自宅で観た映画 〜2月編〜 | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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日記を書きつつ、ゆるーく指人形10,000体を目指すブログです。

映画の感想用のうさぎの指人形
(2015年 制作)


今月も備忘録の時間がやってまいりました、ショウジですショウジ

これまでの → 2018年2019年1月

レンタル落ちDVDを買い漁ってる友人から3本借りて

観ていないまま新たに8本借りてしまい、結果手元に11本ある状況に…

こりゃほっとくといつまでも観ないなと思って必死に観ていたのですが

見事に時間が長い映画だけ残ってしまったため

後半は放置してHDDの中の消化やらGYAOの配信鑑賞やらに走りました…


『味園ユニバース』
購入したレンタル落ちDVDを鑑賞。
山下敦弘監督作で二階堂ふみが出ているので観たかったやつ。
渋谷すばるが記憶喪失で、歌が上手いからって理由でバンドのボーカルにされる話なので
オリジナル曲からカバーまで色々歌う。
ファンは嬉しいだろうなあと思った。
私はまったくファンではないのだがどんな曲でも自分の持ち味を出しつつ歌いこなすので
観ていて飽きなかった。
ふみがすばるに対して、4本の指を突き出して1本ずつ
これとこれとこれとこれで私の世界は足りてる、だから1本1本完璧にしたい
と説明するシーンが心に残った。
地味ではあるが優しい作品で私は好き。


『天才マックスの世界』
友人から借りたDVDを鑑賞。
15歳のマックスが先生に恋をして気持ちいいくらいに空回りする話。
マックスがキレた後に唐突に「君が好きだ」って告白するシーンが最高。
あの瞬間だけかっこよく見えた。
それ以外のシーンはずっとキモいと思いながら観ていた。まあ、あの顔が苦手っていうのもある…
先生がマックスに「童貞のくせに!」とか言うシーンではそれを言っちゃあおしまいよ…と思った。
大人げなさすぎる…何も好き好んで童貞なわけじゃないんだしさ…
あれを言ったことで後々のあれやこれやが起こったようなもんだから
人のプライドをいたずらに傷つけたらいかんなと思った。
とはいえ、恋愛というより友情の話の方が強くて、マックスの友達のダークが良かった。
可愛いし、賢いし、めちゃくちゃいい相棒。
あと本編には関係ないけどビル・マーレイとロビン・ウィリアムスをなぜか混同しがちだったので
今回でばっちり覚えました。


『ムーンライズ・キングダム』
友人から借りたDVDを鑑賞。
とにかく可愛いし、美術やら衣装やら色彩構成やら左右対称の画やら
監督の美意識が全編通してピシッと入ってるし、ストーリーも好き。2人が恋に落ちる瞬間とか。
だけど最終的には「やっぱり『グランド・ブダペスト・ホテル』が一番好きだなあ…」
という結論に落ち着いた。
『ダージリン急行』『犬ヶ島』『天才マックスの世界』そして本作と5本観ているが
何観ても「やっぱり『グランド・ブダペスト・ホテル』が…」と思っているので
これ以上好きになる作品は出てこないかも…
映画の中の何らかの要素が私の性癖に刺さるのかもしれない。主要人物が死ぬ部分とか。
それにしてもウェス作品は平日に観るのにちょうどいい。
『天才マックスの世界』と『ムーンライズ・キングダム』は会社から帰宅して即観たのだが
何も考えずにぼーっと観られたし、平日に観てぐったりしない映画ってそうそうないので。


『ミッドナイト・イン・パリ』
友人から借りたDVDを鑑賞。
いつか観ようと思ってチラシを取っておいたシリーズ。
ウディ・アレン作品を観るのはこれが初めて。
本作の主人公には婚約者がいるのだが根本的に気が合わず彼の意思をひとつも尊重してくれない上
実はインテリぶった男と浮気しているし、彼女の両親ともそりが合わなくて
もうこれ絶対結婚しない方がいいじゃん…と、心底げっそりした。
この映画を観た人は全員が全員「結婚やめれば?」と思いそうなのに
主人公はひたすらうじうじうじうじしていてなかなか決断を下さない。
婚約者とすべて意見が合うとは言えない、と語る主人公に対して
ピカソの愛人のアドリアナが「大事なことについては合うんでしょ?」と聞くのだが
「それよりは些細な部分において一致してるかな…
 インド料理が好きとか…全部ではないけど…ナンが好きとか…」
などと口ごもる姿を見てバカなの?と思った。
お前は一生そうやって自分の気持ちをごまかして生きていくつもりなのか?
自分の意見を尊重してくれない女と結婚して何が楽しいんだよ!
毎日毎日「あーあつまんないな…でも結婚生活って、こんなもんだよね…」
とか思いながら老いていくつもりかよばーか!!!!!
などと思って、つい熱くなってしまった…ウディ・アレン、観客の気持ち煽るの上手いな…
ヘミングウェイにも「すべての臆病さは愛がないか愛が足りないためだ」とか言われてるのに
だいぶ終わりの方まで婚約者をもう愛していないことに気づかないなんておねぼうさんすぎる。
そんなイライラが募った末のあのラストなのでカタルシスがあって良かった。
雨のパリを散歩しようよ!と誘う恋人の前でタクシー止めて乗り込む女なんてつまんないよね、本当。
ところで、本作は名言だらけの映画で
自分の小説を読んでほしいと頼む主人公に対して、ヘミングウェイが小説を読まずに放つ
「君の小説は不快だ。ヘタな文章は不快、上手でも嫉妬で不快」というセリフには特に痺れた。
あと、エイドリアン・ブロディのダリがめちゃくちゃかっこよかったので
誰か彼主演でダリの映画作って欲しい。


『ぼくのエリ 200歳の少女』
友人から借りたDVDを鑑賞。
チラシを取っておいたシリーズ。
雪景色のシーンが多く、話も寂しいし、全体的に寒々しくて
この季節に観るのには向いてなかった。
最後の方、プールのシーンでエリが助けに来るところから
2人で旅に出るシーンまでは好きだったけれど、それ以外はあんまり…
たぶん私の性癖と合わない何かがあるんだと思う。
もしかしてギレルモ・デル・トロ好きな人ほどこれ好きなんじゃないか?
私はデルトロは『クリムゾン・ピーク』『シェイプ・オブ・ウォーター』しか観ていないが
どちらも好きじゃなかったので敬遠している。
グロが嫌いとかではないので如何ともしがたい生理的な問題だと思う。


『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』
テレビ放映をリアルタイム視聴。
コナンはどれを観ていてどれを観ていないのかいまいち把握できてない。
本作は過去に観たような気もする…と思いつつ観た。
最初はやっぱり観てないかな…と思ったが、記憶喪失の蘭にアルバムを見せる件まで来て
やっぱ観たような気がする…となった。
どれ観ても結局『ベイカー街の亡霊』が一番好きだなあ…となるので野沢尚は偉大。


『お嬢さん』
友人から借りたDVDを鑑賞。
ディノスで予告を観ていて気になってはいたが結局観に行かなかった作品。
百合映画とは噂に聞いていたが想像以上に百合だった。
本編の時間やたらと長いなと思ったら、違う人物の視点で同じ出来事が描かれるからだったのね…
ところどころに笑わせようとしているとしか思えない下ネタがぶちこまれていて
がっつり深刻にならないように作られているのが良い。
最終的にああいう選択肢を採るのは女性ならではだなと思った。
もしも男性2人の物語だったら、反対の終わり方になった気がする。
本作はとりあえずハッピーエンドで良かった。


『翔んで埼玉』
テレビ放映をリアルタイム視聴。
終始、一体何を見せられてるんだ…と思いながら観ていた。
関東圏の人間ではないので各都県の関係性がよくわからないし、楽しめなかった。


『十二人の死にたい子どもたち』
録画しておいたものを鑑賞。
全体的にかったるかった。
過去に「死にたい」と思ったことはもちろんあるし
「死にたい」と思ったことが一度もない人間なんて信用ならないと思ってはいるが
基本的に「死にたい」よりも「死ねばいいのに」や「地球が滅亡すればいいのに」
と思うことの方が多いので、そもそもこういう話は感情移入できないっていうのもある。
まあこれは若い子が観て推しを楽しむ映画だったんだろう…
おそらく私はターゲット層じゃなかった。13人のうち6人しか顔と名前が一致しなかったし。


『じゃりんこチエ』
録画したものを鑑賞。
たぶん高畑勲追悼とかで放送されたんだと思う。
母がアニメを観たことがあるそうで観たいと言っていたので
母を待って観ずに取っておいた。
チエの父親・テツが博打するわ、娘と奥さんの気持ちがわからないわ
やることなすこと裏目に出るいいとこなしのどクズ男で2人でさんざんぱら文句いいながら観た。
小学生の女の子が1人で居酒屋切り盛りしてるっていう時点で
今の時代なら作れないアニメではあるが、別に観なくてもよかった。


『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
録画したものを鑑賞。
ライフが減るタイミングを利用するあたりとか
それなりに面白くはあったがやっぱり1995年版が好き。
カレン・ギランはGtoGのネビュラ役でしか見たことがなかったので
こんな可愛い人だったんだ!と思った。坊主+青い肌の破壊力よ…
本作観て消したらHDDの空き容量がめでたく40時間になった。
いつも残り8時間とかでヒイヒイ言ってたので嬉しい。
ここまで来るの長かったなあ…録画するのは簡単だけど消化するのは本当大変。


『Mr.&Mrs.スミス』
録画したものを鑑賞。
映画自体にはまったく興味なかったけどブラピだから録っといたやつ。
CMばんばん入ってたしカットされまくってるはずなのにめちゃくちゃつまらなかった…
夫婦で戦うシーンなんかで、家がー家がー!とか思ったりはしたけど、まあひどい。
それなりに金かかってるだろうに…ブラピが可愛いところだけが見どころだった。
アンジーの「私たちの結婚て何だったの?」とかいうセリフが
今日となっては別の意味を持っちゃってるあたりも痛々しい。
観てない人はまじで観なくていいです。


『スナッチ』
友人がくれたDVDを鑑賞。
『Mr.&Mrs.スミス』があまりにも酷かったので口直ししたくて翌日に観た。
くれた友人は劇場で1日に3回観たと言っていたのでかなり期待して観たのだが
そもそもボクシングが好きじゃないのでそこまでハマれなかった。
映像は文句なしにかっこいいし、最後の方の畳みかける展開は好きだし
ブラピのめちゃくちゃ訛りがきつい喋りも良い。
ただただボクシングが嫌。
『cut』も嫌いだったもんな…あれはボクシングつーかひたすら殴られるやつだけど。
『百円の恋』とか『あゝ、荒野』も観てないけどたぶん好きじゃないと思う。
あ、でもリアルボクサーのドキュメンタリー『アンチェイン』は好きだったな。
豊田監督だからかもしれないけれど。


『リメンバー・ミー』
テレビ放映をリアルタイム視聴。
評判が良かったので期待して観たのだが
「家族を大切にしましょう!」ということをことさら大げさに描いた説教くさい映画に感じた。
そりゃ家族は大切にした方がいいだろうけど、自分のしたいことだって大事だよ。
主人公のひいばばあがギターを壊すシーンなんか本当酷いなと思った。
家族家族うるせえ!!!
人の大事にしているものを壊す家族なんて大事に出来るかってんだ!!!


『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
GYAO!の無料配信を視聴。
当時は池松壮亮が苦手だったのと、お目当ての龍平さんは一瞬しか出てないという噂を聞いたのと
本と雑談ラジオでタイトルは明かしていなかったがぼんやりとこれだろうなとわかる感じで
枡野さんと古泉さんがあんまり…と言っているのを聞いてしまい
行かない理由が多すぎて行かなかった。そして、観てみて納得…行かなくて良かった…
一応恋愛映画ではあるんだけど、詩集を映画にしているためか全編通して台詞が死んでた。
人が喋る言葉ではないというか…
東京で生活している人々の寂しさみたいのが描かれているのだが
東京在住の人間じゃないこともあってか、ふうん…としか思えなかった。
石井裕也監督作は『川の底からこんにちは』『ハラがコレなんで』『舟を編む』とこれしか観てないが
『舟を編む』しか好きじゃない…合わない監督かもしれない。
ところで、龍平さんの出演作で未見なのが3本あって、これはそのうちの1本だった。
ドラマはもっと観ていないが、大河ドラマとかも含まれるのでたるくて追いかける気なし…
もし全部追いかけてたら疲れちゃって20年もファンじゃない気がする。
途中松ケンとか高橋一生に比重置いてた時期もあったけど
それも一瞬のことで結局龍平さんに帰ってきたからたぶん死ぬまでファンだと思う。
顔より何よりあの佇まいが好きなんだよなあ。あとちょっと抜けてるところ。


『アズミ・ハルコは行方不明』
GYAO!の無料配信を視聴。
石崎ひゅーいが出てるので観たかったやつ。
『彼女がその名を知らない鳥たち』までは行かないけど、蒼井優がまた絶妙に不幸な役柄だった。
ひゅーいにすがるシーンなんか、ものすごく切実さが伝わってくる演技で辛すぎた。
実生活では幸せそうにしているのが救い…
ひゅーいの役、本っ当やだったなあ…
そんなつまらない男やめなよ!!すがる必要ない!とか思っちゃったし。
あと、蒼井優が勤めてる会社の上司のセクハラ発言が無理だった。
むしろ全国の中年男性は本作観て自分を省みた方がいいかも。
松居大悟監督作は『アフロ田中』『男子高校生の日常』とこれしか観ていなくて
3本の中なら本作が断然良いのだが、根本的に合わないなと思った。
アフロ田中はうっかり劇場で観てしまったが、今後は同監督作を劇場で観ることはないだろう。


『もらとりあむタマ子』
GYAO!の無料配信を視聴。
星野源が主題歌を務めている映画が私好みだという法則に気づいたので観てみた。
何てことない話なんだけど、タマ子の無気力っぷりが良かった。
大学卒業後、実家に帰って就職せずに、家事全般も父親に任せて
自分がだめだめなのにニュース見ながら「日本はだめだ」ってつぶやいたり
クーラーがんがん効かせてタオルケットにくるまって漫画読んだり
洗濯物の干し方がそれ乾くか?ってくらい適当だったりっていう姿を観ていて
人間これくらいだめな時があってもいいよね、と思った。
忙しくてだらだらごろごろしたくても出来ない人がこれ観るといいと思う。
自分の代わりにタマ子がだらだらごろごろしてくれる感じがして癒されるはず。
本作は、備忘録の最初に書いた『味園ユニバース』と同じ山下敦弘監督。
山下監督はそこらへんにいそうな人を描くのが上手いと思う。
登場人物に大げさなところがないというか、わざとらしさがない。
同監督作としては『マイ・バック・ページ』を特に推したい。


『泣き虫しょったんの奇跡』
買ったBlu-rayを鑑賞。
豊田監督の作品は持っておこうと思ったので少しずつ集めているところ。
パンフレットは『蘇りの血』『クローズEXPLODE』以外は揃えた。
で、本作はもちろん劇場で鑑賞済みなのだが、再び泣いた…
最後の方でプロ棋士になれることが決定した時
これまでに主人公が関わってきた人が喜んでいるシーンがばーっと入るのだけど
イッセー尾形の泣き顔にやられた…あんなん泣くよ!!
公開当時の感想にも書いたけれど、豊田監督の映画で泣かされる日が来るとは夢にも思わなかった。
監督も奨励会入ってやめて、色々あって監督になって、逮捕されて復帰してっていう流れがあるので
こういう人生を送っていなければ本作みたいな映画を作っていないだろうなと思った。
『空中庭園』のパンフレットには、逮捕直後だからか監督のインタビューがないのだが
普段なら載らないような衣装・照明・美術等のスタッフへの詳細なインタビューが載っていて
監督がいかに周りの人たちに愛されているかが伝わってくる内容だった。
そういう点において主人公(瀬川晶司)と監督は似てる。人に恵まれているというか。
そんなことをあれこれ考えると、尚のこと新井には腹が立った。
監督は新井のことを信じているみたいだし、龍平さんだって友達だから色々思うところがあるようで
彼らの考えについては咎めないが、本作の舞台挨拶やなんかをやっていた時はすでに事件後なわけで
新井がのうのうと参加していたと思うと、私はとても嫌な気持ちになる。
新井が出るシーンは正直フラットな気持ちでは観られなかったし
本作が良い作品なだけに腹が立って仕方がない。
あと、時期的にかぶっているからかまとめられがちだったが
瀧と新井は全く性質の違う犯罪だから同列に語らないでほしい。
薬物犯罪として豊田監督と瀧を並べるならまだわかるけど。


『JUNK FOOD』
GEOの宅配レンタルを利用。
鬼丸が出ているので借りた。
クスリとか殺人とかヤクザとか諸々物騒な映画。
『ポルノスター』と同じ年に公開されているし、こういうのが流行ったのか?
私は豊田監督が好きなので欲目かもしれないけど『ポルノスター』の方がずっと良い。
本作は5つの話がバラバラに進行して、うち3つが最後合流するみたいな作りになっているのだが
仕掛けとしてあまり効いていないように感じた。
最初と最後に登場する盲目のおばあさんは監督の実母だとメイキングで知り
社会的弱者やマイノリティにフィーチャーした作品を作ろうとしたのはわかったけれど
全体的にまとまりがなく、もうちょっとやりようがあったんじゃないかと思う。
遺体が乗った山手線が終電までぐるぐる回る、というエピソードと
その遺骨を海に撒いた後、ひとかけら残った骨をカラビナに通すシーンは印象に残った。


『デリカテッセン』
GEOの宅配レンタルを利用。
Twitterでハッシュタグをつけて好きな映画を10本挙げるやつで
私と好みがかぶってる人が結構挙げていたので借りてみた。
ジュネは本当ピタゴラ装置が好きだなあと思った。
バスルームのシーンなんかロマンチックだし、面白いのは面白いんだけど
ジュネ作品だとやっぱり『ミックマック』が一番好き。
次点で『天才スピヴェット』。『アメリ』は正直覚えてない…


『マンハッタン・キス』
GEOの宅配レンタルを利用。
関ジャムで竹内まりやの「マンハッタン・キス」が取り上げられた時にググったら
この映画の主題歌だったことがわかり
いしだあゆみと室井滋が姉妹っていうのが気になって借りてみた。
既婚者である柄本明が2人共と不倫するんだけど
全体的に何を見せられてるんだ…って感じだった。柄本明のラブシーンとか誰得…
わざわざニューヨークまで行ってこんな映画を撮れたなんていい時代だなあ…
吉田栄作が出てる時点でトレンディ映画だと気づくべきだった。



番外編 ~ 男はつらいよ 4Kデジタル修復版上映 ~

札幌フィルムコミッションの懸賞で
男はつらいよ4K修復版の上映会のチケットが当たったので行ってきた。
上映スケジュールが10時・12時・14時になっていて、平日夕方の回がなかったので
もう土日に行くしかなく、選択肢は7作品だった。
選んだのは『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』。
『影裏』とはしごするのにちょうどいい時間だからこれにしようかなとか思いつつ
30作まで観ている友人に聞いてみたら、好きな作品がこれだったので
もうこれしかないでしょ!と観に行った。
太地喜和子が演じている、顔で笑って心で泣くを体現している芸者・ぼたんと
宇野重吉が演じている日本画家がとても良かった。
太地喜和子の演技ちゃんと観たの初めてかも。
宇野重吉が寺尾聰のお父さんだってことは今回知った。
そもそも宇野重吉自体あんまり観てないしな…
寺尾聰と親子共演してたけど寺尾聰も若すぎて最初わかんなかった。
日本画家が昔の恋人に会うシーンが何とも言えず良いのだが
その恋人役が岡田嘉子という女優で、母と話していたら
「その人、旦那さんが銃殺された人じゃない?」と言うのでwiki見て驚いた。
なんて波瀾万丈な人生なんだ…
だからああいう過去を背負っているような雰囲気が出せるのか…

男はつらいよは『夜霧にむせぶ寅次郎』
NHKで放送されていたドラマ「少年寅次郎」しか観ていないのに
とらやに集う人たちを見ていると心底ホッとする。
ああいう、本当のやさしさを知っている人になりたいものだ…
とらやの人たちって、とっさのことに強いところもいいんだよな。
やれやれって言いながらやれることを淡々とやるというか。肩ひじ張ってない感じ。


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今月のおすすめは『ミッドナイト・イン・パリ』『もらとりあむタマ子』
『泣き虫しょったんの奇跡』です。