love storys  ~17歳、私と君と。~ -102ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

彼からの告白を聞いて、私の体は言うことを聞かなくなる。


晴香の好きな人。


もう、そんなことは頭の中にない。


今あるのは、目の前にいる榊原祐二に触れていたい。


ただ、それだけ。


「返事は・・・?」


黙っている私に、恐る恐る彼は聞いてくる。


私はその唇を何も言わずに塞いだ。


私は、彼の口を塞いだまま彼の顔を見る。


目を見開いている。


どうやら、けっこう驚いたらしい。


私は、彼の口の中に舌を入れる。


中学生ではめったにしないキス。


これに彼は抵抗を感じたのか、唇を離した。


「今・・・何しようとした・・・の?」


「ディープキス」


平然と私は答える。


「そういうの慣れてるんだ?」


拗ねたように彼がいう。


その表情がまた可愛らしい。


こんな一面もある榊原祐二。


すべてが完璧だ。


「慣れてるわけじゃないけどね」


大雨なんて全く気にしないで私たちはもう一度キスをした。


彼への告白の返事。


それはさっきのキスで十分伝わったみたいだった。


そして、私たちは合計5回のキスをした。


*******************


「そういえばさ」


「ん?」


「榊原君はななんでこんなとこ来たの?」


「散歩」


「こんな雨の中?」


「雨好きなんだよね」


彼は空を見上げながら言った。


「へぇ・・・」


変わってる。


そんなことを思いながら私は返答する。


雨は一向にやむ気配はない。


「藤崎・・・」


「何?」


彼は、傘を拾いながら


「今度から、亜美って呼んでいいかな?」


・・・あ。


ここで思い出す。


晴香の存在を。


数分間忘れていた大切な存在を。


「2人きりで会うときはね」


「なんで?」


「なんでも。あと、学校ではお互いに恋人同士だってばれないようにしよ?」


「なんでだよ」


「榊原君はもてるから、他の女子にいじめに遭いそうだから」


冗談交じりにそう言う。


とっさに浮かんだ適当な言い訳。


本当の理由なんて言えやしない。


晴香にばれないように・・・なんて。


「ん~・・・わかったよ」


彼は渋々了承した。


「ありがとう」


私が満面の笑みでそう言うと、彼は恥ずかしがりながら私から視線を外した。


純粋・・・・だなぁ。


こんな男の子と私みたいな穢れた女の子が付き合う・・・か。


処女を簡単に捨てた私とおそらくキスすら満足にしていない彼。


異質のカップルだ。


「じゃあ、帰ろうか」


彼はもう一度空を見上げていった。


「そうだね」


雨は止んできていた。


大降りだった雨は今は小雨になっていて。


私たちは、ベンチから立ち上がり、お互い違う出口から道路へと出ていった。


彼は送っていくとか言っていたのだが、さすがにそれは断った。


ぼろい家を見られたくなかったから。


「ばいばい」


彼は手を振って私から背を向けた。


私はその背中を見送った後に、歩き出す。


「・・・ん?」


道路に出て目の前のところに、開いたままのビニール傘が落ちていた。


なんで・・・?


私は少し疑問に思ったが、深くは考えず、その横を通り過ぎていった。





この時の私は・・・。


最悪な人間だ。


大切な親友の好きな人を自分のものにしたんだから。


今、すごく後悔している。


けど、後悔したところで今は何も変わらない。


だけど、それでも後悔しているんだ。







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2人は結局付き合うことになったわけですが・・・。


関係は複雑ですね~。。


あ、ちなみに明日は晴香編です。


もうすぐ、祐二編も参入するかもです。


あと、やっぱり亜美はあくまでサブキャラです。


最終的には晴香が主人公です!


大きな雨の音。


けど、そんな雨の音は私の耳には一切入ってこない。


今、私が感じているのは榊原君の温かさだけ。


久しぶりに感じる人の温かさ。


今まで私は人の冷たさにしか出会っていなかった。


だから、この温かさはすごく貴重。


私を安心させる。


その時、彼の傘を持っていない方の手が動いた。


その手はどこに行くのだろう?


そんな疑問を抱きながらも、私は温かさの中で満足していた。


すると。


彼の手が私の頭の上に乗っかった。


そして、優しく撫でてくれる。


顔の温度が急激に上がったのがわかった。


嬉しいけど恥ずかしい。


・・・。


冷静に考えてみると。


こうやって思っているってことは惹かれ始めているなんてもんじゃない。


完全に、私は彼のことを好きになっているんじゃないか。


私はゆっくり顔を上げる。


目の前に彼の顔がある。


私たちは無言でお互いに見つめ合う。


すごく近い距離。


キスができそうな・・・。


欲求との闘い。


自分自身の抑制力は強い方だと思っていた。


けど、今は・・・弱りきっている私には勝てるはずもなく・・・。


私は顔を更に近づけた。


その時。


・・・わかってる?


心の中で私の声が聞こえた。


その問いで私の体は静止する。


・・・何を?


私はその声に質問を返す。


・・・彼は、晴香の好きな人なんだよ?


分かっていたけど、考えないようにしていたその現実。


それを突き付けられると、私は何も言い返せなくなる。


前に晴香に言った言葉を思い出す。


『榊原君との恋。応援してる!相談とかいつでも乗るから頑張ってね』


嘘いつわりのない、心から親友を想った言葉。


この言葉を今私は無にしようとしている。


今、目の前にいる彼はなにを考えているんだろうか?


一度、私は視線を外して。


もう一度彼の方を見た。


その時。


私に一瞬の隙が生まれたその時。


彼が私の唇に自分の唇を重ねた。


私は驚いて目を見開き、彼から離れようと、手を使って彼から離れようとする。


嫌だったとかじゃなくて、まだ決心がついていなかったから。


色々なことに対する・・・。


けど、彼は私に決心すらさせてくれない。


私の手首を掴んで、私の抵抗を一瞬で沈める。


私はこれで何もできいなくなる。


思っていたより、強い力で握られた私の手首。


もっと非力な人かと思っていた。


非力で軟弱で。


だけど、顔が良くて優しくて。


そんなイメージ。


私はまだ彼のことを何にも知らない。


晴香に比べて何も。


もっと知りたい・・・。


そんなことを思った。


彼が、私の手を掴んだせいで、傘が地面に落ちた。


2人で、キスをしながら、土砂降りの雨に濡れる。


大嫌いな雨。


けど、これはこれで悪くない。


そんなことを思った。


彼がふいに、唇を離した。


そして、私の方を見て・・・。


「僕は、藤崎亜美が好きだ」


赤面した表情。


ドクンドクン・・・。


私はその表情にいとおしさを感じた。






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今日は計画停電が、昼間にやるらしいので早めの更新です。


そして祐二。


まさかのキスをした後に告白という・・・。


普通逆ですよね~ww


祐二君は亜美のことが好きでした。


やっぱり。


この後、どうなっていくでしょうか。


ちなみに、何も考えていません!!w




「榊原君・・・」


そこにいたのは晴香の好きな人・・・。


「傘も持たないでこんなとこにいたら風邪ひくよ?」


「あはは。急に雨が降ってきたからしょうがない」


私は、濡れた髪を指で弄びながらそう言った。


「そっか」


彼は私の隣に座って、じっとこっちを見る。


「何?」


「こんなとこで何してたのかなって」


「・・・」


私は俯いて何も答えない。


迷っているんだ。


優しい彼にどこまでを話していいのか。


「あ、言いづらいなら言わなくていいよ」


彼は慌ててそう付け加える。


私は彼の方を見る。


あ・・・。


榊原君の左肩。


私から遠くにある方の肩だ。


そっちの肩が、傘を差しているにもかかわらず濡れている。


傘を見てみると、その理由はすぐに分かった。


大きく私の方に傾いているんだ。


これが彼なり女の子に対する気遣い・・・か。


ドクン・・・。


私の心臓が波打った。


自分の感情が最悪な方向に進んでいる。


少しづつ彼に惹かれ始めているんだ。


いつも晴香がこの人のことを話すとき、いつも優しさの部分に触れる。


そこが好きなんだって。


そう言うんだ。


優しさなんて、たくさんの人が持っているもの。


だから、私には晴香が榊原君のことを好きになる理由がいまいちわからなかった。


優しさだけで人を好きになるなんて。


少なくとも私は、過去。


浩平を優しさだけで好きになったわけじゃないし。


けど。


こうやって、榊原君の優しさにじかに触れてみてやっと、晴香が惚れる理由がわかった。


彼の優しさはあからさまじゃなくて、相手に気づかれなくてもいい。


そんな気持ちでの優しさなんだ。


作った優しさじゃなくて、自然な優しさ・・・。


そんな彼が・・・今私のそばにいてくれて。


相談相手になってくれる。


話を聞いてくれる。


誰にも話すことができなかったこの苦しみを少しでも消し去るために・・・。


私は彼に甘えたくなる。


いけないことだって分かっていても・・・だ。


「そんな不安そうな顔しないで。何でも聞くからさ。言いにくいことじゃなかったらさ・・・」


ドクンドクン・・・。


そんな優しい言葉をかけられたら・・・。


私の心は抑制がきかなくなる。


「ありがとう・・・。じゃあ、話す前にひとつお願い聞いてもらっていい?」


「いいよ」


彼の微笑んだその顔には、包容力があり思いやりがあり。


優しさがあり・・・。




私は彼の右の肩に頭を乗せた。




「少しの間・・・。こうしていたい」


私は・・・大切な親友の好きな人に恋をしてしまったかもしれない・・・。






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正解は榊原君。ということです。


まあ、他にいませんよね。


榊原祐二はめちゃくちゃ優しいですね~ww


そんな彼に動き出してしまう亜美の気持ち。


亜美は恋の悩みでさらに苦しみそうです・・・。




大量の雨が降り注ぐ中で私は大声で泣く。


髪が濡れる。服が濡れる。


体が冷える。心が冷える。


けれど、そんなものは今は全く気にならない。


事実を知ってしまった今は。


涙は止まらない。


溢れ出す。


「なんで・・・泣いてるんだろ・・・」


悲しいから?


苦しいから?


・・・分からない。


ただ・・・。


こみ上げてくるだけ。


雨の量は衰えることがなく増していく。


もし・・・神様がいるのなら。


なんで、私にばっかりこんな苦痛を味あわせるんだろう?


いつだって人は平等なんじゃないの?


平等にするために神様がいるんじゃないの?


今までの人生の中で、楽しかったことなんてほとんどなかった。


確かに、学校での生活は悪いわけではなかった。


ニュースでやっているようないじめに遭ってるわけではなかった。


だけど!!


平凡に・・・。


いや、平凡以下に過ごしてきたこの人生に対する、不幸がこれじゃあ割に合わない!


今までの人生が幸せ過ぎたのならこの報いもありかもしれない。


でも・・・


「私はちっとも幸せじゃなかった!!」


空に向かって。


神様に届くように大声で叫んだ。


すると、神様その返事を返すかのように近くにある建物に雷が落ちた。


とても大きな音を上げて。


閃光が綺麗に私の眼に映った直後に、その建物の明かりが全部消える。


「ねぇ・・・もし神様がいるのなら。今までの地獄に見合った今度は天国を。幸せな毎日を私に送らせて!!」


無意味でバカみたいだって。


言っててそう思った。


けど、こんな不幸。


誰かのせいにしないと私がおかしくなりそうだったんだ。


今度は雷は落ちない。


神様からの返事はない。


そして、涙は止まらない。


その時だった。


急に私の体に雨が当たらなくなった。


・・・雨がやんだ?


それはあり得ない。


目の前で大量の雨は降り続いているのだから。


私は空を見上げる。


けど、頭上にあったのは空ではなくて。


紺色の大きな傘だった。


誰・・・?


お母さんが来てくれたのだろうか?


いや、お母さんはまだ外に出れる状態じゃないし・・・。


私は後ろにいるその人物を全く想像もできないまま姿を確認しようと後ろを振り向いた。


「え・・・」


そこにいた人物は意外すぎて。


何も言葉が出なかった。


「こんなとこで何してんの?」


その人は私に向かって優しく微笑んだ。


私の涙の『色』が変わった。


嫌な意味での涙から、安堵への涙へと。


なんで、涙を流していたのか。


それがなんとなくわかった気がした。


心の休まる場所がなくて、孤独でいた寂しさによるもの。


これが一番大きかったんだ・・・。


最悪な事実による涙は。


押し殺していた涙を溢れさせただけ・・・。






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あの人・・・だれなんでしょうか?w


あ、分かりますか?w


涙の色。


このフレーズは僕のお気に入りですw


なんて話はいいとしてw


計画停電があるらしいんですけど、計画通りに行われていない。。


やるならちゃんとやってほしいです。


みんな混乱しちゃうし。


家の最寄り駅動かないし。


通勤通学大変そうです・・・。

「最悪・・・だ」


他の言葉はなにも出てこない。


こんなことがあるなんて。


奇跡にも近い確率だ。


今後、浩平を見る目が変わりそうだ。


今まではただの嫌な奴だった。


だけどこれからは嫌なお兄ちゃん。


そうなる可能性がある・・・。


田代文也はきっと、私が自分の子供だということは知らないだろう。


私自身、名前しか言ったことがないし。


苗字は知らない。


偶然同じ名前だったとしか思っていないだろう。


もしも、知っていたとしたら。


想像以上に怖ろしい男だ。


私はあの男ともセックスをしたことがあるんだから。


親子でセックス・・・。


そんなことが自分の身に起きるなんて思ってもみなかった。


近親相姦。


私の頭の中にその言葉が駆け巡る。


私がお金を稼ごうとしたために、こんなことが起きた。


軽率な行動だった?


いや、そんなことはない。


私は私にできる最低限のことをやっていたんだ。


生きるために必要なことを。


けど、私は・・・。


この事実を知って尚、あの家に行くことができるだろうか?


答えは否だ。


絶対に行けない・・・。


けれど、お金を稼ぐにはあの家に行かなくてはないない。


最悪だ。


私はどうすればいい・・・?


流れていた涙がどんどん増していく。


住民票が濡れる。


こんなに泣いたのはいつぶりだっけ?


全く思いだせないい。


「亜美~。もうすぐ夕飯ができるわよ~」


今の私の感情とは不釣り合いな声が聞こえる。


「ごめん・・・少し外出てくる。夕飯は少し待ってて・・・」


私は顔を伏せて、涙を見られないようにしてお母さんの横を通り過ぎていく。


「どうしたの?」


お母さんの心配そうな声が聞こえる。


けれど、私はその言葉に返答を返さずに家から出ていく。


外は曇り空。


もうすぐ雨が降り出しそうな天気だった。


私は、近くにあった公園に向かう。


意味・・・?


そんなものはない。


ただ、今こみ上げてくる感情を押し殺すことができなかったから。


家から出て、どこかで泣きたかったんだ。


照明が一つしかない公園。


夜7時半ということもあり誰もいない。


暗く、静かな公園。


私は、照明から遠くのベンチに座って。


押し殺してきた感情を爆発させるように大声で泣いた。


それと同時に。


私の涙を隠すように。


声を聞こえなくするように。


大量の雨が降ってきた・・・。






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地震の影響はやばいですね~。。


けっこう、小説を休止する方とかもいるんですが、僕はあえてやっていこうかなって。


全部の小説が潰れちゃったらつまんないじゃないですか!!


て感じでw


ただ、東日本にお住まいの方々は引き続き気を引き締めて生活した方がいいかもしれません。


いつ、震源地が自分の地域になるかわからないので。


必要最低限の物は持ち運べるとこに置いておいた方がいいです。


ではでは。