外三合でバランスをとる | 癒快堂・ヒーリングセンター

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 中国人の先生に伝統太極拳をマンツーマンの個人レッスンで教えてもらい半年位になりました。套路の形を覚え、次に動作毎の意念を教えてもらいました。形の動作だけの感じと、意念を動作にプラスした場合では、同じ套路を練習しているのに、まるで違う套路をしているくらいの違いを感じました。今日は最終のチエックで、後はしばらく自分で套路の練習をして、上達したら推手を教えて頂くことになっています。

 私はしばらく一人稽古になるので、気になっている「蹴りなどでバランスがうまく取れない」と先生に相談しました。3つポイントを教えてもらいました。

  1. 意念を使う(動作毎に決まった場所に意識を持って行く)
  2. 重心を落とす「沈」
  3. 外三合を意識する 

1の意念は日本語の太極拳のテキストに記載がないように思います。先生曰く中国の太極拳のテキストには意念のことまで書いてあるとのことでした。ただ先生の系統によっては若干、意念の場所に違いがあり一つの動作に複数の意念を教えて頂くこともありました。その中から自分の好きな意念を使えばよいとのことでした。

 

2は合氣道でもおなじみの「からだのすべの部分の重みをその最下部に置く」、重み下でよいかと思います。

 

3が今回の衝撃的な学びでした。日本語が母語でない中国人の先生の説明でもあり、私が間違って理解している可能性もありますが、外三合でバランスをとるのだと理解して、私にとっては大きな気づきがありました。

 外三合とは、手と足、肘と膝、肩と腰の3カ所を合わせて協調させるという文字通りの意味だと思います。家に帰ってネットで調べてみると外三合を、手と足、肘と膝、肩と腰を垂直線上に合わすと説明されている日本人の先生がいました。ここで合わすとは、何かが問題になります。体幹が捻れてバラバラな動きにならないように垂直に合わして協調した動きにするという面もあるとは思うのですが、合=バランスをとることではないかと思いました。例えば右足で蹴りたい時は、左足に重心を移していけばスムーズに足を上げることができます。バックしながら打つ技(トウデンコウ)は前方に打つのとバックするのを同時にすることでバランスを取ります(払う動作もあり3動作一緒)その時、手と足、肘と膝、肩と腰を対にしてバランスをとるようにすると動作が協調し安定するのだと理解しました。太極拳をする時に、意念を使うことによって、今までの動作だけだった時とは、自分の受け取る印象がまるで変ったように、外三合を意識してバランスをとるようにすると、また違った感覚の太極拳になりそうです。バランスが崩れないように、手と足、肘と膝、肩と腰の外三合を意識して、バランスするよう一人稽古に励みたいと思います。

 陰陽のバランスを取って太極に至るから太極拳というのかなと勝手に想像しています。