19話 押し殺せない・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「最悪・・・だ」


他の言葉はなにも出てこない。


こんなことがあるなんて。


奇跡にも近い確率だ。


今後、浩平を見る目が変わりそうだ。


今まではただの嫌な奴だった。


だけどこれからは嫌なお兄ちゃん。


そうなる可能性がある・・・。


田代文也はきっと、私が自分の子供だということは知らないだろう。


私自身、名前しか言ったことがないし。


苗字は知らない。


偶然同じ名前だったとしか思っていないだろう。


もしも、知っていたとしたら。


想像以上に怖ろしい男だ。


私はあの男ともセックスをしたことがあるんだから。


親子でセックス・・・。


そんなことが自分の身に起きるなんて思ってもみなかった。


近親相姦。


私の頭の中にその言葉が駆け巡る。


私がお金を稼ごうとしたために、こんなことが起きた。


軽率な行動だった?


いや、そんなことはない。


私は私にできる最低限のことをやっていたんだ。


生きるために必要なことを。


けど、私は・・・。


この事実を知って尚、あの家に行くことができるだろうか?


答えは否だ。


絶対に行けない・・・。


けれど、お金を稼ぐにはあの家に行かなくてはないない。


最悪だ。


私はどうすればいい・・・?


流れていた涙がどんどん増していく。


住民票が濡れる。


こんなに泣いたのはいつぶりだっけ?


全く思いだせないい。


「亜美~。もうすぐ夕飯ができるわよ~」


今の私の感情とは不釣り合いな声が聞こえる。


「ごめん・・・少し外出てくる。夕飯は少し待ってて・・・」


私は顔を伏せて、涙を見られないようにしてお母さんの横を通り過ぎていく。


「どうしたの?」


お母さんの心配そうな声が聞こえる。


けれど、私はその言葉に返答を返さずに家から出ていく。


外は曇り空。


もうすぐ雨が降り出しそうな天気だった。


私は、近くにあった公園に向かう。


意味・・・?


そんなものはない。


ただ、今こみ上げてくる感情を押し殺すことができなかったから。


家から出て、どこかで泣きたかったんだ。


照明が一つしかない公園。


夜7時半ということもあり誰もいない。


暗く、静かな公園。


私は、照明から遠くのベンチに座って。


押し殺してきた感情を爆発させるように大声で泣いた。


それと同時に。


私の涙を隠すように。


声を聞こえなくするように。


大量の雨が降ってきた・・・。






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地震の影響はやばいですね~。。


けっこう、小説を休止する方とかもいるんですが、僕はあえてやっていこうかなって。


全部の小説が潰れちゃったらつまんないじゃないですか!!


て感じでw


ただ、東日本にお住まいの方々は引き続き気を引き締めて生活した方がいいかもしれません。


いつ、震源地が自分の地域になるかわからないので。


必要最低限の物は持ち運べるとこに置いておいた方がいいです。


ではでは。