YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -22ページ目

泌尿器領域、頻尿、夜間頻尿の鍼灸治療について

⭐トミタの呟き⭐

 

先日の日本リハビリテーション医学会、専門医・認定臨床医生涯教育研修会において、生活期にある片麻痺患者の夜間頻尿が、鍼施術にて緩解した2症例の報告が発表されていました

 脳卒中後は、2人に1人が排尿障害を有すると言われてます。そのうちの15%くらいの方は、1年後にもまだ改善されておらず、生活が乱れることが多いです。

排尿障害は円滑なリハビリの阻害因子でもあり、夜間頻尿は患者本人の夜中の転倒のリスクをあげるだけでなく、介護者の生活の質をも低下させます。

 脳卒中ガイドライン2021では、排尿障害への治療は、薬物療法、経皮的通電(低周波)療法、運動療法、バイオフィードバック法が推奨されています。海外文献や海外の泌尿器科のガイドラインには鍼灸治療が推奨されていますが、本邦においては何故か鍼灸療法に関する記載はありません。

ちなみに脳卒中後の『痛み』に関しては、複合性局所疼痛症候群に、Aランクにて推奨されており有効な治療として明確なエヴィデンスが集積されています。脳卒中後のあらゆる痛みに関しては鍼灸治療は優れた治療として認められていますが、泌尿器領域での鍼灸治療の効果の認知度は決して高くはありません。

国内外の先行研究によると排尿障害に対する鍼灸治療は一定の効果が認められているのですが、残念ながら施術できる治療者も少なく、多くの方が夜間の排尿障害に対する治療を受けられていないのが現状かと思います。

また、排尿障害に関するガイドライン(夜間頻尿、男性下部尿路症状・前立腺肥大症、女性下部尿路障害)における鍼に関する記載は、女性下部尿路障害にて尿失禁及び過活動膀胱について、推奨度C(弱く推奨)と記載されるにとどまっています。

 

 排尿障害に対する鍼灸の先行研究では、国内外にて排尿障害に関する論文がいくつか発表されています。つまり、頻尿・夜間頻尿に対する鍼灸治療効果が認められているということです。排尿障害への鍼灸治療の作用機序は、骨盤神経や陰部神経が関係していることが多く、下肢の後脛骨神経へのアプローチも発表されています。まの効果機序と適応疾患についても、多くのことがわかってきており、鍼灸治療は排尿障害を改善する有効なメソッドであると言えます。

 今回の学会での症例発表は、生活期における2人の片麻痺患者で、ひとりは、前立腺肥大術後にもさらに継続する夜間頻尿の症例と、もうひとりは、女性下部尿路障害による夜間頻尿の症例でした。お二人とも神経因性膀胱の可能性が否めない症例です。このお二人への施術は、週一回の施術で夜間頻尿回数は、概ね半分になりました。という報告でした。

 発表後、泌尿器専門医から、彼らの正確な障害原因はみたのか?残存機能をみているのか?と言う医師からの質問があり、医師からの関心の高さを感じました。高齢者の排尿障害は西洋医学の薬物治療でも難渋するが事が散見されます。鍼灸治療は西洋医学による治療に反応しない難治性の排尿障害において、一定の効果を示すことが多いのですが、泌尿器分野での鍼灸治療は施術できる治療者も少なく、社会的な需要と供給のミスマッチを感じます。当院でももちろん排尿障害の治療を行っておりますので、夜間頻尿でお困りの方は一度お問い合わせください。

 

画像は 夜間頻尿だけでなく、こむらがえりや夜中に目が覚めてうまく眠れないという人にもおすすめのツボが足裏にある湧泉です。両足をグーにした時、足裏の上部でもっともへこんでいる部分。押せば命のエネルギーが湧き出ると言われるツボでもあります。やさしく刺激することで、血行を促し、冷えが原因の夜間尿を改善する効果が期待できます。

 

中極(ちゅうきょく)

下腹部を温め、夜間尿を改善する効果が期待できるツボがお腹にある中極です。便秘にももちろん効果的です。中極はおへその下側から指幅4本分ほど下がった箇所にあります。中極は泌尿器系の不調に働きかけ、腎機能を高める効果があるツボです。仰向けに寝て、指の腹で垂直にやさしく押す動作を数回繰り返しましょう。

 

湧泉(ゆうせん)

夜間尿だけでなく、夜中に目が覚めてうまく眠れないという人にもおすすめのツボが足裏にある湧泉です。両足をグーにした時、足裏の上部でもっともへこんでいる部分。エネルギーが湧き出ると言われるツボでもあります。やさしく刺激することで、血行を促し、冷えが原因の夜間尿を改善する効果が期待できるでしょう。

 

皆さんのよりよい健康な生活を全力でサポートいたします

 

 

 

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今月のおすすめのツボ


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「大椎」は、首後ろにあるツボです。

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手足の冷えなどにもおすすめです。

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首の後ろは冷やさないようにしましょう。

 

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ブレインフォグ専門外来治療について

ブレインフォグ(脳霧、脳の曇り)は、認知機能の低下や思考の混乱、集中力の低下、記憶力の低下などの症状を特徴とする状態です。一般的に、この用語は医学的な診断基準としては使用されておらず、特定の疾患の症状としても確立されていませんが、多くの人が日常生活で経験する一時的な状態として認識されています。最近では特にコロナ罹患後のブレインフォグが有名ですが、実はベンゾ系のお薬の離脱症状としてもブレインフォグは以前より存在していました。当院ではベンゾ系の投薬による副作用としてのブレインフォグとコロナ罹患後、コロナワクチン後遺症のブレインフォグに対しても鍼灸治療と漢方治療で成果を上げています。

原因:

ブレインフォグの原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が関与することがあります:

  1. ストレスや不安: 長期間にわたるストレスや不安は、脳の機能に影響を与え、ブレインフォグを引き起こす可能性があります。

  2. 睡眠不足: 十分な睡眠を取らないことは、集中力や認知機能の低下を招き、ブレインフォグの原因となります。

  3. 栄養不足: 栄養失調や血糖値の変動が脳の機能に影響を与え、ブレインフォグを引き起こすことがあります。

  4. 身体的な疾患: 慢性疾患や自己免疫疾患、ホルモンの異常など、身体的な問題がブレインフォグの原因となることがあります。

  5. 薬物の副作用: 特定の薬物(抗うつ薬や抗不安薬など)の副作用としてブレインフォグが現れることがあります。

症状:

ブレインフォグの症状には、以下のようなものが含まれます:

  • 集中力の低下
  • 思考の混乱やぼんやり感
  • 記憶力の低下
  • 言葉の取り違えや思考の遅さ
  • 意思決定能力の低下
  • 情緒の不安定さ

一般的な治療法:

ブレインフォグの治療法は、その原因に基づいて異なりますが、以下のようなアプローチが一般的に用いられます:

  1. 健康的な生活習慣の確立: 十分な睡眠をとり、バランスのとれた栄養を摂取し、ストレスを軽減することが重要です。

  2. 身体的な問題の治療: 身体的な疾患やホルモンの異常が原因の場合は、適切な治療を受けることが必要です。

  3. 薬物の見直し: ブレインフォグを引き起こす可能性のある薬物を見直し、必要に応じて医師と相談して変更することが重要です。

  4. ストレス管理やリラックス法の学習: ストレスや不安を軽減するための技術(瞑想、深呼吸、ヨガなど)を学び、実践することが有効です。

  5. 心理的なサポート: 必要に応じてカウンセリングや心理療法を受けることで、ストレスや心理的な問題に対処することができます。

当院でのブレインフォグの専門治療:

東洋医学におけるブレインフォグの治療法は、体のバランスを整え、気・血・水・津液などの生体エネルギーの流れを調和させることを重視しています。以下に、東洋医学でのブレインフォグの治療法について詳しく説明します。

1. 鍼灸療法:

鍼灸療法は、経絡やツボを刺激することで気の流れを調整し、体のバランスを整える治療法です。ブレインフォグの場合、特定のツボや経絡を刺激して脳の機能を活性化し、集中力や記憶力を向上させる効果が期待されます。特に当院では脳内炎症を改善する頭皮鍼のアプローチを行うことでブレインフォグの改善に大きな成果を上げています

2. 中医薬療法:

中医薬療法では、漢方薬や生薬を用いて体の内部からのアプローチを行います。ブレインフォグの原因に応じて、気や血の不足、湿邪(湿気)、痰などの異常を調整する漢方薬が処方されることがあります。

  • 例えば、気の不足によるブレインフォグの場合、補気を目的とした補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などの漢方薬が処方されることがあります。
  • 認知症に対する栄養療法や漢方薬のうち血栓を溶かす漢方薬が有効な場合があり、適宜漢方治療を行っていきます。

3. 食事療法:

東洋医学では、食事が体のバランスに大きな影響を与えると考えられています。ブレインフォグの改善には、特定の食材や食事法を取り入れることが効果的です。

  • 血の不足によるブレインフォグの場合、鉄分やビタミンB12を多く含む食品(赤身の肉、レバー、豆類など)を摂取することが推奨されます。
  • 湿邪が原因の場合、湿邪を排出する効果がある食材や飲み物(生姜、ひえ湯など)を摂取することが有効です。

4. 呼吸法や気功:

呼吸法や気功などの東洋の健康法は、気の流れを調整し、心身のバランスを整える効果があります。定期的な呼吸法の実践や気功、自律訓練法などの行ないは、ブレインフォグの改善に役立つことがあります。

5. 生活習慣の改善:

睡眠や運動、ストレス管理などの生活習慣の改善も重要です。十分な睡眠をとり、適度な運動を行い、ストレスを軽減することで、ブレインフォグを軽減する効果が期待されます。

東洋医学のアプローチは、症状の根本原因に対処し、体の自然な治癒力を高めることを目指しています。ただし、個々の症状や体質に応じて適切な治療法を選択するためには、専門家の指導を受けることが重要です

 

 

ブレインフォグの治療法は個人によって異なる原因や症状を示すことがありますので、継続的な診察や専門家の指導を受けることが重要です。