽な”成功体験を積ませることで定着させていくのです

このかんじ、しっかり覚えておきましょうね

そして、できなかったときに、今のこの感覚とどう違うのか、ユキータに教えて下さい

体現することは簡単でも、それに再現性を持たせたり、体に定着させるのは決して簡単ではありません。

癖がついてしまっているなら尚更です。

この癖を体現しやすいように、人体は時に痛みを出したり、歪めてまで適応しようとしてしまうものです。

でも、できるようになるまでではなく、再現性を持たせて体に定着するまで、何なら定着してから癖がまた出てこようとしてもこれに対応するまで生徒さんと並走できるのがユキータ、そして当教室です

さて、あなたはどうですか？

かつて出来た、画期的な経験がありますか？

、、、え？それはあるけど今は出来ない？すぐにはできない？？？

もしかしたらそれは、体がしっかりその状態を覚えきれていないのかもしれません。

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フルートは難しい？体を痛める楽器なの？？？

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フルートは難しい？体を痛める楽器なの？？？

フルートの高音は頑張らないと出ない？！

今日の関東地方は冷えますね

外で息を吐くと白くなります

普段見えない空気や息を生徒さんに意識してもらうにはとても良いのですが、身体が冷えて仕方ありません

さて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

日々頑張って練習してくださっている生徒さん

楽譜を読んだり曲を吹くのはとてもお好きなようですが、教本はあまり、なようで、、、当然なのですが

それでも『音が綺麗になるには、楽になるには基礎や教本をやらないといけない』というのはよく理解してくださっていて、頑張って教本を進めてくださっています

そんな生徒さんですが、、この日レッスンで吹いていただくと、なんだかすごく力んでおられます。

おかしいなあ、、、前から力んではいたけれど、ここまでではなかったのだけど、、、

暫く聴かせていただいていましたが、やはり身体が全体的に力んでいます。

特に上半身、胸部から上が須らく力んでしまっています

前回のレッスンから何か変わったことはありますか

とお聞きしてみると、、、？

『別に変わったことというのもないのですが、コンサートが近いので、普段より練習量が増えています』とのこと。

ほおー、なるほど、多分ここですね。

練習しなくちゃ！と頑張って一生懸命に吹くあまりに力みの癖が強くなっているようです。

実際、生徒さんにお聞きしてみても、ご自身でも前よりも音が出しにくくなったと思われているとのこと。

でもどうしていいのかわからなかったからそのまま来ました、とのことでした。

さて、この生徒さんは上半身に力が入って力んでしまっている、と前述しましたが、これの原因はどこでしょう

あなたはどこが力みの根源になっていると思いますか？

実際に楽器を構えたり、シチュエーションを想像してみてください

ヒント;生徒さんが力んでいると思われてるのは喉と肩・首です。

この生徒さんが力んでいると思われているのは喉と肩・首でしたね

普通なら、これのどこかが力みの根源(中心点)になって、他に波及していると考えるのが普通です。

しかし、そうではないのがユキータの、とくに対面レッスンの凄いところ。

(オンラインレッスンでもほぼ同じなのですが)

ユキータは、レッスンで全身の全てを見ます。

なので、生徒さんの周りを360度回って、全身バランスを見させていただきます。

アンブッシュアや細かい部分を覗き込んだり、生徒さんの周りを回って全身を見ていくので吃驚されることもしばしばあるのですが、、、

(でもそれよりはレッスン内で時折出るドイツ語にと思われる方が多いように思いますが)

結果、ユキータが出した結論は喉でも肩でも、首でもありませんでした。

根源は手首にありました。

頑張って指を回そうとして(早く指を動かそうとして)、右手首に力を入れて、ぐっと下に沈めてしまっていたのです

これによって右手首に力が入って固定され、この手首が力みの中心点になって首や肩なども上がってしまって、力みが波及していたのです。

そうなると、フルートは自動的に内側に回し込むことになります。

これがまず、原因1。

手首に違和感が出るので、これを軽減させようと、右肘は斜め上に、開いて捻じるように上がってしまいます。

胸部も上がるしかないので、息も吸えないし吐けなくなってしまいます。

これが原因2ですね。

手首から、楽器の位置・胸部から上に原因が波及していたんですね。

これじゃあ、吹きにくいはずです。。

しかし、この生徒さんは長らく身体の力みが取れない生徒さん。

そのおかげでアンブッシュア(唇)も固く作って固定してしまっています。

なので、この生徒さんにはご自身で力みに気づいてもらえるように、少し誘導します。

上記をお話すると、、、？

『、、、あっほんとだ！じゃあ、もしかしてこの手首が原因でしょうか』

そう、そういうことです。

これを改善するには、手首を柔らかくして自然な位置に戻して、肘を上げないことです。

もちろん下げすぎてもいけませんが。

『先生が言っていた、無駄な力を使わない・必要のない力は抜いておくってこのことを言っていたんですね

自然に無駄な力が抜けていって、脱力できるように思います

こんなに楽なものなんですね』

そう、フルートを吹くってそんな大変じゃなくて、楽なんです。

だって、発音原理がとても単純だから

こうやって、生徒さんご自身に原因を見つけてもらうことで、痛みや力みをしっかり認知してもらうことも先生の大事な仕事です。

人に言われて直すよりも、自分で気づいて直すほうが身体への定着も早くなるし、自分でこれから気をつけよう・チェックしようと思えるのです

さて、あなたの身体どうでしょう

フルートや楽器、吹きにくいですか？音を鳴らしにくいですか

それはもしかしたら身体が教えてくれているSOSのサインを楽器が表現してくれているのかもしれません。

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フルート初心者・吹き方の壁はどこにある？

月2回のレッスンで音が激変！フルート上達の秘密

いつぶりだろう、明日は目覚ましをかけないで好きな時間に起きれる

と、息巻いて夜ふかしして寝たら悪夢ばかり見て夜中起床、二度寝を2回繰り返しました、、、

さてさて、今日のブログに登場してくださる生徒さんは

きちんと基礎を学んで、ひとつずつ消化していくことで実力の底上げができると体感された生徒さん

曲は沢山吹かれているようなのですが、『出来ないところをどう練習したらできるようになるのか』『このやり方で合っているのか』など疑問を残しながら曲を練習することが苦痛になった、とのことで当教室に通ってくださるようになりました

おかげで彼女の成長たるや

もう今や当初の面影はなく、別人のような音で吹かれています

今日も張り切って教本から進めます

吹いていただいた後、『つかぬことをお聞きしますが、右手や右の指に違和感はないですか』とお聞きしたところ、意外なお答えをいただきました。

『右手ではなくて、左手なんですけど、、、今日、教本が終わったら(つまり曲に行かずに)少し相談したいと思っていたんです』

この生徒さんは楽団で演奏されている方です。

そんな方が曲のレッスンを取りやめてまで相談したい内容、、、心配になります。

『左腕の、筋を痛めたんじゃないかと思っていて、、、引っ張られる感じがあるんです。

知り合いがフルートを吹いていて腕の神経を患って手術したことがあって、、、フルートで神経を痛めるということはあるんでしょうか、、、』

あなたはどう思いますか？

フルートはスポーツではありませんが、そもそも楽器演奏で神経を痛める、ということがあるのでしょうか

結論から言うと、　あります　。

めちゃくちゃあります。

フルートのほかだと、ヴァイオリンやヴィオラもあるのではないでしょうか。

手術まで行きませんが、ユキータも過去に親指の関節を痛めているので、実は親指関節の可動域に問題があります。

(しかしユキータのお仕事はフルートを吹くことなので、フルートが吹ければいいか、と経過観察しています)

腰など体の中心・股関節や神経を痛めて鍼治療に通われていた、という生徒さんもいます。

フルートというのは、日本人ととても相性の良い楽器で、日本は世界的に見てもフルート大国です。

プロの演奏家の多さは勿論ですが、趣味でフルートを吹かれる方が圧倒的に多く、アジア内でもフルートアンサンブルが盛んな国です。

しかし、正しい身体の使い方ができてなかったことで慢性的な筋肉痛や神経痛に悩まされる方が多い現状があります。

こういったとき、身体のことや対処法をきちんと教えてくれる先生がいればよいのですが、そうではない、すなわち独学や、そういったことがよくわからない先生の場合、とりあえず吹かずに湿布を貼って様子見、という方がとても多い、というのがユキータの個人的な見解です。

勿論これは身体の使い方の問題であり、これが改善されているわけではないので、フルートを少しお休みしたり湿布を使うことで一時的な対症療法で改善に向かっても、根本的な対処がされているわけではないので、繰り返して悪循環と悪化を無限ループします。

そうすると、手術や、慢性的に鍼治療など行うことになってしまうのです。

怖がらせたくはないけれど、この生徒さんにはきちんと事実をお話し、痛みが出た経緯や状態を細かにお聞きしました。

どうやらやはり、筋を痛めているようです

この生徒さんの場合はフルート演奏によって生じたものではなさそうなので、対処法をお伝えして少し様子を見ていただくこととしました。

(ユキータも最近、二の腕の筋を痛めていました)

ちなみに、当教室ではアレクサンダー・テクニークを取り入れたフィジカル面へのアプローチ、理学的な部分から切り込んでその生徒さんの身体や骨格に合わせたオーダーメイドレッスンを行っているので、こういった身体についての痛みや違和感・悩みを持たれた生徒さんもよくお見えになります

ユキータからしたら、その生徒さんの骨格に無理がないように調整・変更させていただいているだけなのですが、時に思いもよらない効果を生むこともあるようで。

生徒さんの中には、週2回通っていた腰痛による鍼治療に行かなくて良くなった・痛くてあげられなかった腕・肩の痛みがなくなってあげられるようになった・軽く回せるようになったなど、具体的でびっくりな効果があった生徒さんも沢山いらっしゃいます

こういったお声は嬉しいことに沢山いただくのですが、週2回の鍼治療が必要なくなって予約を入れていない、という生徒さんのお話を聞いたときは流石にびっくりしました

生徒さんのお役に立てて、こんなに嬉しいことはありません

しかし、これはあくまで　フルート演奏時の身体の使い方に問題があったから　出た効果。

これだけたくさんの方々が、こんなに苦労して、それでもフルートを吹きたい・演奏したいと望んでくれているんだ、と嬉しくもあり、改めて講師として、いち演奏家として身が引き締まる思いでした。

さて、あなたはどうですか

フルートに限らず、楽器演奏時や楽器を構えているとどこか痛い部分がありますか

もしあるなら、それはある日突然あなたを病院に誘う起爆剤になるかもしれません

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