さわやかな気候になりました
最近は、このような過ごしやすい時期が短くなったように思います。
すぐに寒い寒いと言い出すのでしょうね。今はこのさわやかな気候を満喫しなくてはですね。
10月20日(土)のゆいの会の報告です。
参加者は7人、寄宿舎指導員のみなさんがたくさん参加してくださいました。
個別の事例を通して、意見交換をしました。
現場の声、ベテランの東さん、前川さんのアドバイスなど時間いっぱい意見が飛び交いました。
終了後、参加者のみなさんが、素敵な感想文を書いてくださいました。
今日のゆいの会のまとめとも言える感想文です。
Aさん
先生方のお話を聞いて、日頃感じている問題に対して表面的にしかその問題を見ていないなと気づくことができました。一つの問題の背景にある子どもたちの環境や気持ちを考えて指導していかなければ、根本的に解決できないと思いました。まだまだ、勉強が必要だと感じました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
Bさん
今日は身近な事例ばかりを話せる機会になり、大変有難かったです。寄宿舎では日程に追われがちですが、子どもたちを誉めるということを忘れず過ごしていくことの大切さを痛感しました。また、子どもたちが自分の気持ちを素直にだせる相手になりたい思いました。体験談を含めた、たくさんのお話をいただき有難うございました。
Cさん
子どもたちは色んな形で気持ちを発信しているんだなと改めて勉強させてもらいました。子どもの気持ちをくみ取るいい参考にさせてもらいます。これからも注意深く子どもたちの気持ちをさぐっていきたいと思います。いろんな問題があっても子どもたちには理由があるのだと思います。すぐに解決できないこともあると思いますが、卒業後に少しでも思い出してくれることを願い実践していきたいです。
このような素敵な感想文に刺激されて、いつもは事務的に報告だけをしている私ですが、今日はちょっとコメントをさせていただこうと思います。
私は13年前に、特別支援学校の保健室に勤務していました。その学校には11年間お世話になったので、私が赴任した当時は今から20年以上前のことです。当時も、当然、寝た子はいなくて思春期の子どもたちはさまざまな葛藤を抱えていました。彼らにはぜひとも性教育が必要だと確信を持ち、ちょうど性教育が広まるいい波にも乗り、自分なりにいろんな実践をさせていただきました。この頃の経験や実践が今の私の日々の仕事の土台になってることは間違いなく、疲れて傷ついて保健室に来室する子どもたちの少しでも何か手助けができないだろうかと考える時、「あなたはあなたらしく、あなたのテンポで歩いていけばいい」という特別支援学校での実践で私の中にしみ込んだ言葉が支えになっています。特別支援学校を離れ、この間、性教育バッシングの波に襲われ、私は今の職場で性教育をしているのかと問われると残念ながら系統的な実践は行ってはいません。しかし、悩みをもつ子どもたち一人一人に向けたメッセージは、特別支援学校での性教育実践で培ったそのものです。障害をもつ人たちへの性教育は、すべての人に向けた性教育と言えると実感しています。性教育バッシングは、周りに巧妙に浸透してきているようですが、どんな形であれ性教育を求めている子どもたちのために、自分なりにこれからも頑張っていきたいと考えてます。
みなさん、一緒に頑張りましょうね
次回のゆいの会は、12月です。
詳細が決まりましたら、お知らせします