35話 13日の金曜日 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

季節は春と夏の間である、梅雨を迎える。


新学期が始まって、みんなが徐々にクラスの雰囲気に慣れるころだ。


6月13日。


今日は金曜日だ。


迷信とかホラーとか。


信じる人にとっては嫌な日。


私は信じる方だ。


嫌な予感がしてならない。


私は、梅雨には似つかないような照りつける日差しを恨めしそうに睨みつけながら学校への道のりを歩く。


この季節は基本的に暑い日か雨が降ってる日しかない。


私の一番嫌いな季節だ。


だけど、一番大事な季節でもある。


この一週間後に私の誕生日があるんだ。


6月20日。


私が一年で一番重要な日。


大切な日。


この誕生日。


今年はどう過ごすのだろうか?


毎年、お母さんと二人で小さなケーキを食べていた。


一つ百円くらいの。


学校では晴香達からプレゼントをもらって。


でも、このプレゼントで私の心は痛む。


だって、私はみんなの誕生日に何も買ってあげることができないのだから。


毎年、何かしらは渡そうと思っている。


手編みのマフラーとかを編んだり。


けど、それを毎回できるわけじゃない。


時間がないんだ。


みんなの倍の時間がほしい。


なんて。


今・・・一番欲しいもの。


普通の女子中学生だったら何て答えるかな?


ませた女の子はお金とか。


彼氏!とか言う女の子もいるかもしれない。


私はこんなくだらないことを考えたながら歩く。


なにかしら考えてないとつまらない登校時間。


前方にいる数人の女の子たちは、恋の話で盛り上がっている。


楽しそうに笑顔で。


きっと、学校に着くのもあっという間だろう。


時の早さっていうのは感じ方次第で遅くも早くもなる。


楽しいことをしているときは早く感じるし、嫌なことをしているときは長く感じる。


時は、常に全く同じスピードで進んでいくのに。


そう考えると人間って不思議。


科学でも解明されてないことがたくさんある。


興味深い生き物。


浅はかな知性しか持たない人もいれば、逆の人もいる。


他の生物は1匹1匹大差ないのに。


人間だけ、こんなに個性がある。


差がある。


・・・。


何を考えているのだろうか?


こんな意味のないことを考えている自分に苦笑する。


もしかしたら、私は何かの科学者とか物理学者とかに向いてるのかもしれない。


その時だった。


「亜美!!」


後ろから聞き覚えのある声。


振り返るとそこには晴香がいた。


嫌な予感・・・。


晴香の笑顔を見た途端になぜか当たるような気がした。


普通ならば。


笑顔を見た途端に嫌な予感は消えるはずなのに・・・。




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更新遅れました。


寝てたら夜になってました・・。


13日の金曜日ですw


この不吉な日に・・・ついに・・・。