自律神経と免疫力8 体の酸化を防ぐ法
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「40歳を過ぎたら「免疫システム」をスイッチ」というテーマでお話ししました。今回は「体の酸化を防ぐ法」というテーマでお話ししていきます。
さて、老化、糖尿病、高血圧、そして、ガン・・・。「ストレス」はこれらすべてに大きな関わりを持っています。
これまでの研究から、ほとんどの病気は、「交感神経緊張→顆粒球の増加→リンパ球の減少」というパターンで起こることがわかっています。
そして、自律神経を乱し、交感神経の緊張を引き起こす最大の原因がストレスなのです。
ストレスと言っても、漠然としているかもしれません。病気を引き起こすストレスには、主に次の三つの種類があります。
1. 心の悩み
2. 働きすぎ
3. 薬の長期使用
これらの3つの要因を排除することが、ストレスから解放され、病気を防ぐコツと言えます。これから、それぞれのストレスが病気へと発展するパターンを明らかにし、その解決法を考えてみたいと思います。
まず、1の「心の悩み」について、具体的に説明しましょう。
「心の悩み」とは、不安や心配事、恐怖、苦痛などの苦しくて辛い感情、つまり精神的ストレスのことを言います。
苦しくて辛い感情が起こると、交感神経が緊張します。交感神経が緊張すると、白血球中に顆粒球が増加します。すると、体内では血圧や血糖値の上昇、脈が早くなるといった変化が起きます。
わかりやすい例を挙げると、たとえば大勢の人の前で話をするときは、誰でも緊張して、心臓がドキドキし、手に汗をかくでしょう。そのような状態のことです。
ただ、正常な状態であれば、交感神経が緊張しても、やがて副交感神経が働くため、自律神経の均衡は崩れません。
ところが、こうしたストレスが長い間続くと、体が正常な状態に戻りにくくなるのです。こうなると、交感神経が優位となり、顆粒球がどんどん増えていきます。
顆粒球が増えすぎると、リンパ球が減り、免疫力が低下するため、さまざまな病気を引き起こしてしまうのです。
風邪も、痔も、糖尿病も、ガンも、老化も同じ仕組みで発症します。
また、顆粒球は短命で2〜3日もすると死んでしまうのですが、その際に大量の活性酸素が発生します。その活性酸素で組織を傷つけ、障害を招くのです。
組織障害がどこで起きるかで、症状や病気の種類は異なります。たとえば、咽喉をやられればかすれ声に、胃をやられれば胃炎や胃潰瘍になるといった具合です。
もちろん、ガン細胞も発生しやすくなります。
組織障害は細胞分裂によって修復されますが、障害と修復が何度も繰り返されることによって、ガン遺伝子へと変化してしまうからです。
このとき、リンパ球が働けば免疫が働き、ガン細胞を正常細胞へ導くことも可能です。しかし、リンパ球が減少しているために免疫力が弱まり、ガン細胞の増殖を止めることができなくなってしまうのです。
老化についても同じです。
老化とは、いわば細胞内分子の酸化のことです。肌に張りがなくなったり、シミやシワが増えたりするのは、皮膚表面の細胞が酸化しているからです。
同じように体内でも酸化が進んでいるわけです。
酸化も一種のストレスです。鉄が空気(酸素)に触れると酸化してさびつくように、体を形成する60兆個の細胞も同じ現象を起こしているのです。
もうおわかりでしょう。精神的ストレスが積もり積もった結果、病気となり、ガンを引き起こすこともあるのです。
ですから、病気にならずに健康的に生きるためには、不安や心配事といった精神的ストレスを引きずらないようにすることが大切です。そのためには、何が根本原因なのかをしっかりと認識し、早めに手を打つべきです。
精神的ストレスを解消する方法は、人それぞれだと思います。お風呂にゆったり浸かるのもいいでしょうし、好きな映画を観たり、音楽を聴いたりするのもいいでしょう。自分なりの「心を軽くする」方法を見つけ、実践することをお勧めします。
日頃、クヨクヨ悩みがちな人は、できるだけ思い詰めないように、ときには気楽に考えることも必要なのです。
今回はここまでです。次回は「免疫力を高める週1度のノー残業デー」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com http://ynsa-osaka.com
血糖値スパイクについて
特に血糖調整障害にある血糖値スパイクを、改善するための独自の食事療法や鍼灸治療漢方薬などを併用して実際に成果をあげています。