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障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

12月になり、季節はすっかり冬になってしまいました。

これからの真冬むけて、体を寒冷地モードに切り替えて、元気に過ごしましょう雪


12月のゆいの会は、

日 時:12月15日(土)13:00~

場 所:福井県教育センター

テーマ:成人施設での困り感から、今家庭や学校でできること

参加者のみなさんの困り感を共有しながら、解決策を話し合っていきましょう。


寒くて心も体も縮こまりがちですが、皆さんでホッとなひとときを過ごしながら、心も体もほぐしましょう。

たくさんの参加をお待ちしています晴れ




さわやかな気候になりました晴れ

最近は、このような過ごしやすい時期が短くなったように思います。

すぐに寒い寒いと言い出すのでしょうね。今はこのさわやかな気候を満喫しなくてはですね。


10月20日(土)のゆいの会の報告です。

参加者は7人、寄宿舎指導員のみなさんがたくさん参加してくださいました。
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個別の事例を通して、意見交換をしました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

現場の声、ベテランの東さん、前川さんのアドバイスなど時間いっぱい意見が飛び交いました。

終了後、参加者のみなさんが、素敵な感想文を書いてくださいました。

今日のゆいの会のまとめとも言える感想文です。


薔薇Aさん

先生方のお話を聞いて、日頃感じている問題に対して表面的にしかその問題を見ていないなと気づくことができました。一つの問題の背景にある子どもたちの環境や気持ちを考えて指導していかなければ、根本的に解決できないと思いました。まだまだ、勉強が必要だと感じました。大変勉強になりました。ありがとうございました。


薔薇Bさん

今日は身近な事例ばかりを話せる機会になり、大変有難かったです。寄宿舎では日程に追われがちですが、子どもたちを誉めるということを忘れず過ごしていくことの大切さを痛感しました。また、子どもたちが自分の気持ちを素直にだせる相手になりたい思いました。体験談を含めた、たくさんのお話をいただき有難うございました。


薔薇Cさん

子どもたちは色んな形で気持ちを発信しているんだなと改めて勉強させてもらいました。子どもの気持ちをくみ取るいい参考にさせてもらいます。これからも注意深く子どもたちの気持ちをさぐっていきたいと思います。いろんな問題があっても子どもたちには理由があるのだと思います。すぐに解決できないこともあると思いますが、卒業後に少しでも思い出してくれることを願い実践していきたいです。



このような素敵な感想文に刺激されて、いつもは事務的に報告だけをしている私ですが、今日はちょっとコメントをさせていただこうと思います。

私は13年前に、特別支援学校の保健室に勤務していました。その学校には11年間お世話になったので、私が赴任した当時は今から20年以上前のことです。当時も、当然、寝た子はいなくて思春期の子どもたちはさまざまな葛藤を抱えていました。彼らにはぜひとも性教育が必要だと確信を持ち、ちょうど性教育が広まるいい波にも乗り、自分なりにいろんな実践をさせていただきました。この頃の経験や実践が今の私の日々の仕事の土台になってることは間違いなく、疲れて傷ついて保健室に来室する子どもたちの少しでも何か手助けができないだろうかと考える時、「あなたはあなたらしく、あなたのテンポで歩いていけばいい」という特別支援学校での実践で私の中にしみ込んだ言葉が支えになっています。特別支援学校を離れ、この間、性教育バッシングの波に襲われ、私は今の職場で性教育をしているのかと問われると残念ながら系統的な実践は行ってはいません。しかし、悩みをもつ子どもたち一人一人に向けたメッセージは、特別支援学校での性教育実践で培ったそのものです。障害をもつ人たちへの性教育は、すべての人に向けた性教育と言えると実感しています。性教育バッシングは、周りに巧妙に浸透してきているようですが、どんな形であれ性教育を求めている子どもたちのために、自分なりにこれからも頑張っていきたいと考えてます。

みなさん、一緒に頑張りましょうねWハート


次回のゆいの会は、12月です。

詳細が決まりましたら、お知らせします



10月も中旬、朝晩はずいぶん秋めいてきました。すーぱーきのこ

学習には最適な季節となりました。

8月から持ち越しとなったテーマを、皆さんと深めて行きたいと思います。


日 時:10月20日(土曜日)13:00~

場 所:福井県教育センター

テーマ:成人施設での利用者の性行動に対する困り感から、学校教育のなかで、また家庭でできること


たくさんの参加をお待ちしていますキラキラ

今年の夏は、暑い日が続いています晴れ

8月18日(土)のゆいの会の日も、日差しが痛いくらいでした。

そのせいか、参加者が4人と少なかったですが、少人数ならではの日頃できない話をじっくりとすることができました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

特別支援学校での性教育を広げるには

性教育は、どのように授業を作っていくかがポイントだが、実は授業がうまく行くためには日頃の関わり子こそが大事。子どもたちの人権を尊重したかかわりや言葉かけを大切にしてほしい。とにかく無条件に自分を受け入れてくれる人を、子どもは敏感に感じ取り、子ども自身もその人を受け入れる。まず教えたいことを持ち、その言葉を受け入れてもらうために,信頼関係を築くこと。

管理や上からの指導では、何も進んでは行かない。

性教育が浸透していくことで、子どもたち変化が見られ、その様子が性教育を継続する力になる。


サークルに来て何を学ぶか

最初は、目の前の子どもたちとの関わりの困り感からサークルに来る。しかし、性教育の取り組みは時間がかかるし、子どもたちに劇的な変化はなかなか見られない、個別の関わりが必要なこともあり、サークルで話し合ったことが、全く応用できないこともある。

しかし、子どもとの関わりの中の困り感の解決を通して、自分の生き方を学んでもらえたらきっとサークルに来ることが楽しくなる。いかに生きるかという自分自身の生き方を模索することが、性教育をすると言うことだろう。サークルに来た人に、そのような魅力が伝わるといい。


性にまつわるよもやま話

自閉症児が、体毛の発毛を受け入れられずに苦しむケースがある。発毛は成長の証と伝えたい。今回体操の内村選手が立派な脇毛を披露してくれた。大人のモデルとして話すことができる。その国の文化によって体毛を処理しない女子選手もいる。体毛は成長の証だが、大人のエチケットとして体毛処理を教えなければならない側面もある。あるべきものをあるがままにしておいてはなぜ行けないのか。やはり一般的に他の人が不快と思うことは,一般のマナーに従うことが必要か。体毛を処理したくないなら、見えないような服装をする。ひげも、一般的に清潔に見えないから、きれいに剃るとか。

周りの人に不快感をあたえない、身なりや服装を整えることは大人になるために必要なこと。


施設などで、急に人前でマスターべーションを始めた。どう対応する?

まず,プライベートな行為は人前ではしないと話し、別の場所につれて行く。話が通じない場合は、緊急目隠し(カーテン、段ボールのついたてなど)で緊急の個室をつくる。なぜそのような行為をするのか、原因を確認する。継続的に個別に、集団に性教育をする。職員の研修をする。


施設の職員の女性に体をすりつけてくる。どう対応する?

なぜそのような行為をするのか理由を確認する。継続的に個別に、集団に性教育をする。職員の研修をする。職員の女性に対するフォローが大事。職員の中の恐怖感を払拭し、違う形でコミュニケーションがとれるように提示していく。


異性とのお付き合いにかまけて、仕事を休んでしまう。どう対応する?

本人のこれから生きていくうえでのキーワードを出して、人生設計を考えて見る中で、仕事の大切さを伝ていく。


貴重な今回の感想

性教育は人権をベースに広範囲。話し合いができて楽しかったです。この輪が広がるようにPRします。


暑い中、参加いただいたS先生ありがとうございました。

日頃のゆいの会は、参加して頂いた方にたくさん話してもらおうと、運営側はなるべく発言を控えるようにしているのですが、時間を気にせず思いつくままに話ができてほんとうに楽しい時間になりました。

もしかしたら、このような時間を共有できることが,サークルの一番の魅力かもしれませんね。


次回10/20、たくさんの方の参加をお待ちしていますクラッカー






真夏、日差しが痛い毎日です。晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。


次回のゆいの会のお知らせです。


日 時:8月18日(土曜日)13:00~

場 所:福井県教育センター

テーマ:成人施設での利用者の性行動に対する困り感から、学校教育のなかで、また家庭でできること


テーマにそって、皆さんで考えてみましょう。

たくさんの参加をお待ちしています。音譜




6月23日(土)ゆいの会の報告です。



今回のテーマは「心とからだの心地よさの追求」です。

参加者は7名(主に特別支援学校教員と寄宿舎指導員)で、初めての和室での開催となりました。



まずは東さんの講義から~

 人間はお腹の中にいる時から、羊水の中で心地よさを味わっている。それを生まれてからも追い求めている。心とからだの主人公になりゆくプロセスには思春期がキーポイントになるが、思春期を乗り越えるに必要な力は3つある。私たち大人はこの3つを意識しながら子ども達に接していく必要がある。

 大切にされた実体験でしか身につかない「自分を大切にできる力」

 おやつや衣服を選ばせるという何気ない日常生活の中でつけられる「自己決定する力」

 性教育などでつけられる「本当に役に立つ知識」

講義の終盤にはワークを通じて、肯定的に受け入れられることを実感できる肌のふれあいや心のふれあい、反対に自分の存在を下げるようなかかわり方をみんなで具体的に考えてみました。



~実際に心地よさを体験してみようコーナー~

 畳という和室の利点を生かして、実際に心地よさを体験してみました♪

今回は盛り沢山な3つの「心地よさ」を体験しました。

 ハンドマッサージ 

指ではなく手のひら全体を使って、包み込むようにマッサージすることがコツだとか。手だけでなく心も暖かくなりました。

 ホットタオルでマッサージ

熱々のホットタオルを首筋に当てると、なんともいえない気持ち良さが伝わってきます。ただ冷めやすいので、その時にはすばやくタオルの交換をすることが必要です。

 呼吸法を使ったリラクゼーション

田中和代さんが出版された「子どものためのリラクゼーション」付属のCDを使って、畳に寝転がっての体験です。音楽と田中さんの声に合わせて呼吸をしていると、どこからともなく寝息が…。リラックスだけでなく、呼吸法にはセロトニン分泌が促される効果もあることが実証されているようです。集団でも個人でもできるのでお勧めです。



また今回は、兄弟の力関係を改善したい、指導案作成について、の2つの相談がありました。講義・相談・体験の3本立てという濃い内容で、予定していた時間を大幅に超過しましたが、参加者全員が気持ちよさを体験できた楽し~い会でした。




レポートは杉川さんでしたおんぷ





《ゆいの会》からのお知らせ


 暑さ、寒さの繰り返しから、今では初夏?夏日もある季節になりましたね。ずいぶん過ごしやすくなりましたが、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。


 さて、ブログでも紹介しましたように、6月の例会が変更になりました。当初6月16日に予定していましたが、諸般の事情により6月23日(土)午後1時~3時、3階和室にて行います。
 しかし、この日は教育センターでの催し物が午前中より、多く開催されており、駐車場が満杯とのことですので、近くの丸の内駐車場等をご利用ください。


 今回は和室と言うこともあり、「心地よさ」の講義と共に、皆さんと体験することを中心にやっていきたいと思います。また、皆さんの悩みなどを一緒に考えていきたいと思っています。

お忙しいとは思いますが、皆様の参加をお待ちしています。


《ゆいの会》代表 東 みすゑ

4月21日、新年度になり、たくさんの初めての皆さんを迎えたゆいの会となりました。

養護学校寄宿舎指導員の皆さんをはじめ、養護学校教員、障がい者施設指導員さん、養護学校卒業生の方など15名の参加となり、古株のメンバーたちもエネルギーをもらった会となりました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》


まず,東さんから障がい児・者のための性教育の基礎について講義をしていただきました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

○「自分が大好き」と思えること(自己肯定感・観を育てる)

○人の人権を尊重しながら、自分の人権も守られ生活すること

○身辺自立から性の自立へ 食事、洗面、排せつ、衣服の着脱、歯みがき、入浴 かっこいい自分を意識できるように 「自慰は男子は必須科目、女子は選択科目」


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》
~わかりやすい教材を使って指導しましょう~


○自己決定する力をつける

○性教育は人権、科学、自立、共生から成り立っている

○性的発達年齢は生活年齢にほぼ一致 発達の道筋は同じ ただし障がい特有の「アンバランス」には配慮が必要


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》
~わかる力はゆっくり発達していきます~


○心とからだの主人公になること 男女交際や結婚の願望は「心の主人公」になること 自慰の獲得は「からだの主人公」になる課題

○問題行動は発達要求の現れ 問題行動が現れた時が自分の体を知るチャンス

○人間関係(男女交際)はトレーニング トラブルはつきものだがそこから学ぶことも多い

盛りだくさんな内容でしたが、「ゆいの会」でいつも大切にしている事の確認をすることができました。

最後に、1月に堺市で行われた「障がい児・者セミナー」での永野佑子さんの講演から、

障がい児教育で「性教育をすること」「性教育があること」は「子どもの心をみつめること」につながり、子どもの内面をみつめ、子どもの要求を読み取り子どものそうした要求に応える、意図的、かつ創造的な教育につながる。という言葉を紹介され、講義を終えました。


桜質疑応答

○男性教師に抱きついてくる女子高等部生

教師の側に、女子高等部生の人権を尊重する感覚があれば、きちんとした対応が出来るはず。

○男子高等部生に追いかけられ、恐怖感を感じる

人が嫌がることをしないことをロールプレイを通して教える。周りの生徒たちを巻き込んで、自分の行動を考えさせる。生徒のことをよく理解することで、恐怖心は和らぐ。

○全体で取り組んでいる性教育を継続させることが困難

継続することは難しい。しかし、再開させるときにはもっと大きなエネルギーが必要になる。起きている問題を共有し、解決する一番の早道は性教育だと、ことあるごとに訴えていく。


桜参加者の皆さんの感想

○久々に「人権」を身近に感じることができ。とてもうれしかったです。子どもに「yes」を求めるノではなく「no」と言えるようにし、「no」を受け止める職員という話をうかがい、今の職場や自分が子どもに「yes」を求めているように感じ悲しくなりました。また勉強させて頂きたいです。今日はどうもありがとうございました。

○不安だった性教育ですが、東先生のお話を聞いて、楽しく性教育をやっていこうという前向きな気持ちにまりました。有意義な時間でした。ありがとうございました。

○発達(ハンディキャップ)、障がいのことについてむずかしいこともありましたが、ためになりました。またよい企画があったら、よく考えてから来ます。勉強になりました。

○性教育について深いお話をお聞きすることが出来とても勉強になりました。性の問題は日常生活の根本なのだなと思いました。施設に勤めている時は、性に対して職員も利用者もしっかりとした知識がなかった為に利用者の方がかわいそうだったと思います。関わっていく私がしっかり勉強していきたいと思います。

○性に対しては、大切な教育だtご分かりながらも目を背けていたような気がします。私は将来的に教員を目指していますし、いずれ親になったとき、自分の生徒や子どもにきちんとした性教育の概念をもって教えていきたいですし、信念を持ちたいと思い今回参加させて頂きました。性に対するハードルがぐんと下がり、思春期の子どもたちにもしっかりとした教育を受けてもらいたいなと言う気持ちが強くなりました。とても有意義な時間になりました。ありがとうございました。


みなさん、素敵な感想をありがとうございました。

みなさんに出会うことができ「ゆいの会」をやっていてよかったなと、ほんとに思いました。

そして、私も頑張らなくてはと元気をたくさんもらうことができました。


おんぷ次回は、6月23日(土)です。

皆さんの思いをもっともっと共有し合いましょう。

お茶やお菓子をいただきながら、懇談会をします。

気楽に参加してくださいね。


この週末、桜がようやく満開となりましたね音符

花曇りでやや肌寒い週末でしたが、近所の足羽河原にはたくさんの人がお花見に来ていましたよ。

日本人は、桜が大好きですね。


さて、次回のゆいの会は、

日 時 4月21日(土)13:00~

場 所 福井県教育センター

テーマ 「毎日の生活の中での基本的な考え方」


新人さんがやってくる春、新人さんとともに基本的な考え方のおさらいをします。

担当は東さんです。

お楽しみにキラキラ

少しずつ、暖かな日が増えてきました晴れ

雪も溶け始め、気分も楽になってきました。


さて、2月ゆいの会の報告です。この日、2月も中旬を過ぎたというのにものすごく寒い日でそれでもゆいの会に集まってくださり、感謝感激です。


今回は、「障がいを受け入れる」というテーマで、前川ちよのさんが担当してくださいました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》


ご自身のこれまでの歩みとともに、「障がいを受け入れる」とはどのようなことか、熱く語ってくださいました。

全ての人が障がいをもつ可能性がある存在であること。貧富、家族構成、職業、そして現在健康であっても明日はわからない現実を直視することをつらいことと考えない。今できることは何か、課題は何かを考えること。これは障がいを支援するサポーターにも同じことがいえる。障がいは様々あるし、重い、軽いもある。まずはその人となりを認める。一人一人が大切にされなければならない。当事者が今望むことは何かを探っていく。心地よい生活を提供していく。言葉がない人や意志の伝達が困難な人もいるので、とりあえずできる方法を 考えながら探っていくこと。周りjから認められ愛されている子どもは、すくすくと育っていく。親が障がい認められないケースでは、いろんな,問題が起きてくる。最後には、向き合う人間性を受け入れる。その人との関係性をよりよく育てる。性を学ぶと障がいを持つ人たち、同性愛者、性同一障がい者など少数の人たちを認め優しくなれる。特別支援学校で過ごした4年間は自身のあり方を問いなおすことができた重要な時間だった。

(参考書籍)

村瀬幸広氏「ニューセクソロジーノート」

小林正観氏「楽しい孫育て」


前川さんの話をもとに討論をしました。


障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

○これまでの事例から、周りが受け入れてくれることで、本人も楽になるケースはよくあった。特に軽度の子には働きかけが必要。知的に問題があっても、障がいを自認し,前向きに生きていくことが必要。

○一生懸命に関わる親が心配。子どもが大人になると親も子も燃え尽きてしまい、大人になってから問題が出てくるケースもある。あまり、がむしゃらにならず諦観する姿勢も大事。

○高校での発達障がいの生徒たちは、結局行き場がない。就労が不安。

○発達障がいの人への支援は広がりつつある。大学でのサポート、福井でも作業所やサポート施設が広がりつつある。

○少年鑑別所の指導員の話。発達障がいがある人は、興味のあることを深く追求する。そこから興味を広げてて行くこと。できることをほめる。身体的、精神的に状態を見極める。虐待を受けた人は、発達障がいの人ととよく似た状態を示すことがある。


コスモス参加者の感想

ベテランの前川さんの話を聞き、焦らずにじっくり関わっていこうと思いました。久々の参加でしたが、元気をもらいました。



女の子2011年度も無事終了しました。

来年度も、「ゆいの会」をよろしくお願いします。

新年度の予定は、決まり次第お知らせしたいと思います。