「・・・北海道・・・かぁ」
空港を降りて、電車で最寄駅まで向かう。
その駅におばさんが待ってくれているらしい。
それにしても、お母さん、さすがだ。
ここまでするとは。
まあ、受け入れてくれるところがなかったのかもしれないが。
どちらにせよ、これで僕は紗希に会うことができなくなったわけだ。
自分一人で行ける距離じゃないからな。
都心までなんて。
これから僕にどんな生活が待っているのだろうか。
今までとは全く違う生活であることは確かだけど。
電車から見える景色は今まで見たことないもの。
畑や山ばかり。
田舎の風景だ。
マンションなどは見当たらない。
あってもアパートぐらいかな。
僕が行くところは北海道の中でも田舎の方らしい。
札幌とかそういうところではなくて。
最寄駅に着く。
おばさんの顔なんて覚えていない。
僕は、お母さんからもらった写真を見ながら、その人物を探す。
しかし。
いくら見渡してもその人の姿はない。
「まだ、来てないのかな・・・」
その時、携帯のバイブ音が鳴った。
電話番号は・・・知らない番号からだ。
『もしもし?』
『え~と・・・翔君?』
聞き覚えのない声が聞こえた。
その声は紗希と同じくらいの若い女の子の声。
『・・・誰?』
僕は聞いた。
けど、彼女は僕の言葉を無視して
『今、改札の前にいる?』
『いるけど・・・だから君は誰?』
『了解』
一方的に電話が切れる。
・・・どういうこっちゃ。
てか、何が起きてるんだ?
訳が分からず、携帯を見ている僕の背中に急に重いものが乗ってきた。
「お!?」
足がふらついた。
「久しぶり~」
後ろに乗ってきたのは、見ず知らずの女の子だった。
「・・・誰?」
「ひどっ!!忘れたの?」
黒髪のロングヘアー。
清楚な感じの女の子。
見た目、大人しそうな感じだったが・・・。
ずいぶん、見た目と違う豪快さだ。
「忘れたというか・・・」
「莉乃だよ」
「え・・・」
前とずいぶん違う。
昔はショートカットでなぜか大人びた感じの女の子だった。
見た目とは真逆な感じの。
それが、また逆になっていた。
言ってる自分が一番わけわからん。
「昔と違って驚いた?」
「驚いた。ずいぶん変わったんだね」
「私的には髪が伸びただけだけどね」
髪を指で弄びながら彼女は言った。
その仕草は僕の好きな仕草の一つなので少しドキッとする。
「性格も変わったよ」
「人の性格はなかなか変わらないと思うけど?」
「だからびっくりしてんだよ」
「あ・・・そう」
「それより、おばさんは?」
僕は周りを見渡しながら彼女に尋ねた。
「急用でこれなくなったんだよ」
ため息をつく莉乃。
「じゃあ、莉乃一人で来たの?」
「ご名答。わざわざチャリでここまで来たよ」
「どれくらいかかった?」
「30分」
「・・・ご苦労様です」
「帰りは翔君運転してよ?」
「・・・どういうこと?」
「自転車は一台しかないので」
「タクシーという技は?」
「お金ないので」
「・・・めんどくさ・・・」
「ちゃんと後ろでナビするからさ。頑張って」
莉乃は僕の手を引いて、自転車があるであろう場所に向かう。
簡単に手を繋いでくる莉乃。
田舎では普通なのか?
それとも、従妹だから?
そんなことを考えながら、僕は彼女の後ろをついていった。
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すいません。
まだコメント返せてないです。
眠い・・・ww
昨日、小説を書いている尊敬していたブロがーさんが
ブログ閉鎖してしまいました。
悲しいです。
その人は、電子書籍とかもしていて、誹謗中傷とかもあったらしいです。
お金取るからには~とか。
だったら、読むなって話ですよね。
別に、読むことは強制じゃないし、小説を書いている人たちは
共感してくれたり、楽しんでもらいたいから書いているわけで・・・。
ほんと、そういう人たちは自分がやられたらどう思うかを考えてから言動しろよって感じです。
少し暗くなりましたが・・・。
明日からは、2人が離れてからを書きます。
どれくらいになるか・・・。
あんまり長くはないと思いますが。
ではでは!