30話 優しい亜美。だけど・・・。 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

・・・ここはどこだろうか?


どこか見覚えのある公園。


「あ・・・」


あの公園だった。


亜美と祐二がキスをしていたあの公園。


私が今いる場所は、あの時と同じ。


亜美と祐二を目撃した公園の手前の道路。


ここから、ベンチが見える。


けど、亜美と祐二はいない。


突如、大雨が降ってきた。


視界が遮られるほどの雨が。


その雨はすぐに止んで視界が開ける。


すると、さっきまで誰もいなかったベンチに亜美と祐二が座っていた。


「な・・・」


そして、2人はキスをする。


まるで私に見せびらかすように。


唇を離した後、亜美がこっちを向いた。


・・・気付かれた・・・?


こんなに距離があるのに?


目が合う。


亜美は不敵な笑みを浮かべてこう言った。


「ばーか」


この距離で・・・そうはっきり聞こえた。


あの時は全く聞こえなかったのに。


今は鮮明に聞こえる。


これが・・・亜美の本音ってこと?


「僕が好きなのは亜美だ。晴香に好かれるのは迷惑なんだよ」


ふいに・・・。


そう後ろから声が聞こえた。


私は、亜美から視線を外して反射的に後ろを見る。


いつの間に・・・君はそこにいたの?


そう聞きたくなる。


この数秒で祐二が私の後ろにいた。


「聞いてんの?」


彼は不快そうな顔を向ける。


こんな顔・・・・今まで見たことない。


優しい祐二が。


大好きだった祐二が・・・こんな表情を・・・。


「な・・・に・・・を・・・?」


「晴香に好かれるのは迷惑なんだよ」


彼はもう一度その言葉を言い放った。


ズキン・・・。


胸が痛む。


祐二は私のこと嫌いだったんだ・・・。


「っ・・・」


私の目から涙が出てくる。


その時、また視界がぼやける。


そして・・・。


****************


目を覚ました私は勢いよく、上半身を起こした。


「大丈夫・・・?」


不安そうな顔で私を見る亜美。


「ここは・・・」


私は周りを見渡す。


ベッドに寝かされている自分。


となりでパイプ椅子に座っている亜美。


カーテンで仕切られた個室。


見覚えのある天井。


いや、どれもこれも見覚えがある。


「ここは保健室だよ」


「ああ・・・」


私はその一言で納得した。


「晴香が急に倒れたから、おんぶしてここまで連れてきたんだよ」


「おんぶって・・・。ごめんね。重かったでしょ?」


「大丈夫。晴香は軽かったから」


亜美は笑顔を浮かべる。


優しいなぁ・・・。


そう思いながら、さっきまで見てた夢での亜美の「ばーか」が脳内で繰り返された。


そして、祐二の「迷惑なんだよ」


あの言葉が・・・。





にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してくれると嬉しいです!!


すいません。


今忙しいので、昨日のコメント見れてません・・・。


今日のと一緒に後でみますね♪


いつも、コメント本当にありがとうございます。


あと、皆さんのブログもあとでお邪魔させていただきます☆


見たい小説やブログがたくさんあるので。


小説の展開は相変わらず切羽詰まってますww


とりあえず、あまりいい展開になんないことは確かですよね~