love storys  ~17歳、私と君と。~ -59ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

弱い。


その言葉に俺は一切の反論もできない。


現にそうだから。


母さんが言っていることは間違っていないから。


俺が言っていることはすべて、逃げの言葉。


自分が傷つかないように逃げているだけの言葉だ。


絶望を味わうことが嫌だから逃げる。


この歳でそんなにつらい絶望を味わったことがないのに。


俺は怖がる。


言っても答えは目に見えている。


最近の彼女の態度を見れば特にそれが言える。


これだ。


こうやって悲観的になって、勝手に決めつけて。


彼女の本当の言葉も聞かないで。


これが弱さ。


どこかで、期待している自分はいるんだ。


彼女のあの行為は照れ隠しとかなんじゃないかって。


あり得ないんだけど、そう思っておけば少しは楽になるから。


辛さが緩和されるから。


弱さをなくして、彼女にアタックをすれば当然のように、この期待は崩れ去る。


少しだけの光も闇に覆われる。


毎日、嫌な気持ちで学校生活を送ることになるかもしれない。


そんなの、嫌だ。


想いを伝えることは、今の自分を賭けに出すということ。


チップを場に出したら、そのチップはもう元には戻らない。


増えるか減るか。


告白とかデートの誘いとかも同じ。


相手に好きだと勘ぐらせるもの全部、賭博。


俺はそこでチップを出そうかださまいか迷っている。


ここの配当はかなり上下幅が広い。


下は完全なる地獄。


そして、上は今までに見たことがないくらいの天国。


ハイリスクハイリターン。


ただでさえ、地獄に近づいている俺は、どういう道を取ればいい?


このまま、少しずつ降下していくか、博打に出るか。


悩んでも悩んでも。


全く答えは出ない。


時刻は18時。


太陽が沈むのがこの季節ではかなり早い。


夏は19時以降でも明るいのに、冬はすぐに暗くなる。


でも、今日にが限ってはそれが嬉しい人がいるかもしれない。


何だって今日はクリスマスイブなのだから。


みんな、大好きな人と綺麗なイルミネーションを見ているのだろう。


普段見せないような笑顔を見せながら。


羨ましい話だ。


その時・・・。


『弱い・・・』


その言葉が、脳裏に響くように聞こえた。


弱い・・・か。


弱くないように・・・。


強く頼りがいのある俺であるために・・・。


俺は外に出た。空は完全に闇に染まっていた。


自然の光は一切見えない。


見えるのは、文明の力だけ。


まあ、それだけで十分。


それだけでも、眩しいぐらいの明るさがある。


俺は、輝く光達を見つめながら、ため息をひとつ。


大きく息を吸って、はいて・・・。


携帯電話を取り出して、電話をかけた。


あの人に・・・。


俺はチップをかけることを選んだ。


地獄への道を覚悟したんだ。


大袈裟?


そう見えるかもしれないけど、俺にとってはそれぐらい大きなこと・・・。



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今日のは短いです。


すいません。。


眠さがピークなので、文章が拙い可能性、誤字脱字が・・・。


あったら教えて下さい!!


コメントとメッセ、午前中に返します。



~side隆弘~


「今日は家にいるの?」


台所で母さんが洗い物をしながら俺に話しかけてきた。


「その予定だけど・・・なんで?」


俺はコーヒーをマグカップに注ぎ、リビングの方へ向かう。


「さみしいね」


嫌みのように母さんは言う。


「クリスマスイブに家にいるのが?」


「そう。彼女の一人でもいれば出かけられるのに」


「悪かったな・・・」


俺はソファに座って、手に持っていたマグカップをそっとテーブルに置いた。


マグカップからは湯気が出ている。


「理菜ちゃんはどうしてるんだろうね」


「理菜は・・・どうなんだろうな・・・」


最近話すことが少なくなった大好きな人の名前。


俺はその言葉に少しビクッとしたが、それを表には出さないように平常心でい続ける。


「彼氏とかいるの?」


「多分いないと思う」


「多分って何よ」


母さんは苦笑した。


「俺は理菜のことを何でも知ってるわけじゃない」


それは一ケ月前に知ったことだ。


理菜の家に行ったあの日。


あの日に俺は実感した。


「そっか」


「うん」


俺は、まだ熱いであろうコーヒーが入っているマグカップを手にとって、口元へ運ぶ。


「誘わないの?」


「誰を?」


「理菜ちゃんを」


その言葉に、俺は口の中に入っていたコーヒーを吹き出しそうになる。


「ゴホッゴホッ・・・何で理菜を?」


少しむせる俺。


「好きなんでしょ?理菜ちゃんのこと」


「・・・よくご存じで」


反論はしなかった。


母さんのいい方が確信を持っていたみたいだったから。


母さんは分かりやすい人だ。


確信がない問いには、少し自信がなさそうな口調になる。


でも、自信がある時は、はっきりとした口調で諭すように言うんだ。


「だったら、アタックしようよ」


「無理だな。だって・・・」


俺はそこで口を紡んだ。


こんなことを言ってもしょうがない。


意味がないんだ。


最近の俺に対する理菜の態度。


それは今までとは天と地ほどの差がある。


彼女が俺を避けているのは一目瞭然。


理由は分からない。


でも、避けているんだ。


露骨なほどに。


俺が話しかけても、笑顔を見せることはない。


相槌を打ってくれる程度。


最初は具合が悪いとかそういう類いだと思った。


でも、同じことが一週間ぐらい続くと流石に違うと分かった。


それに、他の人の前では笑顔も見せるし。


俺は彼女に嫌われている。


だから、誘っても意味がない。


断られるのが目に見えているのだから。


負け戦ほど無駄なものはない。


当たって砕けろならまだ勝算はあるが、俺に至っては勝算が見えない。


意味のないことと無駄なことは時間と心を浪費する。


水面に映った月に小石を投じて、消そうとする。


それくらい意味のないこと。


バカげたことだ。


「だって・・・なにさ?」


「なんでもない」


俺はコーヒーをもう一口飲んだ。


「にがっ・・・」


なぜか、今度は苦く感じた。


「何もしないで諦めるんだ?」


まるでエスパーみたいに。


母さんは俺に問いかけた。


「・・・何も知らないくせに」


その言葉を聞いた母さんは、洗い物が終わったのか、水を止めて俺の方を向いた。


「あんたって、弱いんだね」


母さんが言ったその言葉が俺の胸に突き刺さった。




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ここで隆弘編!!


お母さんからの言葉を受けて、彼はどうするのか!!


あ、そういえばコメントでいただいた塾に関する件。


あれは、けっこう大変です。


頭いい人はすごく楽なんですけど、僕みたいな人は予習しなくちゃいけないので。。


国語ならいいんだけどなぁ・・・。


で、国語をやりたいので、掛け持ちを考えていますww


お金も足りないしww


クリスマスイブ。


恋人たちが一番楽しみにしているイベントだ。


そして、恋人がいない人たちにとっては辛い一日。


悲しい一日になる。


私にとってこの一日は・・・。


クリスマスの前日。


この日はイルミネーションが光り輝く。


夜になると、そこは別世界。


昼間よりも明るい。


今の時刻は午後五時。


曇った空が太陽ではなく月を隠し始める。


私たちが見えないところで、いつの間にか太陽は沈んでいく。


空は夜に向かい、暗くなっていく。


ゆっくりと、明かりがともされていく。


そんな慌ただしく踊る街を私はただただ見つめている。


みんなが大好きなその光景を。


私は歩道橋に上った。


少し高いところから、私は辺りを一望した。


どんどん増えていく明かり。


その明かりたちがついていく様は幻想的だった。


空が完全に闇に包まれた頃。


12月を彩る明かりはすべてが点灯していた。


それを眺めながら、楽しそうに歩くカップル達。


嫌な気分なる。


心が狭い?


あまり否定はできないかも。


裕哉さんは・・・今だれと過ごしているのだろうか?


恋人と、イルミネーションを見ているのだろうか?


それとも、家で、二人きりのクリスマスを楽しんでいるとか。


どれを想像しても、嫌な気持ちになる。


誰とも過ごしてなければいいのになぁ。


そんなことを思う。


裕哉さんは私のことを好きと言ってくれた。


それが今も続いているのなら・・・。


・・・それはないか。


淡い期待は意味を持たない。


霞のように消えていって、後に残るのは馬鹿な期待をした・・・哀れな自分の姿だけ。


私はポケットに入っていた携帯を取り出して、開く。


そして、すぐに閉じる。


昨日から数えてこれで何回目だろう。


誰かからのお誘いを待っている私。


でも、誰からもメールは来ていない。


女友達からのお誘いはあった。


少なくとも友達はいる。


私はそんな彼女たちからの誘いを断った。


負け組。


そんなワードが頭を浮かんだからとかそんな理由じゃない。


ただ・・・なんとなく。


一度も縁がないこの世界を見てみたかった。


なるべく当事者として。


まあ、それが無理だったからこうして傍観者として歩道橋から一望している。


悪くない・・・これも。


不本意であることには変わりないけど。


一条の風が、冷たい冷気を運んでくる。


その冷気は、厚着をした私の服をすりぬけて、体に当たる。


「寒いなぁ・・・」


私は身を震わせた。


取れかかったマフラーをもう一度きちんと巻き直して、はぁ・・・と一つため息をついた。


そのため息は、白い気体となって空気中に広がる。


そして、消えていく。


私はそれを見送った後に歩道橋を降りる。


階段を一段ずつ。


ゆっくりと。


カツン・・・カツン・・・。


久しぶりに履いたヒールが音を立てる。


動きづらいヒールを私はあまり履かない。


陸上部だし、動きやすい方が・・・なんて。


そんな女の子らしくない理由で。


だけど、今日は履いた。


そして、ほんのり化粧も。


ちょっとした背伸び。


相手もいないのに。


店のガラスに映った自分の姿に苦笑する。


・・・なにしてんだかなぁ。


脱力感に襲われていた時、携帯電話が鳴った。



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おはようございます。


とはいっても、予約更新ですがww


・・・書くことがない!!


ということで質問大募集中~。


すいません。流してもらっていいです!

いくら悲しんだところで・・・。


苦しんだところで。


時間はいつも通り時を刻んでいく。


感情の変化などは一切受け付けない。


時間というものは特別で、何にも干渉することなくただただ一定のスピードで過ぎていく。


その経過を長く感じるか短く感じるか。


それは人それぞれだけど。


辛い・・・苦しい。


悲しい。


そんな気持ちを抱いた私には一秒一秒がものすごく長く感じる。


もういっそ・・・。


死んじゃいたい。


大袈裟のように思えるこの言葉も、あの瞬間だけは本気でそう思っていた。


それほどまでに私の心は荒んでいて・・・。


今はだいぶ落ち着いた方だった。


それでも、けっこうな歳月を費やして・・・だ。


今日は12月23日。


明日はクリスマスイブ。


恋人が一緒に過ごすであろう、そんな日の前日。


今日で学校が終わって、クリスマスイブの明日から冬休みとなる。


やっと地獄の日々から解放されたんだ。


私は少し嬉しくなった。


みんなと同じだけど違う気持ち。


みんなは、めんどくさい学校が終わって嬉しいだろう。


でも、私はそうじゃない。


学校は確かにそんなに楽しい場所ではないが、それよりも・・・。


隆弘の顔を見なくて済む。


見るたびに、嫌な思いをする彼の顔を。


いくら、心を取り戻してきたとはいえ、さすがに彼を見れば動揺してしまう。


まだ・・・彼とは話せるまで回復はしていない。


そう。


あの日から私は彼との会話を避けてきた。


業務連絡程度。


それも、彼の顔を見ずに。


彼には嫌な思いをさせているかもしれない。


だって彼は私のことを嫌っているわけじゃない。


むしろ好意的に見てくれているのだから。


・・・妹として。


それが嫌だ。


でも、彼はそれを分かっていないだろうけど。


だから、きっと彼は困惑しているだろう。


何で自分は避けられているのかって。


悲しい表情をしているだろう。


隆弘のその顔を思い浮かべると胸が締め付けられる。


だけど・・・。


こっちだって辛いんだ。


時間は物事を解決させてくれる。


時間は過ぎればすぎるほど、起こった出来事を風化させていく。


でも、印象に強い者の場合完全に消えることはない。


一生。


ほとんど忘れる時は来る。


だけど、映像として頭の中に残っている。


ていうか。


人は一度覚えたことは忘れることはないらしい。


でも、忘れたってよく言う。


物忘れがひどい・・・とか。


残念。


それは違うんだ。


その言い方は間違っている。


忘れはしない。


思い出せないだけ。


あまり印象に残らないこと、無意識のうちにやってしまうことは思い出しづらいんだ。


逆に、印象深いものは思い出しやすい。


それが、イメージとして映像として残っているから。


特に、初めての経験。


数少ない経験などは。


日常でよくすることなどは、思い出しづらい。


けど、初デート、ファーストキス、初めての告白。


そして・・・初恋。


こういうのは覚えてる。


最初の体験だから。


数少ない体験だから。


まぁ・・・恋愛を遊びでやっている人は覚えていないかもしれないけど。


私には間違いなく、思い出しやすいものとして残るだろう。


今日は曇り空。


明日はたしか・・・。


雪が降るらしい・・・。



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やっと12月。


裕哉は二月なので近づいてきました。


そういえば、裕哉が最後に出てきたのが32話なんですよね。


もう現実の時間軸で言うと一ヶ月登場していないという・・・ww


物語の半分を登場しない主役は前代未聞ですねww


やばいなぁ・・・w

~side理菜~


彼はなにもしてこない。


私がどれだけ攻撃的に行っても。


それでも彼は何もしてこない。


彼はやっぱり私のことを・・・兄妹程度にしか見ていないのだろうか?


恋愛対象には見ていないのだろうか?


彼が、私を襲わないように我慢しているのは妹みたいな相手だから?


そういう相手は襲ってはいけないって思っている?


なんか・・・悲しくなってくる。


お願いだから・・・。


隆弘。


私を恋愛対象として・・・見て・・・。


幼馴染。


その垣根を越えて・・・。


自然に彼を握っている手の力が強くなる。


「理菜・・・?」


そういう彼はなにも分かっていない。


なにが、私のことなら何でもわかるだよ。


私の気持ちを全然理解してないじゃん。


私が欲していることを・・・してくれていない。


「隆弘はやっぱり優しいんだね」


襲ってこない彼へ向けての皮肉を込めた言葉。


「え・・・?」


私は彼から手を離した。


「それとも・・・私だから?」


確信を迫るようなそんな言葉。


「なにが・・・」


「私だから襲えないの?」


特別な表現。


襲わない優しさ、弱さ。


それが関係あるのかないのか。


それを知るために・・・。


聞いた直後に思った。


答えを聞きたくないって。


その答え次第で私は・・・。


裕哉さんとの時と同じことが起きてしまうから。


後悔。


何で私はそんなことを・・・。


隆弘に振られたら、私はまた泣くだろう。


そして、今度は慰めてくれる人もいない。


隆弘、何も答えないで・・・。


そんな私の想いは、願いは。


届くはずもなく・・・。


「うん・・・」


・・・最悪だ。


耳に届いた肯定を示す二文字の言葉。


その言葉は少なくて単純でありがちな言葉だけど。


今の私にはとても重くのしかかったんだ。


「そっ・・・か」


その言葉を言うのにどれだけ大変だっただろう。


何も言わないわけにはいかなかった。


不自然な無言を避けるために。


「私だから・・・か」


その言葉は胸の中で言った言葉。


音として出さないはずだった言葉。


だけど、出てしまった言葉。


無意識のうちに。


「ごめんな・・・」


嫌な言葉が返ってきた。


なんで、謝るんだよ・・・。


隆弘・・・。


その言葉は完全に私を突き放す言葉。


彼が私を振ったずっと記憶に残るであろう言葉。





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予想通りの誤解です。


あららww


さぁ・・・ここからどうなるでしょう。


どうすればいいんでしょうww