love storys  ~17歳、私と君と。~ -77ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「・・・北海道・・・かぁ」


空港を降りて、電車で最寄駅まで向かう。


その駅におばさんが待ってくれているらしい。


それにしても、お母さん、さすがだ。


ここまでするとは。


まあ、受け入れてくれるところがなかったのかもしれないが。


どちらにせよ、これで僕は紗希に会うことができなくなったわけだ。


自分一人で行ける距離じゃないからな。


都心までなんて。


これから僕にどんな生活が待っているのだろうか。


今までとは全く違う生活であることは確かだけど。


電車から見える景色は今まで見たことないもの。


畑や山ばかり。


田舎の風景だ。


マンションなどは見当たらない。


あってもアパートぐらいかな。


僕が行くところは北海道の中でも田舎の方らしい。


札幌とかそういうところではなくて。


最寄駅に着く。


おばさんの顔なんて覚えていない。


僕は、お母さんからもらった写真を見ながら、その人物を探す。


しかし。


いくら見渡してもその人の姿はない。


「まだ、来てないのかな・・・」


その時、携帯のバイブ音が鳴った。


電話番号は・・・知らない番号からだ。


『もしもし?』


『え~と・・・翔君?』


聞き覚えのない声が聞こえた。


その声は紗希と同じくらいの若い女の子の声。


『・・・誰?』


僕は聞いた。


けど、彼女は僕の言葉を無視して


『今、改札の前にいる?』


『いるけど・・・だから君は誰?』


『了解』


一方的に電話が切れる。


・・・どういうこっちゃ。


てか、何が起きてるんだ?


訳が分からず、携帯を見ている僕の背中に急に重いものが乗ってきた。


「お!?」


足がふらついた。


「久しぶり~」


後ろに乗ってきたのは、見ず知らずの女の子だった。


「・・・誰?」


「ひどっ!!忘れたの?」


黒髪のロングヘアー。


清楚な感じの女の子。


見た目、大人しそうな感じだったが・・・。


ずいぶん、見た目と違う豪快さだ。


「忘れたというか・・・」


「莉乃だよ」


「え・・・」


前とずいぶん違う。


昔はショートカットでなぜか大人びた感じの女の子だった。


見た目とは真逆な感じの。


それが、また逆になっていた。


言ってる自分が一番わけわからん。


「昔と違って驚いた?」


「驚いた。ずいぶん変わったんだね」


「私的には髪が伸びただけだけどね」


髪を指で弄びながら彼女は言った。


その仕草は僕の好きな仕草の一つなので少しドキッとする。


「性格も変わったよ」


「人の性格はなかなか変わらないと思うけど?」


「だからびっくりしてんだよ」


「あ・・・そう」


「それより、おばさんは?」


僕は周りを見渡しながら彼女に尋ねた。


「急用でこれなくなったんだよ」


ため息をつく莉乃。


「じゃあ、莉乃一人で来たの?」


「ご名答。わざわざチャリでここまで来たよ」


「どれくらいかかった?」


「30分」


「・・・ご苦労様です」


「帰りは翔君運転してよ?」


「・・・どういうこと?」


「自転車は一台しかないので」


「タクシーという技は?」


「お金ないので」


「・・・めんどくさ・・・」


「ちゃんと後ろでナビするからさ。頑張って」


莉乃は僕の手を引いて、自転車があるであろう場所に向かう。


簡単に手を繋いでくる莉乃。


田舎では普通なのか?


それとも、従妹だから?


そんなことを考えながら、僕は彼女の後ろをついていった。





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すいません。


まだコメント返せてないです。


眠い・・・ww


昨日、小説を書いている尊敬していたブロがーさんが


ブログ閉鎖してしまいました。


悲しいです。


その人は、電子書籍とかもしていて、誹謗中傷とかもあったらしいです。


お金取るからには~とか。


だったら、読むなって話ですよね。


別に、読むことは強制じゃないし、小説を書いている人たちは


共感してくれたり、楽しんでもらいたいから書いているわけで・・・。


ほんと、そういう人たちは自分がやられたらどう思うかを考えてから言動しろよって感じです。


少し暗くなりましたが・・・。


明日からは、2人が離れてからを書きます。


どれくらいになるか・・・。


あんまり長くはないと思いますが。


ではでは!





「どこ行ってたの!?」


お母さんが言った。


お父さんはソファに座って黙ったままだ。


2人の眼の下にクマができていた。


昨日眠れなかったのだろう。


そして、もうこの時間なのにお父さんがいるということは・・・。


仕事を休んだのだろう。


「どこでもいいでしょ・・・」


「よくないわよ!!どれだけ心配したか・・・!!」


「何の心配?」


「何のって・・・」


「僕らが。また触れ合ってキスをしたり、子供を作ったりしちゃわないかっていう心配?」


自分でもわからない。


なんでこんなに母親に喧嘩を売ってるのか。


「違う!!あなた達が、無事かっていう心配よ」


「・・・そっか。僕ら部屋で休むよ・・・」


二階に上がろうとした時・・・


「翔・・・あなただけ残りなさい。紗希は上がってて」


予想通りだった。


こうくるだろうと思っていた。


「翔・・・」


紗希は不安そうな顔で僕を見る。


「紗希・・・上がってな」


「うん・・・」


紗希は階段を上っていく。


そして、紗希の姿が見えなくなったところで。


「翔・・・あなたに話があるの」


「何?」


「あなたたちは、このまま今と同じ環境に置いたらどうする?」


「・・・今までと変わらない行動を取るだろうね」


「やめなさいって言ってやめることは無理なの?」


「常識的に考えてみてよ。愛し合うもの同士がすぐ側にいて、なにもしないって無理じゃない?」


「そうね・・・。私たちに隠れてまた触れ合うわよね・・・」


「うん。それを聞いてどうするの?」


「やっぱ、あなたたちを離すしかないわね」


「どうやって?」


「あなたを親せきの家に預けるわ」


予想通りだった。


「学校は?」


「編入よ。それまでは学校は休んでなさい。翔・・・あなたはある程度頭がいいからレベルにあった学校も見つかると思うから」


「それが紗希を預けないで僕にした理由?」


「違うわ。精神面よ。紗希はまだ弱いから。家で保護しないと壊れてしまうから・・・」


「よく分かってるね」


「これでも・・・あなたたちの親よ・・・私は」


「うん・・・。今までありがとね。お母さん。お父さん」


「また会うことはできるわよ」


「紗希とは?」


「2人がお互いに結婚したら・・・ね」


「了解。じゃあ、荷造りしとくよ」


僕がそう言って階段を上がろうとした時・・・


「ごめんなさいね」


僕はその言葉に後ろを振り返る。


「どうしたの?」


「こんな方法しかとれなくて・・・」


「他に・・・いい方法なんてないでしょ」


僕は踵を返して、自分の部屋に向かった。


すべてのやり取りが予想通りだった。


こうなることも全部・・・。


親戚の家か・・・。


どの家なんだろうか?


たくさん候補はある。


たくさんというほどでもないが・・・3つくらいか。


絶対に会えないように、遠くの家に送られるなら・・・。


従妹の住んでる北海道・・・。


確か名前は・・・莉乃・・・。


今は高2。1つ下だ。


もう、5年くらい会ってないけど。


さぁ・・・どこになるんだろうか?


明日、お母さんに聞かされるだろう。


僕がこれから住んでいく家が。


そこで、僕は妹を忘れる努力をしていく。


・・・きっと無理だろうけど。


僕は荷造りをしながら隣の部屋にいる妹のことを考え・・・。


新しい家への不安を募らせていた。





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今、58話までストックあるんですけど、終わらせ方が分からなくなった・・・。


どうしましょうww


う~ん・・・。



気付いたら朝になっていた。


手を繋いだまま眠っていたらしい。


それは、紗希も同じようで。


可愛らしい寝息が隣から聞こえる。


僕は、紗希を起こさないように手を離し立ち上がった。


さぁ・・・これからどうしようか。


このまま逃避行を続ける?


いや、それはだめだ。


2人で生きていくことなんてできないんだから。


じゃあ・・・。


家に帰る。


その選択肢しかない。


他の選択肢はない。


家に帰ったら、両親は何て言うだろうか?


・・・あまり想像したいもんじゃない。


少なくとも、今までと同じような生活を送ることはできなくなるだろう。


嫌・・・だなぁ。


なんて思う僕は子供だろうか?


僕はブランコに乗って、勢いよく足を前後させた。


何度かそれをやるうちに、揺れる幅は大きくなる。


昔は上までいきすぎると怖くなったものだが、今はそうでもない。


むしろ、このまま空を飛べるんじゃないかなんて思うぐらい。


まあ、思うだけ。


飛べるはずないんだけど。


人は飛べない。


重力に従って地面に落ちていくんだ。


人は叶わない願いを憧れのように持つ。


だけど、叶う、叶えようとは思わない。


それが普通。


空を飛びたい。


誰もが思うけど誰もが叶うなんて思ってない。


だけど、僕は。


叶うはずのない妹との恋愛を叶えようとした。


そして・・・叶ってしまった。


そのせいで、こんなにも苦しむわけで。


地面に足を滑らしてブランコの勢いを弱める。


そして、止める。


僕は紗希の方に戻って、優しく彼女の頭を撫でた。


「もう朝だよ」


そう言って。


「あ・・・おはよう。翔」


眠そうな顔。


この顔も好きだ。


紗希が見せるどんな表情も好き。


眼を擦って、小さな欠伸をする。


そんな紗希の頭をもう一度撫でる。


ゆっくり、何度も。


「・・・どうしたの?」


「何が?」


「ずっと頭撫でてるから・・・」


「これが・・・最後になるかもしれないから」


「え・・・?」


紗希の顔が凍りついた。


「それ、どういうことなの・・・?」


「・・・すぐにわかるよ。じゃあ、行こっか」


「どこに・・・行くの?」


「家に帰るんだよ」


「嫌っ!!」


紗希の大声。


叫び。


僕はそれを初めて聞いた。


紗希はその場に座り込んで、ここから動かないとでもいうような感じだった。


「なんでだよ?紗希・・・」


「帰ったら・・・私たち・・・もう触れ合ったりできなくなっちゃうかもしれないじゃん!!」


「そうだけど・・・それ以外にどうしようもない」


「私は・・・翔と・・・翔と・・・ずっと一緒にいたいっ!!」


紗希は涙を流す。


頬を伝って、地面に落ちる。


「僕だっていたいよ・・・」


「なら・・・!」


「紗希・・・僕らだけじゃ生きていけないんだよ?」


「でも・・・でも・・・」


「不公平・・・だよな。他のカップルは手を繋ぐこともキスをすることも許されてるのに。僕らだけは許されない」


「・・・うん」


「でも、何も変わらない。不公平だって嘆いたところで・・・さ」


「翔は・・・それでいいの!?私と離れちゃうかもしれないんだよ?」


「嫌だけど・・・そうするしかなんだよ」


僕は、自転車にまたがる。


紗希はその場から動こうとしない。


「紗希・・・お願いだから・・・」


「なんで、私たち・・・好き同士なのに・・・こうなっちゃうんだろうね」


「・・・」


僕はその問いになにも返すことがなできなかった。


紗希は「ごめん」


なぜか僕に一度謝って自転車の後ろに乗った。


そして、僕ら2人は、今までで一番憂鬱な家への帰り道を。


無言で、ゆっくりと・・・。


ペダルを漕いで進んでいく・・・。





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結局帰宅する2人。


エスケープには意味があったのか?


うん・・・あったはず!!


この先の2人の運命は・・・いかに!!


ストックが5に減少した!汗

手を繋いだまま僕らはなにも話さない。


ただただ、空を見上げるだけで。


少しずつ・・・空は暗くなっていき・・・徐々に星も見えてくる。


今隣で、紗希はなにを考えているんだろうか?


どんな思いで空を見上げているんだろうか?


触れ合ってる手の平は温かかい。


そして、感じることができる。


紗希の存在を。


だけど、心までは読めない。


それが人間の道理であって・・・。


「紗希、大好きだ・・・」


この言葉は今まで何度言っただろうか?


だけど、思わず口から出た言葉だった。


「私もだよ・・・」


その言葉を聞くたびに安心する。


「ありがとう・・・」


なんてお礼を言ってみる。


「あ・・・」


「どうした?」


「あれ・・・」


紗希が11時の方角を指差す。


もちろん空のだ。


そこには、天の川が煌めいていた。


その対岸にベガとアルタイル。


まあ、俗にいう織姫と彦星があった。


「綺麗だな」


「うん。きっと、今日2人は会えたんだろうね」


「天の川に橋がかかって・・・ってか?」


「うん。翔はあんまりそう言うの好きじゃない?神話とか」


「・・・さぁな・・・」


僕は手を握ったまま上半身を起こす。


「どうしたの?」


「なんでもないよ」


僕は体をひねって仰向けで僕の方を見る紗希を見た。


今の紗希は無防備。


襲おうと思えば、簡単に。


・・・僕は馬鹿か。


とはいいつつも、僕は紗希に覆いかぶさってキスをした。


一瞬唇が触れるだけのキスを。


唇を離した僕は、数センチしか離れていない紗希の顔を見る。


可愛らしい顔。


大好きな大好きな・・・妹の顔。


「紗希・・・」


僕はもう一度紗希の上に覆いかぶさった。


だけど、唇をふさがない。


僕は紗希の首筋に唇をあてた。


「痛い・・・何してるの?翔」


痛いのは分かってた。


だけど、もうすぐ見れなくなってしまうかもしれない紗希にどうしても残ししておきたかったシルシ。


服で何とか隠れるであろう、首の下の方。


ここに残す。


誰にも見つからず、紗希だけに見えるように。


唇を離す。


すると、僕がつけたシルシが赤く残っていた。


「何したの?」


紗希が涙目で僕に聞く。


「そんなに痛かった?」


「痛かった・・・」


「ごめん」


僕はキスをして謝る。


「いいけど・・・なにしたの?」


「僕だけのモノだっていう証を残した」


「なにそれ?」


「キスマーク」


「え!?」


紗希は、首筋を抑える。


「嫌だった?」


「そんなことない。でも、そういうことするような人なんだなぁって」


「失望?」


「違う。嬉しかったよ。翔は・・・私だけのモノだよ?」


「もちろん。僕には紗希しか見えない」


だけど・・・だけど。


こうやって愛し合ったところで、運命は僕らを結び付けてはくれないだろう。


きっと、織姫と彦星のように一年に一回・・・。


いや、それすらも会えるかわからない。


僕らはそんな関係になってしまうかもしれないんだ・・・。






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訳分からない回ですが・・・w


2人はこの後なにをするのか?


逃避行を続けるのか?


それとも・・・。



「・・・」


紗希は黙ったまま。


お母さんは泣き崩れて。


僕は・・・。


近くにあったカバンを手に取った。


そして、お母さんの横を通って玄関に向かう。


紗希の手を引きながら。


「どこ行くの!?」


お母さんと紗希の声が被る。


だけど、2人の声の大きさは対照的だった。


「さぁ・・・。わかんない」


僕は、ローファーを履いて外に飛び出した。


紗希も慌ててローファーを履く。


これはただの逃げだ。


何の解決にもなっていない。


だけど、ばれた時はこうしようって思ってたんだ。


自転車にカギを差す。


自転車にまたがり、どこへ行くあてもなくペダルを漕いだ。


紗希を後ろに乗せて。


シナリオはここまで。


ここから先はなにも考えていない。


とりあえずカバンの中には自分の通帳。


確か・・・30万くらい入っている。


どれくらいの逃亡資金だろうか?


考えながら苦笑した。


長期間の逃亡は難しい。


まあ、自分のやったことを思い返しながら、今後どう生きていくのかを考えるには十分な資金かもしれない。


どうせ、まだ未成年。


高校生。


なにをするにも不便な年齢で2人で生きていくのは無理がある。


だから・・・。


これはただの逃亡資金。


捕まるまでの。


「どこ・・・・行くの?」


紗希の不安そうな声が僕の耳に入る。


「考えてない」


僕は即答した。


「なんで、家出ちゃったの?」


「あのままで・・・普通にまた生活できると思う?」


「・・・」


紗希はなにも答えない。


そう。


知られてしまった今、今までのような平凡な生活は許されない。


両親は間違いなく僕達を隔離するだろう。


一切会えなくする。


もしかしたら、僕の方を一人暮らしさせるなり、親類の家に預けるという選択肢を取るかもしれない。


「紗希・・・」


「ん・・・?」


「僕はもう少しだけ・・・紗希といたい・・・」


「もう少し・・・?」


「うん・・・もう少し」


自転車をひたすら漕ぐ。


気付いたらそこは知らない道。


とにかく、家から遠くへ。


そんな気持ちで自転車を漕いで行く。


道なりに進んでいくと、公園が見えた。


僕はそこで自転車を停める。


外は少しずつ暗くなっていた。


公園に明かりが灯る。


誰もいない公園は閑散としていた。


遊具はあまりなく、シーソーとブランコ。


それから滑り台くらいだった。


僕は紗希の手を引いて、芝生があるところまで行った。


芝生の上で寝転がる。


「翔?」


そんな僕を不思議そうに見る紗希。


「紗希も寝てみな?」


「うん・・・」


紗希が僕の隣に寝る。


肌が触れ合う。


肩がぶつかる。


薄暗い空。


まだ、星は完璧には見えない。


あと1時間もすれば真っ暗になるだろうか?


「翔・・・」


「どした?」


お互いに空を見ながら話す。


「私たち、いつまでこうしていられるんだろうね?」


紗希が手を握る力を少しだけ強めた。


「さあね。考えたくもない」


考えてた。


さっきまで。


だけど、それを口に出すのが嫌だった。


制服のままの僕達。


傍から見れば、カップルが空を見ながら語ってるだけかもしれない。


しかし現実は・・・。


エスケープを始めた愛し合う馬鹿な兄妹だ・・・。





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あ~あww


どんどん沼にはまっていく二人です。


逃避行をして・・・


何の意味をあるのでしょうか・・・?