love storys  ~17歳、私と君と。~ -100ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「こんなところでなにしてるの?」


僕はなるべく笑顔を浮かべて君に言った。


亜美はなにを言おうとしているのか。


少し黙りこんでいたので僕は続ける。


「傘もささずにいたら風邪ひくよ」


「あはは。急に雨が降ってきたから仕方ない」


君は濡れた髪を弄びながらそう言った。


その仕草がすごく色っぽかった。


「そっか」


僕は亜美の隣に座った。


急に雨が降ってきた・・・か。


夜、ずっと降ってたのに。


そんなすぐわかるような嘘を・・・。


僕は亜美の方を見る。


「なに?」


亜美は聞いてくる。


「こんなところで何してたのかなって」


「・・・」


亜美は俯いて何も答えない。


・・・聞いちゃいけないことだったのだろうか・・・?


「言いづらかったら言わなくていいよ」


僕は慌ててつけ加えた。


亜美は何も答えずに下を向いたまま。


無言・・・。


雨が傘に当たる音だけが聞こえる。


「何でも聞くからさ。言いづらいことじゃなかったら」


僕がそう言った後、君はやっと口を開いた。


「ありがとう。じゃあ、話す前にひとつお願い聞いてもらってもいい?」


「いいよ」


僕は即答した。


すると彼女は、弱々しい笑みを浮かべて僕の肩に頭を乗せた。


そして・・・。


「少しの間こうしていたい・・・」


ドクンドクン・・・。


僕の心臓が高鳴る。


普段見る亜美とは違う。


すごく弱い亜美。


こんな彼女にどんどん惹かれていく。


僕は、彼女の頭を優しく撫でた。


亜美の体がピクンと反応する。


けど、嫌がっているようには見えない。


その時、君は頭を起こして僕の方を見た。


僕も君を見る。


お互いに無言で見つめあう。


キスをしようか・・・。


なんてことを考える。


けど、僕にそんな勇気はない。


こういうのって男からするもの。


そんなことは分かってるけど。


もし、嫌がられたら・・・。


そう思うと、なかなかすることができない。


晴香に告白できなかったときと同じ気持ち。


僕は奥手だ・・・。


亜美はただ、僕の方を見る。


待っている・・・のだろうか?


その時、彼女は一瞬視線を外した。


僕はそこで勢いに任せてキスをした。


亜美を離したくない。


そう思いながら・・・。





それから、彼女と何度もキスをして。


僕は人生で初めての『告白』をした・・・。





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初めての告白・・・。


皆さんは覚えていますか?


成功しましたか?


ちなみに僕は・・・。


まだ、ちゃんとした告白をしたことがありません!!ww







~side祐二~


いつからだろうか。


僕はが藤崎亜美に惹かれだしたのは。


最初はただの女の子だった。


晴香の友達だとしか思っていなかった。


だけど、いつのまにか。


自分でも気付かないうちに亜美を好きになっていた。


僕の中で特別な存在になっていた。


本当は・・・。


最初好きだったのは・・・晴香だった。


僕はずっと晴香が好きだったんだ。


幼馴染とか、友達としてとかじゃなくて。


一人の女の子として晴香が好きだった。


小学生のころから。


けど、そんな想いを告げるのは無理だった。


小学生の時は、好きって伝えるものだとは思っていなかった。


自分のなかに秘めておくものだと思ってた。


中学生になって、恋愛がどういうものなのか知るようになって。


伝えようと思った。


けど、幼馴染。


もし、ふられたら・・・ってことを考えたら言えなかった。


2人の距離が近すぎたんだ。


きっと、晴香は僕のことを男として見てないんだろうなぁって。


本人から聞いたわけでもないのにそう思っていた。


学校で、晴香を遠くから見るようにした。


好きって気持ちを遠くから。


近くで見せるのは幼馴染としての自分。


恋をしているのを悟られないように。


そんな日が続いていくうちに・・・。


叶わない恋ってのをずっと続けていくうちに思った事。


他の恋に動き出した方がいいんじゃないのかなって。


こんな無意味な恋をしたってしょうがないって。


僕はなるべく晴香を見ないようにした。


遠くからは。


けど、不思議なもので。


どうしてもそっちも見てしまんだ。


その時目に入ったのが亜美で・・・。


それがいつごろ、恋心に変わっていたのかはわからないけれど。


気付けば、亜美の方にばっか目がいくようになっていた。


亜美のことばっか考えるようになっていた。


次第に、晴香を恋愛対象から外していた。


ただの幼馴染になっていた。


理想の形になっていた。


そんなある日のことだった。


大雨が降る中。


気持ちが沈んでいた僕は、外に出ることにした。


沈んでいた理由は些細なことだったのだけれど。


傘を差して、行くあてもなく歩く。


その時に見つけたのは見たことのない公園だった。


僕は、その時何を考えていたのかとかは分からない。


いや、きっと何も考えていなかったのだろう。


ただ、なんとなくその公園の中に入った。


そこで見つけたもの。


一人の女の子が、傘もささずに大雨の中ベンチで泣いていたんだ。


僕は無意識のうちに傘をその子の上に差した。


するとその女の子が僕の方を見る。


その子の顔を見て、僕は運命を感じた。


「藤崎・・・」


思わず、ポツリとそう呟いた。


その時の亜美の顔は涙と雨でぐしゃぐしゃになっていた。




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祐二編です。


どうだったでしょうか?


話が全く先に進まない感じですけどww


話を繰り返しているだけなのでww


ただ、祐二の気持ちはけっこう重要になってきます!

家に着いた私は制服のままソファに座って体温計を手に取った。


脇に入れて、私は目を閉じる。


保健室で見た夢は何だったのだろうか?


夢に理屈を求めてもしょうがないのだけれど、どうしても考えてしまう。


すごく嫌な夢。


まるで・・・祐二と亜美の本音を聞いたような・・・。


優しい亜美。


いつも、私にはいいように接してくれる。


けど、それは本当に?


本心からの言動なんだろうか?


そんなことを考えてしまう。


ただ、私を裏切ったことによる罪悪感から出てるものなんじゃないかなって。


ピピピピ・・・。


間抜けな電子音が鳴った。


私は、体温計を脇から取って表示を見る。


「38.7・・・」


どうやら、熱があるらしい。


「風邪かなぁ・・・」


私は体温計をテーブルの上に置いて、自分の部屋に戻る。


階段を歩く足取りが異様に重い。


熱があるって思えば思うほど、どんどん体の具合が悪くなっていく。


そういうものだ。


熱があるなんて知らなかった朝は、たまにふらっとすることはあったけど、


歩けないなんてことはなかった。


階段だって何の不便もなく上れたし。


だけど、熱があると知った今は段違いに体の動きが鈍くなる。


私は、ゆっくりと階段を一段づつ上っていく。


ロボットみたいな動きで。


部屋に着いたころには、私の疲労はピークに達していた。


「あ~・・・もうだめだ・・・」


私は力なくベッドに沈んだ。


一度こうなると、完全に体は動かなくなる。


制服・・・着替えないと・・・。


そうは思ったが、体の上からとてつもないほどの重圧がかかって起き上がらない。


そして、私はこのまま眠りについた。


***************


「また・・・ここか」


目覚めた私がいた場所は、あの公園。


夢の続き・・・かな。


私は内心肩をくすめて苦笑する。


夢って、普通その世界の中にいるときは気付かないもの。


現実の世界だって思うものなんだ。


どれだけ非現実的なものでも。


それが道理。


けれど、今の私はそれを覆す。


これは夢だと。


確信を持って言えるんだ。


私が立っている場所は、また同じところ。


公園の前の道路付近。


公園内には誰もいない。


てことは、また雨でも降るんだろうか?


私は空を見上げた。


けれど、降ってくる気配はない。


・・・。


私はその場に立ち尽くす。


何も起きない。


こんな夢ってあるだろうか?


少なくとも私は見たことはない。


何も起きない夢。


すごく不思議な感じがする。


私は、とりあえず公園の中に入ってみる。


改めてみて思ったこと。


すごくちっぽけな公園。


ブランコがあって、滑り台があって、シーソーがあって。


それだけ。


あとは点々とベンチがあるだけ。


私は、当てつけのように亜美と祐二が座っていたベンチに座った。


亜美と祐二は2人で座っていた。


けど・・・。


私は隣を見る。


「私の隣には誰もいない・・・か」


その呟いた言葉は、風の中に消えていく。


『晴香・・・』


誰かが私を呼ぶ声が聞こえた。


え・・・?


私は辺りを見渡すが誰もいない。


『晴香・・・』


その声はもう一度聞こえる。


けど、その姿を私の眼は捕えることができない。


聞いたことのない声。


いや、どこかで聞いたことはあるんだ。


だけど、誰かは全く分からない声。


「だれ?」


私は目に見えない声にそう聞く。


「俺・・・だよ」


急に目の前に現れた人。


「え・・・」


*****************


頭が痛い・・・。


頭痛とともに私は現実の世界に引き戻された。


はっきりと覚えている夢。


あの公園に行って、ベンチに座って・・・。


それで、声を聞いて。


・・・あれ?


あの声の主って・・・。


だけど、不思議なことに最後に現れた人の顔だけは思い出すことはできなかった。





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声の主は誰なんでしょうか・・・。


あ、明日からは祐二編です。


祐二の今まで心情がわかります!


あと、写メですがもう少し待ってください。


一回とったんですが、色が分かりづらかったので、


どこで撮ろうか考え中ですww

・・・ここはどこだろうか?


どこか見覚えのある公園。


「あ・・・」


あの公園だった。


亜美と祐二がキスをしていたあの公園。


私が今いる場所は、あの時と同じ。


亜美と祐二を目撃した公園の手前の道路。


ここから、ベンチが見える。


けど、亜美と祐二はいない。


突如、大雨が降ってきた。


視界が遮られるほどの雨が。


その雨はすぐに止んで視界が開ける。


すると、さっきまで誰もいなかったベンチに亜美と祐二が座っていた。


「な・・・」


そして、2人はキスをする。


まるで私に見せびらかすように。


唇を離した後、亜美がこっちを向いた。


・・・気付かれた・・・?


こんなに距離があるのに?


目が合う。


亜美は不敵な笑みを浮かべてこう言った。


「ばーか」


この距離で・・・そうはっきり聞こえた。


あの時は全く聞こえなかったのに。


今は鮮明に聞こえる。


これが・・・亜美の本音ってこと?


「僕が好きなのは亜美だ。晴香に好かれるのは迷惑なんだよ」


ふいに・・・。


そう後ろから声が聞こえた。


私は、亜美から視線を外して反射的に後ろを見る。


いつの間に・・・君はそこにいたの?


そう聞きたくなる。


この数秒で祐二が私の後ろにいた。


「聞いてんの?」


彼は不快そうな顔を向ける。


こんな顔・・・・今まで見たことない。


優しい祐二が。


大好きだった祐二が・・・こんな表情を・・・。


「な・・・に・・・を・・・?」


「晴香に好かれるのは迷惑なんだよ」


彼はもう一度その言葉を言い放った。


ズキン・・・。


胸が痛む。


祐二は私のこと嫌いだったんだ・・・。


「っ・・・」


私の目から涙が出てくる。


その時、また視界がぼやける。


そして・・・。


****************


目を覚ました私は勢いよく、上半身を起こした。


「大丈夫・・・?」


不安そうな顔で私を見る亜美。


「ここは・・・」


私は周りを見渡す。


ベッドに寝かされている自分。


となりでパイプ椅子に座っている亜美。


カーテンで仕切られた個室。


見覚えのある天井。


いや、どれもこれも見覚えがある。


「ここは保健室だよ」


「ああ・・・」


私はその一言で納得した。


「晴香が急に倒れたから、おんぶしてここまで連れてきたんだよ」


「おんぶって・・・。ごめんね。重かったでしょ?」


「大丈夫。晴香は軽かったから」


亜美は笑顔を浮かべる。


優しいなぁ・・・。


そう思いながら、さっきまで見てた夢での亜美の「ばーか」が脳内で繰り返された。


そして、祐二の「迷惑なんだよ」


あの言葉が・・・。





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すいません。


今忙しいので、昨日のコメント見れてません・・・。


今日のと一緒に後でみますね♪


いつも、コメント本当にありがとうございます。


あと、皆さんのブログもあとでお邪魔させていただきます☆


見たい小説やブログがたくさんあるので。


小説の展開は相変わらず切羽詰まってますww


とりあえず、あまりいい展開になんないことは確かですよね~

今日一日の学校の予定が終了する。


そして、下校時間。


みんなは、この後どこか遊びに行こうとか話しながら教室から出ていく。


それは祐二も例外ではない。


数人の男子たちと一緒に帰って行った。


どうやら、亜美と一緒に帰るとかそういう気はないらしい。


ここまでの徹底ぶり。


そんなに私に知られたくないという亜美の必死さが伝わってくる。


そんな亜美と2人っきりの教室。


「で・・・どうしたのかな?」


亜美は椅子ではなく机の上に座って私の方を見た。


比較的リラックスしているように見える。


私が気付いているとは思っていないようだ。


「うん。亜美に力になってほしいことがあるんだ」


「何?」


亜美は笑顔を見せながら聞いてくる。


その笑顔を私は今から崩す・・・。


「今度、祐二に告白しようと思うんだ。だからその手助けをしてほしい」


「え・・・」


亜美の顔が一瞬ひきつったように見えた。


そして、無言になる。


「だめ・・・かな?」


今の私の演技力は自分でも賞賛できるほどだった。


喜怒哀楽を完璧に隠す。


そんなことをすることが苦手な私。


だけど、今に限っては簡単にできそうな気がする。


それどころか、違う感情を持っていても他の感情を完璧に演じることすらできそうなぐらい。


そんな私の潜在能力を引き出させるくらいの妬み。


女の嫉妬って怖ろしいよね。


「駄目じゃないよ。協力する」


そう言った亜美の顔に笑顔はなかった。


珍しい。こんな亜美を見るのは。


私が普段見る亜美は、もっと余裕がある人で。


こんな、切羽詰まった表情を浮かべる人ではなかった。


いつも、私の目標でもあった亜美。


スポーツを勉強も何でもできて。


いつも私は彼女に後れをとっていた。


完璧な親友同士。


みんなからはそう言われる。


2人とも、すべてがトップクラス。


クラスの上位にいるから。


けど、一番はすべて亜美。


私は二番。


そんな素晴らしい人を親友に持つ喜びと、毎回勝てない悔しさが入り混じっていた。


大切な親友でありライバルであり。


そんな、亜美に今初めて勝てた気がする。


数字化ができるものではないけど。


こんな勝ち方はずるい?


うん。


そんなのは分かってる。


勉強、スポーツ、恋。


すべてに負けた私は、親友であるという武器を使って、亜美を苦しめているんだから。


亜美の優しさに付け込んで・・・ね。


「ありがとう」


「当然じゃん。親友なんだから」


親友・・・か。


この時に浮かんだ疑問。


親友って何なんだろうか・・・。


その時。


朝、起きたことがまた私に起きる。


体がふらついて。


脳内が揺れる。


そして、私は意識を失い、その場に倒れた・・・。







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この展開はどうなんでしょうか・・・。


しかも、晴香が倒れてしまうという・・・。


亜美と晴香。


この二人の関係はどうなるでしょうか。