22話 重い女 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「お兄ちゃん・・・羨ましいなぁ」


ベッドに腰掛けながら私は呟く。


私は携帯を手に取る。


そしてぎゅっと握りしめた。


そして目を閉じて、彼の顔を思い浮かべる。


彼のいろんな表情を想像した後・・・。


「重いなぁ・・・」


内心肩をくすめて苦笑した。


重い女の子は愛想つかれるんだって。


誰かが言ってた。


だけど、軽い女の子も愛想つかれるって。


そこは紙一重。


ちょうどいいところを保つのは大変。


相手を好きになりすぎず・・・嫌いにならないように。


でも、私にはそれは無理そうだ。


もうすでに・・・。


私は彼のことが大好きすぎる。


重い女はだめだよなぁ・・・。


その時、携帯が手の中で揺れた。


ビクッと私の体が反応する。


「誰だよ~・・・」


携帯を開く。


『菅野美雪』


友達からだった。


クラスで一番の友達から。


『もしもし?』


『理菜~!!』


耳元で響く声。


私は思わず、顔をしかめて、耳元から携帯を離す。


『どうしたの?そんな大声で・・・』


『声が聞きたくなってさ~』


『美雪・・・。私はあなたの彼氏じゃないんだけど?』


『それは知ってるけど。最近会ってないしさ~』


『彼氏と会ってればいいじゃん』


軽い嫌みを言う。


『彼氏とも会ってるよ。たまにだけど』


『たまになの?』


『毎日は会わないよ』


『なんで?』


『毎日会ってたらさすがに疲れるかなって』


『へぇ・・・』


私とは考え方が違う。


私は、会えるならできるだけ会いたい。


そう思う人だ。


・・・。


それが重いってことかもしれないけど。


『そういえば、今日彼氏に聞かれたんだけどさ』


『うん?』


『恋と愛のちがいって何かなって』


なんじゃそりゃ。


『恋と愛?』


『うん。似てる言葉だけどもし、同じ意味だったら二つも漢字はできないわけだし』


『恋は、まだ付き合ってなくて、愛は付き合ってることじゃない?』


『でも、恋人っていうじゃん』


『う・・・』


『漢字って難しいよね』


『だね~』


なんか、訳の分からない会話。


『そういえば、理菜は好きな人できた?』


『ふぇ!?急に何?』


『その反応はできたんだ?』


私は今ままで、誰にも自分の恋愛事情を語ったことがなかった。


遠くに好きな人がいる。


一度しか見てない人のことを好きになった。


そんなこと言ったら、馬鹿にされそうだったから。


『どっちでもいいじゃん』


『え~・・・教えてよ』


美雪は追及してくる。


『嫌だ』


私は見えない相手に舌を出してそういった。




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明日は・・・裕哉編です。


告白の返事はいかに!?