ゴッホ 最期の手紙 | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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フェルトのほほえみうさぎの指人形
(2015/01/20 制作)


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さて、本日は2週間前に鑑賞したこちらの映画の感想です。

感想書かないでいるうちに、どんどん時が経ってしまいました (;´▽`A``


『ゴッホ 最期の手紙』

◎あらすじ◎
ゴッホが弟のテオに宛てて書いた手紙がゴッホの死後に見つかり
仲が良かった郵便配達夫がテオに発送するが、転送されてきてしまう。
郵便配達夫の息子・アルマンは父親に命ぜられ、手紙を届ける旅に出るが…

◎レンタル予想◎
ミステリー/アニメ

◎観に行くきっかけ◎
ゴッホの絵が動くのを劇場で観たかったので。



感想をひとことで言いますと


人間が多面体の生き物であるということを痛感させられる作品!


アルマンが行く先々でゴッホの人となりを聞くのですが

全員が全員違うことを言うんですね。

きさくな人だった、人間嫌いの人だった、偉ぶっていた等々

まるで別々の人について語っているかのように、パーソナリティが全然違う。

ゴッホが特別感情の起伏が激しかったっていうことも関係しているとは思いますが

人って、対峙した人の性格の一部分を拡大解釈しがちだし

人間は他者を見たいようにしか見ないよなあ、とつくづく思いました。

今作を観た限りだと、そういうことを最も理解していたのがマルグリット・ガシェで

だからこそゴッホも彼女に惹かれたんでしょうね。

…まあ、見目麗しさも少なからず関係あるんでしょうけどw




奇しくも今年、友人に鑑賞券を貰ってゴッホ展に行ってきまして

実際にゴッホの絵を見てみたら、植物や人や建物などが小さく描かれている作品だと

それらが結構おおざっぱに描かれているのにまず驚かされたんですね。

で、おおざっぱなのにその物が一体何なのかが判別できるのがすごいなあと思ったんですが

今作はまさにその特質を活かした作品になっていました。

静止画でも何なのかわかるところを、登場人物が触ったり、動かすことによって

どんな物体なのかが確信できるつくり。

リアル過ぎも幻想的過ぎもしない、それでいてアニメーション映えする…

ゴッホほどアニメーション向きの作家はないんじゃないかなあ。

モディリアーニとかダヴィンチの絵だとそれぞれ別の意味で怖いですしねw

自分の絵が動いてるなんて知ったらゴッホ驚くだろうなあ ( ´∀`)

生きている間に1枚しか絵が売れなかったなんて本当信じられないほどのブレイクっぷり…




字幕版をやっているのかどうかもろくに調べなかったもんで、何も考えず吹替版で観たのですが

鑑賞中ずっと「アルマンいい声だなあ…誰だろう?俳優の気がするけど…染谷じゃないしなあ」

と考えていて、エンドロールで「山田孝之」の名前が出た瞬間にやられた!と思いました。

そうだった、山田さんていい声なんですよね。

あの変人ぶりのせいで普段忘れがちだけどw

『猫の恩返し』の時もいい声だなあと思ったのでした。

彼は人間性が面白い上に、シリアス演技をさせてもよしコメディ演技をさせてもよし

声の演技もよしと、もう万能ですね。

それからアルマンのお父さんの声は「津川雅彦かなあ…」などと思っていたら

イッセー尾形さんで、これまた大きくはずれてましたw

イッセーさんは他の人とは違う特徴的な声なんですけど、存在自体を忘れがち…

マルグリット役が、私が大好きな『グランド・ブダペスト・ホテル』で

アガサ役をやっていたシアーシャ・ローナンだったりするので

DVDになったら字幕版でも観てみたいです。



わたくしめが今年観た作品ランキング。

★★★作品はぜひとも劇場でご覧いただきたい!

今年はあと1本で映画納めの予定です。


映画に感動しているうさぎの指人形
「良い映画観たなあ」  ★★★相当


牯嶺街少年殺人事件      (札幌劇場)
サーカス           (上映会@札幌プラザ2・5)
この世界の片隅に       (札幌劇場)
美しい星           (札幌劇場)
オトトキ           (ユナイテッドシネマ札幌)
獣道             (札幌劇場)
彼らが本気で編むときは、   (シネフロ)
ホームレス ニューヨークと寝た男(札幌劇場)


微笑んでいるうさぎの指人形
「面白かった」  ★★相当


ドクター・ストレンジ    (ユナイテッドシネマ札幌)
散歩する侵略者       (ユナイテッドシネマ札幌)
ゴッホ 最期の手紙      (札幌劇場)
アウトレイジ 最終章     (ユナイテッドシネマ札幌)
ショコラ 君がいて、僕がいる (シアターキノ)
ゲット・アウト        (試写会@札幌劇場)
アンチポルノ        (札幌劇場)
人生タクシー        (札幌劇場)
彼女がその名を知らない鳥たち (札幌劇場)
DESTINY 鎌倉ものがたり   (試写会@札幌プラザ2・5)
アンダーグラウンド     (札幌劇場)
ユリゴコロ         (試写会@札幌プラザ2・5)
3月のライオン 前編     (試写会@共済ホール)
変態だ           (札幌劇場)
エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(札幌劇場)
パーフェクト・レボリューション(札幌劇場)
ハネムーン・キラーズ    (札幌劇場)
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(試写会@共済ホール)
山田孝之3D         (シネフロ)
作家、本当のJ.T.リロイ    (札幌劇場)


不満げなうさぎの指人形
「うーん」  ★相当


相棒 -劇場版IV- (試写会@札幌プラザ2・5)


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次回の感想は札幌でも上映が終了し、かつ、上映館が限られているであろう邦画です。