YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -167ページ目

不妊症⑩【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼…

卵について知っていますか?

一生分の卵はすでに毎日何十個と減っている


卵子と精子が受精して受精卵ができるところからすべてが始まる、これはだれでも知っています。

でも、その卵についてはかなり錯覚があります。
まず、卵の大もととなる"原子卵胞"といわれるものは、女性がまだ胎児のうちにすでにできています。

つまり、みなさまが胎児としてお母さんのお腹の中にいる時から、みなさまのお腹の中に一生分の卵がすでにちゃんとできているのです。
そして、いったんできたら、それ以降は細胞分裂して数が増えることができないという、非常に特殊な細胞が卵です。

ですから単細胞のまま、一度できたらあとは数が減るだけです。
卵は妊娠5カ月か6カ月の胎児の頃が一番多く、500万個とか700万個あるといわれます。

ところが「おぎゃあ」と生まれる時にはすでに200万個くらいに減り、思春期、つまり生殖年齢に入った頃で10万個から30~40くらいになっています。

思春期以降も1カ月に1000個くらい減るといわれています。

つまり、毎日何十個も減っていくのです。

一定年齢に達して生殖のためのプログラムが起動し始めると、この卵胞(卵子を育てる袋)を刺激するホルモンが出はじめ、ホルモンの刺激を受けて、卵胞はだんだん成長・成熟して大きくなります。

いちばん元の原子卵胞からだんだん成熟して大きくなるのに、だいたい80日かかるといわれています。
そして中でも一番成熟した大きな卵胞「主席卵胞」の中の卵子が1個だけ、卵胞を突き破って卵巣の外に飛び出します。

これが"排卵"です。

主席卵胞は最も優秀という意味ですが、実は大きさが月経周期に合っているので育つだけで、質がいいので育つ訳ではなく、選ばれたのでもなく、偶然育ったのです。

そして残りの卵胞はしぼんでいきます。
こうして一生に排卵される卵は月に1個、一人の女性の生涯でせいぜい400~500個といわれています。
卵子は毎月卵巣の中で新しく生まれて成長するものと思っている人、月に1個しか卵を消費しないと思っている人は間違いです。
また不妊治療で注射を打つと副作用で卵が少なくなると心配する人もいますが、何もしなくても、卵は毎日何十個も確実に減っているのです。

 

 

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卵子の老化による影響

 

卵子の見た目の色が悪くなる?

しわしわになる?

いいえ、そうではありません。
卵子が老化すると、卵子のまわりの細胞は機能していても、卵子は受精卵や胚にならなくなってしまう事が多くなってきます。
 

他には、染色体異常を持った卵子が多くなることがあげられます。
原始卵胞は、第一減数分裂の途中で眠ってしまった細胞です。

途中まで減数分裂をしていたのですが、それを終えることなく眠りについている状態が、場合によっては何十年も続きます。
やっと眠りから覚めて、減数分裂を完了させようとしたとき、本来なら、2つに上手にわけられるはずだった細胞が、どちらかに多くいってしまうことがあります。

 

染色体の数は全部で46本、2本1対で23対です。

減数分裂は、染色体の数を半分ずつに分ける分裂方法ですが、これを均等に分けることができず、23本ずつ分けることができればいいのですが、例えば22本や24本に分かれてしまうなど、減数分裂に失敗してしまいます。
減数分裂に失敗してしまった卵子は、精子と出合って受精しても染色体の数が45本になったり、47本になってしまったります。


この場合、ほとんどのケースで受精卵が育つことができない、育ったとしても着床しない、着床しても流れてしまう(流産)ことが起きます。
卵子の染色体異常は女性の年齢に関係なく起きますが、年齢を重ねるにつれて、受精卵が成長していく過程で細胞分裂に失敗するケースが増えてきます。
これは、原始卵胞の老化によるものだと考えられています。

 

 

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卵子が年をとったらどうなるの?
原始卵胞という細胞は、その状態で、何十年も生きる事ができる特殊な細胞です。
その為、原始卵胞とご自身の年齢は同じで、その分、原始卵胞も年を重ねてきています。
原始卵胞が年を重ねると、排卵が行われても、卵子が卵子としての機能を失っている状態が多くなります。
また、染色体異常をもつ卵子も増えてしまい、染色体異常を持った卵子は受精卵になったとしても育たない、育っても着床しない、着床しても流産してしまうという事が多くなります。
卵子の染色体異常は年齢に関係なくおこります。

しかし、年齢を重ねるにつれて卵子の染色体異常の数は多くなり、これは原始卵胞が年を重ねたからだと考えられています。

卵巣予備能(※)の目安となる評価指標で、不妊症治療領域では近年話題になり注目されてきているものに、アンチミューラリアンホルモン(AMH)というものがあります。
アンチミューラリアンホルモン(AMH)とは、抗ミュラー管ホルモンともいい、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。
血中AMH値が原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられております。
つまり、原始卵胞(卵巣内で待機している卵胞)が少なくなってくると(卵巣予備能の値が低くなると)、アンチミューラリアンホルモンの値が低くなります。
(※卵巣予備能とは、卵巣の中に残っている卵子の目安のことです)
このアンチミューラリアンホルモン検査を行う事で、原始卵胞の残りの目安を知る事ができます。

 

 

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