YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -266ページ目

自律神経40 ネコ背を治す腰枕

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「腹式呼吸と姿勢矯正で血行を改善」というテーマでお話ししました。今回は「ネコ背を治す腰枕」というテーマでお話しします。

さて、姿勢の良し悪しも自律神経に密接に関わっています。
姿勢の大切さは、悪い姿勢の代表例であるネコ背で考えるとわかりやすいでしょう。ネコ背は背骨のS字ラインが崩れ、骨盤の仙骨なども立っていない状態です。ネコ背のままで生活していると、背中の筋肉が緊張してしまい、交感神経を優位にします。

また、ネコ背は、内臓を常に圧迫している状態ですから、内臓機能を低下させ、お腹にうっ血を起こしやすい状態でもあるのです。腹式呼吸がお腹のうっ血を解消することは前回までに述べましたが、それとは逆に、ネコ背はお腹にうっ血を起こしやすい姿勢なのですから、どう考えても改めるべきでしょう。

姿勢を改める際には、ネコ背やうつむき加減の姿勢が体にダメージを与え続けることを自覚し、「姿勢を正そうという意識」を持つことが大切です。姿勢の改善には、背骨をまっすぐに伸ばすことが有効で、背骨をストレッチする「腰枕」がお勧めです。また、ネコ背になる原因の多くが加齢や運動不足による筋力低下にあるため、歩くことや体操で筋力を補うことも必要です。

そして、長時間同じ姿勢を続けることも、自律神経にはよくありません。
同じ姿勢を取り続けて限られた筋肉しか使わないと筋肉のうっ血が増え、最終的には内臓を循環する血液量が低下して、内臓の機能低下を招きます。血流障害が起こると筋肉が緊張して首や肩がこり、筋肉の緊張が長時間に及ぶと交感神経が緊張して自律神経のバランスが崩れてしまう・・・。この悪循環が体の冷えや頭痛、耳鳴りなどの体調不良を引き起こすのです。

それでは、具体的な「腰枕」の方法を紹介します。

1.仰向けに寝て、枕を腰(ベルトの位置)に当てる。バンザイをするように両手を上げて腰を伸ばす。

2.30秒から1分間、腰を伸ばしたら、枕を背中へ移動して(枕の幅くらい移動する)、同様に背中を伸ばす。

3.最後に首の下(肩付近)に枕を当てて、首筋を伸ばす。

※ネコ背を早く治そうとして腰枕を当てたままで寝てしまうと、翌朝、立ち上がれないほど腰の筋肉が突っ張る危険性があります。ネコ背はすぐに治りません。無理してやりすぎないようくれぐれも注意してください。

今回はここまでです。次回は「副交感神経を優位にする入浴法」というテーマでお話ししていきます。

自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com http://ynsa-osaka.com/

自律神経39 腹式呼吸と姿勢矯正で血行を改善

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「よく笑って、よく泣いて免疫力アップ」というテーマでお話ししました。今回は「腹式呼吸と姿勢矯正で血行を改善」というテーマでお話しします。

さて、日本でも健康法として行う人が多い中国の伝統的な養生法に「気功」があります。
気功では、お腹を使って深く呼吸する「腹式呼吸」が行われます。
腹式呼吸は、息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐く時にお腹をへこませる呼吸法です。この腹式呼吸が、胸を使って呼吸する胸式呼吸に比べて体にいいことは広く知られています。腹式呼吸は息を吸うことよりも吐くことに重点を置いていますが、これには、「息をゆっくり長く吐くと、自然とたっぷり息が吸える」という狙いがあるのです。

呼吸をコントロールしているのは自律神経で、息を吐くときは副交感神経が優位に、息を吸うときは交感神経が優位になります。だから、たっぷり息を吐く腹式呼吸は、副交感神経が優位になりやすい呼吸法だといえます。
また、深い呼吸で副交感神経を刺激して血流がよくなると、筋肉が弛緩して体がリラックスするため、気持ちも落ち着きます。腹式呼吸は、鎮静剤のような役目もしてくれるわけです。

もうひとつ、お腹を使う腹式呼吸を行なうことで、お腹の血流が改善してうっ血(血液の滞り)が取れることも重要です。
お腹には全身の血液の8割近くが集まっているので、ストレスを受けたり、疲れた時にはお腹にうっ血が起きやすくなります。お腹にうっ血が生じると全身の血流が悪くなり、体が冷えてしまいます。つまり、腹式呼吸でお腹のうっ血を解消することは、体を温めることに直結するのです。普段から腹式呼吸を心がけていると、体の冷え具合も違ってくることは間違いありません。

また、意識してもなかなか腹式呼吸ができない人は、「お腹をへこませながらゆっくりと鼻から息を吐き、お腹を膨らませながらゆっくり鼻から息を吸う」腹式呼吸のレッスンを続けると、血流改善に役立ちます。

今回はここまでです。次回は「ネコ背を治す腰枕」というテーマでお話ししていきます。

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自律神経38 よく笑って、よく泣いて免疫力アップ

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「週に2日、1時間の早寝がおススメ」というテーマでお話ししました。今回は「よく笑って、よく泣いて免疫力アップ」というテーマでお話しします。

さて、私たちは、笑う、泣く、怒ることで喜怒哀楽を表現しています。なかでも「笑う」ことが病気の治癒に役立つことは、一般の方たちにもかなり知られるようになりました。
その理由は、笑うことで副交感神経が優位になり、白血球のリンパ球を増やして免疫力が上がるからです。

笑って副交感神経が優位になると血行がよくなり、筋肉の緊張が緩んで体温も上がり、免疫力がアップします。ガンにかかった人が寄席で大笑いした後に、免疫細胞であるリンパ球の数が急増することも複数の研究で確認されています。

また、以外なことに、泣くことでも副交感神経が優位になります。
感動して泣く、悲しくて泣くときには、どちらも涙があふれます。この涙は唾液、汗、鼻水と同様に体から出る分泌物で、分泌物が出るときには副交感神経が優位になっている状態です。
感情が抑えきれなくて思いっきり泣いた後に、「あ〜っ、スッキリした」と感じたことはありませんか。これは泣いた後に副交感神経が優位になり、血流がよくなって体温が上がったことによる爽快感です。

このように、笑うのも泣くのも、同じ副交感神経の反応なので、「今、泣いたカラスがもう笑う」というのは、自律神経のバランスを整えるツボを突いている、本当のことなのです。

一方で、不利益なことがあったり、不快な気分になって怒ると、マイナスの感情の反応で交感神経が優位になります。
怒ると動脈が縮んで首から上に血流障害を起こし、それが交感神経を過剰に緊張させます。だから、怒ってばかりいると健康を害する可能性が高くなるわけです。

ちなみに怒って顔が赤くなるのは頭に血が上っている状態で、顔が蒼くなるのは頭の血流が低下した状態。怒って体が震えるのは、血流が悪くなった状態を改善させようとして一種の運動をしている状態なのです。

普段の生活でどれだけ笑えるか、どれだけ怒りを抑えられるかで、「自律神経の働き」と「健康レベル」に大きな差が出ることは間違いありません。
病気になってしまったらなおさらのこと、健康な時から笑顔を心がけ、嫌なことを見つけて「怒る」のではなく、面白いことを見つけては「笑う」ように心がけたいものです。

今回はここまでです。次回は「腹式呼吸と姿勢矯正で血行を改善」というテーマでお話ししていきます。

自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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