love storys  ~17歳、私と君と。~ -98ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「冬は寒いよなぁ~」


浩平は体を震わしながら歩く。


「そうだね。でも、そんなに震えるほど?」


「うん。晴香は大丈夫なのか?」


「私は温室育ちのおぼっちゃまとは違うからね」


「なにそれ。嫌み?」


浩平は私を睨みつける。


「うん。嫌み」


「おいおい」


浩平は苦笑する。


中学のころから仲が良かった浩平。


祐二を除けば、一番仲が良かった男子だろう。


その男子が、同じ学校に通っている。


そのおかげで、高校に入って間もないころ、一人寂しく過ごさずに済んだ。


近くにいつも、浩平がいて。


友達ができるまでは、ずっと浩平と一緒だったんだ。


今では、お互いに同姓の友達ができてそっちと一緒にいることが多い。


けれど、今でも。


こうやって彼と一緒にいるときは何だか心地よい。


安心する。


「そういえば、前回のテストどうだった?」


私は聞いた。


最近あった中間テスト。


クラスで毎回トップを取っている彼に聞いた。


「まぁ、ぼちぼちかな」


「今回は、浩平に勝つから」


「無理だな」


「なんでさ?」


「俺の方が頭いいから」


自慢げに彼は言った。


「中学までは私の方が頭良かったんだけど?」


「今は違うじゃん」


「う・・・ん。勉強ちゃんとしてるはずなのになぁ・・・」


「俺の方がしてるんだよ」


「女遊びしかしてないでしょ」


「なっ・・・。人聞きの悪い・・・」


「だって、ホントのことじゃん」


「いやいや!俺は純粋だから」


「絶対嘘だよ。今彼女何人もいるでしょ?」


「いないいない」


彼は手を横に振る。


「ほんとにぃ~?」


「ほんとに。俺は今、一人の女の子だけを見てるから」


「そうなの?誰?」


意外なその言葉に私は反応する。


「誰だと思う?」


「ん~・・・」


私は学年の女子の顔を頭に思い浮かべる。


一番最初に思い浮かんだのが、学校で一番可愛い女の子。


「愛美・・・とか?」


「なんで、愛美?」


「可愛いから」


「・・・俺が顔だけで選んでると思ってる?」


「うん」


「はぁ・・・」


浩平はあきれ顔を浮かべる。


「じゃあ、誰が気になる人?」


浩平は、人差し指を私の額に当てて


「晴香だよ」


そういった。


ドキン。


冗談だって分かっていても・・・。


不覚・・・。


少しだけ胸がときめいた。


まだ、心の隅に祐二がいるから少しだけ―――







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ストックがなくなりましたww


やばいですw


予定では、明日は亜美編になるかなぁと。


とりあえず、主要人物三人の今を書いておきたいので。


それと、今日出てきた愛美。


今後出てきますのでw


けっこう、登場人物増えそうな予感が・・・。


誰この人?と思ったらメッセージボードを見て下さい!

冬といえば、何が思いつくだろうか。


やっぱり、冬の代名詞といえば雪。


けど、まだ12月。


雪が降る気配はない。


北海道の方ではもう降り始めているって天気予報でやってた気がするが。


冷たい風が、私の体を通り抜ける。


「さむ~い・・・」


これも冬ならでは。


異様に寒い風。


夏では嬉しい風も今では全く嬉しさを感じない。


私はポケットから、手袋を取り出した。


これも、冬を感じる瞬間だ。


そういえば、最近冬を感じる瞬間のランキングを見た。


たしか、一位が『吐く息が白くなる』だった気がする。


白い吐息。


私はその言葉を聞くと、毎回思い浮かぶドラマのワンシーンがある。


デートで男性を待つ女性。


その女性が口に手を当てながら白い吐息を吐く。


空を見上げながら・・・ね。


愛しい彼を待つ少女。


・・・。


私には絶対そんなシーンは訪れないだろうな。


そんなことを考えながら、私は駅のホームに立って電車を待つ。


直後に、大きなブレーキ音を立てて電車が私の目の前で止まった。


ドアが開く。


中は通勤ラッシュということもあり満員。


私は、「はぁ・・・」とため息をつきながら電車に乗った。


そのため息は白い吐息となって宙に消える。


・・・こんなとこで白くならなくても・・・。


電車の中はスーツを着たおじさんやら高校生やら。


私の周りには見事におじさんばかりだった。


とてもうれしくない状況だ。


電車に乗るのはたかが20分。


だけど、周りがこういう人たちだと異様に長く感じる。


嫌なもんだ・・・。


その時だった。


「晴香!」


最近よく聞く声。


それが、珍しく電車の中で聞こえた。


私はその声に少し嬉しくなって振り返る。


おじさんたちの後ろの方。


そこに彼の姿があった。


彼は、なんとか人の群れをかき分けてこっちにこようとする。


けど、なかなかこれるもんじゃない。


こんな狭い場所で端から端まで移動しようとしているんだから。


私は、携帯電話を開いて彼にメールを送る。


『無理しなくていいよ』


彼は、動きを止めて携帯を見る。


そして、文字を打つ。


『わかった』


そう返信が返ってきた。


私は、携帯を閉じて手すりにつかまる。


20分が経って、電車が学校の最寄り駅に着く。


私が降りた後、数人が降りてその後ろから彼が降りた。


「おはよう」


彼が笑みを浮かべて言った。


「おはよう」


私も笑みでその返事を返す。


「ずいぶん、早いね」


「そうか?」


「だって、浩平はけっこう来るの遅めじゃん」


―――田代浩平。


唯一、同じ中学からの現クラスメート。


そして今、会っているただ一人の親友。


祐二、亜美。


それとはまた違った親友・・・。




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昨日ここ書くの忘れてましたww


ということで、第二章が始まりました~


浩平と、晴香。


この二人が同じ学校に通ってます!


浩平と亜美の関係はどうなったんですかね~。。



        ――― 3年後 ―――


高校生になって一年が過ぎた。


今は高校二年の冬。


祐二も亜美も私も。


それぞれ、違う道を進んで今を生きている。


「高校生・・・か」


中学生のあの頃は高校生になっている自分なんて想像できなかった。


憧れてた高校生活。


それが、今目の前に広がっている。


けど、想像していたのとは少し違ったけど。


甘酸っぱい恋愛があるわけではない。


マネージャーとして試合の勝利を祈ってるわけじゃない。


ただの一生徒として平凡に毎日を過ごしている。


そう考えると。


中学の時の方が楽しかったかもしれない。


なんて思う。


祐二を好きになって。


亜美が、祐二と付き合って。


それに私が嫉妬して。


まるで昼ドラみたい。


私は内心肩をすくめて苦笑した。


本棚から分厚い一冊の本を取り出す。


その表紙にはがさつな文字で『アルバム』と青い蛍光ペンで書いてあった。


たしか、これを書いたのは小学生のころだっけ。


字が汚い。


私は、本を開いて一枚目のページを見る。


小さい頃の私。


赤ちゃんのころだ。


今の面影とか全く分からないくらい小さなころ。


二枚目のページを開くと、幼稚園の頃の写真があった。


このころの記憶は微かにあった。


祐二と2人で映っている写真。


満面の笑み。


今。


もし、2人で写真を撮ったとしたら、こんな表情で撮ることなんてできないだろうな・・・。


いや、できるか。


私次第で・・・ね。


私は途中のページを飛ばして写真が貼ってある最後のページを開いた。


私と亜美と祐二。


この三人で映ってる写真。


私と亜美は、卒業証書を持って笑顔でピースしている。


それを呆れ顔でみる祐二。


これが、私たちが三人で映っている最後の写真。


三人一緒でいた最後の時間・・・。


卒業式が終わってから、祐二には全く会っていない。


メールもほとんどしていない。


亜美とは、たまに遊んだりする。


けど、高校の友達と遊ぶことの方が多い。


新しい環境に身を置くことによって。


ずっと一緒にいた人も。


親友も。


会う時間がなくなり、徐々に離れていく。


これは仕方がないこと。


「せっかく・・・仲良くなれたのにな・・・」


あの日・・・。


私が屋上に祐二を呼び出したあの日。


結局私は、祐二に告白をしなかった。


理由はとても簡単なこと。


私に勇気がなかったから。


ただそれだけ。


亜美のためにとかそんなことじゃなく。


単純に、私自身が祐二が離れていくのを想像した時、『好き』って言葉が喉元で止まってしまったんだ。


言わなかったら後悔するとか。


亜美への嫌がらせとか。


色々考えてきたのに。


たくさん悩んできたのに。


最終的には、自分の弱さが言わない方を選んだ。


どうせ、高校生になって祐二と会うこともほとんどなくなるって分かっていたのに。


それでも、祐二には心の隅で、私のことをおさなじみの親友。


そう思っていてほしかったんだ。


「晴香~!もうすぐ学校へ行く時間でしょ~!」


お母さんの声が聞こえた。


「うん。今行くよ」


私はアルバムを閉じて、カバンを持つ。


そして、部屋を出た。








平成21年12月。


ここから物語が始まる―――




この想いを伝えた先になにがあるのか。


どんな返答が返ってくるのか。


そのすべてが分かっていて。


玉砕すると分かっていて伝える。


そんなの意味がない?


いや、そんなことはない。


伝える。


そのことに意味があるのだから。


なんて、綺麗事を言ってみる。


想いを伝えることによって、亜美が傷つく。


私が応援してほしいと言った相手が付き合っているのだから。


亜美は優しい女の子。


だから、きっと、後ろめたさと戦いながら付き合っているんだと思うんだ。


傷つかせるため・・・。


そのために言う・・・?


今さらながら思ったことがある。


こんなことをして何の得になるのだろうか?


祐二との幼馴染という関係を捨てて、恋愛感情を持ってると言って。


祐二とぎくしゃくして。


亜美と付き合っていると言われて、亜美ともぎくしゃくして。


私になにが残る?


大切だと思っていた。


親友だと思っていた2人。


何にも変えることのできない2人を一時の感情で失う。


そんなことをして、あとで後悔しないだろうか?


絶対に。


絶対に後悔する。


あの時言わなければって思う。


だけど。


目の前にいる祐二。


私たちを扉の向こうから見ている亜美。


そして、誰にも邪魔されることのない屋上という空間。


告白するにはうってつけの瞬間だ。


今しかない。


この時を逃したら、一生祐二に告白できない気がする。


ずっと、無意味な片思いをし続ける気がする。


好きでもない人と付き合って結婚して。


子供を産んで。


それでも、祐二をどこかで想っていて・・・。


そんな未来が想像できる。


それは嫌だ。


だったら、伝えよう。


亜美を傷つける。


そのためだけじゃなく。


自分のために。


言っても、後悔する。


言わなくても後悔する。


どっちの道を進んだところで後悔するんだ。


大切な人たちを失って。


傷つけて、近い将来に後悔するか。


それとも、遠い将来に自分の恋心に対して後悔するか。


どっちを選ぶか。


私はチラッと扉の方を見た。


ばれないように、顔を少しだけ出して私たちの方を見る亜美。


その表情は不安そうで悲しそうで。


言わないでほしいっていうのがにじみ出ていた。


もし言ったら、私が祐二と亜美が付き合っていることを知ったら、ずっと謝ってくるだろう。


まぁ・・・既に知ってるんだけど。


そして・・・。


私は、祐二の方を見た。


何も言わない私をただ、じっと見る。


私の言葉を待つかのように。


祐二もどうやら鈍感ではないらしい。


きっと気づいているのだろう。


私が今から言う言葉に。


「祐二・・・」


「何?」


「私。佐藤晴香は榊原祐二のことが・・・」


さぁ・・・伝えよう。


これが選んだ道。


2人との関係が失われたとしても。


私は、自分が未来で後悔しない方を選ぶ。





この時の私は、完全に告白する当初の目的を見失っていた。


亜美を傷つけるために言うっていう目的を。


告白する直前に頭に入っていたのは、将来の自分が、


まだ祐二をずっと忘れずにいるっていう嫌な未来。


そんな未来を消し去るために告白するっていう・・・。


一風変わった目的のために告白することを決めた。


けど、どっちにしろ。


目的を変えたにしろ。


亜美が傷つくことは明白で・・・。


亜美はひたすら、私に謝ってくる。


その光景が容易に想像できた。


それがわかっていて・・・。


私は告白しようとしている・・・。






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なんか、ぐちゃぐちゃですねww


何が書きたいんだか・・・。


他の人の小説を見ていると、本当に自分の文才のなさを痛感します。


頑張らないとなぁ・・・。


・・・なにをだ?w


あ、ここで第一章が終了です!


え?ここで?


って感じですよね。


ここでなんですw


次回は・・・どうなるんでしょう?



~side晴香~


「ねぇ、なんか屋上って雰囲気があると思わない?」


風でなびいた髪を指で弄びながら、彼の方を見た。


「そうだね。屋上ってなんかいいよな」


祐二は辺りを見渡す。そして、言葉を続ける。


「で、何の用?」


彼は不思議そうに私を見る。


「この状況で・・・何の話かわからないの?」


「うん。全く」


まっすぐな目。


「鈍感・・・」


わたしはぼそっと呟く。


「何か言った?」


「何にも」


私は彼から視線を外して、空を見上げた。


さっきまで晴れていたはずなのに、今はだいぶ雲で覆われていた。


夜はもしかしたら雨が降るかもしれない。


「祐二・・・」


「ん・・・?」


彼は不思議そうな顔で私の方を見る。


ドクンドクン・・・。


私の心臓が揺れる。


言っていいのだろうか・・・。


私のこの気持ちを・・・。


目の前にいる祐二に・・・。


『好き』って。


そう告げたら君は何て答えるだろうか?


困った顔を浮かべて・・・。


私を振るのかな?


やっぱり、亜美を取るのかな?


幼馴染じゃあ・・・勝てないのかな・・・。


それでも・・・言わないと。


言うって決めたんだから。


そう決めた理由は、亜美への嫉妬から。


亜美への嫌がらせ。


大好きな人を奪った亜美への。


けど、今の私にはそんな感情は一切なかった。


ただ・・・伝えようって。


私のこの想いを。


「私・・・祐二のことが・・・」


好き!


そう言おうとした時だった。


ガタン・・・。


小さな音が聞こえた。


私の耳にはその音がなぜかすごく大きな音として入ってきた。


その音がした方を見る。


屋上の扉がある方。


そこに人影が見えた。


そこにいるのか誰なのか・・・。


容易に察しがついた。


絶対に亜美だ。


比較的くるのが遅かったな。


メールで告白するって言ったのに。


亜美は、扉の向こうでただ、じっとしている。


屋上に足を踏み入れる気はなさそうだった。


この状態。


まるで、あの時と逆。


公園の時と。


大雨が降る中、キスをしていた亜美と祐二。


その時私は遠くから見ていた。


けど、今は・・・。


亜美が遠くから見て、私が祐二の近くにいる。


そして、今度は私がこの想いを伝える・・・。







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引き延ばしてますww


なかなか、想いを伝えないですね。


亜美が遠くから見て、晴香が祐二の目の前に。


これはやりたかった一つの場面なんですよ。


逆の立場になって。


晴香は想いを伝えるんでしょうか・・・。