love storys  ~17歳、私と君と。~ -70ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side理菜~


あれだけのメールを送るのにどれだけ勇気が必要だっただろうか?


大した内容でもないメール。


社交辞令の一つにすぎないメール。


それなのに、手が震えて・・・。


返信が返ってこないかもしれない。


嫌な気持ちにさせるかもしれない。


様々な気持ちが入り混じって、送るかどうかを悩んだ。


たかが・・・。


たかが、あんなメールで。


悩んだ末に、私はメールを送った。


返信はすぐに返ってきた。


3分後ぐらいだ。


その3分間。


私はずっと携帯とにらめっこをしていた。


異様に長い3分間。


カップラーメンを待つのもあんな3分間だったら最悪だ。


出来上がる気がしない。


チッ・・・チッ・・・チッ・・・。


時計の針の音だけが私の耳に入ってくる。


一定のリズムで流れるその音は不気味だ。


私は、テレビをつけた。


と同時に、その音はかき消される。


くだらないバラエティ番組。


チャンネルを変える。


3・・・5・・・6・・・8・・・10。


「なにもやってないなぁ・・・」


結局、最初のバラエティ番組に落ち着く。


ただ、虚しさを消したかっただけだから、別に・・・いいか。


1人の夜は久しぶり。


親が旅行でいないときでも、誰かはいる。


基本的にお兄ちゃんが。


いない時、完全に私一人の時は誰かの家に泊まりに行ったり。


寂しがり屋。


その単語が当てはまってないとはいえない。


そう考えると、裕哉さんってすごいなぁって思う。


1人旅。


ずっと一人でいる。


私には到底無理だ。


ソファに座る。


午後10時。


いつもなら間違いなく自分の部屋にいる。


でも、今日は別にそうする必要がない。


誰もいないのだから。


今この状況で雷でも来たらどうしようか。


泣く・・・かも。


まぁ・・・。


私は窓のガラス越しに外を見た。


三日月が綺麗に輝いている。


「雨が降ることはないな・・・」


眉月、繊月・・・。


三日月にはそんな呼び名があるらしい。


三日月は、円弧の細い範囲が輝いているものらしい。


だから、正式には私が見ている空は三日月とは呼ばない。


居待月・・・ってところか?


そんなくだらないことを考えている時間はなぜか短く感じる。


3分なんて時間は余裕に過ぎただろう。


3分は短い時間。


それとも長い時間なのか。


人それぞれ。


少なくとも、私は裕哉さんと過ごした時間の中で3分なんて1秒にも満たないものだった。


だけど、学校がある日、部活がある日。


そんな日は1秒が3分になる。


人間の脳の働き。


楽しいことが長く感じることはない。


つまらないことが短く感じることも滅多にない。


馬鹿みたいに笑っているテレビの中の人たちと私は今の時の感じ方が違う。


あの人たちは短く感じてるかもしれない。


だけど、私にはこの1秒1秒が長い。


・・・裕哉さんに会いたい。


会えば、この1人という苦痛から解放されて、時間という流れを早く進めることができるのだから。


一つ。


自覚したことがある。


私の彼への想いは、一緒にいた時よりも遥かに強くなって・・・。


好きという感情が抑えられなくなってきている・・・。





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もう15話ですね。


話全然進んでないですけどww


綾香さんもまだ出てきてないし、裕哉の初恋の相手についてもほとんど分かっていないし・・・。


裕哉の謎はまだまだ解けない。


そして、理菜は想いを告げるのか・・・?


もうすぐ、序章が終わって本編。


みたいな感じです。


もう、お盆休みが終わっているかたはお仕事頑張ってください。


学生の皆さんは・・・もうすぐ夏休みが終わりますね。


宿題頑張れーw


大学生の皆さんは・・・夏休み楽しもうぜ♪ww

「どうしてここまで・・・」


浮かんだ相手はだんだんおぼろげになってきた初恋の人。


自分自身が分からない。


もう・・・3年もたつのに。


今日は、他の女の子と一緒にいたのに。


それでも浮かんでくるのは・・・あの人。


自分の一途さには驚きだ。


だけど、自分の浮気性にも驚きだ。


この人が好き。


そういい続けて、その人だけを見てるのに、他の人と付き合うのだから。


遊びを簡単に承諾していまうのだから。


一途。


僕にはその言葉が該当して該当しない。


心の奥底では一途なんだろう。


だけど、結果。


結果論だけを見れば、たらし。


チャラい男。


うん。そんな感じだ。


コンコン。


ノックが聞こえた。


「はい」


僕が返事をすると、和服を着たおばさん・・・。


(いや、お姉さんということにしておこう)


そして、ぐだぐだとこの旅館について説明を始める。


温泉がどこかを聞いた後は、すべて右から左。


この旅館の歴史なんぞ知ったことではない。


長い話が終わり、おば・・・お姉さんが部屋から出ていく。


姿が見えなくなったと同時に、我慢していた欠伸がでる。


「数学の授業より眠かったな・・・」


おかげさまで、一階に降りて温泉がある場所までいく気にもならない。


僕は、またベットに寝転がり、ゆっくり目を閉じた。


****************


「今日の図工の時間。また四人で一緒にやろ!」


女の子が笑顔で言った。


「いいよ。また絵、書くんだっけ?」


僕が聞く。


「そうだよ。スケッチしてそれを元になんかやるんだって」


僕の初恋の相手が言った。


「俺、作れる気がしないんだけど」


僕の一番の男友達が言った。


・・・あの頃の。


「@@@は絵心ないからね」


女の子は彼を馬鹿にする。


「うん、確かに」


初恋の人もそれに同調する。そして続けて、


「裕哉君を見習いなよー」


って。


「僕!?あんまり上手くないんだけど」


謙遜しているけど少し喜んでる。


「ここで、書こ!どんな絵書く~?」


女の子が言った。


「どうせ、あんまり書かずにおしゃべりになる気がするけど?」


・・・マセガキ。


「それはそれで楽しいじゃん」


初恋の人がそういう。


「そうだね」


マセガキの自分は好きな人の意見をすぐに取り入れる。


同調する。


そして、いつも通り、校舎の外にある、段差に四人で横並びに座って、談笑会が始まる。


***************


眠ったわけじゃない。


眼を閉じて、昔のことを思い出してただけ。


小学生のあの頃。


僕には好きな人なんてものはいなかった。


女の子二人も、男の子も。


同じ友達。


あの頃はまだそう思ってた。


けど、次第に感情は変化していく。


いや・・・次第にじゃなかった。


それは・・・そう。


突然のことだった。


あの時は驚いた。


初めて・・・人を好きになったあの感情。


考え方が重すぎて、僕は初めて自分が嫌いになった。


好きになってから、毎回思ってた。


小学生のころに戻りたいって。


戻れれば、また一番仲が良かった女の友達に戻れたのだから。


まあ・・・全部。


「今さらだよなぁ・・・」


携帯を軽く上に放り投げて、毛布の上に落とした。


ポスン。


その時の擬音が虚しすぎて、僕は苦笑しながらまた目を閉じた・・・。





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暑いのに、雨・・・。


あ~・・・湿度やばい。


今日の更新は早めです。


昨日のうちに書いたので。


明日は「1秒と3分です」


おたのしみに♪



完全なデートの誘いに僕はなんて返事を打てばいいだろうか?


彼女がいない。


彼女がほしい。


そう考えた時に返信の文字か決まっている。


ただ・・・。


今回は初めて少し悩んでいる。


相手は大きく言えば学校中のアイドルみたいな存在。


高嶺の花。


そんな相手からの誘い。


いつもの僕ならすぐ飛びつくだろう。


だけど・・・。


理菜さんの顔が頭をよぎった。


山口綾香と遊んだところで浮気になるわけじゃない。


別に理菜さんは彼女ってわけじゃないんだし。


なのに。


自分の中で答えは出しているのに。


優柔不断。


・・・はぁ。


今日何度目の溜息だろうか。


鬱な気分からの解放。


何も考えずに、旅行を満喫する。


これが今回の目的だったのに。


普段にも増して悩んでいる僕がいる。


悩んでも。


悩んでも。


答えは見つかるわけじゃない。


なら・・・。


『嫌じゃないですよ。いつですか?』


僕が選んだ選択肢はこっち。


投げやりに決めた選択肢。


どうせ、ほとんど会えない人。


そんな人のことを考えても・・・。


僕には遠距離恋愛は似合わない。


遠距離な会えないというもどかしさ。


会いたい時に会えない辛さがある。


そう考えた時に、遠い人は嫌だ。


近くにいる人がいい。


携帯が振動する。


相変わらずの返信の早さだ。


『小林君の暇な日』


どう考えてもおかしい・・・。


山口綾香は日常生活が多忙な人だ。


親が英才教育をしていて、習いごとが多数。


そして、塾にも行っている。


お嬢様・・・ってほどの金持ちでもないのだが。


というか。


あの人には今時間がそんなにあるだろうか?


受験生。


山口綾香は推薦ではなく一般入試で受験をする。


それも、あの東大って噂だ。


秀才。


天才。


どちらにも該当する女の子。


完璧な。


そんな彼女が・・・。


『山口さんが暇な日はいつですか?』


『私ですか?私はいつでも大丈夫ですよ』


・・・。


『受験勉強は?』


『たまには休息も必要かなと・・・』


『わかりました。日にちは来週の日曜日でいいですか?』


『大丈夫です。楽しみにしてますね』


ここでメールが途切れる。


旅館の一室。


ここで、デートの約束をしている自分。


僕は失笑して、仰向けに布団に寝転がった。


天井の電気で眼がくらむ。


一瞬視界が真っ暗になった時、1人の人の顔が浮かんだ。


「・・・僕は」




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裕哉君・・・つかめない人です。


てか、みんなよくわからない人ですが・・・。


これからどうなっていくでしょうか。。

~side裕哉~


理菜さんと別れて、今日泊まるホテル・・・。


いや、これは旅館と呼ぶにふさわしい建物に止まった。


僕は携帯のアドレス帳を開いた。


『た』の行。


高橋理菜の名前があった。


「なにしてんだろ・・・」


僕は携帯を勢いよく閉じて、ため息をついた。


罪悪感が当然のように残った。


家には入らなかった。


彼女に手を出したわけじゃない。


だけど、よこしまな気持ちがあったことは確か。


好きでもないのにそういう対象で見たのは確か。


「まあ・・・今までと変わらない・・・か」


毎回そうだ。


好きでもない女の子と付き合って。


その子の笑顔を見るたびズキンってくる。


彼女はきっと僕のことを好きでいてくれているのに、僕は彼女を本気で好きになってはいない。


頭の隅には初恋の女の子がめぐっている。


罪悪感に苛まれる。


別れた後、少し感傷に浸る。


そして、すぐ他の女の子と付き合ってみたり・・・。


付き合って、罪悪感が生まれて・・・。


その繰り返しだ。


人間は失敗を糧にして、次はしないようにって考える。


そして、成長していくものだ。


だけど、僕は失敗を繰り返す。


分かっていて。


あえてその道を選ぶんだ。


なんで僕は彼女という存在を求めているのだろう?


好きにならないのにもかかわらず。


答えがわからない自分に問いかけても意味はない。


その時、2人の人からメールが届いた。


1人目は・・・。


山口綾香。


同級生だった。


同じクラスの女の子で学校中からも人気の高い。


可愛らしく清楚な感じで、男子からはウケがいいとか何とか。


なんだろ・・・。


受信ボックスを開く。


『こんばんわ。夏休みだけど、小林君はなにをしていますか?もしよかったら、今度遊びにでも行きませんか?』


どう考えても・・・。


デートのお誘いにしか見えないメールだった。


山口さんが・・・。


付き合ったら、たくさんの綾香ファンにころされるだろう。


いや・・・もしかしたら『何人かで』遊ぶのかもしれない。


『何人でですか?』


僕はメールを返す。


そして、もう一通のメールを開く。


その人は・・・理菜さんだった。


『今日は色々とありがとうございました。上手く案内できなくてごめんなさい。また、今度機会があったら頑張ります!!家が遠いので、会うことは今後ないかもしれませんが、メールしたいです。よろしくお願いします』


少しドキッとした。


彼女は僕のことをどう思っているのだろうか。


憧れ?


それとも・・・。


いや、自惚れるのはよくない。


違ったら馬鹿みたいだ。


彼女は僕に『憧れてた』そういった。


僕はこれを真摯に受け止めることにする。


『こちらこそ、よろしくお願いします!』


敬語だから少し他人行儀に見える。


だけど・・・まあいいか。


僕は返信を返して携帯を布団の上に投げた。


窓からは三日月が見えた。


結局・・・。


今日の夜は晴れたんだなぁ。


メールの受信音が鳴った。


山口綾香からのメール。


『えと・・・二人です。嫌ですか?』


・・・なんだかなぁ。




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なんだかなぁww


三人目の登場人物ですか。


終盤まで出てくるキャラではありません。


裕哉君、けっこうもてる人ですww


羨ましいなぁww


~side理菜~


「裕哉さんにそばにいてほしいなぁ・・・って」


私はなにを言っているのだろう?


何でこんな積極的に私は彼を誘っている・・・?


「まだ、今日会ったばかりですよ?」


裕哉さんは戸惑いながらもっともなことを言った。


「初めてってことですか?」


「はい」


やっぱり。


やっぱり彼は私のことを知らない。


わかっていたけど、少し残念に思えた。


残念に思うってことは、少し期待していた部分があったから。


名もない選手であった私。


有名な選手であった彼。


中学生だった私。


高校生の彼。


どう考えても、彼が私のことを知ってるはずがないのに。


すれ違ったとしても、覚えてるはずないのに。


・・・バカみたいな期待をしてしまっていた。


まあ・・・今はそんなことはどうでもいい。


彼が目の前にいるのだから。


今私がすべきこと。


それは・・・。


「あなたはそうかもしれないけど、わたしは・・・」


そう。


私は・・・。


「あなたのことを前から知ってた・・・」


彼の顔は見れなかった。


私は下を向きながら、彼の返答を待つ。


「え・・・?いつ・・・?」


「陸上の大会の時。その時からずっとあなたを知ってた・・・」


「あ・・・そうなんですか」


「はい。だから・・・初めてなんかじゃない!」


で?


って聞かれるような答え。


だからなんなんだ。


初めてじゃないから?


泊まれとでも?


私は内心肩をすくめて苦笑した。


自分が言っていることが意味不明で。


でも、彼は「だから?」なんてことは聞かなかった。


「そっか・・・」


なぜか・・・。


なぜか、彼は私の体を抱きしめた。


「ふぇ!?」


私は意味がわからず素っとん狂な声を出す。


「僕なんかのことを覚えてくれてありがとうございます」


彼の声が耳元で聞こえる。


ドキッてしてしまうような声。


少し低めで線が細い声。


「私・・・ずっとあなたに・・・」


言ってしまおうか。


言ってしまえば、今、接触している体が離れてしまうかもしれない。


それか、抱きしめてくれる力が強くなるか。


・・・後者になる可能性は限りなく低いけれど。


それに、失敗すれば連絡先すら聞けなくなるかもしれない。


聞ければ、仲良くなれるし、これからアピールもできるかもしれない。


なら・・・。


まだ言うのは早い。


「あなたに憧れてたんです」


「ありがとう・・・でも、家に泊まるのはちょっと・・・」


彼は、私から体を離した。


健全な人だ。


そんなことを思う


「なんでですか?」


「なんでもです。もう少し仲良くなってからですよ。そういうのは」


まるで、小さい子をあやめるかのような彼の口調。


「そうですよね。明日から、どこ回るんですか?」


「ん~・・・名古屋から出て、愛知全体を」


「そうなんですか。じゃあ・・・もう会えないかもですね。それは嫌だから・・・」


私は携帯を取り出して


「アドレス、教えてもらっていいですか?」


ドクン・・・ドクン・・・。


これを聞くのは大変。


でも、今聞かないときっと後悔することになるから・・・。


「あ、はい」


そんな私の重い決意とは裏腹にあっさりと彼は承諾してくれた。





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え~・・・。


二日連続で遅くなりました。


すいません。


とりあえず、明日からはこういうことはないとは思うんですけど。


少し忙しかったって感じです。


あ~・・・すいません。