~side理菜~
彼はなにもしてこない。
私がどれだけ攻撃的に行っても。
それでも彼は何もしてこない。
彼はやっぱり私のことを・・・兄妹程度にしか見ていないのだろうか?
恋愛対象には見ていないのだろうか?
彼が、私を襲わないように我慢しているのは妹みたいな相手だから?
そういう相手は襲ってはいけないって思っている?
なんか・・・悲しくなってくる。
お願いだから・・・。
隆弘。
私を恋愛対象として・・・見て・・・。
幼馴染。
その垣根を越えて・・・。
自然に彼を握っている手の力が強くなる。
「理菜・・・?」
そういう彼はなにも分かっていない。
なにが、私のことなら何でもわかるだよ。
私の気持ちを全然理解してないじゃん。
私が欲していることを・・・してくれていない。
「隆弘はやっぱり優しいんだね」
襲ってこない彼へ向けての皮肉を込めた言葉。
「え・・・?」
私は彼から手を離した。
「それとも・・・私だから?」
確信を迫るようなそんな言葉。
「なにが・・・」
「私だから襲えないの?」
特別な表現。
襲わない優しさ、弱さ。
それが関係あるのかないのか。
それを知るために・・・。
聞いた直後に思った。
答えを聞きたくないって。
その答え次第で私は・・・。
裕哉さんとの時と同じことが起きてしまうから。
後悔。
何で私はそんなことを・・・。
隆弘に振られたら、私はまた泣くだろう。
そして、今度は慰めてくれる人もいない。
隆弘、何も答えないで・・・。
そんな私の想いは、願いは。
届くはずもなく・・・。
「うん・・・」
・・・最悪だ。
耳に届いた肯定を示す二文字の言葉。
その言葉は少なくて単純でありがちな言葉だけど。
今の私にはとても重くのしかかったんだ。
「そっ・・・か」
その言葉を言うのにどれだけ大変だっただろう。
何も言わないわけにはいかなかった。
不自然な無言を避けるために。
「私だから・・・か」
その言葉は胸の中で言った言葉。
音として出さないはずだった言葉。
だけど、出てしまった言葉。
無意識のうちに。
「ごめんな・・・」
嫌な言葉が返ってきた。
なんで、謝るんだよ・・・。
隆弘・・・。
その言葉は完全に私を突き放す言葉。
彼が私を振ったずっと記憶に残るであろう言葉。
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予想通りの誤解です。
あららww
さぁ・・・ここからどうなるでしょう。
どうすればいいんでしょうww