爆速!インド式2桁の足し算!(前編)」からの続きです。⇒

 

そろばん最強。でも習得が難しい。そこで、同じ考え方の「インド式」を、アレンジして取り入れようという目論みです。
基本ルールは、左(大きい位)から右(小さい位)に計算すること。例えば「山本塾」では、24+57 を計算する時に、まず(10の位)である20+50 だけを繰り返し練習させる手法を採っています。一旦は(1の位)を無視して、左から計算する鉄則を定着させる練習ですね。

インド式の計算法、そろばんよりは取り入れ易いといっても、小学1年生にとって難易度高いことは否めません。
小1のゆうくんに理解してもらうのには、すっごく苦労しました。すっっっっごく苦労したんです。試行錯誤の上、我流に我流を重ねてたどり着いた結果が、以下の計算法となります。筆算は塾や小学校で習うことになるので、家庭学習(暗算)では使いません。

ゆうくんのために、トライ&エラーを繰り返して到達した計算法なので、ちょっとクセがあったり、若干効率性を犠牲にしている部分もあります。インド式のドリルも色々あるので、自分のお子様に合ったものを採用するのがベストだと思います。



例として、24+57 を計算します。

① 数式を読みます。ゆうくんの場合、足し算か引き算か、間違えるケースが多いからです。また、(10の位)が20と50、(1の位)が4と7ということも指差し確認します。位取りもミスしやすいです。

② まず(1の位)の繰り上がり「有無」だけをチェックします。ここでつまづくなら、(1桁+1桁=18以下)の練習に戻ります。10以上になること「だけ」を判定します。

③ おっと、繰り上がりが出てしまいました。ここで(10の位)を何も考えずに、1加えてしまいます。無心で1を足すのです。無我の境地です。悟りです。
24の(10の位)である20が、30に化けました。最初のうちは、ここで「3に化けた」と メモさせます。慣れてくると、メモしなくなってきます。このポイントが、インド式(我流)における最大の難所です。

④ 繰り上がり処理した後の(10の位)を計算します。305080 です。必ず左(10の位)から計算するのが鉄則ですよ。

⑤ 最後に(1の位)を計算します。4+7のうち、(1の位)だけを計算します。=_ですよ。4を10にするため、7から6借りるというイメージです。

指折り算なら、4+6+「1」。まず4本立てた状態から、「+7」のうち6本を一気に立てます。もう立てられる指がないため、両手をグーにしてリセット。「+7」のうち残り1本を立てて、答えは「1」です。
(10の位)は触らずに80のまま、(1の位)はとなりました。80。答えは81です。

「筆算」や「そろばん」と比べて、脳内メモリ(ワーキングメモリ)の使用量はいかがでしょうか? メモリ、節約できていませんか? まずは是非、パパさんママさんで試していただいて、良さそうならお子様に教えてあげて下さい。
あ、「そろばん」や「公文(くもん)」、「山本塾」「たぶお式」等で教えている場合は、そのままで良いですよー。色々なやり方を教えてしまうと、逆にお子様が混乱してしまうので要注意です。

 

⇒「インド式の足し算プリント(2桁+2桁=99以下)」に続きます。

 

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