こんにちわ! ゆきち です。
放射性物質はスリーマイル事故の14万倍と試算
と米国の市民団体が発表したそうですが、
申し訳ないけど、市民団体の発表はあんまり信用しません(笑)。
逆に、今の政府は、
『ウソを発表する勇気と知恵がない』 (-公-;)
と思っていて気象データなど政府発表データは、
僕は信用してよいと考えています。
※東電の上層部はデータを改ざんするメリットがありますが…。
もちろん事態が政府が感じているより??
深刻なことは間違いなく冷静な監視が必要です。
別の報道で、原発で作業するスタッフの方が、
1日2食で着替えもままならないなど、
過酷な状況も報じられていましたが、
人材の数はともかく、物資の方は、
どれだけ税金を使ってもいいから、
即刻改善してあげて欲しいと思います。
東電さんも、自分達だけ食事していては、
被災者に申し訳ない、などともしかすると
感じているかも知れないですけど、
緊急時は、現場の判断に頼るところも多く
現場の疲労は新たなミスにつながります。
彼らが日本の生命線なのだから、
日本人的な自己犠牲ではなく、
最高のパフォーマンスを発揮するための
ベストな環境を選択して欲しいです。
さて本題です、先日のブログを書いていて、
どうなったら危険と判断すべきなのか基準が
欲しいなと思ったので、簡単に計算をしてみました。
■全国の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/
単位:1μGy/h(マイクログレイ毎時)≒1μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
※青の点線が平常時の幅を表しています。
※赤のラインが【最大値】です。平均値でなく。
さて、どのぐらいの放射線をあびても
現実的に大丈夫かという基準ですが、
放射線と聞いてまず思い浮かべるのが、
エックス線技師さんです。
※最近は、レントゲン技師とはいわないで、
診療放射線技師 と言うそうです。
放射線については、お医者さんのほうが一般人より
恐れる人が多いらしく、今回、逃げ出した人も、
ごくごく一部いて残念と
ある医師の方が嘆いておられました。
そのお医者さんの安全基準値が、
【1年間に50ミリシーベルトまでを許容量】としてるそう。
※原発スタッフは通常100ミリシーベルト/年のところを、
今回は、250ミリシーベルト/年で作業している。
【1年間に50ミリシーベルト】は、
一般の人たちが1年間に受ける上限値の50倍ですが、
医師やエックス線技師ががんになりやすいなどということは当然ない。
この年間50ミリシーベルトを基準に、
計算をしてみると、
年間50ミリシーベルト
=年間50,000マイクロシーベルト
だから、
●50,000マイクロシーベルト÷365日÷24時間
= 5.7 マイクロシーベルト/毎時
ということになる。
つまり、先のグラフでみると
東京・新宿の値で一番大きな値が、
3月23日 0.154マイクロシーベルト/毎時
ですが、この数字が5.7になるまでは、逃げなくてもよい。
そういうことがいえそうです。
実際は、10マイクロシーベルト/毎時という状況が、
1年以上続くと想定されれば、迷わず逃げるべし!!!
ということで政府の 『安全です』 もウソでないことは分かる。
ただ、注意しないといけないのは、
①状況は刻々と変わっているので最新情報を知る。
②食べ物として汚染された水や食品の体内蓄積も考慮すべし。
③母乳を飲む乳児は別と考えるべし。
という3点だと思いますが、
①は、放射能の量は、今は下がりつつありますが、
当然、あがってくることも想定されます。
ただ、日本の技術力が今の状況を1年以上許すとは考えられません。
気象データに注意しましょう。
②は、前のブログ記事でもいったように
国の暫定基準値は、
極論すれば「一生食べ続けても大丈夫な数値」なので、
政府の判断を今は信じて問題ない。
これも、安全重視の『ことなかれ主義』が、
いい方向に働くこともあるのだな
と感じさせてくれる。
まさに、強みは弱みであり、弱みは強みのいい例です。
だから、結論するに、
今もって最大の危機は、やはり
『経済危機』 です。
これも、この平和ボケしていた日本に、
この危機感がいい影響となって、
新たなニッポンのスタートになることを信じましょう。
そして、
日本のよろずの神様、原発に関わる
すべてのスタッフに力を!!!
がんばってください!
誰がなんといおうと、応援してます!!
こんにちわ! ゆきちです。
東北はもちろん、私も含め関東に住む人であれば、
放射能レベルの話は気になる話題だと思います。
一番気になる点が、放射能問題が悪化しているのか、
改善の方向にあるのかわかりにくい点で、
これは、『安全だ』といって具体的な数字がなかったり、
数字の単位が変わったりして、比較が難しいことが、
よけいな不安もあおっていたりするのかと思います。
この点の不安を多少でも解消してくれるデータがあります。
元データの信憑性が高いので、参考にしてよいと思います。
■全国の雨の放射能
http://atmc.jp/ame/
■全国の水道の放射能
http://atmc.jp/water/
変化がわかりやすくてよいと思います。
※折れ線グラフって変化を見るものなのだと改めて再確認。
難点としては、安全値がどの程度なのかが
このグラフではわかりにくいこと。
詳しい方がおられたら、教えてください。
気をつけないといけない点は、『放射性物質』と一口にいっても
半減期というものが違うということ。
ヨウ素131は、半減期が8日に対して、
セシウム134は2年。
セシウム137は30年となっています。
■福島第一原発の溜まり水の放射性物質濃度
http://atmc.jp/water_plant/
半減期が長くリスクが高いセシウム134やセシウム137は、
トータルの摂取量で考えないといけないということです。
ただ、農作物の「暫定規制値」というものは、
『一生食べ続けても何の影響も出ない数値』
が基準になっているので、この点をきちんと理解して冷静に対応すべきだといえます。
半減期が30年の「セシウム137」は、体内に入ると筋肉へ行くそうですが、
チェルノブイリの症例では、肉腫など筋肉のがんは1例もなく、
白血病の発病者が増えているという結果もないとのこと。
要は、長期で影響があるのかよくわからないということらしいです。
あと、半減期が8日と短い【ヨウ素131】ですが、
短いからと舐めてはいけません。
※僕は完全になめてました。(笑)ヨウ素という名前が弱そうで…。
でも、海草に含まれるヨウ素と、放射性物質の【ヨウ素131】は、まったく別物らしいです。
名前の印象って恐い。
チェルノブイリ原発事故から25年たち12万人のデータがあるそうです。
実は、発がんなどの疾患で 『因果関係が確認』 されているのは、
甲状腺がんが唯一で、甲状腺がんを引き起こした原因がヨウ素131ということです。
だから、まずはこのヨウ素131に注意しましょう! ということです。
さらに、チェルノブイリ原発事故で、甲状腺がんになった人のほとんどは、
当時の被曝年齢が16歳以下の若年層で、その原因は、
大爆発により広範囲で、飛散した放射性の「ヨウ素131」を
ほとんどが食事、特にミルク摂取によるものだったそうす。
牛乳も含め、母乳に生物濃縮されて影響がでやすいということです。
逆にいえば、大人にはほとんど影響がなかったと。
だから政府が、乳幼児に対して警告を発しているのは
正しい対応だといえます。
もし付け加えていうならば、被爆した恐れのある人の場合は、
母乳を与えるのは、一定期間避けたほうがよいということです。
※【ヨウ素131】の場合は、8日で半減、1ヶ月で無力化。
最初、日本人の行動などに賞賛の声が多かった
海外メディアが、放射能問題を『ゴーストタウンと化した東京』
などと、センセーショナルな表現で伝え始めていてこちらの動きが、
悪化しないかが心配です。
私たちに今できることは、
「呼びかけに応えること」であって、
「呼びかけること」ではない。
こんにちわ、ゆきちです。
なかなか、いいにくいことだけど、これが現実だと思います。
今村岳司さんのブログに書かれていたことを
わたしなりに整理して、まとめさせていただきました。
■被災地に対して、今、私たちにできること…
①呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。
②要請されないかぎり何も送らないことです。
③ぜったいにこちらから安否確認の通信をしないことです。
④自衛隊、消防、警察、要はプロに任せることです。
⑤今できるのは、「呼びかけに応えること」 これだけ。
■マスコミが報道しなくなったらできること…
⑥テレビに「復興した」というニュースが散見されだしら動き出す。
⑦献血の行列がなくなりかけたときこそ献血をする。
⑧そして、忘れないこと。
生きて被災してしまった方々はこれからが試練です。
その方たちを「必要なときに支援」できるように。
日本を立て直すために、
今の自分が選んだ仕事に専念したいと思います。
もちろん、節電、募金はしましょう。
わたしは、こちらにさせていただきました。
http://www.worldvision.jp/news/news_0589.html?link_id=m0004
ワールド・ビジョン・ジャパン
赤十字より、動きが具体的で、早そうなので。
「認定NPO法人」なので、支援金が税金控除の対象になります。
http://www.worldvision.jp/support/receipt.html?link_id=snav01
《以下、原文です。今村岳司さんのブログより引用》
■ あの恐怖と屈辱は、記憶よりさらに奥に刻みつけられてしまっている。
「被災経験のあるあなたに訊きたいが、被災地に対して何かできることはないか」
と友人に訊かれたので、こう答えました。
まずは、呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。
被災地から出ようとする人、入ろうとする支援部隊や家族で
アクセスはただでさえ大混乱ですから非常に邪魔です。
統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」は
ただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません。
《中略》
次に、要請されないかぎり何も送らないことです。
何が不足しているかもわからずに送られてくるものは、千羽鶴と同じゴミです。
「着るものがないだろう」とボロを送られても馬鹿にされたと思うだけです。
水もガスもないところにカップ麺を送られても意味ありません。
現場に何が必要かを理解しているのは現場のプロだけです。
「○が不足しているのでどこに送って欲しい」という呼びかけに応えるのであれば、
ぜひ送ればいいともいます。
《中略》
そして、ぜったいにこちらから安否確認の通信をしないことです。
安否確認したいのは被災していない側です。
被災していない側が安心したいだけです。
安否確認などされても被災者には何の益もありません。
安否確認で電話することは、
通信が復旧しきっていない情況で、
被災者でない側が安心したいがために通信を使用する行為です。
要はプロに任せることです。
16年前、遠くのまちの名前が書かれた消防車やパトカー、
そしてなにより規律正しい自衛隊が来てくれたときには、
ほんとうに嬉しかったです。
彼らは、これまでに見たどんな人間より気高かったです。
彼らはプロとしての技術を持っていましたし、
彼らは私たちに感謝されることなど求めていませんでした。
被災地に必要なのは、プロだけです。
■ それでもなにかできることを。~昨日の続編
そして、「それでも自分にできることはほんとうにないのか」
というご連絡を、遠くに住む方からいただきました。
「できること」を改めて考えました。
考えて出た結論は、
落ち着いたという雰囲気になってきたときに行動を起こすことでした。
テレビに「復興した」というニュースが散見されだしたときこそ、
動き出すべきときです。
《中略》
《以上、勝手ながら引用させていただきました。》
http://xdl.jp/diary/index.html#20110313
http://xdl.jp/diary/index.html#20110314
私たちに、今やれることに専念しましょう。
まずは、笑顔。
「また、再建しましょう!」
http://www.youtube.com/watch?v=2zeroCZSrjo
この被災されたこのおじいさんの
心意気に、負けてられません。
がんばれ、日本男子。
ゆきちです。
地震の被害にあわれた方に対して、何かを伝えたいとずっと考えましたが、
こんなブログだし不謹慎と考え辞めました。
ただ、地震に対するさまざまな反応に関していろいろ思ってたことを、代弁してくれる記事を見つけたので、紹介させて頂きます。
「被害拡大は偶然の要因」 マイケル・ハガティ氏
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=10830120551
《以下、引用》
今回の地震で巨大な被害が生じてしまった背景には、津波による被害を増幅させる複数の要因が、運悪く完璧といっていいほどに重なってしまったということがある。
《中略》
昨年1月に発生したハイチ大地震と比べれば、今回の地震の大きさは、おそらく500倍から1000倍も強力だった。だが、ハイチ地震は震源が今回よりもさらに浅く、そして何よりも、防災対策がないに等しい首都ポルトープランスに隣接していた。日本の場合、きわめて高度な建築物の耐震基準と地震への備えがある。
日本の地震予知・警戒システムは非常に高度であり、地震の初期の兆候をとらえ、高速鉄道や発電所を直ちに停止させるという、世界的に可能な最高水準の技術を集めたものだ。われわれにとって日本のシステムは称賛の対象であり、今回もその機能を発揮したといえる。
一方、原発の深刻なトラブルが報告されているが、これを予知・警戒システムの不備とだけとらえるのは適当でないだろう。むしろ、今回の地震がいかに巨大だったかを示すものととらえるべきだ。(談)
《引用元》 産経ニュース 2011.3.12 16:11
マネジメントに関わる人間であれば、完全な計画など無いことを知っています。
今回の事故で原発に責任があるのはもちろんですが、原発で働く人だけに責任があるのではありません。
極論であることは承知ですが、
その責任を追及するならば、追及する人も、電気を供給される権利を放棄する覚悟を持ってやるべきではないかと思います。
あるいは原発に代わる実現可能な代案を本気で用意すべきかと。
東京に住む私たちは、今回の福島原発事故に対して、加害者でもあるのだという意識を持ちたいと思います。
その意識の上で、前向きに何をすべきか議論したいものです。
原発がなくなれば、電気代はあがるでしょう。
普段、不自由なく電気を使いながら、こんな時だけ文句を一方的に言うのは、
給料を貰いながら、会社を批判するだけの社員と同じじゃないかと思うのです。
誰かのせいにしても
何も解決されません。
自分も責任者の一人として考えて、
日本国民みんなで考えていきませんか。
それと被災者からの依頼を聴かないままに、
よかれと思っての情報提供も、混乱を増すだけのおそれが高いです。
原因は同じでも、状況によって、とるべき対策は全く異なります。
レイプが阪神大震災のとき横行したというのもデマです。皆疲れていましたが、助け合いの精神が溢れてました。
確かに数件、事件としてあった事実はあるかも知れませんが、
それは日常でもありえる範囲ではないでしょうか。
逆に、この情報の拡散をみて、今回の震災で、レイプ未遂が増える可能性の方か高いのではないでしょうか。
デマと真実は、見分けが尽きません。
真実がデマにもなれば、デマが真実になることもあります。
これも現場にいない経営者が、報告だけを受けて、現場にアレコレ細かい指示をしても、
ますます現場を混乱させ、経営を悪化させる。
と云うのに似ています。
『なんとか助けになりたい』
と思う気持ちは素晴らしいことです。
そういう気持ちを皆で共有できる日本人の資質も、
素晴らしいとだと思います。
節電・義援金・献血は、素晴らしい行為です。
私も参加させていただきます。
ですが、情報は提供する側に、責任を生むものであることを
私もこの機会に再認識したいと思います。
事実の収集に努めましょう。
情報の出所をきちんと確認しましょう。
その上で、自分の現場で最善の判断に努めましょう。
わたしたちなら、必ずまた再建できる!