ゆきちです。

地震の被害にあわれた方に対して、何かを伝えたいとずっと考えましたが、

こんなブログだし不謹慎と考え辞めました。


ただ、地震に対するさまざまな反応に関していろいろ思ってたことを、代弁してくれる記事を見つけたので、紹介させて頂きます。


「被害拡大は偶然の要因」 マイケル・ハガティ氏

http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=10830120551

《以下、引用》

今回の地震で巨大な被害が生じてしまった背景には、津波による被害を増幅させる複数の要因が、運悪く完璧といっていいほどに重なってしまったということがある。


《中略》


昨年1月に発生したハイチ大地震と比べれば、今回の地震の大きさは、おそらく500倍から1000倍も強力だった。だが、ハイチ地震は震源が今回よりもさらに浅く、そして何よりも、防災対策がないに等しい首都ポルトープランスに隣接していた。日本の場合、きわめて高度な建築物の耐震基準と地震への備えがある。


 日本の地震予知・警戒システムは非常に高度であり、地震の初期の兆候をとらえ、高速鉄道や発電所を直ちに停止させるという、世界的に可能な最高水準の技術を集めたものだ。われわれにとって日本のシステムは称賛の対象であり、今回もその機能を発揮したといえる。


 一方、原発の深刻なトラブルが報告されているが、これを予知・警戒システムの不備とだけとらえるのは適当でないだろう。むしろ、今回の地震がいかに巨大だったかを示すものととらえるべきだ。(談)


《引用元》 産経ニュース 2011.3.12 16:11




マネジメントに関わる人間であれば、完全な計画など無いことを知っています。

今回の事故で原発に責任があるのはもちろんですが、原発で働く人だけに責任があるのではありません。


極論であることは承知ですが、

その責任を追及するならば、追及する人も、電気を供給される権利を放棄する覚悟を持ってやるべきではないかと思います。
あるいは原発に代わる実現可能な代案を本気で用意すべきかと。



東京に住む私たちは、今回の福島原発事故に対して、加害者でもあるのだという意識を持ちたいと思います。

その意識の上で、前向きに何をすべきか議論したいものです。


原発がなくなれば、電気代はあがるでしょう。



普段、不自由なく電気を使いながら、こんな時だけ文句を一方的に言うのは、


給料を貰いながら、会社を批判するだけの社員と同じじゃないかと思うのです。



誰かのせいにしても


何も解決されません。

自分も責任者の一人として考えて、


日本国民みんなで考えていきませんか。



それと被災者からの依頼を聴かないままに、

よかれと思っての情報提供も、混乱を増すだけのおそれが高いです。

原因は同じでも、状況によって、とるべき対策は全く異なります。


レイプが阪神大震災のとき横行したというのもデマです。皆疲れていましたが、助け合いの精神が溢れてました。

確かに数件、事件としてあった事実はあるかも知れませんが、

それは日常でもありえる範囲ではないでしょうか。

逆に、この情報の拡散をみて、今回の震災で、レイプ未遂が増える可能性の方か高いのではないでしょうか。


デマと真実は、見分けが尽きません。
真実がデマにもなれば、デマが真実になることもあります。


これも現場にいない経営者が、報告だけを受けて、現場にアレコレ細かい指示をしても、

ますます現場を混乱させ、経営を悪化させる。

と云うのに似ています。



『なんとか助けになりたい』

と思う気持ちは素晴らしいことです。


そういう気持ちを皆で共有できる日本人の資質も、

素晴らしいとだと思います。


節電・義援金・献血は、素晴らしい行為です。

私も参加させていただきます。


ですが、情報は提供する側に、責任を生むものであることを

私もこの機会に再認識したいと思います。



事実の収集に努めましょう。

情報の出所をきちんと確認しましょう。
その上で、自分の現場で最善の判断に努めましょう。



わたしたちなら、必ずまた再建できる!