たぶお式の足し算プリント(ブロックK)中編」からの続きです。⇒

 

たぶお式(ブロックK)のうち、(K1)は31枚あります。これを3日間で3回転させてみました。今までの自作プリントでは、1日3枚程度の学習量でした。枚数だけなら10倍です。
たぶお先生の個別アドバイスで、学習済みの単元より一段下から始めています。解き慣れた内容なので、「足し算(1桁)」と「積み木の数」は、ゆうくんもノリノリで解いていきます。あ、「点描写」だけは、すごい嫌そうに進めています。

 

 

さて、効果の程はどうでしょうか。自作プリントで、たぶお式導入前のタイムと比較してみます。
「SAPIX α1」「偏差値70台」「IQ160以上」といった天才児に絶大な効果があることは証明されています。「四谷大塚」「偏差値40」「IQ100前後」の普通の子(というか塾の授業に付いていけない最下位レベル)であるゆうくんでも、たぶお式は効果あるのでしょうか? 忖度なしで計測です。

むちゃくちゃ遅くなってるーーーーッ!?

練習量が増えたのに遅くなった? そんなはずがありません。(K1)の足し算・引き算には、自作プリント(1桁+1桁=18以下)と似たような問題が並んでいます。

何が違うのでしょうか?

実はたぶお式、問題1つ1つは他教材と変わりません。ただ、構成や並び順に工夫が仕込まれています。例えば足し算なら、プリント1枚につき「+1だけ」「+5だけ」「答えが5だけ」といった感じで、関連付けされた問題「だけ」を繰り返して定着させるコンセプトです。さらに同じプリントを周回することで、徹底的に基本パターンを叩き込みます。
プリント1枚当たりの問題数は絞られており、ゆうくんも(解きやすい問題のうちは)テンポ良く進めていきます。自作プリントとは食いつきが違います。

一方の自作プリントは、何の工夫もない完全なランダム。テンポ良く解けるたぶお式の出題に慣れた結果、一時的に、ランダムな並び順への対応力が失われたようです。
1を学べば10を理解して100に応用できる天才児と違って、ゆうくんは1を学ぶと1は覚えるけど応用には拡がりません。ゆうくんならではの活用法は、これから探求していきます。

たぶお式は、子供に与えるだけで勝手に成績の上がる「魔法の杖」や「霊水」ではありません。早い子のケースで10日で258枚といった繰り返し学習を消化して、2桁÷1桁(余りあり)を2秒/1問ぐらいで解けるようになって、ようやく他ユーザの皆さまに近づける学習法です。まずは、やってみるしかありません。
当面の目標は、四谷大塚の授業に付いていけるようになること。そして目指せ、偏差値50! 凶と出るか吉と出るか、どうでしょうか?

 

⇒「大人にも効く?インド式計算法!」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!