62話 誤解 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side理菜~


彼はなにもしてこない。


私がどれだけ攻撃的に行っても。


それでも彼は何もしてこない。


彼はやっぱり私のことを・・・兄妹程度にしか見ていないのだろうか?


恋愛対象には見ていないのだろうか?


彼が、私を襲わないように我慢しているのは妹みたいな相手だから?


そういう相手は襲ってはいけないって思っている?


なんか・・・悲しくなってくる。


お願いだから・・・。


隆弘。


私を恋愛対象として・・・見て・・・。


幼馴染。


その垣根を越えて・・・。


自然に彼を握っている手の力が強くなる。


「理菜・・・?」


そういう彼はなにも分かっていない。


なにが、私のことなら何でもわかるだよ。


私の気持ちを全然理解してないじゃん。


私が欲していることを・・・してくれていない。


「隆弘はやっぱり優しいんだね」


襲ってこない彼へ向けての皮肉を込めた言葉。


「え・・・?」


私は彼から手を離した。


「それとも・・・私だから?」


確信を迫るようなそんな言葉。


「なにが・・・」


「私だから襲えないの?」


特別な表現。


襲わない優しさ、弱さ。


それが関係あるのかないのか。


それを知るために・・・。


聞いた直後に思った。


答えを聞きたくないって。


その答え次第で私は・・・。


裕哉さんとの時と同じことが起きてしまうから。


後悔。


何で私はそんなことを・・・。


隆弘に振られたら、私はまた泣くだろう。


そして、今度は慰めてくれる人もいない。


隆弘、何も答えないで・・・。


そんな私の想いは、願いは。


届くはずもなく・・・。


「うん・・・」


・・・最悪だ。


耳に届いた肯定を示す二文字の言葉。


その言葉は少なくて単純でありがちな言葉だけど。


今の私にはとても重くのしかかったんだ。


「そっ・・・か」


その言葉を言うのにどれだけ大変だっただろう。


何も言わないわけにはいかなかった。


不自然な無言を避けるために。


「私だから・・・か」


その言葉は胸の中で言った言葉。


音として出さないはずだった言葉。


だけど、出てしまった言葉。


無意識のうちに。


「ごめんな・・・」


嫌な言葉が返ってきた。


なんで、謝るんだよ・・・。


隆弘・・・。


その言葉は完全に私を突き放す言葉。


彼が私を振ったずっと記憶に残るであろう言葉。





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