43話 不覚にも | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「冬は寒いよなぁ~」


浩平は体を震わしながら歩く。


「そうだね。でも、そんなに震えるほど?」


「うん。晴香は大丈夫なのか?」


「私は温室育ちのおぼっちゃまとは違うからね」


「なにそれ。嫌み?」


浩平は私を睨みつける。


「うん。嫌み」


「おいおい」


浩平は苦笑する。


中学のころから仲が良かった浩平。


祐二を除けば、一番仲が良かった男子だろう。


その男子が、同じ学校に通っている。


そのおかげで、高校に入って間もないころ、一人寂しく過ごさずに済んだ。


近くにいつも、浩平がいて。


友達ができるまでは、ずっと浩平と一緒だったんだ。


今では、お互いに同姓の友達ができてそっちと一緒にいることが多い。


けれど、今でも。


こうやって彼と一緒にいるときは何だか心地よい。


安心する。


「そういえば、前回のテストどうだった?」


私は聞いた。


最近あった中間テスト。


クラスで毎回トップを取っている彼に聞いた。


「まぁ、ぼちぼちかな」


「今回は、浩平に勝つから」


「無理だな」


「なんでさ?」


「俺の方が頭いいから」


自慢げに彼は言った。


「中学までは私の方が頭良かったんだけど?」


「今は違うじゃん」


「う・・・ん。勉強ちゃんとしてるはずなのになぁ・・・」


「俺の方がしてるんだよ」


「女遊びしかしてないでしょ」


「なっ・・・。人聞きの悪い・・・」


「だって、ホントのことじゃん」


「いやいや!俺は純粋だから」


「絶対嘘だよ。今彼女何人もいるでしょ?」


「いないいない」


彼は手を横に振る。


「ほんとにぃ~?」


「ほんとに。俺は今、一人の女の子だけを見てるから」


「そうなの?誰?」


意外なその言葉に私は反応する。


「誰だと思う?」


「ん~・・・」


私は学年の女子の顔を頭に思い浮かべる。


一番最初に思い浮かんだのが、学校で一番可愛い女の子。


「愛美・・・とか?」


「なんで、愛美?」


「可愛いから」


「・・・俺が顔だけで選んでると思ってる?」


「うん」


「はぁ・・・」


浩平はあきれ顔を浮かべる。


「じゃあ、誰が気になる人?」


浩平は、人差し指を私の額に当てて


「晴香だよ」


そういった。


ドキン。


冗談だって分かっていても・・・。


不覚・・・。


少しだけ胸がときめいた。


まだ、心の隅に祐二がいるから少しだけ―――







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ストックがなくなりましたww


やばいですw


予定では、明日は亜美編になるかなぁと。


とりあえず、主要人物三人の今を書いておきたいので。


それと、今日出てきた愛美。


今後出てきますのでw


けっこう、登場人物増えそうな予感が・・・。


誰この人?と思ったらメッセージボードを見て下さい!