たぶお式の足し算プリント(ブロックK)前編」からの続きです。⇒

 

何故、最初にたぶお先生とのやり取りが必要なのか。連絡してみて分かったのは、「たぶお式」は単なるプリント販売だけではなかったということです。
たぶお先生が子供の様子をチェックして、どれぐらいの能力か見定めてくれます(今後、ユーザが増えると、こうした個別サポートは薄くなっていくかも知れませんが)。それから、どのブロックから始めるのが良いか個別アドバイスをくれます。

ゆうくんの場合は、「ブロックK」という初歩レベルからスタートです。気になる料金はブロックによって異なりますが、概ね1万円以下。市販ドリルよりは割高ですが、個別指導塾(算数)のお世話になることを考えれば格安でしょう。
プリント学習だと自ら取り組む姿勢を求められるので単純比較はできませんが、「RISU算数」で小6まで先取りしようとしたトータルコストと比べて、概ね3分の1ぐらいです。

さて、ようやくプリント教材を購入できました。その中身は、スモールステップで構成された大量のプリント群を、スパイラルで何度も繰り返すことによって、徹底的に基本パターンを叩き込むスタイルです。

「ブロックK」段階でのスタイルは、「公文(くもん)」に近いかも知れません。高速反復練習は頭を使わず暗算できるようになるので、くもん「だけ」では思考力を問われる高学年で伸び悩む、なんて噂も良く聞きますよね。思考力の育みを優先する「どんぐり倶楽部」とは、真逆のスタンスです。
四谷大塚(リトルくらぶ)でも、文章・絵・数式のつながりを理解させることに、低学年から学習時間の多くを費やします。一方の「たぶお式」では、語彙力や読解力に乏しい低学年のうちは、国語的な要素を「時間のムダ」と削ぎ落し、「算数」だけに集中させる突き抜けたコンセプトとなっています。

読解力⇒描く力⇒思考力⇒計算力 は、どれか1つでも欠けると点数になりません。結局はどれも大切で、優先順位(学ばせる時期と順番)付けなんだと思います。
うちの家庭学習は「たぶお式」(算数)を軸に、読解力(国語)などは他教材で補っていく方向で進めることにしました。

 

 

プリント購入の際には、たぶお式の特徴の1つであるzoom学習会も見学させてもらいました。ゆうくんと同世代(小1)の子供達が、我先にと手を挙げて素数の暗唱とかを披露します。プリント学習に食らいつき、その成果を続々と発表していく姿は、獲物に群がるピラニアのようです。ゆうくん的には「ぽかーん」です。

ヤバい!
お勉強大好きな空気が、異空間を形成している!

解ける!⇒楽しい!⇒もっと解きたい!の好循環に、「解ける!」が抜けたまま飛び込むと、瀕死の致命傷を負いそうです。

これが噂の「SAPIX α1は当然」「IQ160以上のギフテッドが続々」とかいう天才児集団か! 一応、たぶお先生のお話しによると「天才でない普通の子も、楽しく勉強していますよ」とのことでした。「普通」の定義が「日能研で偏差値65」とかでないことを祈ります。
だ、大丈夫なんですよね!? うちの子、偏差値40なんですけどッ????(不安)

まずは他ユーザ(小1)が勉強しているブロックまで追い付かないと、お話しになりません。zoom学習会への参加は、百わり(2桁÷1桁=余りあり)をマスターするまでお預けとしました。いよいよ、ゆうくんもプリント学習に挑戦です。

 

⇒「たぶお式の足し算プリント(ブロックK)後編」に続きます。

 

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◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!