本木雅弘さん:バンジーな魂
NHKプロフェッショナル仕事の流儀の「本木雅弘未公開スペシャル」ここで見たモッくんがすごかった!いつもね、ドラマ収録でね自分のこと「ダメだ、できてなーい」って言ってるんだそうです。ダメだ、できてないダメだ、できてないずーっと言ってるそうです。監督がオッケー出しても、それが信じられない。収録した場面を見て、だめだーだめだーって言うらしい。結果を出している人って、自分のことダメダメ言わないだろう、って思ってたよ。それは私の未熟な思い込みでした。レベルの違う「だめだーだめだー」があるのね、世の中には。あとなにより、そんなにダメダメ言いながらも仕事をしつづけている、なんてなんて尋常じゃない器の持ち主なのか!??私だったら、そんなの耐えられない。だめだだめだーと思いつつ、やる。それがいつもいつも。繰り返す。そんな繰り返しに耐えられるかなあ。(この「だめだー」に乗っているエネルギーがどういうものなのか、まだちょっとわからないんだけど。。番組のなかでね、モッくんがバンジージャンプする映像があってね、その自分がジャンプする映像を見てモッくんが「ここは、もっとカメラの位置が良くって、もっとこんな風に撮っていたら、すごく良い映像になったのに、この映像はダメダメですね」ってサラっと言っていて、「あ、これはダメですね」「こうだったら良かったのに」っていうことにあまり感情的なエネルギーは乗せてないのかも?とも思ったけどね。)けど、それでも「自分を追い込んで追い込んで、それでようやく良いものが出来る」とかも言っていて、いや、その追い込みに耐えられるなんて、私だったら風前の灯だー。。。。。なんて、つらつら考えていたら、もしかしてこの人は「個人」ではないのかもしれない、と思いついた。「ひとり」ではないのかも?単独のひとりの、存在でないのかも?もしかして「集合体」かも?いやもう、めちゃくちゃな妄想で本人とかファンが見たら「何も知らんで良くそんな良い加減なこと言えるな」的だなーと思うんだけど。「集合体」何個かのタマシイ?が合わさっている。。。。。でまあ、本当のこと言うと、私たちが多数の細胞で成り立っているように、魂も多数の存在の集合体なのかもね。モッくんだけでなく、私たち全員。この番組、最後に私にとってのドンデン返しがあって、そこで本木さんだけでなく、撮影する人、番組つくった人たちの力強さがありありと映像になっていて、胸がぎゅっとなった。