24話 何人目? | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「ありがとね」


彼女はプリクラの一枚を携帯に貼った。


「なにしてんの?」


「携帯に貼ってるだけだよ?」


「やめてくれ・・・」


「なんで?」


「恥ずかしいじゃん・・・」


「これは、君が彼氏であるという証です」


躊躇いもなくそんなことを言える彼女がすごいなって思う。


時刻は10時を回っていた。


「けっこう時間やばくなってきたね。山口さん、帰らないとやばくない?」


僕は腕時計を見ながら言った。


「わたしは何時でも大丈夫」


「え?」


「親に連絡したから」


「なんて?」


「少し遅くなるって。小林君は大丈夫?」


「僕も・・・大丈夫かな」


「じゃあ、終電まで一緒にいてほしいな」


歩道の右はじ。


公衆の面前で彼女は僕の手を握る。


体温が伝わってくる。


彼女の手の方が温かい。


温もりが少しずつ僕へ移ってくる。


「山口さんの手・・・あったかいね」


「そう?てかさ、わたしたち恋人だし名前で呼ばない?」


「名前で?」


「うん。私は裕哉君って呼んでいいかな?」


「いいよ。僕はなんて呼べばいい?」


「綾香ちゃんで」


「本気?」


「冗談。綾香でいいよ」


「綾香・・・」


僕が彼女のことをそう呼ぶと彼女の顔が急激に赤くなる。


「凄い・・・照れるね・・・これ」


彼女は自分の頬を手の平で触る。


「自分でそれを指定したんじゃん」


「でも・・・好きな人から名前で呼ばれるって嬉しいなぁって」


僕は、今までの彼女から、性格面でチャラいって言われる。


優しいんだけど、見た目は真面目そうなんだけど・・・。


女の子苦手そうなんだけど、自分からは積極的に行く人じゃないんだけど・・・。


チャラいって。


その理由はきっとこれにあるかもしれない。


これはきっと癖。


・・・というより、無意識的に行われるもの。


僕は握っていた彼女の手を引っ張って僕の方へと寄せる。


そして、彼女を僕の胸の中にうずめて・・・。


優しく頭を撫でる・・・。


「裕哉・・・く・・・ん?」


理菜さんの時と同じような反応。


僕は何の返答をせずにただ優しく頭を撫で続ける。


彼女は僕に身を預けた。


体の力が抜けて、寄りかかる形になったんだ。


髪の流れにそって、ゆっくり・・・優しく・・・。


何度も・・・何度も・・・。


「なんか・・・安心する」


「そう?」


「うん。すごく。ただ少し不満かな」


「なにが?」


「手つきが慣れてるなぁ・・・って」


「そんなことないよ」


「3人以内なら嬉しいかな」


「2人目」


嘘をつく。


実際は4人目。


「じゃあ、嬉しい」


嘘は通ったようだった。


「・・・裕哉君好きだよ・・・」


「ありがとう」


公衆の面前であるということを僕も綾香も完全に忘れていた。


2人の空間は完全に。


孤立した空間・・・。





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いや~・・・。


非難浴びそうな展開ですねww


好きでもない女の子と付き合う裕哉。


理菜のことはどうするんだ!?


って感じですよねww


まあ、彼はその気持ちには気づいていないので。。