38話 Self-satisfaction | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

昼休み。


いつも通りなら私は晴香と数人の女の子たちと昼食を食べる。


だけど、私たちの輪の中に晴香がいない。


「晴香は?」


私は隣に座っていた奈美に聞いてみる。


「晴香?さっき、学食でパン買ってくるって言ってたよ」


何でそんなこと聞くのとでも言いたげな顔で奈美は答える。


「そう・・・なんだ」


ついに。


晴香が動き出した。


きっと、パン買ってくるなんて嘘だ。


だって、この教室にはもう一人いない人がいる。


いつもならいるはずなのにいない人が。


榊原祐二がいない。


私は、どうすればいいだろうか?


私はここで晴香が告白し終わって帰ってくるのを待つ?


いや・・・。


私は席から立ち上がった。


そして、どこに行くあてもなく走りだす。


「亜美!?」


奈美の声はもう私の耳には入っていなかった。


教室を出てまず、右に。


2人はどこにいるんだろうか。


勢いよく飛び出してきたのはいいが、どこを探せばいいのかわからない。


告白って普通どこでするもの?


全く分からない。


とりあえず、間違いなく言えることは誰もいないところにいるはず。


そこで浮かんだのは体育館。


私は、走るスピードを速める。


体育館を扉を開けて中に入る。


けど、そこには誰もいない。


「はずれか・・・」


その時、バイブ音が耳に入った。


私は携帯を取り出す。


・・・晴香からのメールが届いていた。


『今から告白する』


そう書かれていた。


どこで?


メールでその文字を打ったが、送るのをやめる。


質問として間違っている。


そんなこと聞いたら、見に行きたいって言ってるようなものだ。


誰だって告白は見られたいものじゃない。


『そうなんだ。頑張って』


思ってもないことを文にしてメールを送信した。


時間がない。


早く探さないと・・・。


私が止めていた足を動かそうとした時、また『声』が聞こえた。


自分の中から・・・。


『告白の現場を見てどうするの?』


どうするって・・・。


分からない。


けど、どこかでじっと待ってるなんてできない!


『残酷な光景を目に焼き付けたいの?』


声は嘲笑う。


うん。


目に焼き付ける。


それが、自分にできる戒めだから。


『それは、ただの自己満足だよ。そんなこと誰も望んでない』


そんなこと、自分自身が一番よく分かってる。


自分の中の自分に言われなくても。


私はまた走り出した。


どこに行けばいい・・・。


誰もいない・・・告白に最適な場所・・・。


「・・・あるじゃん・・・。一番いいところが」


なんで、そこが思いつかなかったのだろうか。


私は、階段を一段飛ばしで上へと駆け上がった。


まだ、告白が始まっていないことを信じて私はその場所に向かう。


一縷の望み・・・なんて。


そんな大それたものじゃないけど。


きっと2人はそこにいると信じて。






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今日は、エイプリルフールですですね。


だからと言って特に何かがあるわけではないですがww


本当は、なにか書こうと思っていたんですが、さすがに自粛でww


去年書くの忘れたから書こうとは思っていたんですけどね・・・。


小説ですが、2人は亜美が思った場所にいるんでしょうか?


あ、ちなみに区切りは明後日です。


40話で第一章?が終わる予定です。


あと二話でw


ちなみに、明日は晴香編です。


それともう一つ。


完全に忘れていたんですが、写メの件。


今、忙しすぎてそれどころじゃない!w


申し訳ないのですが、少し待ってください~ 泣