~side理菜~
日々。
彼への思いが募っていく。
宿題をやっていても、部活で練習している時も。
一度は彼の顔が浮かんでくる。
彼のことが好きになっている。
だけど、メールはあれ以来していない。
したいという感情は強い。
だけど、話す内容がない。
それに迷惑かもなんて思ってしまったりもする。
あれから、もう一週間だ。
このままメールをしなければ忘れられてしまうかもしれない。
色々な思いが交差する。
送るか・・・送らないか。
時刻はもうすぐよるの10時。
送るなら早く送らないと、それこそ迷惑になってしまう。
「あ~・・・!!」
優柔不断の自分に嫌気がさしてくる。
悩むのもめんどくさくなってくる。
もういっそ告白しちゃおうかな・・・。
なんて。
見込みのない戦い。
どう考えても振られるのを前提とした戦いだ。
だって、評価も上げないで突っ込もうとしているのだから。
まだ、彼との親密度は5%ぐらい。
到底、OKされるとは思えない。
さすがにそんなすぐ当たって砕けたくはない。
初恋の相手だ。
もう少し慎重に・・・。
コンコン。
ドアをノックされた。
「だれ?」
「俺」
兄の声がした。
「何?」
「少し入っていいか?」
珍しい。
普段兄はこんなことは聞かない。
ノックした後、私が待ってとか言わない限り勝手に入ってくる。
「いいよ」
兄は、ゆっくりとドアを開けて、部屋の中に入ってきた。
「どうしたの?」
「あのさぁ・・・」
兄は、近くにあった座布団の上に座る。
「ん?」
「女の子ってどんなプレゼントをもらうと喜ぶんだ?」
・・・。
唖然。
いきなり何を言っているんだこの兄は。
「急に・・・なに?」
「いや・・・意味はない」
兄は斜め上を向いた。
ずいぶんと分かりやすい・・・。
「・・・誰にあげるの?」
「え・・・と・・・」
兄は言葉に詰まる。
「そんな言いにくい相手?」
「・・・」
兄は黙る。
「・・・好きな人でもできたんだ?」
「う・・・」
図星か。
なんて簡単な人なんだ。
「それで、その子が誕生日だからなにをあげるべきか・・・ってとこ?」
「・・・ご名答」
「光りものとかがいいんじゃない?」
「なにそれ?」
「ネックレスとか」
「ネックレスかぁ・・・」
「あんまり高すぎないやつ」
「他は?」
「・・・そんな案がたくさん出るわけじゃないんだけど・・・」
「あ、ごめん」
「てか、お兄ちゃん好きな人いたんだね」
私にはそれが驚きだった。
今まで恋愛のというものに興味を示さなかった兄が・・・。
だけど。
私は兄を見る。
高2という年齢を考えたらいい加減できないと逆に不自然だよね・・・。
「まあ・・・な」
「初恋?」
「うん」
「頑張ってね」
兄を応援する優しい妹。
お兄ちゃんにはそう見えただろうか?
でも、実際は羨ましいだけだった。
そして、少し妬んでいた。
告白に踏み切ろうとしている兄に。
私は・・・。
恋愛という名のラビリンスから抜けられずに。
立ち止まって。
告白というゴールにたどり着けないでいる・・・。
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あ~・・・眠いww
今日は朝早い更新です。
朝はつらい・・・。
明日も理菜編です。