37話 昼休み・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「清少納言というのは~」


古典の先生の声が子守唄のように聞こえる。


睡魔が私を襲ってくる。


今は三時間目。


二時間目は体育だったから、疲れて眠くなる。


周りを見渡すとけっこう寝ている人がいた。


わたしも少し寝ようかな・・・。


私は、机に顔を伏せた。


そして、目を閉じた時。


「藤崎~」


先生に指名される。


「・・・はい」


眠そうな声で私は応答する。


「清少納言のこの名前って本名だと思うか?」


授業に関係あるのか・・・そんなこと。


絶対にテストに出ないだろ・・・。


それに、寝ようとした時に指しやがって・・・。


こんなくだらない問題のために。


「本名じゃありません。それにその人には元々の名前はありまあせん。昔の女性には名前がなかったらしいので」


「そうだな。じゃあ、清少納言の名前の由来は分かるか?」


「清が名前の方で少納言が位です」


「まあ、正解だな。詳しく言うと『清』のほうは~・・・」


その先、先生が何を言っていたのか全く覚えていない。


いつの間にか意識を失っていた。


そして、気付いたのは・・・


キーンコーンカーンコーン。


終業のチャイムの音でだった。


学級委員の号令で三時間目が終わった。


「珍しいね。亜美が寝てるの」


晴香が私の方にやってきた。


「今日は異様に眠いんだよ・・・」


「そうなんだ。てか、やっぱり頭いいね」


「なにが?」


「清少納言の話」


「ああ・・・。前どこかで聞いたことがあったんだよね」


常識じゃん。


そう思ったが、そんなこと言いうと「イメージが悪くなるので止めておく。


「私、初めて聞いたよ」


晴香がそういうと、周りも同調して


「私も~さすが、クラストップだよね~」


数人からの黄色い声。


あまり嬉しいものでもない。


男の子じゃないんだし。


それにそんなにすごいことでもないし。


「次のテスト辺りで晴香に抜かれるよ」


私は頬杖をつきながら晴香の方を見て「ね?」と同意を求める。


「そんなことないよ。亜美にはかなわない」


「大して差はないよ」


「5教科であと20点。けっこう差があるよ」


「そうかなぁ・・・?」


あまり、クラストップというものに興味はなかった。


ただ、学力はあるにこしたことはないということで勉強しているだけで。


それに、テスト勉強というものはあまりしていない。


だって、そんなものやっても何のためにもならないから。


今私がやっているのは、高校受験のための勉強。


なるべくいい高校へ学費免除で入るために。


そのために、重視されるのは中学の成績ではなく、当日のテスト結果。


だから、受験勉強優先。


とはいっても、受験勉強しているうちにある程度学校のテストの方も分かるんだけど。


「あんまり、テスト勉強してるイメージないんだけどね~」


周りの女子が言う。


そりゃそうだ。


テスト前だから頑張るとかしないから。


毎日、一定の量の高校入試の問題を解いてるだけだから。


テスト前とか関係なく。


とりあえず、私が今必要なものは学費免除のための学力なんだ。


そのための勉強。


私は、自分の人生のために必死なんだ。


可哀想?


そう思われることが一番嫌だ。


同情とかされるのが嫌い。


同情してもらったところで何かが変わるわけじゃない。


お金が増えるわけでもないし。、頭がよくわけでもない。


高校の確約が貰えるわけでもない。


だったら・・・。


同情なんて煩わしいだけ・・・。


*************


四時間目が終わって昼食の時間になる。


この時間。


ついに晴香が動き出す・・・。









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はたして、この回に何の意味があったんでしょうか?ww


僕自身が一番よくわかりませんw


とりあえず、晴香と亜美の2人の今を。


明日から展開が動きます!