YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -177ページ目

不妊症⑪【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】

卵には生命の原材料のすべてが入っている

では"いい卵"とは何でしょうか?

これはいくら顕微鏡で見ても、外からでは判断できません。
それは受精した後、細胞分裂してからの様子で初めて分かります。
きれいに細胞分裂を続け、ちゃんと孵化して着床し、赤ちゃんにまで育つのが"いい卵"です。
卵は妊娠の大もとの原材料です。
成熟した卵子は、人間の細胞の中で最大のものです。120ミクロン、0.1ミリくらい。
肉眼で見える唯一の細胞です。
親指の先が普通の細胞とすると、卵子はビーチボールぐらい。
体積にしたら何千倍です。
なぜそんなに巨大細胞かというと、卵の中には、DNAを半分もらう以外のすべてが入っているからです。
そこにひとつの生命がヒトとして誕生するために必要なすべての大もとが入っているからです。
足りないのはDNAの半分だけ。
赤ちゃんの材料は卵と精子の2つですが、卵にはDNAの半分、赤ちゃんの素材も栄養も全部詰まっています。
 

いい卵が順調に育って妊娠する

"卵"というと鶏やウズラの卵のように、受精したら、即ヒヨコが生まれる感覚ではないでしょうか。
学校教育でも、精子が卵子にたどりつくと、受精の後すぐ着床にいってしまいます。

「受精したら8割9割は妊娠」に近い感覚です。
しかし、卵が受精して受精卵になっても、妊娠に結びつくわけではありません。

妊娠まで行くのは"いい卵"だけです。
体外受精や顕微授精では、人工的に卵子を取り出して、そこに精子をふりかけたり、あるいは顕微鏡下で精子を1匹、卵子に注入したりします。

でも、精子が入ったからといって、必ずしもすべてに受精現象が起こるわけではありません。
卵子はたいてい排卵誘発して多めに成長させて採卵しますが、全部が受精に至るわけではありません。

細胞分裂を始めてからも、その様子はいろいろです。
その中で順調に細胞分裂した受精卵を子宮に戻す(胚移植する)のですが、きれいな状態の良好胚ほど、子宮に戻した後ちゃんと着床して妊娠する確率は高くなり、状態の悪いものほど期待できなくなります。
逆にいえば、いい卵さえあれば、赤ちゃんが誕生するのは自然なことです。

ご主人が何歳であろうが、1回の射精の精子が1億であろうが10匹であろうが、元気であろうが生きが悪かろうが妊娠率は変わりません。
卵は奇跡の細胞です。

女性が生まれる前から、胎児である女性のお腹の中でずっと生き続けてきた神秘の細胞です。

受精しても赤ちゃんまでいけなくなるかどうかは、ほぼ卵の生命力にかかっているのです。

いい卵、生命力のある卵というのは、具体的にはその後の染色体遺伝子の動きがうまくいき、体の部位を順調に作っていける卵という意味です。

 

 

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卵について知っていますか?

一生分の卵はすでに毎日何十個と減っている


卵子と精子が受精して受精卵ができるところからすべてが始まる、これはだれでも知っています。

でも、その卵についてはかなり錯覚があります。
まず、卵の大もととなる"原子卵胞"といわれるものは、女性がまだ胎児のうちにすでにできています。

つまり、みなさまが胎児としてお母さんのお腹の中にいる時から、みなさまのお腹の中に一生分の卵がすでにちゃんとできているのです。
そして、いったんできたら、それ以降は細胞分裂して数が増えることができないという、非常に特殊な細胞が卵です。

ですから単細胞のまま、一度できたらあとは数が減るだけです。
卵は妊娠5カ月か6カ月の胎児の頃が一番多く、500万個とか700万個あるといわれます。

ところが「おぎゃあ」と生まれる時にはすでに200万個くらいに減り、思春期、つまり生殖年齢に入った頃で10万個から30~40くらいになっています。

思春期以降も1カ月に1000個くらい減るといわれています。

つまり、毎日何十個も減っていくのです。

一定年齢に達して生殖のためのプログラムが起動し始めると、この卵胞(卵子を育てる袋)を刺激するホルモンが出はじめ、ホルモンの刺激を受けて、卵胞はだんだん成長・成熟して大きくなります。

いちばん元の原子卵胞からだんだん成熟して大きくなるのに、だいたい80日かかるといわれています。
そして中でも一番成熟した大きな卵胞「主席卵胞」の中の卵子が1個だけ、卵胞を突き破って卵巣の外に飛び出します。

これが"排卵"です。

主席卵胞は最も優秀という意味ですが、実は大きさが月経周期に合っているので育つだけで、質がいいので育つ訳ではなく、選ばれたのでもなく、偶然育ったのです。

そして残りの卵胞はしぼんでいきます。
こうして一生に排卵される卵は月に1個、一人の女性の生涯でせいぜい400~500個といわれています。
卵子は毎月卵巣の中で新しく生まれて成長するものと思っている人、月に1個しか卵を消費しないと思っている人は間違いです。
また不妊治療で注射を打つと副作用で卵が少なくなると心配する人もいますが、何もしなくても、卵は毎日何十個も確実に減っているのです。

 

 

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卵子の老化による影響

 

卵子の見た目の色が悪くなる?

しわしわになる?

いいえ、そうではありません。
卵子が老化すると、卵子のまわりの細胞は機能していても、卵子は受精卵や胚にならなくなってしまう事が多くなってきます。
 

他には、染色体異常を持った卵子が多くなることがあげられます。
原始卵胞は、第一減数分裂の途中で眠ってしまった細胞です。

途中まで減数分裂をしていたのですが、それを終えることなく眠りについている状態が、場合によっては何十年も続きます。
やっと眠りから覚めて、減数分裂を完了させようとしたとき、本来なら、2つに上手にわけられるはずだった細胞が、どちらかに多くいってしまうことがあります。

 

染色体の数は全部で46本、2本1対で23対です。

減数分裂は、染色体の数を半分ずつに分ける分裂方法ですが、これを均等に分けることができず、23本ずつ分けることができればいいのですが、例えば22本や24本に分かれてしまうなど、減数分裂に失敗してしまいます。
減数分裂に失敗してしまった卵子は、精子と出合って受精しても染色体の数が45本になったり、47本になってしまったります。


この場合、ほとんどのケースで受精卵が育つことができない、育ったとしても着床しない、着床しても流れてしまう(流産)ことが起きます。
卵子の染色体異常は女性の年齢に関係なく起きますが、年齢を重ねるにつれて、受精卵が成長していく過程で細胞分裂に失敗するケースが増えてきます。
これは、原始卵胞の老化によるものだと考えられています。

 

 

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