いくら悲しんだところで・・・。
苦しんだところで。
時間はいつも通り時を刻んでいく。
感情の変化などは一切受け付けない。
時間というものは特別で、何にも干渉することなくただただ一定のスピードで過ぎていく。
その経過を長く感じるか短く感じるか。
それは人それぞれだけど。
辛い・・・苦しい。
悲しい。
そんな気持ちを抱いた私には一秒一秒がものすごく長く感じる。
もういっそ・・・。
死んじゃいたい。
大袈裟のように思えるこの言葉も、あの瞬間だけは本気でそう思っていた。
それほどまでに私の心は荒んでいて・・・。
今はだいぶ落ち着いた方だった。
それでも、けっこうな歳月を費やして・・・だ。
今日は12月23日。
明日はクリスマスイブ。
恋人が一緒に過ごすであろう、そんな日の前日。
今日で学校が終わって、クリスマスイブの明日から冬休みとなる。
やっと地獄の日々から解放されたんだ。
私は少し嬉しくなった。
みんなと同じだけど違う気持ち。
みんなは、めんどくさい学校が終わって嬉しいだろう。
でも、私はそうじゃない。
学校は確かにそんなに楽しい場所ではないが、それよりも・・・。
隆弘の顔を見なくて済む。
見るたびに、嫌な思いをする彼の顔を。
いくら、心を取り戻してきたとはいえ、さすがに彼を見れば動揺してしまう。
まだ・・・彼とは話せるまで回復はしていない。
そう。
あの日から私は彼との会話を避けてきた。
業務連絡程度。
それも、彼の顔を見ずに。
彼には嫌な思いをさせているかもしれない。
だって彼は私のことを嫌っているわけじゃない。
むしろ好意的に見てくれているのだから。
・・・妹として。
それが嫌だ。
でも、彼はそれを分かっていないだろうけど。
だから、きっと彼は困惑しているだろう。
何で自分は避けられているのかって。
悲しい表情をしているだろう。
隆弘のその顔を思い浮かべると胸が締め付けられる。
だけど・・・。
こっちだって辛いんだ。
時間は物事を解決させてくれる。
時間は過ぎればすぎるほど、起こった出来事を風化させていく。
でも、印象に強い者の場合完全に消えることはない。
一生。
ほとんど忘れる時は来る。
だけど、映像として頭の中に残っている。
ていうか。
人は一度覚えたことは忘れることはないらしい。
でも、忘れたってよく言う。
物忘れがひどい・・・とか。
残念。
それは違うんだ。
その言い方は間違っている。
忘れはしない。
思い出せないだけ。
あまり印象に残らないこと、無意識のうちにやってしまうことは思い出しづらいんだ。
逆に、印象深いものは思い出しやすい。
それが、イメージとして映像として残っているから。
特に、初めての経験。
数少ない経験などは。
日常でよくすることなどは、思い出しづらい。
けど、初デート、ファーストキス、初めての告白。
そして・・・初恋。
こういうのは覚えてる。
最初の体験だから。
数少ない体験だから。
まぁ・・・恋愛を遊びでやっている人は覚えていないかもしれないけど。
私には間違いなく、思い出しやすいものとして残るだろう。
今日は曇り空。
明日はたしか・・・。
雪が降るらしい・・・。
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励みになるので。
やっと12月。
裕哉は二月なので近づいてきました。
そういえば、裕哉が最後に出てきたのが32話なんですよね。
もう現実の時間軸で言うと一ヶ月登場していないという・・・ww
物語の半分を登場しない主役は前代未聞ですねww
やばいなぁ・・・w