14話 ファーストラブ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「どうしてここまで・・・」


浮かんだ相手はだんだんおぼろげになってきた初恋の人。


自分自身が分からない。


もう・・・3年もたつのに。


今日は、他の女の子と一緒にいたのに。


それでも浮かんでくるのは・・・あの人。


自分の一途さには驚きだ。


だけど、自分の浮気性にも驚きだ。


この人が好き。


そういい続けて、その人だけを見てるのに、他の人と付き合うのだから。


遊びを簡単に承諾していまうのだから。


一途。


僕にはその言葉が該当して該当しない。


心の奥底では一途なんだろう。


だけど、結果。


結果論だけを見れば、たらし。


チャラい男。


うん。そんな感じだ。


コンコン。


ノックが聞こえた。


「はい」


僕が返事をすると、和服を着たおばさん・・・。


(いや、お姉さんということにしておこう)


そして、ぐだぐだとこの旅館について説明を始める。


温泉がどこかを聞いた後は、すべて右から左。


この旅館の歴史なんぞ知ったことではない。


長い話が終わり、おば・・・お姉さんが部屋から出ていく。


姿が見えなくなったと同時に、我慢していた欠伸がでる。


「数学の授業より眠かったな・・・」


おかげさまで、一階に降りて温泉がある場所までいく気にもならない。


僕は、またベットに寝転がり、ゆっくり目を閉じた。


****************


「今日の図工の時間。また四人で一緒にやろ!」


女の子が笑顔で言った。


「いいよ。また絵、書くんだっけ?」


僕が聞く。


「そうだよ。スケッチしてそれを元になんかやるんだって」


僕の初恋の相手が言った。


「俺、作れる気がしないんだけど」


僕の一番の男友達が言った。


・・・あの頃の。


「@@@は絵心ないからね」


女の子は彼を馬鹿にする。


「うん、確かに」


初恋の人もそれに同調する。そして続けて、


「裕哉君を見習いなよー」


って。


「僕!?あんまり上手くないんだけど」


謙遜しているけど少し喜んでる。


「ここで、書こ!どんな絵書く~?」


女の子が言った。


「どうせ、あんまり書かずにおしゃべりになる気がするけど?」


・・・マセガキ。


「それはそれで楽しいじゃん」


初恋の人がそういう。


「そうだね」


マセガキの自分は好きな人の意見をすぐに取り入れる。


同調する。


そして、いつも通り、校舎の外にある、段差に四人で横並びに座って、談笑会が始まる。


***************


眠ったわけじゃない。


眼を閉じて、昔のことを思い出してただけ。


小学生のあの頃。


僕には好きな人なんてものはいなかった。


女の子二人も、男の子も。


同じ友達。


あの頃はまだそう思ってた。


けど、次第に感情は変化していく。


いや・・・次第にじゃなかった。


それは・・・そう。


突然のことだった。


あの時は驚いた。


初めて・・・人を好きになったあの感情。


考え方が重すぎて、僕は初めて自分が嫌いになった。


好きになってから、毎回思ってた。


小学生のころに戻りたいって。


戻れれば、また一番仲が良かった女の友達に戻れたのだから。


まあ・・・全部。


「今さらだよなぁ・・・」


携帯を軽く上に放り投げて、毛布の上に落とした。


ポスン。


その時の擬音が虚しすぎて、僕は苦笑しながらまた目を閉じた・・・。





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暑いのに、雨・・・。


あ~・・・湿度やばい。


今日の更新は早めです。


昨日のうちに書いたので。


明日は「1秒と3分です」


おたのしみに♪