「コロナで西洋の時代が終わる」
と小躍り(jumping for joy)する韓国人、
それを手玉にとる(to lead someone around by the nose)中国人
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/04131715/?all=1
2020年4月13日 鈴置高史(방울두어 높 문,Takabu-mi Suzu-oki)
フランス有名人が何の根拠なしに韓国を批判する
とすぐにフランス人が韓国に代わって正しい教育する驚くべき状況
2020/04/12
https://www.youtube.com/watch?v=Dp3v6yqwZYA
韓国がアフリカのびっくり発表に感動した状況!
西洋優越主義は終焉を告げようか?
2020/04/07
https://www.youtube.com/watch?v=fZdfeRziiRo
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『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』
で西洋の時代が終焉したとの主張が、韓国紙で相次いでいるという
東洋への「覇権シフト」に期待を寄せているが、無理筋の記事もあると識者
「真の一等国」になるには西洋の支配を打破せねば、との考えが窺えるとした
「西洋は終わった。東洋の時代が始まる」と韓国人が歓声を上げる。
『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』の感染流行を期に東西の「支配関係」が逆転するというのだ。
彼らの心の奥底を韓国観察者の鈴置高史(방울두어 높 문,Takabu-mi Suzu-oki)氏が分析する。
危機対応に失敗した米国とEU
鈴置高史(방울두어 높 문,Takabu-mi Suzu-oki):
「西洋が世界をリードする時代は終焉した」と主張する記事が韓国紙の定番になりつつあります。
理由は
「西洋は『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』による肺炎を抑え込むのに失敗した。一方、東洋は社会の強みを生かして乗り切った」
からです。
私が見た中で、もっとも早く指摘したのは朝鮮日報の趙儀俊(조의준,Cho Euijun,チョ・ウィジュン)ワシントン特派員。
3月30日に載せた「『西洋』ブランドの没落、その後」
(韓国語版)です。
ポイントを翻訳します。
1.(世界の)メディアと専門家はまず、「西洋(Western)」というブランドの没落を予想した。
明らかにウイルスは中国から発したが、壊滅的な打撃を受けた場所はイタリアをはじめとする欧州だった。
欧州連合(EU)の共同繁栄という高尚な目標は『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』の前で、互いに国境を閉じ、まともに闘うこともできずに崩れ落ちた。
2.世界最強国たる米国は中国を上回る感染者を出し、初期対応に完全に失敗した。
民主主義と資本主義に代表される「西洋」勢力が全世界的な危機に適切には対応できないことを見せつけた。
3.もちろん、これが共産独裁社会である中国の体制優位を意味するわけではない。
しかし、『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』への対処で相対的に成功する成果をあげた韓国、シンガポール、台湾などを含む「東洋」式の社会・経済システムの強みを改めて知らしめるきっかけになったのは確実だ。
趙儀俊(조의준,Cho Euijun)特派員は「西洋イメージの凋落と東洋への評価」との認識変化を指摘しました。
ただ、筆はそこで止めています。
世界の人々の見方が変わる結果どうなるか、までは書いていません。
儒教文化が防疫に威力を発揮
そこを踏み込んだのが、中央日報の고대훈 (Go Daehun,コ・デフン)首席論説委員の
(4月3日、日本語版)です。
「西欧の覇権が揺らぐ」と主張したのです。
以下が前文です。
1.『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』感染症は挑発する。
米国と欧州の西洋優越主義の神話に疑問を投げかける。
「グローバルリーダーの米国」「先進国の欧州」という固定観念を拒んでいる。
国際秩序を主導してきた大西洋同盟を揺るがす。
2.19世紀の植民地主義、20世紀の第1次・第2次世界大戦を経て、ソ連解体と冷戦終結、米国の独走まで200年の長い歳月、世界に号令をかけていた西洋の覇権を脅かす。
飛行機に乗ったウイルスに脆くも翻弄される自らの実体と墜落に西欧は慌てている。
고대훈 (Go Daehun,コ・デフン)首席論説委員が「西洋の覇権が崩れる」理由にあげたのは
(1)ウイルスとの戦いにおいて、米国政府が内外で指導力を発揮できなかった
(2)独・英・仏・伊なども防疫に失敗し、先進国の虚像がはがれた
(3)韓国・中国・シンガポール、台湾の防疫が世界で注目され、個人よりも社会と国家を優先する東洋の価値、序列と絆を重視する儒教文化の良さが評価された
(4)西洋優先主義の源泉は富と力だったが、中日韓のGDPの合計は米国と同等になった
――の4つです。
にじみ出た「西洋への怨念」、
中央日報のコラムニスト、裴明福(배명복,Bae Myung-bok,ペ・ミョンボク)氏の
(4月9日、日本語版)は「防疫で苦闘する西洋」を冷ややかに見ただけではありません。
「東洋を馬鹿にしてきた西洋」への怨念(grudge)ものぞかせました(peeped through)。
文章を整えて(appearance to)引用(quote)します。
1.(西洋の安易な初期対応の)根底には中国やアジアに対する偏見がある。
文化的優越意識から始まったオリエンタリズムでもある。
『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』が伝播する人獣共通感染病は、中国や東南アジアのように「奇異な」食文化を楽しみ、衛生観念が徹底できないところから発生する疫病だから、西側先進国とは無関係だという偏見と傲慢が最初からあった。
そして裴明福(배명복,Bae Myung-bok)氏は「西洋から東洋への覇権の移動」に期待を寄せたのです。
2.『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』以降の世の中は今と大きく変わるのははっきりしている。
その時、世の中はどのような様相を呈しているだろうか。
中国が米国を凌駕する超強大国の地位にのぼる可能性は?
3.『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』事態で機能不全を見せている欧州連合(EU)は、『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』以降も存続できるだろうか。
『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』危機で比較的善戦している韓国や台湾、シンガポール、香港が東アジアの新興先進国に仲間入りする可能性はないだろうか。
$供給と医療支援
「米中世界2分割地図」。
米国が通貨で、中国が医療援助で各国を取り込む。
BSフジ・PRIME NEWS LIVE(4月3日放送)から引用。
アジア主義が突然、噴出
――韓国で「アジア主義」が突然、噴出したのですね。
鈴置高史(방울두어 높 문,Takabu-mi Suzu-oki) :
『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』が米中の覇権争いを激化させる、との見方が一般的になりました。
冒頭の写真は「BSフジLIVEP RIME NEWS」が4月3日の放送で使ったものです。
米国が同盟国に為替スワップ(Foreign Exchange Swap)を与え、『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』に伴うドル不足の面倒を見る。
それに対抗する形で中国は、取り込みたい国にマスク(surgicalmask)や医療陣を送る
――という構図を分かりやすく示しています。
米外交誌、Foreign Policyが識者12人の「『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』後の世界予測」を紹介しています。
「How the World Will Look After the Corona virus Pandemic」
(3月20日)です。
うち3人が対立激化など「米中関係」の視点でも語りました。
もっとも、「東洋が西洋を圧する」との見方は主流になっていません。
だから、韓国でのアジア主義の突然の噴出に私も少し驚きました。
――「東洋優位」論者は全くいないのですか?
鈴置高史(방울두어 높 문,Takabu-mi Suzu-oki) :
いないわけではありません。3人のうち、ウォルト(Stephen M. Walt)ハーバード大学教授が「『習近平(시진핑,习近平)ウイルス(コロナ19)』が西洋から東洋への力と影響力の移動を加速させる」(COVID-19 will also accelerate the shift in power and influence from West to East. )と言っています。
ただ、日本でも「これで西洋が没落する」とか「東洋が覇権を握る」といった見方は広がっていません。
一方、韓国では「西から東への覇権の移動」が定番の論点になり始めた。
この認識の差が興味深いのです。