love storys  ~17歳、私と君と。~ -99ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

昼休み。


いつも通りなら私は晴香と数人の女の子たちと昼食を食べる。


だけど、私たちの輪の中に晴香がいない。


「晴香は?」


私は隣に座っていた奈美に聞いてみる。


「晴香?さっき、学食でパン買ってくるって言ってたよ」


何でそんなこと聞くのとでも言いたげな顔で奈美は答える。


「そう・・・なんだ」


ついに。


晴香が動き出した。


きっと、パン買ってくるなんて嘘だ。


だって、この教室にはもう一人いない人がいる。


いつもならいるはずなのにいない人が。


榊原祐二がいない。


私は、どうすればいいだろうか?


私はここで晴香が告白し終わって帰ってくるのを待つ?


いや・・・。


私は席から立ち上がった。


そして、どこに行くあてもなく走りだす。


「亜美!?」


奈美の声はもう私の耳には入っていなかった。


教室を出てまず、右に。


2人はどこにいるんだろうか。


勢いよく飛び出してきたのはいいが、どこを探せばいいのかわからない。


告白って普通どこでするもの?


全く分からない。


とりあえず、間違いなく言えることは誰もいないところにいるはず。


そこで浮かんだのは体育館。


私は、走るスピードを速める。


体育館を扉を開けて中に入る。


けど、そこには誰もいない。


「はずれか・・・」


その時、バイブ音が耳に入った。


私は携帯を取り出す。


・・・晴香からのメールが届いていた。


『今から告白する』


そう書かれていた。


どこで?


メールでその文字を打ったが、送るのをやめる。


質問として間違っている。


そんなこと聞いたら、見に行きたいって言ってるようなものだ。


誰だって告白は見られたいものじゃない。


『そうなんだ。頑張って』


思ってもないことを文にしてメールを送信した。


時間がない。


早く探さないと・・・。


私が止めていた足を動かそうとした時、また『声』が聞こえた。


自分の中から・・・。


『告白の現場を見てどうするの?』


どうするって・・・。


分からない。


けど、どこかでじっと待ってるなんてできない!


『残酷な光景を目に焼き付けたいの?』


声は嘲笑う。


うん。


目に焼き付ける。


それが、自分にできる戒めだから。


『それは、ただの自己満足だよ。そんなこと誰も望んでない』


そんなこと、自分自身が一番よく分かってる。


自分の中の自分に言われなくても。


私はまた走り出した。


どこに行けばいい・・・。


誰もいない・・・告白に最適な場所・・・。


「・・・あるじゃん・・・。一番いいところが」


なんで、そこが思いつかなかったのだろうか。


私は、階段を一段飛ばしで上へと駆け上がった。


まだ、告白が始まっていないことを信じて私はその場所に向かう。


一縷の望み・・・なんて。


そんな大それたものじゃないけど。


きっと2人はそこにいると信じて。






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今日は、エイプリルフールですですね。


だからと言って特に何かがあるわけではないですがww


本当は、なにか書こうと思っていたんですが、さすがに自粛でww


去年書くの忘れたから書こうとは思っていたんですけどね・・・。


小説ですが、2人は亜美が思った場所にいるんでしょうか?


あ、ちなみに区切りは明後日です。


40話で第一章?が終わる予定です。


あと二話でw


ちなみに、明日は晴香編です。


それともう一つ。


完全に忘れていたんですが、写メの件。


今、忙しすぎてそれどころじゃない!w


申し訳ないのですが、少し待ってください~ 泣







「清少納言というのは~」


古典の先生の声が子守唄のように聞こえる。


睡魔が私を襲ってくる。


今は三時間目。


二時間目は体育だったから、疲れて眠くなる。


周りを見渡すとけっこう寝ている人がいた。


わたしも少し寝ようかな・・・。


私は、机に顔を伏せた。


そして、目を閉じた時。


「藤崎~」


先生に指名される。


「・・・はい」


眠そうな声で私は応答する。


「清少納言のこの名前って本名だと思うか?」


授業に関係あるのか・・・そんなこと。


絶対にテストに出ないだろ・・・。


それに、寝ようとした時に指しやがって・・・。


こんなくだらない問題のために。


「本名じゃありません。それにその人には元々の名前はありまあせん。昔の女性には名前がなかったらしいので」


「そうだな。じゃあ、清少納言の名前の由来は分かるか?」


「清が名前の方で少納言が位です」


「まあ、正解だな。詳しく言うと『清』のほうは~・・・」


その先、先生が何を言っていたのか全く覚えていない。


いつの間にか意識を失っていた。


そして、気付いたのは・・・


キーンコーンカーンコーン。


終業のチャイムの音でだった。


学級委員の号令で三時間目が終わった。


「珍しいね。亜美が寝てるの」


晴香が私の方にやってきた。


「今日は異様に眠いんだよ・・・」


「そうなんだ。てか、やっぱり頭いいね」


「なにが?」


「清少納言の話」


「ああ・・・。前どこかで聞いたことがあったんだよね」


常識じゃん。


そう思ったが、そんなこと言いうと「イメージが悪くなるので止めておく。


「私、初めて聞いたよ」


晴香がそういうと、周りも同調して


「私も~さすが、クラストップだよね~」


数人からの黄色い声。


あまり嬉しいものでもない。


男の子じゃないんだし。


それにそんなにすごいことでもないし。


「次のテスト辺りで晴香に抜かれるよ」


私は頬杖をつきながら晴香の方を見て「ね?」と同意を求める。


「そんなことないよ。亜美にはかなわない」


「大して差はないよ」


「5教科であと20点。けっこう差があるよ」


「そうかなぁ・・・?」


あまり、クラストップというものに興味はなかった。


ただ、学力はあるにこしたことはないということで勉強しているだけで。


それに、テスト勉強というものはあまりしていない。


だって、そんなものやっても何のためにもならないから。


今私がやっているのは、高校受験のための勉強。


なるべくいい高校へ学費免除で入るために。


そのために、重視されるのは中学の成績ではなく、当日のテスト結果。


だから、受験勉強優先。


とはいっても、受験勉強しているうちにある程度学校のテストの方も分かるんだけど。


「あんまり、テスト勉強してるイメージないんだけどね~」


周りの女子が言う。


そりゃそうだ。


テスト前だから頑張るとかしないから。


毎日、一定の量の高校入試の問題を解いてるだけだから。


テスト前とか関係なく。


とりあえず、私が今必要なものは学費免除のための学力なんだ。


そのための勉強。


私は、自分の人生のために必死なんだ。


可哀想?


そう思われることが一番嫌だ。


同情とかされるのが嫌い。


同情してもらったところで何かが変わるわけじゃない。


お金が増えるわけでもないし。、頭がよくわけでもない。


高校の確約が貰えるわけでもない。


だったら・・・。


同情なんて煩わしいだけ・・・。


*************


四時間目が終わって昼食の時間になる。


この時間。


ついに晴香が動き出す・・・。









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はたして、この回に何の意味があったんでしょうか?ww


僕自身が一番よくわかりませんw


とりあえず、晴香と亜美の2人の今を。


明日から展開が動きます!

「おはよっ」


晴香は私の肩を叩いた。


「ずいぶんご機嫌だね。何かあった?」


「ないけど、テンションが低いよりはいいかなって」


晴香はもっともらしいことを言う。


「たしかにね。ただ、私はそんなテンションで朝を迎えるのは無理だなぁ」


「なんで?」


「疲れちゃうから」


「あはは。まだ中学生なんだから」


「まあね~・・・」


私は、空を見上げた。


相変わらずの雲ひとつない晴天。


「雨が降ってるよりはいいと思わない?」


私と同じように晴香も空を見上げる。


そして、なにか考え深めそういった。


「うん。そうだね~・・・」


わたしはそう返答しながら、頭には榊原君の顔が浮かんできた。


『雨・・・好きなんだよね』


そういった彼の顔が。


濡れるし、寒いし。


あまりいいことがない雨。


そんな雨が好きな彼。


なんで、好きなんだろう・・・。


「そういえばさ」


「ん?」


「祐二は雨が好きらしいよ」


「ふぇ!?」


私は素っとん狂な声を上げる。


「どうしたの?」


晴香は不思議そうな顔をして私を覗き込む。


「なんでもない」


ただ驚いただけ。


私が考えていたことを晴香が口に出したから。


「それより、雨が好きって珍しいね」


「そうだよね。祐二って変わってるから」


榊原君のことを何でも知っているような言い方。


幼馴染であり、大好きな人だから当たり前なんだけど。


でも、それに少しむっとした。


そんな自分に驚く。


もしかして・・・私、晴香に嫉妬してるの・・・?


それほどまでに、榊原君を好きになっているの?


「アブノーマルなんだね」


でも、そのことを悟られないように。


必死になる。


わたしは、晴香に嘘をついた。


榊原君のことに対して。


あの時・・・。


今はその嘘を隠し続けている。


いつか、ばれてしまう嘘。


そう。


嘘って言うのはいつかばれる。


それが嘘なんだ。


ばれなかった嘘は嘘じゃない。


真実になる。


「横文字にする必要がある?」


「なんとなくだよ」


私たちは、仲良く笑い話をしながら登校する。


傍からはそう見えているだろう。


けれど、私は笑顔で親友と話しながら一つの決意を固めた。


この嘘はばれないようにする。


この嘘を真実にするって。





けれど、この決意は簡単に崩されることになる。


晴香の些細な言葉で。


行動で。


最悪な13日の金曜日が始まることになるんだ。






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なかなか展開は進みませんww


まあ、僕の小説のペースはこんなもんですww


気長に読んでいただけると嬉しいですw


こうやってかないと、10話ぐらいで話終わっちゃうんでww



季節は春と夏の間である、梅雨を迎える。


新学期が始まって、みんなが徐々にクラスの雰囲気に慣れるころだ。


6月13日。


今日は金曜日だ。


迷信とかホラーとか。


信じる人にとっては嫌な日。


私は信じる方だ。


嫌な予感がしてならない。


私は、梅雨には似つかないような照りつける日差しを恨めしそうに睨みつけながら学校への道のりを歩く。


この季節は基本的に暑い日か雨が降ってる日しかない。


私の一番嫌いな季節だ。


だけど、一番大事な季節でもある。


この一週間後に私の誕生日があるんだ。


6月20日。


私が一年で一番重要な日。


大切な日。


この誕生日。


今年はどう過ごすのだろうか?


毎年、お母さんと二人で小さなケーキを食べていた。


一つ百円くらいの。


学校では晴香達からプレゼントをもらって。


でも、このプレゼントで私の心は痛む。


だって、私はみんなの誕生日に何も買ってあげることができないのだから。


毎年、何かしらは渡そうと思っている。


手編みのマフラーとかを編んだり。


けど、それを毎回できるわけじゃない。


時間がないんだ。


みんなの倍の時間がほしい。


なんて。


今・・・一番欲しいもの。


普通の女子中学生だったら何て答えるかな?


ませた女の子はお金とか。


彼氏!とか言う女の子もいるかもしれない。


私はこんなくだらないことを考えたながら歩く。


なにかしら考えてないとつまらない登校時間。


前方にいる数人の女の子たちは、恋の話で盛り上がっている。


楽しそうに笑顔で。


きっと、学校に着くのもあっという間だろう。


時の早さっていうのは感じ方次第で遅くも早くもなる。


楽しいことをしているときは早く感じるし、嫌なことをしているときは長く感じる。


時は、常に全く同じスピードで進んでいくのに。


そう考えると人間って不思議。


科学でも解明されてないことがたくさんある。


興味深い生き物。


浅はかな知性しか持たない人もいれば、逆の人もいる。


他の生物は1匹1匹大差ないのに。


人間だけ、こんなに個性がある。


差がある。


・・・。


何を考えているのだろうか?


こんな意味のないことを考えている自分に苦笑する。


もしかしたら、私は何かの科学者とか物理学者とかに向いてるのかもしれない。


その時だった。


「亜美!!」


後ろから聞き覚えのある声。


振り返るとそこには晴香がいた。


嫌な予感・・・。


晴香の笑顔を見た途端になぜか当たるような気がした。


普通ならば。


笑顔を見た途端に嫌な予感は消えるはずなのに・・・。




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更新遅れました。


寝てたら夜になってました・・。


13日の金曜日ですw


この不吉な日に・・・ついに・・・。

~side亜美~


放課後に晴香から聞いた言葉。


『祐二に告白する』・・・。


そして、私はそれに協力する。


彼氏が他の女の子に告白されるのを見届けなければならない。


すごく嫌な絵だ。


その光景を想像して私は苦笑した。


けど、これはいつか絶対に起きることだった。


私が、榊原君と付き合ったその時から。


だって私は晴香が榊原君のことを好きだってことを知っていて、付き合っているんだから。


晴香がいつか榊原君に告白することは必然。


まあ、もう少し遅くだと思っていたけれど。


こんなすぐ早くに。


まだ、デートの一回もしてないうちからこんなことが起きるなんて。


もしかして・・・。


この時、ひとつの仮説が浮かんだ。


晴香は、私と榊原君が付き合っていることを知っている・・・?


それで、嫉妬心からこの行動を起こした・・・。


これなら、こんなタイミングで晴香が告白するなんて言ったのに納得ができる。


けど、そんなことはあり得るんだろうか。


まだ、私は学校で榊原君と一緒にいたことはない。


晴香が知るタイミングはない。


じゃあ、やっぱりたまたまだろうか・・・。


その時、晴香からメールが届いた。


私は、大通りを歩きながら携帯を開く。


今日は久々に浩平の顔を見ないで済む。


彼は、今日数人の男友達と遊びに行くと言っていた。


果たして、本当に男友達なのかはわからないけど。


女の子をナンパしてホテルに連れ込んでそうだ。


顔はいいからな・・・。


私はメールの内容に視線を移した。


『告白って何て言えばいいのかな?』


唐突に凄まじい質問。


今、メールで聞くことなのか・・・?


トラックが速度オーバーのスピードで私の横を通り過ぎる。


私の髪がなびく。


『自分の思った言葉を相手に伝えればいいんじゃない?』


私はもっともらしいことを返答した。


晴香が、自分の想いを告げたら、榊原君は何て答えるだろうか?


断るのか。


OKするのか。


二股をかけるのか。


いや、二股はあり得ない。


多分・・・。


そして、私の過信とかじゃなく・・・。


きっと断る・・・だろう。


そこで問題となるのは榊原君の断り方だ。


「彼女がいるから」


と言ってくれればいい。


でも、そこで「亜美と付き合っているから」とでも言ってしまったら・・・。


まさに地獄絵図だ。


最悪の状況が目に浮かんだ。


晴香が告白への準備を進めていくにつれて、私の逃げ道がどんどんなくなっていくんだ。





私の安易な言動が。


想いが。


自分をどんどん苦しめていって。


そして、晴香や榊原君も傷つけてしまう・・・。




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少しずつ・・・。


晴香の告白への時が迫っています。


晴香が告白した時、祐二は何て言うのでしょうか?


そして、晴香、亜美の反応は?


写メは明日か明後日に公開予定です!