love storys  ~17歳、私と君と。~ -57ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

初回のデートはとてもありふれたものだった。


映画を観て、ゲームセンターに行って。


そして、最後。


時刻は午後6時。


私たちは、公園のベンチに座って話をする。


座った私たちの距離は今までより近くなっていた。


とはいっても少しだけ。


そんな目に見えてってわけじゃない。


きっとこれは、私たちの今の心の距離なんだろうなって思う。


付き合いたての今はこれまでと大して変わらない。


だってそうでしょ?


付き合ったからと言って、急激に二人の仲が深まるわけじゃない。


すぐに手を繋ぐわけでもキスをするわけでもない。


ましてや、境界線を越えただけでいきなり一心同体になれるわけじゃないんだ。


まあ、全部がそう言う訳じゃない。


今まで、話したことない二人とかならそういうこともあるかもしれないから。


でも私たちはずっと、一緒にいた二人。


だからこそ難しい。


先に進むことが。


男女の関係として成立させることが。


男女が二人きりで一緒にいることは普通はあまりない。


けど、私たちは。


小さいころから一緒にいたから・・・。


「この後どうする?」


彼が聞いてきた。


「ん~・・・なんでもいいよ」


「門限は何時?」


「今日は何時でも」


「何時でもって・・・」


彼は苦笑しながら私を見た。


「隆弘が相手ならいいってお母さんが言ってたよ」


「・・・俺と遊ぶって言ったんだ?」


「言わない方が良かった?」


「別に・・・俺も言ったし。付き合ってるって言った?」


「それは言ってない。友達だと思ってるよ」


「そっか」


後ろめたいことでもあるのだろうか。


彼は、私から視線を逸らして空を見上げた。


目を合わせなくなり、どこを見ればいいかわからなくなった私は仕方なく彼と同じように空を見上げた。


雲の谷間から窮屈そうに私たちを照らす夕陽。


黄土色の空。


それらが、私の目に映った。


綺麗?


どうだろう。


今の私にはそんなのを吟味する気にはなれない。


だって鬱な日ではないから。


幸せな日だから。


そういう日は感傷に浸らない。


感傷に浸るのは、現実逃避したい時の私の癖。


今は現実をみたいんだ。


信じられないくらい幸せな現実を。


好きな人と付き合っているという現実を。


「どうするの?隆弘」


「何が?」


「この後の予定」


「ん~・・・考え中。今思い浮かぶのはカラオケとかかなぁ」


カラオケ・・・。


意外な言葉だった。


隆弘って歌とか歌うんだなぁって。


昔から一緒にいて一度も聴いたことがない隆弘の歌声。


興味があった。


「カラオケ行こ!」


「え?適当に言っただけだけど・・・」


「いいから、いいから!!」


私は半ば強引に彼を立たせて、カラオケ店に向かった。


その提案をしたことを後悔していた彼。


だけど、実際に歌声を聴いてみると・・・。


「上手すぎ・・・」


次元が違った。


趣味で歌うようなレベルの歌声とかじゃなくて。


普通にプロ並みのうまさ。


そして、何より私の心を動かしたのは・・・普段の声とは全く違う歌声。


美声で聴いてて心地のいいものだった。


「普通じゃない?」


彼は苦笑しながら言った。


「何言ってんだか・・・」


「じゃあ、惚れましたか?」


彼はマイクを使って聞いてきた。


「前からね」


私は微笑で返す。


すると彼は、少し離れた席から私の方へ近づいてきて・・・。


「ありがとう」


そう呟いて、私にキスをした。


突然過ぎたキス。


でも、嫌じゃなかった。


むしろ嬉しかった。


この時に改めて実感する。


好きなんだって。


坂本君の時とは違うんだって・・・。





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明日のストックはまだ書いていないので、タイトルは不明です。。


あと、このまま二人が幸せなのをひたすら書くのも癪だしだらだらになるので


次の展開に進みます!!

平凡で幸せな毎日。


これはとても素敵なもの。


特別を求める人はたくさんいる。


でも、私が求めるものは平凡。


ありふれた中で幸せが少し。


そんな幸せを手に入れた私は、気分が良かった。


3月2日。


そんな日のことを忘れるくらいに。


今日は隆弘とのデートの日だった。


初詣やクリスマスイブのあの二つの日をデートと呼ぶのなら三回目だが、あれをカウントしないのなら初デート。


楽しみだった。


初めて。


好きな人と休日を過ごせるというのは。


今日という一日はきっと、思い出の一日になるだろう。


幸せな一日になるだろう。


期待を膨らませて、私は待ち合わせ場所に向かった。


駅構内。


改札の前の柱に私は寄り掛かって、彼の到着を待った。


チッ・・・チッ・・・チッ・・・。


なかなか彼は来ない。


私は時計を見た。


約束の時間から5分経過していた。


・・・これくらいなら普通に遅れることってあるよね。


異様に私は時間を気にしている。


友達との遊びの約束とかそういう時は、5分や10分などは気にしない。


むしろ、普通だ。


私の友達はルーズな人が多い。


だから、私は本とかを持って対応している。


でも、今日はそんなものは持ってきていない。


10分が経過する。


メールをしようかしないか・・・。


そんなことを考える。


『今どこにいるの?』って。


まだ早いだろうか?


10分の遅刻くらいなら何もせずに待っているべきだろうか?


私はせっかちすぎるだろうか?


色々な思いが交錯する。


結局私は、ケイタイを閉じて彼を待つことにした。


だけど・・・。


15分が経って彼は連絡の一つもない。


不安の波が押し寄せる。


今・・・彼はどこで何をしているのだろうか?


何で来ないんだろうか?


私と同じように待ち合わせをしていた人たちはもういない。


相手がやってきて、どこかへ行った。


私はただ、通り過ぎる人たちを目で追いながら隆弘を待つ。


20分が経って。


私の不安はピークに達した。


彼に電話をかける。


コール音が2回ほど鳴って


『もしもし?』


隆弘の声が聞こえた。


『どこにいるの?』


私は勤めて穏やかな口調で彼に聞いた。


『こっちのセリフだよ。理菜こそどこにいるんだよ?』


『え?』


意外な切り返しに言葉を返せなくなる。


『俺は、もう着いてるよ。改札の前の柱にいる』


『嘘。私だってそこにいるし』


『あ、じゃあまさか・・・』


その声がした3秒後。


「理菜」


後ろから肩を叩かれる。


「あ・・・」


振り向いた先には隆弘がいた。


「柱の向かい側にいたんだね」


「なんかドラマみたい」


「そうか?」


「うん。昔そんなのを見た記憶がある」


「どんな映画だった?」


私はその映画の内容を思い出しながら


「言わない」


舌を出して笑った。




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昨日は横浜に行ってきました。


サッカーを観にです。


横浜Fマリノス対浦和レッドダイヤモンズ。


結果は1-2。


勝ったー!!


久々の勝利ですww


浦和は勝った試合、終わった後にマフラーを掲げて歌を歌うんですよ。


あのシーンの光景は絶景です。


テレビでは基本的に見れないので観客だけしか味わえないものです。


次はナビスコカップ決勝!!


対鹿島戦!!


東京の国立競技場に参戦してきますww


優勝して国立で歌いたい!!


あ~・・・サッカー分からない人はすいません 汗


では、明日は76話『心の距離』です。


お楽しみに!!

少女は指輪を砂漠に落としたと言って泣いた。


少女は百年かけて砂漠を探す。


途方もなく広い砂漠を。


少女は海かもしれないと言って泣いた。


少女は百年かけて海底を探す。


莫大と広がるその海を。


少女は山かもしれないと言って泣いた。


少女は百年かけて山を探す。


落としたと疑うのにあと何年?


これは過去の私。


そして、もしかしたら今の私。


その答えが出るのは、ずっと後。


いつかもわからないくらいずっと後のこと。


所詮は結果論。


運命と言われるものと同じだ。


今分かるものじゃない。


後々、そうだったなって思うものだ。


だから考えない方がいい。


考えれば、また迷いが生じるから。


これでいいの?って思ってしまうから。


大丈夫・・・大丈夫。


そう自分に暗示をかける。


これで合っていると。


自分が待ち望んでいたものだと。


これ以上のものはないと。


ずっと、愛せると。


だって、相手はあの隆弘なのだから。


大好きな隆弘なのだから。


『ほんとに?』


脳に直接声が響いてきた。


その声は人間の声ではない。


もっと崇高な何かの声。


その声は、私の決意を揺らがせるように問う。


私は少しの間沈黙してしまう。


そしてその後に

「本当に」


力強く心の中でそういった。


しかしその私の言葉とは裏腹に


『ははは』


声は笑った。


それがなんでだか悟った。


ほんとなら私は即答しなくてはいけなかったからだ。


迷うことなく・・・。


でも、私にはそれができなかった。


その沈黙の数秒間は『声』が勝った時間。


私にとっての屈辱の時間なんだ。


そして、声は自信ありげにこう言う。


『なら、2カ月後。そうね・・・。3月2日。この日にもう一度同じことを聞こうかしら』


「え・・・?」


3月2日。


特定の日にちを言われて私は戸惑う。


どういう意味?


その日に何かがあるというの?


『何かがあるの。覚えておきなさい』


声は当然のように私の心の中を読んでくる。


そして、意味深に答えたその言葉はすっと脳の中を駆け巡る。


「何かって・・・」


『あなたにとって、重要な日。ここでもう一度問う。その時のあなたの返答を楽しみにしてる』


声はその言葉を最後に、脳から消えた。


何だったのだろうか。


わからない。


3月2日・・・。


私は手帳を見た。


平凡で何もないただの平日。


何か重要なことがあると思えない。


それに・・・。


所詮は空想や幻想。


今の脳裏に響いた声は預言者を気取ったただの仮想のモノ。


私が自分自身に信念を持たせたものだ・・・。




そんなはずはないと自分でもわかっていた。


ただ、非現実すぎて信用できなかっただけ。


だから、私は、3月2日になにも書き留めない。


声の存在を、私は信じつつも否定をした。



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少し忙しい今日この頃です。


そして、書くことがないので・・・今、好きな歌トップ5をww


1、月光 徳永英明 カバー


2、compass 川嶋あい


3、最後の雨 中西保志


4、頬杖とカフェ・マキアート 前田敦子


5、another orion 藤井フミヤ


この曲全部知っている方はいないんじゃないかなって思います。


時代の幅が広いのでww


あと、マニアックだし。


すべてバラードです。


バラード系が好きな方は暇があった時などに、聴いてみてください~


明日は75話『柱の向こう』です。



初詣。


参拝の列に並ぶ人はたくさんいた。


カップルで並んでいる人もいれば親子で並んでいる人。


友達同士で並んでいる人など様々。


その中で振り袖を着た人などもいる。


「綺麗だね」


思わず口に出たそんな言葉。


主語のない言葉に当然のように隆弘は「何が?」と聞いてくる。


「振り袖の人がだよ」


「ああ・・・そうだね」


反応が薄い。


「そうは思わない?」


「ん~・・・。別に俺は服装とかあんまり見ないから」


「あっそ」


なんか・・・服をわざわざ時間をかけて選んできた私が馬鹿みたいだ。


今度から、適当に選んで着てこよう。


なんて思っていると


「あ、でも好きな人の服装だったら別だけど」


そんなことを言ってくる。


一瞬にして、さっき心に思ったことを撤回して


「じゃあ、私の今日の服装は?」


レモンイエローのパーカーに白のPコート。


スカートはデニム地のミニ。


私なりに背伸びをして頑張った結果だ。


おかげで、足がめちゃくちゃ寒い。


なんで、女の子は普段からミニスカを履けるのかを疑問に思う。


まあ、今はそんなことはどうでもいい。


小首をかしげながら聞いた私に彼は少し照れながら俯き加減に


「可愛いよ」


そう答えた。


その言葉に思わず私も顔を赤くしてしまう。


「ありがと・・・」


なんて小さな声で言いながら。


参拝までの長蛇の列は信じられないくらいのスピードで緩和されていく。


私たちの番はすぐに来た。


いや・・・違うか。


スピードは変わらない。


毎年変わらず遅いんだ。


だけど、今年は相手がいる。


楽しいと思える、二人きりが嬉しいと思える相手がいる。


だから、こんなにも、普段は苦痛に感じる時間がとても速く、楽しく感じたんだ。


自分たちの番になる。


私と彼は隣同士に並んで、同時にお賽銭を入れた。


賽銭箱に当たって、中に落ちていく。


チャリン。


小銭が跳ね返る音は高い音ではあったが、嫌な気分がする音ではなかった。


彼が先に両手を合わせて目を閉じた。


・・・あ、意外にカッコいい。


じゃなくて・・・。


私も手を合わせて目を閉じる。


何を願うかは決めていた。


隆弘と一緒に行くと決まった昨日の夜から。


その願いは他力本願じゃないと叶わない願い。


自分の力だけではどうしようもないこと。


『隆弘が、幸せに暮らせますように・・・!!』


最初は、ずっと私たちの恋が続きますように。


とかそんなことを考えていた。


でも、そんなものは私次第。


努力でどうにかなる問題だ。


でも、彼の幸せまでに私は介入できない。


だからこそだ。


そこは神に頼んだ。


いるかいないか不透明な存在ではあるけど。


気休めにはなる。


「何お願いしたの?」


彼が聞いてきた。


「隆弘が幸せであるように願ってきた」


「え!?」


彼は目を丸くする。


「そんなに驚いた?」


「うん・・・。俺と全く同じだったから。俺も、理菜が幸せであるようにって・・・」


さすがに驚いた。


そんなに被るものなんだなぁって。


「きっと私たち、周波数ぴったりなんだね」


私は笑顔で彼にそういった。


「そうだね」


彼も笑顔で返してくれる。





私は信じてる。


彼との関係がずっと続くことを。


『勘違い』があったあの時期を越えて。


私達はお互いに愛し合えるのだと。


ずっと・・・ずっと。


こんなことを考えている私はまるで・・・。




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えっと、なう、コメント、メッセまだ返せてません。。


すいません。。


午前中に返します!!


明日は74話「声」です

クリスマスイブに結ばれた私たち。


12月24日。


その日が私たちの記念日となった。


そして、正月。


二人で一緒にカウントダウンを迎えることはできなかったけど、一緒に初詣に行くことになった。


初めてだった。


恋人と初詣というのに行くのは。


初詣というと、基本的に親と。


それが私の中ではそれが普通だった。


だから今年も・・・。


とかそんなことを考えていた。


そんな中で、1月1日。


正午0時に送られてきた数多のメールの中で彼のメールがあった。


そのメールに初詣に一緒に行かない?っていうお誘いのメールがあった。


除夜の鐘を鳴らそうと寒空の下で順番待ちをしていた私。


毎年のごとく、寒さで不機嫌になっていた私だったが、そのメールで機嫌が良くなった。


お母さんからは「急にどうしたの?」


なんて言われたっけ。


薪で燃やされた木々が微かに私たちの体を温めている。


そんな微々たるものよりよっぽど温かい贈り物だった。


そういえば、裕哉さんからもメールが来ていたっけ。


「あけましておめでとう」


ただそれだけ。


すごい素っ気ないメールだった。


私は「あけましておめでとうございます」


と同じように素っ気ないメールで返した。


この時に感じた。


私と雄哉さんの関係は完全に終わったんだなって。


確証なんてものは何もない。


でも、そう思えた。


感じた。


声を聞いたわけでも、顔を見たわけでもないけど。


・・・これは言っていいのかわからない。


心のうちにとどめる想いだからいいってことにしよう。


私は今でも裕哉さんのことが好きだ。


隆弘と同じように。


でも、もう終わっている。


何もかも。


触れることもない、見ることもない。


あるのは昔の記憶だけ。


好きだと思っても仕方のない相手なんだ。


お互いの想いが近づいても、通じ合っても。


一緒になっても。


それが裕哉さんと隆弘のちがい。


決定的でどうしようもないものなんだ。


会えないほど遠い距離。


私たちには、未だ巨大すぎる人生が。


膨大とした時間が。


どうしようもなく横たわっている。


それを無視はできない。


強引に崩すことはできない。


従うしかない。


そんな障害たちは当たり前のようにそこにあり続ける。


だから、恋は選ぶもの。


人生の障害にならないように。


障害になる恋は無意味。


叶えてはいけない恋。


ならどうするべきか。


答えは一つだ。


家の前で待っていた私のもとに隆弘がやってきた。


「行こっか」


彼が私の手を握った。


「うん」


私はその手を握り返す。


この人と恋をすること。


大丈夫。


今度は間違えてない。


正しい選択をした。


坂本君の時とは違う。


だってこの人は・・・。


私の好きな人だから。



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話が進みませんww


先が気になってる方すいません。。


気長に読んでいただけると有難いです。


あと、71話少し修正しました。


納得いかなかったんでw


ストーリーに変化はありませんが少しはよくなったと思うのでお暇があったら見てください。


あ、見なくても何ら支障はありませんw