自律神経13 健康を保つ分業体制ー交感神経と副交感神経
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話ししました。今回は「健康を保つ分業体制ー交感神経と副交感神経」というテーマでお話しします。
さて、自律神経は転機や気温などの自然環境や、人間関係の悩み仕事上の軋轢(あつれき)など、外部からのストレスに反応しています。それらに負けないように、さまざまな生理現象をいつもベストな状態に保てるよう調整してくれているのです。
365日、24時間休まず働き続けるのはかなりの重労働。そのため自律神経は、交感神経と副交感神経という正反対の働きをする2つの神経が役割分担して、交互に働くようになっているのです。
交感神経が働くのは、体を動かすときや興奮したとき。交感神経が働くと細胞や臓器が興奮し、緊張します。
副交感神経が働くのは、体を休めるときやリラックスしたとき。副交感神経が働くと細胞や臓器がリラックスします。
私たちが仕事をしているときや活動している昼間の時間帯、目を覚まし活動の時間帯に入る起床時は交感神経が中心になって働くわけです。この状態を「交感神経が優位になる」といいます。
一方、リラックスしているときや就寝中は、副交感神経が中心になって働いていて、この状態を「副交感神経が優位になる」といいます。この副交感神経が優位になる状態が「心と体の健康」を保つキーワードなのです。
なお、交感神経と副交感神経が正反対の働きをするといっても、両者は敵対する関係ではありません。交感神経が頑張るときは副交感神経が休み、副交感神経が頑張るときは交感神経が休むという「分業体制」で働いているのです。
交感神経が優位になると、体温が下がり、血圧が上昇、呼吸は浅くなり、心拍が速くなり、血流が悪くなってしまいます。
これらは、どう考えても、体にとってはマイナスのことです。
一方の副交感神経が優位になると、体温が上がり、血圧が低下し、呼吸は深くなり、心拍はゆるやかになり、血流が促進されます。
つまり、体にとってはプラスのことが起きるのです。
ここから、交感神経が優位な状態が長く続くと体調不良や病気につながりやすく、副交感神経が優位になることで健康が保たれる、というひとつの結論が導き出されます。もちろん、働くときや活動するときは、交感神経が優位でなければやる気も馬力も生まれません。すべてにおいて副交感神経さえ優位にしておけばいいというわけではありません。あくまでも、健康維持には、交感神経と副交感神経の分業がバランスよく行われることが大切なのです。
今回はここまでです。次回は「自律神経のバランスがいい状態とは?」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
前回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話ししました。今回は「健康を保つ分業体制ー交感神経と副交感神経」というテーマでお話しします。
さて、自律神経は転機や気温などの自然環境や、人間関係の悩み仕事上の軋轢(あつれき)など、外部からのストレスに反応しています。それらに負けないように、さまざまな生理現象をいつもベストな状態に保てるよう調整してくれているのです。
365日、24時間休まず働き続けるのはかなりの重労働。そのため自律神経は、交感神経と副交感神経という正反対の働きをする2つの神経が役割分担して、交互に働くようになっているのです。
交感神経が働くのは、体を動かすときや興奮したとき。交感神経が働くと細胞や臓器が興奮し、緊張します。
副交感神経が働くのは、体を休めるときやリラックスしたとき。副交感神経が働くと細胞や臓器がリラックスします。
私たちが仕事をしているときや活動している昼間の時間帯、目を覚まし活動の時間帯に入る起床時は交感神経が中心になって働くわけです。この状態を「交感神経が優位になる」といいます。
一方、リラックスしているときや就寝中は、副交感神経が中心になって働いていて、この状態を「副交感神経が優位になる」といいます。この副交感神経が優位になる状態が「心と体の健康」を保つキーワードなのです。
なお、交感神経と副交感神経が正反対の働きをするといっても、両者は敵対する関係ではありません。交感神経が頑張るときは副交感神経が休み、副交感神経が頑張るときは交感神経が休むという「分業体制」で働いているのです。
交感神経が優位になると、体温が下がり、血圧が上昇、呼吸は浅くなり、心拍が速くなり、血流が悪くなってしまいます。
これらは、どう考えても、体にとってはマイナスのことです。
一方の副交感神経が優位になると、体温が上がり、血圧が低下し、呼吸は深くなり、心拍はゆるやかになり、血流が促進されます。
つまり、体にとってはプラスのことが起きるのです。
ここから、交感神経が優位な状態が長く続くと体調不良や病気につながりやすく、副交感神経が優位になることで健康が保たれる、というひとつの結論が導き出されます。もちろん、働くときや活動するときは、交感神経が優位でなければやる気も馬力も生まれません。すべてにおいて副交感神経さえ優位にしておけばいいというわけではありません。あくまでも、健康維持には、交感神経と副交感神経の分業がバランスよく行われることが大切なのです。
今回はここまでです。次回は「自律神経のバランスがいい状態とは?」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
自律神経12 全ての生理現象に関わる自律神経
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「自律神経のコントロール=人生のコントロール?」というテーマでお話ししました。今回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話しします。
さて、「自律神経」という名前くらいは知っていても、この神経が実際にどんな働きをしているのかを知らない人のほうが多いかもしれません。
また、「自立神経失調症なら知っているよ」という人もいるはずです。
ちなみに、自立神経失調症とは、心身にさまざまな自覚症状があるにもかかわらず、検査をしても異常が見つからないときにつけられる診断名です。診断に困ったときに、この診断名を持ち出す医師が少なからずいるということで、一時は話題になりました。
さて、「自律神経」に話を戻しましょう。
自律神経はそもそも体の神経系というシステムに属します。おおまかに言えば、神経系には脳や脊髄の「中枢神経」と、そこから枝分かれして各器官につながる「末梢神経」の2つがあって、末梢神経はさらに知覚神経、運動神経、自律神経に分かれます。
このうち、知覚神経と運動神経は脳が指令を出し、自分の意思で動かすことができますが、自律神経だけは自分の意思では動かせない神経です。別の言い方をすると、脳が命令しなくても「必要に応じて勝手に動ける」神経なのです。
そのため、脳の指令を待たずに動ける自律神経は、リアルタイムで体のありとあらゆる生理現象に関わっています。
つまり、私たちの命は、この自律神経が体温、血圧、脈拍、呼吸、血流など、さまざまな生理現象を片時も休まずに緻密にコントロールしてくれるおかげで維持されているのです。
「呼吸のリズム」をはじめ、日の出とともに起きて暗くなると眠る「睡眠のリズム」、排泄物がたまると便意や尿意でトイレに行きたくなる「排泄のリズム」など「体のリズム」はすべて、自律神経によって刻まれているのです。
また、自律神経の働きは身体活動だけにとどまらず、不安や悲しみ、安心感や喜びといった感情にも深く関わっています。
落ち込んだ時に体が冷えたり、寒く感じることがあります。緊張すると胃が痛くなり、心配事があると食事が喉を通らなくなるでしょう。
こうした心の状態や感情の変化に体が敏感に反応するのも、全て自律神経の働きによるものなのです。
今回はここまでです。次回は「健康を保つ分業体制ー交感神経と副交感神経」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
前回は「自律神経のコントロール=人生のコントロール?」というテーマでお話ししました。今回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話しします。
さて、「自律神経」という名前くらいは知っていても、この神経が実際にどんな働きをしているのかを知らない人のほうが多いかもしれません。
また、「自立神経失調症なら知っているよ」という人もいるはずです。
ちなみに、自立神経失調症とは、心身にさまざまな自覚症状があるにもかかわらず、検査をしても異常が見つからないときにつけられる診断名です。診断に困ったときに、この診断名を持ち出す医師が少なからずいるということで、一時は話題になりました。
さて、「自律神経」に話を戻しましょう。
自律神経はそもそも体の神経系というシステムに属します。おおまかに言えば、神経系には脳や脊髄の「中枢神経」と、そこから枝分かれして各器官につながる「末梢神経」の2つがあって、末梢神経はさらに知覚神経、運動神経、自律神経に分かれます。
このうち、知覚神経と運動神経は脳が指令を出し、自分の意思で動かすことができますが、自律神経だけは自分の意思では動かせない神経です。別の言い方をすると、脳が命令しなくても「必要に応じて勝手に動ける」神経なのです。
そのため、脳の指令を待たずに動ける自律神経は、リアルタイムで体のありとあらゆる生理現象に関わっています。
つまり、私たちの命は、この自律神経が体温、血圧、脈拍、呼吸、血流など、さまざまな生理現象を片時も休まずに緻密にコントロールしてくれるおかげで維持されているのです。
「呼吸のリズム」をはじめ、日の出とともに起きて暗くなると眠る「睡眠のリズム」、排泄物がたまると便意や尿意でトイレに行きたくなる「排泄のリズム」など「体のリズム」はすべて、自律神経によって刻まれているのです。
また、自律神経の働きは身体活動だけにとどまらず、不安や悲しみ、安心感や喜びといった感情にも深く関わっています。
落ち込んだ時に体が冷えたり、寒く感じることがあります。緊張すると胃が痛くなり、心配事があると食事が喉を通らなくなるでしょう。
こうした心の状態や感情の変化に体が敏感に反応するのも、全て自律神経の働きによるものなのです。
今回はここまでです。次回は「健康を保つ分業体制ー交感神経と副交感神経」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
自律神経11 自律神経のコントロール=人生のコントロール?
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「温活ーなぜ気持ちがいいの?」というテーマでお話ししました。今回は「自律神経のコントロール=人生のコントロール?」というテーマでお話しします。
さて、よく、生き方上手とか、老い方上手とか、はたまた死に方上手といった、いわば「人生の養生法」を説く言葉を耳にします。少なくとも、上手に生き、老いるためには健康でなければいけません。
そして健康を維持するためには、自律神経を上手にコントロールすることが必要不可欠です。長い人生のなかで、自律神経も変化していき、年齢とともに働きが低下することがわかっています。
また、自律神経には朝と晩とで働きを変える「日内変動」、季節で働きを変える「年内変動」、加齢に伴い働きを変える「生涯変動」など、さまざまな変動があります。生活習慣が乱れたり、ストレスが強くて自律神経のコントロールが下手になると、こうした変動に自律神経自身がついていけなくなるのです。
日内変動についていけないと、朝と夜のメリハリがなくなって活動が鈍り、年内変動についていけなくなると季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。そして、日内変動や年内変動についていけない状態を繰り返すなかで、生涯変動にもついていけなくなることが考えられます。
最終的には、生涯変動についていけなくなると進学や就職、結婚や出産、退職や子供の独立など人生の転機を迎えたときに体調を崩しやすく、厄年などの年齢の節目で病気になる可能性が高くなるでしょう。
そういう意味でも、自律神経を上手にコントロールすることは、人生をコントロールすることでもあり、人生を生きやすくするための秘訣といえそうです。
今回はここまでです。次回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
前回は「温活ーなぜ気持ちがいいの?」というテーマでお話ししました。今回は「自律神経のコントロール=人生のコントロール?」というテーマでお話しします。
さて、よく、生き方上手とか、老い方上手とか、はたまた死に方上手といった、いわば「人生の養生法」を説く言葉を耳にします。少なくとも、上手に生き、老いるためには健康でなければいけません。
そして健康を維持するためには、自律神経を上手にコントロールすることが必要不可欠です。長い人生のなかで、自律神経も変化していき、年齢とともに働きが低下することがわかっています。
また、自律神経には朝と晩とで働きを変える「日内変動」、季節で働きを変える「年内変動」、加齢に伴い働きを変える「生涯変動」など、さまざまな変動があります。生活習慣が乱れたり、ストレスが強くて自律神経のコントロールが下手になると、こうした変動に自律神経自身がついていけなくなるのです。
日内変動についていけないと、朝と夜のメリハリがなくなって活動が鈍り、年内変動についていけなくなると季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。そして、日内変動や年内変動についていけない状態を繰り返すなかで、生涯変動にもついていけなくなることが考えられます。
最終的には、生涯変動についていけなくなると進学や就職、結婚や出産、退職や子供の独立など人生の転機を迎えたときに体調を崩しやすく、厄年などの年齢の節目で病気になる可能性が高くなるでしょう。
そういう意味でも、自律神経を上手にコントロールすることは、人生をコントロールすることでもあり、人生を生きやすくするための秘訣といえそうです。
今回はここまでです。次回は「全ての生理現象に関わる自律神経」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com