19世紀の半ばまで、5つの医療流派が共存
19世紀の半ばまで、西洋では5つの医療流派が共存していました。
1.自然療法(ナチュロパシー):食事療法を中心とする。自然に近づくほど病気は治るという真理に基づく
2.心理療法(サイコセラピー):心を癒やすことで病気を改善していく、暗示、瞑想、呼吸、イメージ療法など。
3.整体療法(オステオパシー):体の歪みを正して、病気を治す。整体、指圧、マッサージ、カイロプラクテイックス等。
4.同種療法(ホメオパシー):自然治癒力を活かす。草根木皮や薬石などで治癒を促進する。西洋の漢方と言える。
5.薬物療法(アロパシー):薬物(毒)に対する生体反射を利用する。本来の治癒反応である「症状」を抑える対処療法(逆症療法)である。
西洋医学の本質
西洋医学のスタート、それは「資本主義」のスタートと ほとんど同じなのです。
西洋医学は「資本家がお金を儲ける為に作られた」というのが真相です。
これは殆ど知られていない、重要な事実ですので詳しく説明します。
今世界で主流となっている西洋医学のスタート、 これは20世紀初頭のアメリカです。
あなたも映画等で見たことがありませんか?
田舎から出てきた人達が都会の工場で一日15時間の肉体労働、 車を作ったり鉱山で働いたり、ボロボロになるまで働き続ける、その犠牲の上に大金持ちが立派な服を着て、大きな家に住み、おいしい物を食べる、そういうことが露骨に行われた時代です。
この時代、お金持ちにとって労働者は「部品」でしかなかったのですが、 お金持ち達には困ったことがあったのです。
それは 過酷な労働のせいで労働者が身体を壊してしまう事です。
最初の頃は「代わりはいくらでもいるから壊れたら次連れてこい」くらいの気持ちだったお金持ちですが、新しい人を雇うとまた0から仕事を教えないといけない、儲からない仕事が増えているということに気が付きました。
これでは逆に儲けが減ってしまう、なんとか出来ないか、そう思った彼らが考えたのが、恐ろしい事なのですが「完全に駄目になるまでは無理やり働かせろ!」
「痛くて働けないなら無理やり痛みをとってしまえ!」この結論です。
割れたお皿を買い換えるとお金が掛かるから接着剤でくっつけよう、また壊れたらもう一回接着剤、完全に粉々になって 使えなくなったらじゃあしょうがないから新しいのを買おう、これと全く同じ考え方で、労働者をできる限り安く、 最大限に働かせたい!そういう欲求です。
ですから 治すなんてまどろっこしい事には興味がありません 。
如何に素早く、壊れた労働者というパーツを素早く 労働力として復活させるのか、興味のポイントはそこだけです。
そして、そんなお金持ち達の希望を叶える為に発達した技術、 それが日本中の医者が大学で学ぶ医学、つまり『現代西洋医学』なのです。
既に100年以上現代西洋医学の誕生から時間がたっていますが、状況は当時から全く変わっていません。
私たちは身体に悪い物を『早くて楽だから』という理由で 毎日のように食べています。
しかも大きなストレスを抱えながらやりたくない仕事をお金の為に続け、どんどん身体を悪くしています。
そして病気になったら医者と薬です、それが『常識』だからです。
生きる為にお金持ちがもっとお金を稼ぐ為に働く、身体を悪くなったら 薬で症状を誤魔化してすぐに仕事に戻る、100年前と何も変わっていないどころか、悪くなっているかもしれません。100年です。
当時と比べれば技術も知識もありえないくらい 発達しているはずです。
なぜこれだけの時間が経ったのに、西洋医学はスタートした時と同様に私たちの身体を 『治す』事ができない のでしょうか?
いくらスタートが悪かったとはいえ、一生懸命研究を続ける人達は大勢いますし、日々新しい発見がされています。
善意で動く医者もたくさんいるはずなのに、どうして私たちは今でも薬を飲み、対症療法の治療を受け続けているのでしょうか?
それは、あなたの病気が治らない医療業界の致命的欠点2に繋がります。
・行き過ぎた金儲け主義
説明した通り、西洋医学は労働者を限界まで働かせる為にスタート したのですが、当時のお金持ちは物凄い事に気付いてしまいました。
それは、『病気を治す振りをすればずっとお金が入ってくる』という事です。
考えてみれば当たり前ですが、バシっと病気を治してしまえばそこで患者さんは満足してしまいます。
でも病気の原因は取り除かず痛みだけを取れば、その場では治ったように感じても、また痛くなり戻ってきます。
麻薬と一緒です。
使ったその瞬間は気持ちが良くても、長期的には どんどん身体が壊れていきます。
ですがお金儲けをする側からすれば壊れてくれるなら まさに『儲けモノ』なのです。
だって問題が増えれば増えるほど出せる薬が増え、 もっともっとお金が入ってくるのですから。
労働者を働かせる為に利用した手法が『医療』の名の下に 合法的な麻薬として成立してしまったのです。
結果、大きな利益を生み出す『現代西洋医学』は 優先的に研究費が周り、国から優遇され、世界の医学の中心となりました。
これらの事情はこれまで、ロバート・メンデルソン著の「こうして医者は嘘をつく」で刻銘に記されていることです。
一般的には、西洋医学では、薬物療法で治療可能なものが、所謂「病気」として扱われており、そのほとんどは対症療法にすぎないものです。
このように、西洋医学の薬の多くは対症療法であり、病気を根本的に治しません。また対症療法は、自然治癒力を奪うことにもつながります。
さらに、最も問題にすべきことは、西洋医学では、病気か健康しかなく、東洋医学でいう「病気」と「健康」の中間の”未病”という概念そのものがありません。
結局、冒頭で述べた伝統医療流派のなかの1~4は、自然治癒力を基本とした医療です。5の薬物療法だけが自然治癒力を阻害する療法です。
現代医学は、薬物療法が主流とされ、1~4は、自然治癒力を根本とした医療は代替医療と蔑まれ、すべてまやかしとされています。これが現代社会では通念とされています。
これは、現代社会は製薬業界に支配されているため、このようになっているだけのことです。製薬業界の利潤追求が最優先され、私達の健康は二の次に考えられているために、このようになっています。
このような現代医学に至ったのは、”近代医学”まで歴史を遡る必要があります。
◆自然療法を追放した薬物療法
ロスチャイルドとロックフェラー両財閥は、地球上の富の大半を独占しているといわれます。つまり、〝かれら″ こそ地球を支配する巨大メジャーなのです。「中央銀行には、紙幣を印刷する権限が政府から与えられているため、ロックフェラー家は、このペーパーマネーを使って1914年までに、アメリカ全土の医者たちを完全に掌握した」
医療支配の構造が見えてきます。「〝かれら″ はアメリカの医療をナチュロパシー(自然療法) や、ホメオパシー(同種療法)から無理やりにアロパシー(薬物療法) へと変更した」近代医学を、根底から歪めた犯人がクッキリと見えてきます。それは、ロックフェラー財閥だったのです!
薬物療法は、治癒反応の「症状」を「病気」と間違えて、薬物 (毒物) で攻撃します。 それは、根底から誤った医療です。「アロパシー(薬物療法) とは、ロスチャイルド家が発達させたドイツの医療制度である」「からだにとって自然な治癒法のすべてを禁じ、その代わりに化学薬品や危険な外科手術、長期間の入院なども強制するからである」
ここで、現代医学を根底から歪め、その利権を完全支配したのもロックフェラー、ロスチャイルドらであることが、はっきりわかります。
◆危険な化学薬品で巨万の富
「……こうして1世紀にも満たないあいだに、ロックフェラー医療独占体制の下で、アメリカ国民は健康でエネルギッシュかつ生産性の高い国民から、慢性病に冒され、覇気に欠け、弱々しく、いつも健康を気にかけ、いわゆる 『特効薬』という名の化学薬品を、毎日大量に飲む国民に変わってしまった」と、マリンズ氏は指摘します。
まさに両者こそが、国際医療マフィアという〝称号″ にふさわしいのです。マフィアとは、原意は「アメリカ最大の犯罪組織」のことです。それから転じて「一定の分野・事業での利害をともにする有力者の集団、閥の意味」となりました。わかりやすくいえば、法を犯して多数の生命と財産を奪って巨万の富を築きながら、法の裁きを受けない犯罪組織のことです。
かれらがばらまく〝特効薬″と称する化学薬品も詐欺と殺人の道具にすぎません。「これらの化学薬品には、多くの副作用があり、肝臓や心臓、腎臓その他の臓器を傷める可能性があった……」「危険な医薬品を常に製造し、販売し続けていれば、宿主 (人類)から振り払われることはない、と〝かれら″ (寄生体) は確信している」
◆〝洗脳″され死を待つ大衆
〝かれら″ はすでに、世界の医療利権のほとんどを掌握しています。圧倒的な資金力、情報力さらに軍事力によって、大半の国家はその支配下にあります。アメリカという国家ですら支配されているのです。アメリカの実質、属国の日本が、その完壁な支配下にあるのは、あたりまえです。〝かれら″ は政府も、医学教育も、マスメディアも、圧倒的に制圧しています。そうして、テレビや大新聞などを通じて巧みな情報操作で、日本の国民の 〝洗脳″を行っているのです。
「薬漬けになった宿主 (大衆) を奮起させ 『危険が迫っている』 と必死に警告しても、反感を買うだけ。なぜなら、ひとびとは、すぐに一種のマヒ状態におちいっていて、最終的な死を待っているだけの状態にあるからです」 (マリンズ氏)
◆医原病で病人を大量生産
ロックフェラーやロスチャイルド……〝かれら″ に病気を治す意思は、まったくありません。まず、医学狂育を完全支配し、人体に数限りない病名を付けました。わたしは現代医学で四万以上の病名があることに驚嘆しました。こんな小さな身体に凄まじいほどの〝病気″ の数です。なかには「多幸症」という〝病気″もあります。「幸せの多いひと」は病気だ、というのです。それを、毒薬のクスリで〝治療する?。もはや、完全に狂っています。その、狂った医療を大多数の人類は盲信しているのです。こちらも、立派に狂っています。
医療マフィアがクスリを投与するのは、治すためではありません。その毒性による副作用で、新たな多数の病気をつくるためです。つまり医原病の大量生産です。すると副作用の数だけ、また医薬品が売れます。ネズミ算式にクスリの売りは爆発的に増えていきます。
そのクスリは、ほとんど石油原料です。万トン単位の石油からクスリを製造し、マイクログラム単位で販売する。こたえられないビジネスです。
◆1グラム3億3170万円の抗ガン剤
もっとも儲かる抗ガン剤の価格を知ったら、あなたは卒倒するでしょう。1グラム、3億3170万円です(ペグイントロン)。注射器1本でジェット戦闘機が買えます。中身はたんなる超猛毒物質です。原液をガン患者に打ったら即死するでしょう。壮大なるペテン。壮大なる詐欺犯罪。これら莫大な売り上げは、わたしたちの保険料血税から吸い上げられて国際医療マフィアの懐に吸収されていくのです。
医療費が40兆円にも達するのは、あたりまえのことです。そして、羊以下の人類は、この壮大無比の大犯罪にも、まったく無知のままなのです。
トリプタンの登場
トリプタン製剤が開発されて以来、トリプタン製剤によって、片頭痛という辛い頭痛が劇的に緩和されるようになったことから、いつの間にか、片頭痛は「病気」とされてしまいました。
本来なら、片頭痛は”未病”の段階にあり、未だ”病気”にまで移行しておらず、”養生”次第で治るはずのものです。
このため、西洋医学では、「裕福な資本家のための医学」であり、「患者中心」の医学にはなり得ないといことであり、ここは決して、乗り越えられない深遠なる”溝”となっていることを、これまでの歴史的な事実から理解しておかなくてはなりません。
頭痛学会のトップは・・
頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準として、「国際頭痛分類 第3版β版」を掲げ、これを学会の綱領とまでされ、これをすべて踏襲して形で、慢性頭痛診療のガイドラインを作成しています。幾度も言いますように「国際頭痛分類 第3版β版」とはトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者が作成したものです。
2013 年3 月には、国際頭痛学会主催でHeadache Master School 2013 in Asia が東京で行われ、、世界のトップエキスパート14 名(Burstein, harles,Diener, Dodick, Ferrari, Goadsby, Gobel, Guidetti, MacGregor, Purdy, Schoenen、Schoonman, Rapoport, Zagami) が来日し、頭痛医学の最新の進歩を参加者一人一人に伝授されました。
学会を主導される方々が、この世界のトップエキスパートとされる先生方は、いずれもトリプタン御用学者と称される先生方です。
学会を主導される方々は、これが日本の頭痛診療・教育のあるべき姿を示すものと盲信され、一昨年、学会独自のHeadache Master School Japan(HMSJ)が「日本の頭痛教育プログラム」の中心として継承されることになりました。
ここでは「国際頭痛分類第3版β版」が絶対的なものとして徹底して教え込まれます。
そして、頭痛の専門家は頭痛診療には、「国際頭痛分類 第3版β版」と「慢性頭痛の診療ガイドライン」は必須のものであり、これに「頭痛ダイアリー」が必要とされます。「国際頭痛分類 第3版β版」はロードマップであり、「慢性頭痛の診療ガイドライン」は道先案内人とされ、頭痛の診療の必要な三種の神器とされています。
このように、お偉い先生方には、トリプタン製剤がすべてで、これを片頭痛の特効薬と崇め奉っています。このように薬物療法がすべてになっています。
ロバート・メンデルソン著の「こうして医者は嘘をつく」から引用します。
医者が薬にこだわるワケ
「こうして医者は嘘をつく」によれば、以下のように述べられています。
医者が何かにつけて薬を処方する一因は、多額の報酬が絡んだ製薬会社との癒着である。製薬会社は全米の医者一人一人に年間平均6000ドルを投資し、自社製品を使ってもらうために努力している。製薬会社が派遣するMR(医薬情報担当者)ーといっても実際にやっていることは営業マンと同じだが、彼らは莫大な利益を得るために医者と友好関係を結び、販促活動の一環として、接待はもとより、使い走りから御用聞き、薬の無料サンプルの配布まで精力的に働いている。
このような医者と製薬会社の癒着が、腐敗と薬害の温床になっていることは明らかだ。しかし、製薬会社とその営業マン、政府の監視機構、さらには薬をせがむ患者に非があるとは私は考えない。問題の大半は医者にあるからだ。医者は医薬品に関する情報を入手できる立場にあり、臨床試験で重大な副作用が判明すれば慎重投与を心がける義務があるにもかかわらず、薬を無節操に処方している。医者はつねに患者より心理的に優位な立場で服薬の指示をしているのだ。
薬の副作用と禁忌に関する情報を患者に開示することを求められても、製薬会社は反対する必要はない。アメリカ医師会がすでに反対しているからだ。医者は「患者との信頼患者が崩れてはいけない」という理由で、患者に副作用をかなり控えめな表現で伝えるか完全に隠しとおしている。
医者は「患者に薬についていちいち説明していたら、いくら時間があっても足りない」とか「患者が副作用について知ってしまったら、薬を飲まなくなる」と言う。つまり、医者が守っているのは患者ではなく、患者との信頼関係なのだ。しかも、その信頼関係は、医者が患者に真実を知らせないことによって成立している。したがって、医者と患者の関係は、患者の「盲信」に依存していることになる。
医者が薬物療法にこだわるのは、効率性を重視しているからだと考えられている。たしかに診察室で患者の栄養状態から普段の運動状況、仕事のストレス、精神状態までいちいち問診していれば、さばける患者の数も限定される。それに対し薬物療法なら、処方箋を書けば診察を終えることができる。実際、出来高払い制のもとでは、薬物療法によって医者だけでなく製薬会社も利益があがる。
しかし、医者が薬物療法に頼るのはもっと深いところに理由がある、と私は考えている。うがった見方をすれば、歴史を通じて医者は病気の治療についていつも間違った信念を持っていたように思えるからだ。
現代の医者は薬物療法を熱心に行っているが、19世紀の医者は衛生観念が欠如していた。ヒルを患部に貼り付けて血を吸わせる治療、血管から一定量の血液を抜く治療、多量の下剤を使用する治療など、医者は身の毛がよだつ治療が有効だと信じ込んでいた。こうしてみると昔も今も医者は患者に害を及ぼす存在だったといえそうだ。
そう考えると、医者の指示に従って薬をのむことがいかに危険であるかがわかる。しかし、さらに掘り下げると、現代医学教の教義としか表現のしようがない神学的な問題に突き当たる。皮肉なことに、これはキリスト教の教義の一面を腐敗させたものだ。
西洋医学を除いて世界の大多数の医学大系は、食物を重視している。ところが、現代医学では食物とは薬物のことなのだ。痛風や糖尿病、高コレステロール血症の対策として減塩や低コレステロールといった食事療法が存在するが、どれも断片的で正確さに欠けることが多い。アメリカの医者は食生活の重要性をすっかり無視し、栄養に関心を寄せる医者は「変わり者」や「やぶ医者」といったレッテルを貼られる。
それに対し東洋医学では、食物が健康に及ぼす影響を重視する。東洋の宗教では人間の精神状態に食物が深く関わっていると考えられている。しかし、西洋の宗教、とりわけキリスト教は、食物に関して現代医学と同じ姿勢をとる。実際に口にする食物の代わりに、儀式的で食物の代わりに、儀式的で象徴的な食物を崇拝の対象にするのだ。
キリスト教の聖典「新約聖書」には「口に入れるものは人を汚さず、口から出てくるものが人を汚す」(マタイ伝)と説かれている。初期のキリスト教の指導者は旧約聖書の食物規定を拒絶しようとして正反対の方向に進み、栄養の重要性を否定した。現代医学ではそれにヒントを得て、さらに極端に走ったのだろう。
健康に関する限り、口に入れる食物は口から出てくる言葉と同じくらい大切である。実際、食物が人の性格を左右することすらある。だが、そういう主張をする医者は、医学界から異端者という扱いを受ける。現代医学でいう聖なる力をもつ「食物」とは、善し悪しは別として、血流に乗って全身をめぐる人工的な化学物質のことなのだ。
医者は「薬を使わない治療法」を信じない
原著「こうして医者は嘘をつく」によれば、以下のように述べられています。
医者がどうしても薬を処方しようとするのは、それ以外の治療法を知らないからだ。そもそも医者は、薬を使わない治療法があるなどということを信じていない。
薬物療法をいやがる高血圧症の患者には、ひとまず運動療法で減量させようとするかもしれないが、医者は本気ではない。理由は二つある。まず、運動療法を本気で信じていないこと。次に、栄養とか生活改善について患者に助言をするだけの知識をもち合わせていないことだ。
きちんとした知識を身につけている医者もいなくはないが、それは50人にI人くらいである。
患者にしてみれば、薬を使わずに治療してほしいと願うのは当然だ。しかし、医者にとってみれば、それは理不尽な要求である。医者の基準と患者の基準は相容れない。といっても、別に驚くようなことではない。そもそも、医療倫理は世間の常識とは相容れないからだ。
手術のさなかに患者の腹部から前の手術で取り忘れたガーゼが見つかり、それが原因で患者が死亡した場合を考えてみよう。
世間の常識では、患者の家族に真っ先に事実を伝えるはずだ。それに対し医療倫理では、外科医は手術に立ち会った全員に口止めを命じる。もし看護師が命令を無視して遺族に真相を伝えれば、その看護師は解雇される。
医療倫理は世間の常識と相容れないばかりか、伝統的な宗教ともかけ離れている。宗教は対立する宗教の欠陥を指摘して反証する傾向があるが、現代医学教は薬を使わない医者を「投薬の儀式を拒否した異端者」と見なし、反証の機会すら与えずに排除する。
現代医学教の戒律は非常に厳しく、アメリカ医師会の倫理規定では、医学博士の学位をもつ者は現代医学を信じない者との親交はもとより、言葉を交わしてもいけないことになっている。
患者に危険な薬を平然と処方している医者とは、こういう人間なのだ。世間の人は自分の身は自分で守る必要があることを肝に銘じるべきである。
医者は自然治癒力を認めようとしない
原著「こうして医者は嘘をつく」によれば、以下のように述べられています。
最近の医学会議で、ある医者が抗がん剤治療について次のような趣旨の報告をした。
「救命の方法と新しい治療法の発見には大いに興味があるが、患者がある程度死を受容して安らかに死ねるように配慮することが重要だ。私はスタッフとともに時間と労力の大半を割いて末期患者に接しているが、その際のカウンセリングは、できれば家族のいないところで行なうようにしている」
なぜ、この医者を含めて死の商人たちは「家族のいないところでカウンセリングを行なう」と言うのか。私にはその理由がわかる。家族の目的は生命をはぐくむことであり、家族の影響があると患者を死から遠ざけることになるからだ。
人の死を研究している多くの医者は、患者は死を受容すべきだという前提に立って医療に携わっている。つまり、医者は患者を治療して死なせているのだ。その理由は、患者を治療して生かせておくことができないからである。医者は「死を否定することは、ある意味で精神的に不健全だ」と言い、さらにこう主張する。
「もし末期患者が死について語らず、死と向き合うこともせず、あきらめて死のうとしないなら、長いあいだ病気で苦しむことになる」
カウンセリングで死を受容することを患者に説く医者たちは、何か見当違いをしているので「あなたはもうこれ以上生きられる見込みはない」などと言う医者は、患者にとって何の役にも立だない存在である。患者に余命を告知して「あなたはもう長く生きられない」と言うことは、患者に呪いをかけているのと同じなのだ。患者は医者の言葉を信じ、告知されたとおりに死んでいく。
心のもち方は体の治癒能力に影響を与える。もちろん医者は自然治癒力を認めようとしないが、楽観的な姿勢を維持することがいかに大切であるかは論をまたない。医者は余命を告知するより、患者の将来設計を助けるべきだ。患者に「死に至る病気なので、現在の医学ではあまり見込みがない」と言うのと、「あなたの死は避けられない」と言うのとでは意味がまったく違ってくる。
もちろん、もし医者が患者の病気に対して無力であることを認め、「現代医学以外の治療や患者自身の自然治癒力を生かせば効果があるかもしれない」と言ってしまえば、患者に対する統制力を失うことになる。だから、医者としてはそんなことは言えない。
現代医学の儀式はますます効果がなく、患者の生命を脅かすようになっている。そこで、医者のこうした仕事ぶりがもたらす結末を準備しておくことは、医療ビジネスを営むうえで理にかなっている。
患者が死を人生の一部として受容するようになれば、病院としては死の領域を扱う医療を新たに設けることができる。それが終末期医療(ターミナルケア)である。
このように、「現代医学以外の治療や患者自身の自然治癒力を生かせば効果があるかもしれない」と言ってしまえば、患者に対する統制力を失うことになる。だから、医者としてはそんなことは言えない。このため、医者は自然治癒力を認めようとしない。
原著の「こうして医者は嘘をつく」とは・・
この書籍は1979年にアメリカの小児科医のロバート・メンデルソンによって刊行され、全米で大ベストセラーとなって以来、不朽の名著として読み継がれており、日本で初めて弓場隆の翻訳によって三五館から出版されたものです。
内容は、アメリカの40年前の医療状況の批判を行ったものです。このように古い本でありながら、まさに日本の現状にあてはまるものであり、驚かされます。
そして、さらに驚かされることは、日本の頭痛医療で、そっくりそのまま二番煎じのごとく踏襲されていることでした。
整体療法(オステオパシー):体の歪みを正して、病気を治す。整体、指圧、マッサージ、カイロプラクテイックス等。は日本では評価されません。
こういったことから、カイロプラクター、整体師、鍼灸師の施術は評価されない理由はここにあります。
また、食事療法は、従来、MBT療法が有名で、これを継続された方々の9割は改善されるとされ、一世を風靡していましたが、トリプタンが導入されて以来、なぜだか話題にすらされなくなりましたが、その後、後藤日出夫先生から「3つの約束」が提唱され、なかでも「健康万能ジュース」の効果には肝を潰されました。
蛇足ですが、当地区の某総合病院の脳神経外科に患者家族の希望で「群発頭痛」の患者さんを紹介した際に、その返事に驚愕させられました。「治療方法がないため、カウンセリングを行っていきます」とのことでした。群発期の3、4カ月の毎日の激痛をカウンセリングで我慢させられる患者さんを思えば、泣きたくなりました。脳神経外科で群発頭痛にカウンセリングをしている等、まったく想像だにしていませんでした。
一般の方々は、頭痛といえば「脳神経外科」と信じ込んでおられる方が多いようですが、二次性頭痛以外の慢性頭痛の患者さんは、絶対に、「脳神経外科」関係の頭痛専門医に受診するべきではありません。何をされるかわかりませんので・・脳過敏の程度を調べると称して脳波検査でも現代においてもされるのがオチでしょうか??
以上、総括すれば、日本の頭痛医療および研究は、20世紀初頭の時代遅れのことをしているとしか考えられないようです。毎年、欧米から研究者を招聘し、講演させ、これを拝聴し、賞賛するだけの能力・・語学力だけしかないようです。日本の医学は欧米崇拝主義だけです。
ただ、頭痛領域では、いい加減に、これまでの報告例を丹念に、吟味・検討したうえで、再構築すれば自ずと道が開けるのではないでしょうか??
ということは、慢性頭痛で悩まれる方々は、こうした学会のあり方を直視しない限りは、新たな・明るい未来は開けないと思われます。これをキチント把握していきませんと、また、ペテンにかけられ、なけなしの懐のお金をむしり取られるのがオチですので注意を・・
宇宙旅行の話がでる現代において、このように前時代的なことを、学会を主導される方々が行っていること等、皆さんは想像だにされないと思いますので、この機会に諄いようですが繰り返し・繰り返し述べました。もう二度と記事にはしたくありませんので、死ぬまでには、書かせないで下さい。
参考記事
健康か病気か
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12278978297.html
未病に、保健機能食品をという考え方の是非
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12279750230.html
富裕層ほど現代医療を受けないという事実
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12316250259.html
ロックフェラー一族は絶対に薬を飲まない
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12316242602.html
近代医療が金貸しに乗っ取られる過程
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12316198447.html
現代医療の惨状から見えてくる真実
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12316194451.html
医療の原点に基づいて・・
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12312718443.html
医療大崩壊
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12310731341.html
西洋医学の本質
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12642534390.html
西洋医学のもうひとつの側面・・医原病の量産
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12642544907.html
「こうして医者は嘘をつく」
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12577006329.html
専門家の拠りどころ・・「国際頭痛分類」
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12581120523.html
ここでコマーシャルです。
頭痛が気になったら・・
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12644567389.html