32話 恋心 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side祐二~


いつからだろうか。


僕はが藤崎亜美に惹かれだしたのは。


最初はただの女の子だった。


晴香の友達だとしか思っていなかった。


だけど、いつのまにか。


自分でも気付かないうちに亜美を好きになっていた。


僕の中で特別な存在になっていた。


本当は・・・。


最初好きだったのは・・・晴香だった。


僕はずっと晴香が好きだったんだ。


幼馴染とか、友達としてとかじゃなくて。


一人の女の子として晴香が好きだった。


小学生のころから。


けど、そんな想いを告げるのは無理だった。


小学生の時は、好きって伝えるものだとは思っていなかった。


自分のなかに秘めておくものだと思ってた。


中学生になって、恋愛がどういうものなのか知るようになって。


伝えようと思った。


けど、幼馴染。


もし、ふられたら・・・ってことを考えたら言えなかった。


2人の距離が近すぎたんだ。


きっと、晴香は僕のことを男として見てないんだろうなぁって。


本人から聞いたわけでもないのにそう思っていた。


学校で、晴香を遠くから見るようにした。


好きって気持ちを遠くから。


近くで見せるのは幼馴染としての自分。


恋をしているのを悟られないように。


そんな日が続いていくうちに・・・。


叶わない恋ってのをずっと続けていくうちに思った事。


他の恋に動き出した方がいいんじゃないのかなって。


こんな無意味な恋をしたってしょうがないって。


僕はなるべく晴香を見ないようにした。


遠くからは。


けど、不思議なもので。


どうしてもそっちも見てしまんだ。


その時目に入ったのが亜美で・・・。


それがいつごろ、恋心に変わっていたのかはわからないけれど。


気付けば、亜美の方にばっか目がいくようになっていた。


亜美のことばっか考えるようになっていた。


次第に、晴香を恋愛対象から外していた。


ただの幼馴染になっていた。


理想の形になっていた。


そんなある日のことだった。


大雨が降る中。


気持ちが沈んでいた僕は、外に出ることにした。


沈んでいた理由は些細なことだったのだけれど。


傘を差して、行くあてもなく歩く。


その時に見つけたのは見たことのない公園だった。


僕は、その時何を考えていたのかとかは分からない。


いや、きっと何も考えていなかったのだろう。


ただ、なんとなくその公園の中に入った。


そこで見つけたもの。


一人の女の子が、傘もささずに大雨の中ベンチで泣いていたんだ。


僕は無意識のうちに傘をその子の上に差した。


するとその女の子が僕の方を見る。


その子の顔を見て、僕は運命を感じた。


「藤崎・・・」


思わず、ポツリとそう呟いた。


その時の亜美の顔は涙と雨でぐしゃぐしゃになっていた。




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祐二編です。


どうだったでしょうか?


話が全く先に進まない感じですけどww


話を繰り返しているだけなのでww


ただ、祐二の気持ちはけっこう重要になってきます!