15話 1秒と3分 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side理菜~


あれだけのメールを送るのにどれだけ勇気が必要だっただろうか?


大した内容でもないメール。


社交辞令の一つにすぎないメール。


それなのに、手が震えて・・・。


返信が返ってこないかもしれない。


嫌な気持ちにさせるかもしれない。


様々な気持ちが入り混じって、送るかどうかを悩んだ。


たかが・・・。


たかが、あんなメールで。


悩んだ末に、私はメールを送った。


返信はすぐに返ってきた。


3分後ぐらいだ。


その3分間。


私はずっと携帯とにらめっこをしていた。


異様に長い3分間。


カップラーメンを待つのもあんな3分間だったら最悪だ。


出来上がる気がしない。


チッ・・・チッ・・・チッ・・・。


時計の針の音だけが私の耳に入ってくる。


一定のリズムで流れるその音は不気味だ。


私は、テレビをつけた。


と同時に、その音はかき消される。


くだらないバラエティ番組。


チャンネルを変える。


3・・・5・・・6・・・8・・・10。


「なにもやってないなぁ・・・」


結局、最初のバラエティ番組に落ち着く。


ただ、虚しさを消したかっただけだから、別に・・・いいか。


1人の夜は久しぶり。


親が旅行でいないときでも、誰かはいる。


基本的にお兄ちゃんが。


いない時、完全に私一人の時は誰かの家に泊まりに行ったり。


寂しがり屋。


その単語が当てはまってないとはいえない。


そう考えると、裕哉さんってすごいなぁって思う。


1人旅。


ずっと一人でいる。


私には到底無理だ。


ソファに座る。


午後10時。


いつもなら間違いなく自分の部屋にいる。


でも、今日は別にそうする必要がない。


誰もいないのだから。


今この状況で雷でも来たらどうしようか。


泣く・・・かも。


まぁ・・・。


私は窓のガラス越しに外を見た。


三日月が綺麗に輝いている。


「雨が降ることはないな・・・」


眉月、繊月・・・。


三日月にはそんな呼び名があるらしい。


三日月は、円弧の細い範囲が輝いているものらしい。


だから、正式には私が見ている空は三日月とは呼ばない。


居待月・・・ってところか?


そんなくだらないことを考えている時間はなぜか短く感じる。


3分なんて時間は余裕に過ぎただろう。


3分は短い時間。


それとも長い時間なのか。


人それぞれ。


少なくとも、私は裕哉さんと過ごした時間の中で3分なんて1秒にも満たないものだった。


だけど、学校がある日、部活がある日。


そんな日は1秒が3分になる。


人間の脳の働き。


楽しいことが長く感じることはない。


つまらないことが短く感じることも滅多にない。


馬鹿みたいに笑っているテレビの中の人たちと私は今の時の感じ方が違う。


あの人たちは短く感じてるかもしれない。


だけど、私にはこの1秒1秒が長い。


・・・裕哉さんに会いたい。


会えば、この1人という苦痛から解放されて、時間という流れを早く進めることができるのだから。


一つ。


自覚したことがある。


私の彼への想いは、一緒にいた時よりも遥かに強くなって・・・。


好きという感情が抑えられなくなってきている・・・。





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もう15話ですね。


話全然進んでないですけどww


綾香さんもまだ出てきてないし、裕哉の初恋の相手についてもほとんど分かっていないし・・・。


裕哉の謎はまだまだ解けない。


そして、理菜は想いを告げるのか・・・?


もうすぐ、序章が終わって本編。


みたいな感じです。


もう、お盆休みが終わっているかたはお仕事頑張ってください。


学生の皆さんは・・・もうすぐ夏休みが終わりますね。


宿題頑張れーw


大学生の皆さんは・・・夏休み楽しもうぜ♪ww