目指す中学と、目指す理由の振り返り(前編)」からの続きです。⇒

 

当初はご近所の巣鴨中学校以外は、お恥ずかしながらどんな私立中があるのか存在すら知りませんでした。そんな訳でマスター先生から頂戴したアドバイスに基づき、巣鴨中以外の候補校にも、視野を拡げていきたいと思います。


校風などは十分に理解できていません。その辺りは文化祭などで、ゆうくん本人に肌で感じ取ってもらうしかありません。親としては機械的に、まずは距離と、国立進学率だけに注目してみます。

(1)巣鴨中学校
・近い! とにかく近い!! ゆうくんも毎日校門前を通っていますから、違和感もゼロです(近所すぎて新鮮味もゼロです)。以前は「巣鴨プリズン」と揶揄されるほどの硬派&スパルタ教育で有名でしたが、最近は随分と雰囲気が柔らかくなってきたそうです。まあ、ふんどしは健在ですけどね!

 

・221人中、国立合格数は49人。国立に行けるのは上位22%ぐらいでしょうか。国立よりも、私立医学部への進学が強くて有名ですね。
・四谷大塚では偏差値55~63。浜学園だと偏差値49~59。巣鴨中の算数選抜は難易度が高く、算数1科だと届きません。算国2科でも国語が足を引っ張るので、やはり届くかどうか怪しいラインです。
・絶望的かと聞かれると、多少は望みもあります。塾テストでケアレスミスがなく、各科目あと2問ずつ正解できれば、届きそうな偏差値ではあるんですよねー。まあ、その2問をしっかり取るのが難しいんですけど。

(2)淑徳巣鴨中学校
・こんな近くに、こんな候補があったなんて! 巣鴨中ほど近所ではありませんが、ぎりぎり徒歩圏内です。
・四谷大塚では偏差値40~47。行けるじゃん!! 今の成績キープで行けるじゃん!!!! 浜学園では・・・データがないだとッ?! 少し前まで定員割れしていたということで、統計データがないのかも知れません。
・364人中、国立合格数は13人。国立に行けるのは上位4%ぐらいでしょうか。入学時の偏差値と、卒業時の国立進学率は、どうしても比例しちゃいますね。

(3)本郷中学校
・チャレンジ校として推していただいたのが、本郷中となります。まだ通塾先は決めていませんが、各塾の巣鴨校舎から近いですね。池袋から巣鴨は2駅の距離です。自転車圏内で、条件次第では自転車通学もOKらしいです。
・314人中、国立合格数は85人。国立に行けるのは上位26%ぐらいでしょうか。
・四谷大塚では偏差値60~62。浜学園だと偏差値53~57。先生! 無理です!!!!

 


(4)城北中学校
・ゆうくんに向いている可能性ありと推していただきました。うちからだと電車通学になります。一気に距離は離れて、ドアtoドアだと通学時間が30分を超えます。都内の私立中学生だと、これぐらいは普通かも知れませんね。
・330人中、国立合格数は81人。国立に行けるのは上位24%ぐらいでしょうか。
・四谷大塚では偏差値56~60。浜学園だと偏差値50~51。偏差値も、国立進学率も、巣鴨と本郷のちょうど真ん中ってカンジですね。

(5)東京農業大学第一高等学校中等部
・熱しにくく冷めやすいため、ゆうくんの将来の夢はコロコロ変わります。小3時点での夢は、両生類や爬虫類の研究者だそうです。正確には怪獣っぽい雰囲気の生き物が好きみたいです。そんな「好き」を活かせそうと教えてもらえたのが、東農第一中です!! おおー! すごい!! 楽しそう!!!!
・329人中、国立合格数は55人。国立に行けるのは上位16%ぐらいでしょうか。ちなみに東京農業大学への内部進学は12人とのことです。少なッ。
・四谷大塚では偏差値58~62。浜学園だと偏差値52~55。先生! 必要な偏差値が本郷中に近いです!!!! しかし、この学校の問題点は偏差値などではありません。立地! 立地が遠すぎ!! うちからだとドアtoドアで1時間半ぐらい掛かりそうです。往復だと毎日3時間。キツイ! でも良さそうな学校だなあ!!

 

こうして並べてみると、入口(偏差値)と出口(国立進学率)のコスパも踏まえて、結局のところ巣鴨中学校が第一志望校なのは揺るぎません。あとはやはり、ゆうくん本人の気持ち次第です。現在はまだ「やらされているだけ」で自分事になっていませんから。巣鴨中も「行きたい!」というよりも、「え? すぐそこでしょ?(余裕たっぷり)」という感じでしかありません。
うん、確かに物理的には近いけどね? 歩いてすぐだけどね? でもね、偏差値的には「すぐそこ」が凄く凄く遠いんだよ?


⇒「次記事」に続くかも?(予定)

 

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◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
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