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yukita(ユキータ) フルート/ピッコロ教室の岩﨑由佳です
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雪が降って寒かった週が終わったと思ったら関東は一気に暖かくなりましたね!
今週半ばには春先のような気候になるとか、、、暖かいのは嬉しいけど、地球環境が心配になります
さて、今日登場してくださる生徒さんは
長年フルートを吹かれている生徒さん
つい先日、所属されている吹奏楽団の演奏会を終えられて、ほっと一安心
ソロパートもあるとのことで心配しておりましたが『多分うまくいきました』とのことで私もほっと一安心です
そんな生徒さんの今日のレッスンも、教本から始まります
この生徒さんは長くフルートをご経験されていることもあり、かなり教本を進められています。
なので、教本自体の難易度も上がっていて、一癖あるものがランダムに出てきて、それを満遍なく対応できることを要求されます。
しかし今日はコンサートが終わられたばかり、ということもあり、いつも以上に油断されていたようで、、、
コンサートの練習がかなり詰まっていて、御本人もかなり長時間練習されたとのことで、どうやらその時に体の色々なところに力を入れた状態で練習してしまい、そのまま本番に、、、全くとは言いませんが、元の吹きにくかった状態に戻られてしまっていました
『なんか吹きにくいなあ、音の跳躍がしにくいなあと思っていたんです息も足りないし、、、吸えてないこともないはずなのに。
もちろん今までもきちんと出来ていたわけではないと思うけれど、、、』
そう、この生徒さんは、確かに当教室に来ていただいてすぐの頃に比べると、もう別人のような綺麗な音で楽に吹けるようになられています。
何より、肩が痛くて構えていられない、と仰っていたのがなくなり、上がらなかった肩が上がるようになり、息も随分吐けるようになりました
しかし、ここで、躍起になって練習するあまり、従来の癖がしっかり出てしまい、それが再び体に染み込もうとしていたのです、、、
もしこの生徒さんが独学でお勉強されている方なら、ここでそのまま力を入れて吹き続け、とんでもないことになっているでしょうが、幸い当教室に通ってくださっているので、すぐに元の状態に戻していけます
口に力を入れて、指まで固く持って、一生懸命吹き込んでしまっているこの生徒さん。
やってほしいのは無論『口の力を抜きましょう』ですが、、、この生徒さんの場合、一度はこれが出来ていました。
急にできなくなる、というのは一過性なので、上記をお願いする、でも良いのですが。
キーワードはこの生徒さんが仰っていた、『もちろん今までもきちんと出来ていたわけではないと思うけれど、、、』これです。
今までは少し出来ていた、でも体に定着していなかった→なので、今回癖が出てきてしまったのです。
なので、口の力を抜きましょう、は対症的でしかないのです。
よって今回はもっと根本まで掘り下げて、体に正しく楽に吹ける方法を定着させます
『〇〇さん、頑張って一生懸命に吹くあまり、お腹がお仕事をサボっていませんか』
『、、、あっ』
『そして膝も固まっていますねえ』
『ああっ』
そう、この生徒さんは一生懸命楽譜を読んで間違いなく吹こうとするあまり、ここが完全にお留守状態になっていたのです。
まずは、呼吸法の復習から。そしてどのように息を吐くのか、どう流れを作っていたのか一緒に思い出していきます。
このときにこの生徒さんにとってより大事なのは『体を固めないこと、頑張らないこと、必要以上に力を使わないこと』なのですが、この生徒さんは体全体が無意識に力んでしまうことが癖になっていて、かつ肩に痛みが出たら当然他の部位で体はかばいますから、『必要以上の力は使いませんよ』とだけお声がけしながら体の力み加減やリラックス度合いを見ていきます。
(ユキータのレッスンは生徒さんそれぞれの完全オーダーメイド。
なので、例え同じ 力む という課題が合致していたとしても、これまでの経緯や生徒さんの認知状態によってお声がけの言葉や気をつけてほしいポイントやプロセスは変わってきます)
そうすると、ちゃんと落ち着いて呼吸ができるようになってきました
一度はある程度は出来ていたので、思い出すのも早いですね
ここがタイミングです。
『ではこのままさっきと同じものを ゆっくり吹きますよ体は今と全く同じですよこのままどうぞ』
すると、、、
生徒さん、吹きながら目がぱちっとなりました
ニュアンスで分かっていただけるでしょうか、、、吹きながら、おっ?となられています。
思い出して来られましたね
しかし、ここで忘れてはいけない、ユキータがさっき少し言っていた、『今回はもっと根本まで掘り下げて、体に正しく楽に吹ける方法を定着させます』
これを盛り込んでいきます。
すると、、、
『すごい楽になりました、、、跳躍、こんなに簡単にと言うか、するっとできるもんなんですね。
今までより簡単でした』
はいー、だって今までよりブラッシュアップしましたから
『それに、息も楽でした指も動きやすかった気がします』
いえ、それは気ではありません
今まで力んでいたところの力が抜けて、本来しっかり使うべきところをしっかり使えるようになったので、効率よく演奏できる状態に戻ったのです
なので、息が続くようになったし、指の力みが取れてより指が動かせるようになったのです。
気をつけたのは、今まで必要以上に頑張っていた上半身に楽をさせて、下半身に頑張ってもらった。
そしてリラックスしてもらった。
言うなればこれだけなのです
しかし、これを定着させられるかどうかは少し別の話。
今までよりも少し時間をかけながら、何なら他の課題に対するアプローチも削りながらこれに注力していく必要があります。
『次の演奏会、、、XXXと@@@の2曲をメインにやることになって、、、』
ん以前はこの2曲のどちらかをメインに、というお話では、、、
『そうなんです。でも、それぞれにやりたいという人が居て、どちらかを選べなかったから両方になったようで、、、これからまた練習が大変そうです』
これはまずいことになりましたね。
これら2曲はかなり難しい曲で、もう嫌がらせどころの難しさではありません、、、私達演奏家が目を炎マークにしながら必死に練習するものです。
これが2曲、、、
この生徒さんにお越しいただくようになってもう5年ほどになりますが、これは、もうやむを得ません。。。
〇〇さん、こんなことを言いたくはないのだけど、、、XXXはもし可能なら降りましょう。今回は諦めましょう。
『えっ』
そりゃ吃驚もされます。
当教室の方針は、あくまで生徒さんのご希望を実現すること。
余程のことがないと生徒さんに制限をお願いすることはありません。
ちなみにこの生徒さんにこのようなことをお願いするのは初めてのことです。
『勿論セクションの人数やパート数の加減もあると思いますし、最終判断は〇〇さんにお任せします。
私が、もし〇〇さんがいる吹奏楽団に指導に行かせていただいているなら、楽団のためになるような決断はすると思います。
でも、私はそうではなくて、私は〇〇さんの先生をさせていただいています。
だから私は〇〇さんにマイナスになることやリスクを取ることはしないし、今の〇〇さんにとって良い事や、中長期的に見て良いことを優先します。
今の状態で2曲とも乗るのは、あまりにもリスクが高いので、せめてどちらかにしましょう。
今は唇や体を力ませずに、頑張らなくても吹ききれる吹き方を定着させるほうが先です』
そして、これができると、この生徒さんの長らくの課題である『持久力向上』に着手できるのです。
『そうですか、、、ですよね、、、
一度セクションのみんなと相談してみます。楽しんで吹くはずが大変な思いで吹くのは違うだろうし、、、』
生徒さんにこんなことを言うのも、こんなお顔を拝見するのも本当に心が痛みます。
舞台でみんなと演奏する・アンサンブルするというのは、ある程度吹ける人だけが体験できる特別な快感であり喜びです。
私もこれを骨の髄まで知っているだけに、これを制限するのは最後までしたくなかったのですが、、、だから今までしてこなかったのだけど、、、このあたりが潮時のようです。
今後楽しく、楽に演奏していただくためにも、一度二人で涙をのみましょう。
一度は粗方出来ていたことです、しっかり取り組めばそう時間はかからないはずです。
さて、あなたはどうですか?
音、楽に吹けますか?、、、ん?跳躍が苦手?怖い
それはもしかしたら、指だけ、とか、呼吸だけ、とか、局所的に頑張ってしまっているからかもしれません
是非一度吹いている時に内観たり、ご自身の体の状態を観察してセルフチェックしてみてくださいね
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