love storys  ~17歳、私と君と。~ -84ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side翔~


傘はなかった。


帰り道、急激に降ってきた雨。


確か、日付が変わる頃から大雨が降るって天気予報で言ってたっけ。


結局やらずにラブホテルから外に出て、無言で別れたわけだけど。


やっぱり、どっちにしろ罪悪感。


あそこまでしといて結局やらなかったんだから。


自分の意志は弱いというか強いというか・・・。


雨の勢いはどんどん強くなっていく。


もう、シャワーの域だ。


今服を脱いで絞ったらどれくらいの水が出るんだろうか。


自動販売機のペットボトル一個分は軽いだろう。


ザァァァ・・・。


雨の音だけが僕の耳に入る。


空を見上げた。


顔に水が当たる。


雨は大粒で当たるたびに少し痛い。


でも・・・。


心の方がもっと痛い。


麻衣と紗希の二人の顔が交互に写し出される。


「最悪・・・」


僕はそう呟いて、塀に寄りかかった。


もう三時過ぎだ。


こんなに遅くなったことはない。


父さんも母さんも紗希もきっと寝ているだtろう。


ラブホテルに入るまでは早く帰んなくちゃ。


なんて思ってた。


一応うちの門限は日付が変わるまでだから。


でも、もう関係ない。


今急いだところで大した差はない。


それに・・・。


もう少し雨に打たれていたい。


自分の不甲斐なさ。


自分への苛立ち。


麻衣への申し訳なさ・・・。


自分の弱さ・・・。


そのすべてを洗い流すため。


そんなことができないことぐらい分かっているけど。


心にあるものは雨なんかじゃ浄化できない。


消し去ることなんかできない。


空が一瞬光った。


その数秒後に大きな音が鳴った。


遠くの場所だ。


雷は光ってから音が伝わる早さが早いほど近くいという証拠になる。


いっそ・・・。


僕に雷が落ちればいいのに・・・。


そんなことを考えながらまた歩き出す。


家に着く。


思った通り、部屋の電気はどこもついてはいなかった。


寝ているみんなを起こさないようにゆっくりと僕は鍵を開けて家の中に入っていく。


・・・?


やけに明るい。


部屋の電気はついていなかったがリビングの電気はついていた。


誰か起きてるのかな?


リビングへ音を立てずゆっくりと歩いていく。


ガチャ・・・。


リビングに入る扉を開けると・・・。


ソファに座って寝ている紗希がいた。


「なんでこんなところで?」


毛布も掛けずに・・・。


テレビを見ていて寝てしまったのだろうか?


・・・しかしテレビはついていない。


じゃあ・・・なんで?


僕は、紗希の部屋まで運んで行こうと思ったが服がぬれているのを思い出してやめた。


和室から毛布を一枚取ってきて紗希の体の上に乗せた。


「ふぁぁ・・・」


紗希が目を覚ました。


「ごめん、起しちゃった?」


多分毛布が紗希の肌のどこかに触れたんだろう。


「う・・・ん・・・翔、今帰ってきたの?」


目を擦りながら紗希は聞く。


「ああ・・・色々あって遅れた」


「色々って?」


なぜかいつも以上に聞いてくる紗希。


そんなに兄のデートが気になるもんなのか?


「色々だよ。それより、そんなとこで寝てると風邪ひくよ?」


僕がそう言うと


「翔こそ風邪ひくよ?そんな服濡らして・・・。お風呂入ってきたら?」


「今から?めんどくさいからやめとく。とりあえず、服着替えてくるよ」


僕はそう言って、一度自分の部屋に戻っていく。


体を拭いて服を着替えて。


紗希が何でリビングにいたのかを考えながらもう一度リビングへ降りていった。





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何が書きたいのかよくわからなくなってきましたww


あ~・・・どうしよw

「翔君、隣座って?」


甘い声。


何とか出すことができた。


「う・・・ん・・・」


戸惑いながら、緊張しながら翔君は私の隣に座った。


「緊張してる?」


私は聞いた。


「何でもお見通しなんだな」


翔君は苦笑した。


「そりゃあ・・・ずっと翔君を見てきたから」


そう。


ずっと・・・。


紗希ちゃんより見てきたわけじゃない。


でも、紗希ちゃんより好きだって自信はある。


紗希ちゃんには負けたくない。


兄妹での恋愛。


別に私はこれに抵抗があるわけじゃない。


実際にこういう人たちもいるかもしれないし。


でも、今私の目の前にいる人だけはそんなことをさせない。


どんなに紗希ちゃんが翔君のことを好きでも。


どんなに翔君が紗希ちゃんのことを好きでも。


その時だった。


控えめな笑みを浮かべた直後に、翔君が私を押し倒す。


「や・・・」


高めで男性の欲求をかきたてる声。


私はベッドに仰向けになる。


上には翔君がいる。


理性を失いかけているおおかみが。


私は押し倒した後何もしてこないおおかみに


「する?」


そう呟いた。


「うん」


翔君はそう言って私の服を脱がしていく。


少しずつ露呈されていく私の裸。


翔君がブラジャーを取った時、思わず胸を隠していた。


「どうした?」


「恥ずかしい・・・」


実際にこの状況になってみると、想像していたのとは全然違った。


だけど、誰もが一度は通る道。


これを乗り越えないと先には進めない。


セックスなんてもってのほかだ。


「見せて・・・」


翔君は私の手を優しくどかして胸を触った。


「ぁ・・・」


私の体が反応する。


どうやら、感じやすいのかもしれない。


誰かに胸を触られる・・・。


変な気分だ。


自分でしか触ったことのない胸。


それが今・・・男の人に触られている。


恥ずかしい・・・嬉しい。


この二つの気持ちが入り混じる。


自分の意志とは関係なく声が出る。


翔君の手をが下半身に伸びていく。


「ねぇ・・・」


「何?」


「電気・・・消して?」


さすがにまじまじ明るいところで見られるのはきつい。


恥ずかしすぎる。


「わかった」


翔君が電気を消すとほとんど何も見えなくなった。


翔君は手探りで私の体を触る。


体のいろんなとこに手をきて、私はいちいち声を出す。


暗いから尚更感じる。


次第に翔君の眼は慣れてきたのか、私の感じるポイントを的確に触ってくるようになった。


「ん・・・ぁ・・・」


さっきよりも声が大きくなる。


ディープキスをした後、翔君は手をあの場所い入れてくる。


「ぃや・・・」


その言葉は否定ではない。


私なりの肯定。


そして・・・。


「入れていい?」


「うん・・・」


私は頷いた。


翔君が入れようとした時・・・足が震えだした。


怖い。


初めてそう思った。


入れるこの瞬間にになって。


「麻衣・・・初めて?」


翔君が聞いてくる。


「う・・・ん・・・」


「怖い?」


「怖いよ」


私は素直に答える。


「だったら、なんで誘ったんだよ・・・」


「・・・翔くんだから・・・初めては翔君が良かったから・・・」


心からの気持ちだった。


どんなに怖くても・・・・どんなに痛くても・・・。


初めては好きな人がいい・・・。


そう思ったんだ・・・。


だから・・・。


「麻衣・・・やっぱりやめよ・・・」


その言葉が幻聴であってほしいと思わずにはいられなかったんだ・・・。



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最後切ない・・・!!


麻衣の想いが届いてほしいな・・・なんて思う今日この頃です。


ただ、一応麻衣さんは脇役ですからね・・・。


あ~・・・みんなハッピーエンドで終わんないかなぁww


てか、ストックなかったんで今書いたのでクオリティダウンしてると思いますww

音がしたと同時に、翔君の腕を引っ張って歩き出す。


私は毎日通る、自分には当分縁がないだろうなと思っていた場所の前で立ち止まった。


「ね?私っておかしいでしょ?」


自嘲。


なんか、自分って馬鹿だな。


そう思った。


「初めて」を自分から失おうとしているんだから。


「麻衣・・・」


「私はこうまでしてでも翔君を手に入れたい。前まではそうは思わなかった。でも今日こうやってデートして改めて思ったんだよ」


目から自然と涙がこぼれ落ちた。


何でかは分からない。


いや・・・わかってるか・・・。


「翔君が好き・・・。ずっとそばにいてほしいって」


我儘な私の心からの願い。


「麻衣・・・僕は・・・」


「何も言わないで。私の話だけ聞いて?」


私は彼の言葉を制して自分の話を続ける。


翔君が言おうとしている言葉がわかったから。


その言葉を言わせたくなかったから。


「う・・・ん・・・」


「人間って欲張りな生き物なんだよ。昔の私は翔君を遠くで見ていられればいいって思ってた。その姿を目に焼き付けられればそれで十分だって」


そう・・・。


君を好きになったあの時から・・・。


「でも、大介君から話を聞いて付き合えるんじゃないかって思って嬉しくなった。それがたとえ利用されるだけであっても。だって、翔君に触れることができるようになるんだもん。この時点で私は欲張り。見ているだけじゃ満足できなくなっていたんだから」


また・・・涙がこぼれる。


涙は止まらない。


「そして、こうやってデートして・・・」


翔君の手を握る力が強くなった。


「私・・・翔君をもう離したくないっ・・・!」


ただの重い女。


これが好きな人同士ならいいかもしれない。


だけど、私の一方的な想い。


届かないかもしれない・・・儚い想い・・・?


「麻衣・・・」


ほら。


やっぱり、翔君は困ってる。


『ごめん』


謝ろうとした時だった。


翔君は私を抱きしめた。


優しく・・・


そっと。


包み込むように・・・。


と思ったら、急に強くなる。


痛い。


そう思うぐらい強い力。


だけど、それが逆に私に安心を与える。


弱い力で抱きしめられるとすぐにいなくなってしまいそうで怖い。


こうやって強く抱きしめてくれたほうが、私にはちょうどいい。


そして、翔君は私が一番欲していた言葉を口にした。


「麻衣・・・好きだよ」


その言葉はきっと嘘。


目の前にあるこの建物への欲求にきっと負けたんだろう。


でも、それでいい。


偽りの好きでも充分嬉しいよ。


君と初のセックスができるならそれでいい。


私のバージンは君に奪われたい。


翔君が私から体を離した時、月が見えた。


さっきまでは雲に覆われていて見えなかった月が。


その月は満月。


満月の夜。


翔君はおおかみになって、私は・・・小羊になる。


私は襲われることに翔君を手に入れることができる。


翔君は責任感が強い男の子だから。


私をほっておくことはなくなるだろう。


やり逃げ。


その言葉が一番似合わない男の子。


大介君とは真逆。


それは言いすぎか。


私はラブホテルの中に入っていく。


初めて入る場所。


不安、大好きな人とやるという期待。


この二つの感情が入り混じる。


自分の不安を消し去るために、私は


『やれば、翔君を自分のものにできるんだよ?』


そう言い聞かせて、不安を消し去ろうとした。


部屋の中は、ピンクばかりで。


そういえば、欲求を強くする色ってピンクだって聞いたことがある。


考えてるんだな。


部屋の中、私は平常心でいようと心掛ける。


翔君は部屋の中央で固まってる。


きっと彼も初めてなんだろう・・・。


このままだとうやむやに終わる可能性がある。


翔君は小心者。


臆病者。


実際にその場になるとなにもできなくなる、だめな草食男子。


そんな君が好きだ。


そんな君を落とすためには、私が頑張らないと。


決意を決めて、私はベッドに腰掛けた。


よし・・・。


一度大きく深呼吸をして・・・。


思い出せ、思い出せ・・・。


告白した後、キスをした妖艶な自分の姿を・・・。




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さぁ・・・どうだったでしょうか?ww


麻衣の頑張りです。


これが・・・翔には届くんでしょうか・・・?

~side麻衣~


デートの時間が終わるのはあっという間だった。


まあ、楽しい時間って終わるのが早く感じるもんだしね。


毎日が楽しい人は、早死にするのかも。


電車の中で二人とも無言。


会話はない。


私は今日の楽しかったこと、一つ一つを思い返す。


ジェットコースターで手を繋いだり、お化け屋敷でしがみついたり。


翔君に触れることの一つ一つが嬉しくて・・・。


一番記憶に残ったのは観覧車かも。


私は目を閉じてあの瞬間のことを頭の中に浮かべた。


向かい合って座る二人。


翔君はこの空間に慣れないのか、そわそわしている。


そこで私はいいことを思いつく。


「ねぇ、翔」


「何?」


「観覧車のバランス崩していいかな?」


「は・・・?」


翔君はわけがわからないという顔で私を見た。


「だから・・・」


私は翔君の隣に座って・・・


「こういうことだよ」


機体が少し揺れたと同時に手をそっと握った。


翔君の顔が一気に赤くなる。


私は翔君の頬にキスをして「好き・・・」


そう呟いた。


すると翔君は私の方を見て


「ありがとう」


そう言った。


ただ、君のあの時の表情は複雑な感じで。


きっと紗希の顔が脳裏に浮かんだのかもしれない。


それでもいい。


いつか・・・。


いつか、私が一番になればいい。


そう思った。


だから、嬉しかった。


「ありがとう」


その言葉だけで。


電車が揺れる。


私は翔君の手を握った。


観覧車の中と同じように。


すると、観覧車の時とは違って翔君は私の手を握り返してくれた。


ドクンドクン・・・。


心臓が高鳴る。


この手が・・・。


紗希ちゃんと繋ぐ手。


そう思うと、早く翔君を手に入れたいそう思った。


誰にも渡したくない。


私だけの翔君にしたい。


自己中だと分かっていてもそう思った。


前は、見ているだけでよかった。


そこから一緒にいるだけで。


なのに、今は手を繋ぐ。


それじゃないと満足できなくなってきている。


次へ次へと行くたびに・・・。


どんどん自分がわがままになっていく。


最寄り駅に着いて、ここでお別れだな・・・。


そう思っていたけど、翔君は手を繋いでくれたまま自分の家とは逆方向の私の家の方に来てくれた。


・・・っ。


これがさらに私の「欲張り、我儘」を刺激していく。


「翔君の家こっちじゃないよね?」


私は聞いた。


「ああ・・・そうだけど。家まで送っていこうかなって」


「え・・・それは嬉しいけど、もう夜遅いし早く帰った方が・・・」


この言葉は気遣いでも何でもなかった。


ただ、私自信を抑えるためのもの。


次に私が出るであろう行動に先手を打って止めるために。


「こんな夜道に女の子が一人で歩いてる方がよっぽど問題あるし」


「・・・でも・・・」


早く帰って・・・。


私のことを気にしないで・・・。


「麻衣・・・なんかいつもと違うよ?」


鈍感・・・。


ほんと翔君はなにも分かってない。


だから私は正直に言う。


「怖いんだ・・・」


「怖いって・・・?」


「私自身が壊れてしまいそうで・・・」


「意味が分かんない」


「翔君が好きすぎて・・・。焦ってるんだよ。今はこうして手を握ってくれるけど。また紗希ちゃんの方へ行っちゃうんじゃないかって」


「焦ってるって・・・俺は紗希を忘れようと・・・」


「そんなの・・・できないと思う。できるなら私は焦らない。翔君を私だけのものにしたい。だから・・・」


好きな人のことを簡単に忘れることができない。


それは人間の道理であり、必然。


特に、毎日会うなら尚更。


振られるまだまだしも、告らないんだしね・・・。


だから・・・。


だから焦ってる。


翔君を私だけのものにしたい・・・。


さっきまでは手を繋ぐだけ・・・そんなものは今はもうない。


欲張りが絶頂に達して・・・。


バチン。


私の中の何かが壊れた音がした。




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初の麻衣編いかがだったでしょうか?


この後、どういう心境でホテルに入り・・・。


翔にしようと呟いたのか・・・。


麻衣のけなげな頑張り・・・見届けてあげてください。


あと、更新遅くなってすいません。。




受付で鍵を渡されて指定された部屋へ僕達は向かった。


エレベータに乗って3階まで上がって廊下を歩いていって。


鍵に書かれてあった番号の部屋の前に来た。


麻衣はゆっくりとドアを開けた。


部屋の中は普通のホテルとはまるで違う雰囲気。


ベッド一つだし、内装ピンクだし。


いかがわしい、ビデオがなぜか置いてあるし。


普通のホテルではありえないことだらけの場所だった。


麻衣は上着を脱いで無言でベッドに腰掛けた。


ドクンドクン・・・。


自分の心臓の音が嫌に大きく聞こえる。


麻衣にも聞こえているんじゃないか?


あり得ないのにそう考えてしまう。


「翔君・・・隣座って?」


甘い声。


さっきまでの涙を浮かべていた麻衣はどこへ行った?


「う・・・ん・・・」


そんなこと言ったら僕だってさっきとは全然違う。


さっきは欲求に負けて、こんな場所に入ってきたのに。


いざこうしてみると・・・。


初めてという名の緊張、不安が一気にこみ上げてくる。


小心者。


その言葉が今の僕にはよく似合う。


すると麻衣が僕の胸に手を当てた。


「緊張してる?」


そう言って。


「・・・何でもお見通しなんだな」


「そりゃあ・・・ずっと翔君を見てきたんだから」


そう言って見せた、控えめな笑みに僕の欲求は最高潮に達した。


そして、一瞬我を忘れる。


「やっ・・・」


麻衣を押し倒す。


自我を取り戻した時・・・。


麻衣が下にいる・・・。


そして僕がいる。


その現状を理解した。


抵抗する気はない麻衣。


「・・・する?」


麻衣の問いかけに僕は「うん」と頷いた。


けれど、それは少し間をあけてから。


紗希の顔が浮かんで「やっぱやめる」


そう言おうとした。


だけど、それは本末転倒。


麻衣と付き合ってる理由は紗希を恋愛対象から外すため。


忘れるため・・・。


・・・なんて。


そんな理由じゃない。


ただ・・・自我の欲求が抑えられなくなっているだけだ。


麻衣が好きだからするんじゃなくて。


紗希を忘れたいからするんじゃなくて。


ただ、自分自身がその行為をしたいからするだけで・・・。


・・・最低。


自分自身に罵倒を浴びせながら、麻衣の服を脱がしていく。


ブラジャーを取った瞬間、麻衣は急激に顔を赤くして胸元を抑えた。


「どうした?」


「・・・恥ずかしい・・・」


その言葉がさらに僕の欲求を刺激する。


「見せて・・・」


僕はゆっくりと優しくその腕をどけて、麻衣の胸を触った。


そして、僕の手は麻衣の下半身へ迫っていく。


「ねぇ・・・」


「何?」


「電気・・・消して?」


女の子の常套文句。


「わかった」


電気を消すと、暗くて何も見えなくなる。


手探りで麻衣の体を触る。


目を凝らしていると次第に暗さになれてきて、麻衣の全身がぼやけてだが見えるようになってきた。


麻衣を全裸にして、前戯をする。


「ん・・・ぁ・・・」


麻衣が甘い・・・高い声を出す。


ここまで来るともう止まらなくなる。


今まで一度しかしたことがなかった舌を入れるキスも簡単に。


今までしたことがなかった手を入れることも簡単に。


麻衣の声がどんどん大きくなっていく。


「ぁ・・・ぃや・・・」


その言葉が否定出ないことを知っている。


初めての行為に戸惑うと思っていたが、意外とすんなりと。


僕は行為の一つ一つをこなしていく。


そして・・・。


「入れていい?」


僕は聞いた。


「うん・・・」


麻衣は頷いた。


けど、その表情は不安。


足が震えている。


「麻衣・・・初めて?」


「う・・・ん・・・」


「怖い?」


「怖いよ」


「だったら、なんで誘ったんだよ・・・」


「・・・翔くんだから・・・初めては翔君が良かったから・・・」


不安でいっぱいのその表情の中で必死に笑顔を浮かべる麻衣・・・。


・・・焦った結果・・・無理してる。


怖いのに、僕のことが好きで頑張ってる麻衣。


頑張って僕を誘って・・・。


余裕・・・そんな表情を見せたり、甘い声を出してみたり。


・・・それに対して僕は麻衣を好きではない・・・。


半端な気持ちが、麻衣を傷つけてしまいそうで・・・。


「麻衣・・・・やっぱりやめよ・・・」


僕はそう言って麻衣から体を離した。


だって・・・僕の頭の中には・・・。


何度も紗希の顔が浮かんでる・・・。




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結局やらないのか!!


みたいな感じです。


明日は麻衣編です。


デートが終わっての電車の中からです。


麻衣はどんな気持ちでいたのか。


言葉だけでも充分わかりますが、


心の中も・・・みてくれると嬉しいです!