「冬は寒いよなぁ~」
浩平は体を震わしながら歩く。
「そうだね。でも、そんなに震えるほど?」
「うん。晴香は大丈夫なのか?」
「私は温室育ちのおぼっちゃまとは違うからね」
「なにそれ。嫌み?」
浩平は私を睨みつける。
「うん。嫌み」
「おいおい」
浩平は苦笑する。
中学のころから仲が良かった浩平。
祐二を除けば、一番仲が良かった男子だろう。
その男子が、同じ学校に通っている。
そのおかげで、高校に入って間もないころ、一人寂しく過ごさずに済んだ。
近くにいつも、浩平がいて。
友達ができるまでは、ずっと浩平と一緒だったんだ。
今では、お互いに同姓の友達ができてそっちと一緒にいることが多い。
けれど、今でも。
こうやって彼と一緒にいるときは何だか心地よい。
安心する。
「そういえば、前回のテストどうだった?」
私は聞いた。
最近あった中間テスト。
クラスで毎回トップを取っている彼に聞いた。
「まぁ、ぼちぼちかな」
「今回は、浩平に勝つから」
「無理だな」
「なんでさ?」
「俺の方が頭いいから」
自慢げに彼は言った。
「中学までは私の方が頭良かったんだけど?」
「今は違うじゃん」
「う・・・ん。勉強ちゃんとしてるはずなのになぁ・・・」
「俺の方がしてるんだよ」
「女遊びしかしてないでしょ」
「なっ・・・。人聞きの悪い・・・」
「だって、ホントのことじゃん」
「いやいや!俺は純粋だから」
「絶対嘘だよ。今彼女何人もいるでしょ?」
「いないいない」
彼は手を横に振る。
「ほんとにぃ~?」
「ほんとに。俺は今、一人の女の子だけを見てるから」
「そうなの?誰?」
意外なその言葉に私は反応する。
「誰だと思う?」
「ん~・・・」
私は学年の女子の顔を頭に思い浮かべる。
一番最初に思い浮かんだのが、学校で一番可愛い女の子。
「愛美・・・とか?」
「なんで、愛美?」
「可愛いから」
「・・・俺が顔だけで選んでると思ってる?」
「うん」
「はぁ・・・」
浩平はあきれ顔を浮かべる。
「じゃあ、誰が気になる人?」
浩平は、人差し指を私の額に当てて
「晴香だよ」
そういった。
ドキン。
冗談だって分かっていても・・・。
不覚・・・。
少しだけ胸がときめいた。
まだ、心の隅に祐二がいるから少しだけ―――
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押してくれると嬉しいです!!
ストックがなくなりましたww
やばいですw
予定では、明日は亜美編になるかなぁと。
とりあえず、主要人物三人の今を書いておきたいので。
それと、今日出てきた愛美。
今後出てきますのでw
けっこう、登場人物増えそうな予感が・・・。
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