love storys  ~17歳、私と君と。~ -68ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

今日僕には彼女ができた。


その相手と相思相愛なのかということは別にして。


ただ、少なくとも相手は僕のことを好きだと思ってくれているらしい。


ありがたいことだ。


こんな僕みたいな人間を好きになってくれるなんて。


こんな・・・最悪な僕を。


夜中。


時間は深夜1時。


僕は、まだ都会の街中をうろついていた。


彼女はもう電車に乗って家に帰って行った。


というより、ダダをこねている彼女を帰らせた。


帰らせた理由は簡単なもの。


時間も時間だったから。


11時を回って、終電の時刻が近づいてきて。


これ以上いたら彼女が帰れなくなってしまって。


だから、帰ってもらうことにした。


彼女はまだ帰りたくないとか言ってたけど。


それはまずいと思ったんだ。


そのまま一緒にいたら・・・。


初日とは思えない行為をするかもしれないと思ったから。


僕らは結局キスもしないまま。


彼女は名残惜しそうにこっちを見ていた。


今度ね。


とか言って、彼女の頭を撫でた。


今思うと自分って大胆かも・・・。


なんて・・・。


1時を回ると、外はほとんど誰もいなかった。


みんなどっかしらの店に入っているのか、帰宅しているのか。


それか、大通りじゃなくて、脇道で酔いつぶれているのか。


ちょくちょく見る人は、大概誰かの肩に凭れかかって辛そうな表情やら


幸せそうな表情やら。


お酒に酔っている人の表情は様々。


あとは、援助交際なのか高校生らしき人と、サラリーマン見たいな人が一緒に歩いていたり。


男は、女の肩を抱いて歩いている。


夜の東京は今の日本の縮地図。


あまりいい風景ではなかった。


じゃあ、なんでこんなところを歩いているのか。


意味はあまりない。


家に帰りたくなかった。


それだけかも。


電車もなくなって帰る手段もない僕。


お金はある程度持ってきてはいるが、タクシーで帰れるほどのお金があるかと聞かれたら・・・。


ないと答えるしかない。


「ねぇ。お兄さん、うちのみせはいっていかな~い?」


お姉さんに声をかけられる。


・・・。


どう考えても、僕みたいな歳の人に勧誘していい店じゃないだろ・・・。


看板を見て思った。


「いいです」


僕は、素っ気ない態度で彼女の横を通り過ぎて行った。


僕は空を見上げた。


満月が見える。


欠けてない完璧な満月が。


今この満月を何人の人が見ているだろうか?


その人達は綺麗だ、とかいいながら見ているのだろうか?


てか・・・。


この時間。


それを見ながら、浸っている人は少ないだろう。


歩いていると、公園が見えてきた。


山口綾香といた公園とは違う公園。


あそことは違ったもっと小さい公園。


遊具もブランコと滑り台だけ。


閑散とした公園だった。


僕は公園の中に入って、木で作られたベンチに座った。


さすがに・・・。


僕は周りを見渡す。


この時間・・・公園には誰もいないか。


僕は、座りながらもう一度空を見上げて・・・。


眼を閉じた。


今日会ったことを思い出しながら。


山口綾香。


彼女とのデートを。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。


明日は理菜編です。


ここが序盤の一番の大きな場所になります。


お見逃しなく~!!

「ありがとね」


彼女はプリクラの一枚を携帯に貼った。


「なにしてんの?」


「携帯に貼ってるだけだよ?」


「やめてくれ・・・」


「なんで?」


「恥ずかしいじゃん・・・」


「これは、君が彼氏であるという証です」


躊躇いもなくそんなことを言える彼女がすごいなって思う。


時刻は10時を回っていた。


「けっこう時間やばくなってきたね。山口さん、帰らないとやばくない?」


僕は腕時計を見ながら言った。


「わたしは何時でも大丈夫」


「え?」


「親に連絡したから」


「なんて?」


「少し遅くなるって。小林君は大丈夫?」


「僕も・・・大丈夫かな」


「じゃあ、終電まで一緒にいてほしいな」


歩道の右はじ。


公衆の面前で彼女は僕の手を握る。


体温が伝わってくる。


彼女の手の方が温かい。


温もりが少しずつ僕へ移ってくる。


「山口さんの手・・・あったかいね」


「そう?てかさ、わたしたち恋人だし名前で呼ばない?」


「名前で?」


「うん。私は裕哉君って呼んでいいかな?」


「いいよ。僕はなんて呼べばいい?」


「綾香ちゃんで」


「本気?」


「冗談。綾香でいいよ」


「綾香・・・」


僕が彼女のことをそう呼ぶと彼女の顔が急激に赤くなる。


「凄い・・・照れるね・・・これ」


彼女は自分の頬を手の平で触る。


「自分でそれを指定したんじゃん」


「でも・・・好きな人から名前で呼ばれるって嬉しいなぁって」


僕は、今までの彼女から、性格面でチャラいって言われる。


優しいんだけど、見た目は真面目そうなんだけど・・・。


女の子苦手そうなんだけど、自分からは積極的に行く人じゃないんだけど・・・。


チャラいって。


その理由はきっとこれにあるかもしれない。


これはきっと癖。


・・・というより、無意識的に行われるもの。


僕は握っていた彼女の手を引っ張って僕の方へと寄せる。


そして、彼女を僕の胸の中にうずめて・・・。


優しく頭を撫でる・・・。


「裕哉・・・く・・・ん?」


理菜さんの時と同じような反応。


僕は何の返答をせずにただ優しく頭を撫で続ける。


彼女は僕に身を預けた。


体の力が抜けて、寄りかかる形になったんだ。


髪の流れにそって、ゆっくり・・・優しく・・・。


何度も・・・何度も・・・。


「なんか・・・安心する」


「そう?」


「うん。すごく。ただ少し不満かな」


「なにが?」


「手つきが慣れてるなぁ・・・って」


「そんなことないよ」


「3人以内なら嬉しいかな」


「2人目」


嘘をつく。


実際は4人目。


「じゃあ、嬉しい」


嘘は通ったようだった。


「・・・裕哉君好きだよ・・・」


「ありがとう」


公衆の面前であるということを僕も綾香も完全に忘れていた。


2人の空間は完全に。


孤立した空間・・・。





にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。




いや~・・・。


非難浴びそうな展開ですねww


好きでもない女の子と付き合う裕哉。


理菜のことはどうするんだ!?


って感じですよねww


まあ、彼はその気持ちには気づいていないので。。

~side裕哉~


「好きって言ってくれるなら・・・付き合う?」


悩んだ末の答えがこれ。


馬鹿な自分が選んだ答え。


途端に彼女の顔が明るくなった。


「いいの!?」


「うん」


僕は頷いた。


「やった」


彼女は満面の笑みを浮かべながら僕の手を握った。


これでよかったのか?


奥に潜むもう1人の自分が聞いてきた。


僕はそれに対して何も答えない。


何も・・・。


「どこ行くの?」


「恋人同士が行くところっていったら一つしかないじゃん」


彼女はそう言ってウインクをする。


「いやいや!!さすがにまだ早いだろ」


焦りながら返答をする。


「冗談、冗談」


彼女は笑いながら僕の手を引く。


冗談にしては・・・。


僕は周りを見渡す。


少しずつ。


『ご休憩』やら『ご宿泊』やらの文字がちらつく店が増えているのは気のせいだろうか?


僕が敏感になっているだけ?


意識しすぎているだけ?


「どうしたの?そんなきょろきょろして・・・」


「なんでもない」


結果的に彼女が入った店は、ゲームセンターだった。


鼓膜が破けそうなぐらい大きな大音量が僕の耳の中に入ってくる。


制服を着た学生。


私服の大学生。


ガラの悪い方々・・・。


そんな人が来ているイメージのゲームセンター。


でも、意外に・・・。


女の人とかも多かった。


音楽のゲームとかをしていたり、レーシングゲームをしていたり。


考え方が古いのか?


そんなことを思う。


ゲーセン来たことほとんどないからなぁ・・・。


「ゲーセンでなにするの?」


「何って・・・。わかんない?」


彼女は奥の方へ足を進めていく。


げ・・・。


僕が目にしたのは、いくつもの箱形の機械。


僕が最も嫌いとしているあれだった。


今まで、付き合ってきた人に、一緒にとろうよ。


とか言われてきたけど、ほとんど断ってきた。


それを・・・。


「プリクラ一緒にとろ!」


「・・・嫌です」


僕は即答した。


「なんで~?」


「写真写りが・・・」


僕は彼女から視線を逸らす。


「別に私は気にしないから!!」


「そういう問題じゃなくて・・・」


「初デート記念に一枚欲しいんだけど・・・」


彼女は、僕の方に回り込んで


「だめ・・・かなぁ?」


子猫みたいな表情で手を合わせて小首を傾げた。


「う・・・」


断れない。


その表情はずるい・・・。


「わかった・・・」


僕は不本意ながら、プリクラ機の中に入って行った。


お願いって言われると・・・断りずらい。


僕には、王子様タイプにはなれない。


よくあるじゃん。


俺についてこいよ。


みたいな王子様タイプ。


それと対等しているのが優しい思いやりタイプ。


基本的に勝つのは、恋愛に不器用な王子様タイプ。


女の子はキュンキュンするんだって。


・・・ああいうのに。


だから『お前』なんて呼ばれたい人も多数いるとか・・・。


僕には、到底無理。


相手を下には見れない。


できるだけ、相手のことを思って行動したい。


傷つけたくない。


そう思う。


それがたとえ。


好きじゃなくても付き合っている人なら・・・。






にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。


今日は日曜日ですね。


みなさん、何をしていますか?


僕は・・・特に予定なしですねww

「お兄ちゃん・・・羨ましいなぁ」


ベッドに腰掛けながら私は呟く。


私は携帯を手に取る。


そしてぎゅっと握りしめた。


そして目を閉じて、彼の顔を思い浮かべる。


彼のいろんな表情を想像した後・・・。


「重いなぁ・・・」


内心肩をくすめて苦笑した。


重い女の子は愛想つかれるんだって。


誰かが言ってた。


だけど、軽い女の子も愛想つかれるって。


そこは紙一重。


ちょうどいいところを保つのは大変。


相手を好きになりすぎず・・・嫌いにならないように。


でも、私にはそれは無理そうだ。


もうすでに・・・。


私は彼のことが大好きすぎる。


重い女はだめだよなぁ・・・。


その時、携帯が手の中で揺れた。


ビクッと私の体が反応する。


「誰だよ~・・・」


携帯を開く。


『菅野美雪』


友達からだった。


クラスで一番の友達から。


『もしもし?』


『理菜~!!』


耳元で響く声。


私は思わず、顔をしかめて、耳元から携帯を離す。


『どうしたの?そんな大声で・・・』


『声が聞きたくなってさ~』


『美雪・・・。私はあなたの彼氏じゃないんだけど?』


『それは知ってるけど。最近会ってないしさ~』


『彼氏と会ってればいいじゃん』


軽い嫌みを言う。


『彼氏とも会ってるよ。たまにだけど』


『たまになの?』


『毎日は会わないよ』


『なんで?』


『毎日会ってたらさすがに疲れるかなって』


『へぇ・・・』


私とは考え方が違う。


私は、会えるならできるだけ会いたい。


そう思う人だ。


・・・。


それが重いってことかもしれないけど。


『そういえば、今日彼氏に聞かれたんだけどさ』


『うん?』


『恋と愛のちがいって何かなって』


なんじゃそりゃ。


『恋と愛?』


『うん。似てる言葉だけどもし、同じ意味だったら二つも漢字はできないわけだし』


『恋は、まだ付き合ってなくて、愛は付き合ってることじゃない?』


『でも、恋人っていうじゃん』


『う・・・』


『漢字って難しいよね』


『だね~』


なんか、訳の分からない会話。


『そういえば、理菜は好きな人できた?』


『ふぇ!?急に何?』


『その反応はできたんだ?』


私は今ままで、誰にも自分の恋愛事情を語ったことがなかった。


遠くに好きな人がいる。


一度しか見てない人のことを好きになった。


そんなこと言ったら、馬鹿にされそうだったから。


『どっちでもいいじゃん』


『え~・・・教えてよ』


美雪は追及してくる。


『嫌だ』


私は見えない相手に舌を出してそういった。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。




明日は・・・裕哉編です。


告白の返事はいかに!?

~side理菜~


日々。


彼への思いが募っていく。


宿題をやっていても、部活で練習している時も。


一度は彼の顔が浮かんでくる。


彼のことが好きになっている。


だけど、メールはあれ以来していない。


したいという感情は強い。


だけど、話す内容がない。


それに迷惑かもなんて思ってしまったりもする。


あれから、もう一週間だ。


このままメールをしなければ忘れられてしまうかもしれない。


色々な思いが交差する。


送るか・・・送らないか。


時刻はもうすぐよるの10時。


送るなら早く送らないと、それこそ迷惑になってしまう。


「あ~・・・!!」


優柔不断の自分に嫌気がさしてくる。


悩むのもめんどくさくなってくる。


もういっそ告白しちゃおうかな・・・。


なんて。


見込みのない戦い。


どう考えても振られるのを前提とした戦いだ。


だって、評価も上げないで突っ込もうとしているのだから。


まだ、彼との親密度は5%ぐらい。


到底、OKされるとは思えない。


さすがにそんなすぐ当たって砕けたくはない。


初恋の相手だ。


もう少し慎重に・・・。


コンコン。


ドアをノックされた。


「だれ?」


「俺」


兄の声がした。


「何?」


「少し入っていいか?」


珍しい。


普段兄はこんなことは聞かない。


ノックした後、私が待ってとか言わない限り勝手に入ってくる。


「いいよ」


兄は、ゆっくりとドアを開けて、部屋の中に入ってきた。


「どうしたの?」


「あのさぁ・・・」


兄は、近くにあった座布団の上に座る。


「ん?」


「女の子ってどんなプレゼントをもらうと喜ぶんだ?」


・・・。


唖然。


いきなり何を言っているんだこの兄は。


「急に・・・なに?」


「いや・・・意味はない」


兄は斜め上を向いた。


ずいぶんと分かりやすい・・・。


「・・・誰にあげるの?」


「え・・・と・・・」


兄は言葉に詰まる。


「そんな言いにくい相手?」


「・・・」


兄は黙る。


「・・・好きな人でもできたんだ?」


「う・・・」


図星か。


なんて簡単な人なんだ。


「それで、その子が誕生日だからなにをあげるべきか・・・ってとこ?」


「・・・ご名答」


「光りものとかがいいんじゃない?」


「なにそれ?」


「ネックレスとか」


「ネックレスかぁ・・・」


「あんまり高すぎないやつ」


「他は?」


「・・・そんな案がたくさん出るわけじゃないんだけど・・・」


「あ、ごめん」


「てか、お兄ちゃん好きな人いたんだね」


私にはそれが驚きだった。


今まで恋愛のというものに興味を示さなかった兄が・・・。


だけど。


私は兄を見る。


高2という年齢を考えたらいい加減できないと逆に不自然だよね・・・。


「まあ・・・な」


「初恋?」


「うん」


「頑張ってね」


兄を応援する優しい妹。


お兄ちゃんにはそう見えただろうか?


でも、実際は羨ましいだけだった。


そして、少し妬んでいた。


告白に踏み切ろうとしている兄に。


私は・・・。


恋愛という名のラビリンスから抜けられずに。


立ち止まって。


告白というゴールにたどり着けないでいる・・・。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。



あ~・・・眠いww


今日は朝早い更新です。


朝はつらい・・・。


明日も理菜編です。