20話 幻聴であってほしい | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「翔君、隣座って?」


甘い声。


何とか出すことができた。


「う・・・ん・・・」


戸惑いながら、緊張しながら翔君は私の隣に座った。


「緊張してる?」


私は聞いた。


「何でもお見通しなんだな」


翔君は苦笑した。


「そりゃあ・・・ずっと翔君を見てきたから」


そう。


ずっと・・・。


紗希ちゃんより見てきたわけじゃない。


でも、紗希ちゃんより好きだって自信はある。


紗希ちゃんには負けたくない。


兄妹での恋愛。


別に私はこれに抵抗があるわけじゃない。


実際にこういう人たちもいるかもしれないし。


でも、今私の目の前にいる人だけはそんなことをさせない。


どんなに紗希ちゃんが翔君のことを好きでも。


どんなに翔君が紗希ちゃんのことを好きでも。


その時だった。


控えめな笑みを浮かべた直後に、翔君が私を押し倒す。


「や・・・」


高めで男性の欲求をかきたてる声。


私はベッドに仰向けになる。


上には翔君がいる。


理性を失いかけているおおかみが。


私は押し倒した後何もしてこないおおかみに


「する?」


そう呟いた。


「うん」


翔君はそう言って私の服を脱がしていく。


少しずつ露呈されていく私の裸。


翔君がブラジャーを取った時、思わず胸を隠していた。


「どうした?」


「恥ずかしい・・・」


実際にこの状況になってみると、想像していたのとは全然違った。


だけど、誰もが一度は通る道。


これを乗り越えないと先には進めない。


セックスなんてもってのほかだ。


「見せて・・・」


翔君は私の手を優しくどかして胸を触った。


「ぁ・・・」


私の体が反応する。


どうやら、感じやすいのかもしれない。


誰かに胸を触られる・・・。


変な気分だ。


自分でしか触ったことのない胸。


それが今・・・男の人に触られている。


恥ずかしい・・・嬉しい。


この二つの気持ちが入り混じる。


自分の意志とは関係なく声が出る。


翔君の手をが下半身に伸びていく。


「ねぇ・・・」


「何?」


「電気・・・消して?」


さすがにまじまじ明るいところで見られるのはきつい。


恥ずかしすぎる。


「わかった」


翔君が電気を消すとほとんど何も見えなくなった。


翔君は手探りで私の体を触る。


体のいろんなとこに手をきて、私はいちいち声を出す。


暗いから尚更感じる。


次第に翔君の眼は慣れてきたのか、私の感じるポイントを的確に触ってくるようになった。


「ん・・・ぁ・・・」


さっきよりも声が大きくなる。


ディープキスをした後、翔君は手をあの場所い入れてくる。


「ぃや・・・」


その言葉は否定ではない。


私なりの肯定。


そして・・・。


「入れていい?」


「うん・・・」


私は頷いた。


翔君が入れようとした時・・・足が震えだした。


怖い。


初めてそう思った。


入れるこの瞬間にになって。


「麻衣・・・初めて?」


翔君が聞いてくる。


「う・・・ん・・・」


「怖い?」


「怖いよ」


私は素直に答える。


「だったら、なんで誘ったんだよ・・・」


「・・・翔くんだから・・・初めては翔君が良かったから・・・」


心からの気持ちだった。


どんなに怖くても・・・・どんなに痛くても・・・。


初めては好きな人がいい・・・。


そう思ったんだ・・・。


だから・・・。


「麻衣・・・やっぱりやめよ・・・」


その言葉が幻聴であってほしいと思わずにはいられなかったんだ・・・。



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最後切ない・・・!!


麻衣の想いが届いてほしいな・・・なんて思う今日この頃です。


ただ、一応麻衣さんは脇役ですからね・・・。


あ~・・・みんなハッピーエンドで終わんないかなぁww


てか、ストックなかったんで今書いたのでクオリティダウンしてると思いますww