13話 浮かんだ顔 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

完全なデートの誘いに僕はなんて返事を打てばいいだろうか?


彼女がいない。


彼女がほしい。


そう考えた時に返信の文字か決まっている。


ただ・・・。


今回は初めて少し悩んでいる。


相手は大きく言えば学校中のアイドルみたいな存在。


高嶺の花。


そんな相手からの誘い。


いつもの僕ならすぐ飛びつくだろう。


だけど・・・。


理菜さんの顔が頭をよぎった。


山口綾香と遊んだところで浮気になるわけじゃない。


別に理菜さんは彼女ってわけじゃないんだし。


なのに。


自分の中で答えは出しているのに。


優柔不断。


・・・はぁ。


今日何度目の溜息だろうか。


鬱な気分からの解放。


何も考えずに、旅行を満喫する。


これが今回の目的だったのに。


普段にも増して悩んでいる僕がいる。


悩んでも。


悩んでも。


答えは見つかるわけじゃない。


なら・・・。


『嫌じゃないですよ。いつですか?』


僕が選んだ選択肢はこっち。


投げやりに決めた選択肢。


どうせ、ほとんど会えない人。


そんな人のことを考えても・・・。


僕には遠距離恋愛は似合わない。


遠距離な会えないというもどかしさ。


会いたい時に会えない辛さがある。


そう考えた時に、遠い人は嫌だ。


近くにいる人がいい。


携帯が振動する。


相変わらずの返信の早さだ。


『小林君の暇な日』


どう考えてもおかしい・・・。


山口綾香は日常生活が多忙な人だ。


親が英才教育をしていて、習いごとが多数。


そして、塾にも行っている。


お嬢様・・・ってほどの金持ちでもないのだが。


というか。


あの人には今時間がそんなにあるだろうか?


受験生。


山口綾香は推薦ではなく一般入試で受験をする。


それも、あの東大って噂だ。


秀才。


天才。


どちらにも該当する女の子。


完璧な。


そんな彼女が・・・。


『山口さんが暇な日はいつですか?』


『私ですか?私はいつでも大丈夫ですよ』


・・・。


『受験勉強は?』


『たまには休息も必要かなと・・・』


『わかりました。日にちは来週の日曜日でいいですか?』


『大丈夫です。楽しみにしてますね』


ここでメールが途切れる。


旅館の一室。


ここで、デートの約束をしている自分。


僕は失笑して、仰向けに布団に寝転がった。


天井の電気で眼がくらむ。


一瞬視界が真っ暗になった時、1人の人の顔が浮かんだ。


「・・・僕は」




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裕哉君・・・つかめない人です。


てか、みんなよくわからない人ですが・・・。


これからどうなっていくでしょうか。。