よそうかい - トレーダーの独り言 2 -11ページ目

原油見通し:下落余地は残るが、安値では買いを入れるべき

原油は大幅続落。目先平年以上の気温が続くとの見通しを嫌気し、
軟調な相場展開となった。

現在市場が暖冬見通しに大きく影響されていることに疑いの余地はないだろう。
少し前までは気温低下の予報を出すところもあり見方はまちまちだったが、
ここへきて目先の気温低下を見通すところはほとんどなくなったようだ。
また、先週に米海洋大気局がエルニーニョの発達によって平年より
暖かな冬になるとの見通しを発表したことも、弱気に作用しているようだ。

しかしながら、現在の価格水準から更に値を下げるようなら、
OPECの追加減産観測が浮上し下値を支えるのは間違いない。
公に口にすることは少ないが、彼らが50ドル後半あたりに価格の
防衛ラインを引いていることは間違いない。

口先介入で下げ止まらないようなら、
速やかに更なる生産引き下げに動くだろう。

サウジ石油相の発言は、軽く見ないほうが良い。

詳細はWEBサイト をご覧ください

根回し

今日はなかなかダイナミックな一日。

朝方発表された貿易収支で赤字が大きく縮小したことを受け
ドルが買われたと思ったら、今度は周、中国人民銀行総裁の
発言でまっさかさまに下落。周発言では金も見事に反応した。

こういう時、相場のスピードについていける運動神経があれば、
と思うこともあるが、短期トレードの才能が無い自分は
結局黙って傍から眺めているしかない。

そういえば、日本で開かれたタウンミーティングで
「やらせ」があったという事件。
根回し社会の典型ともいえるニュースだろう。

アメリカだったら逆に、時間短縮のため質問をしないように
根回ししておかなければならないところだ。

これを見て、20年ほど前の自分の経験がふと甦ってきた。

当時ある音楽学校で教師をしていたのだが、
そこに元校長先生という人が偉いさんで入ってきた。

この校長先生、たまたま高校の大先輩だったこともあり、
最初は何かと目をかけてくれたのだが、困ったのがこの根回し。

会議から朝の朝礼にいたるまで、やたらと注文をつけてくる。
やれ、この席でこういうことを言うから、
こういう風な質問をしてくれだの、
この会議でこれを提案するから、
タイミングを見計らって「賛成!」と大きな声でいってくれだの・・・

結局、一度もリクエストに応じなかったら、
そのうち声すら掛けられることもなくなった。

サラリーマン社会で働くのは自分には無理と、
最初に感じたのがこの時だったと思う。

選挙後の世界

改めて書く事は無いかもしれないが、
7日に行われた米中間選挙では、
民主党が歴史的な勝利を収めた。

下院では早々と過半数獲得を決め、上院では全体の
3分の1しか改選されないにもかかわらず、最後まで残った
バージニアを取れば過半数、というところまで迫っている。
(NBCは民主党のウエッブ候補に当確を打ち、民主党勝利としている)

ラムズフェルド国防長官の辞任が全てを物語っているように、
今回の民主党勝利はイラク情勢の行き詰まりが追い風となった。

それにしても、ここまで劇的に勢力が入れ替わるとは。

2大政党制と日本で騒がれ始めて何年も経つが、
改めてそのダイナミクスさを目の当たりにした感じだ。

自分は市民権を持っていないので投票できないのだが、
こういう選挙に参加できるのなら、市民になっても良いと思う。

さて、問題はこれからだ

大統領が変わったわけではないので、重要な政策が根本的に
ひっくり返るわけではないが、少なくとも運営がスムーズに行かないのは確か。

その影響は、特に外交面で顕著に出てくるだろう。
早い話が、外国に足もとを見られるわけだ。

イラク問題は民主党が議会を制したからといって解決するものではないし、
過去の例から見て北朝鮮問題ではかなり柔軟な姿勢に転じると思うが、
それで上手く行くとは限らない。イラン問題はどうなるのだろう?

議会でいくら法案を可決しても、大統領が拒否権を行使すれば元も子もなくなる。
結局のところ、全てはブッシュ大統領に委ねられているわけだ。

先のクリントン大統領も中間選挙で負けたが、
協調路線をとって最後まで上手く政権を運営した。

ブッシュ大統領は頑ななところもあるから
強引に突っ走ってしまわないか、かなり不安が残る。

政治の潮流は明らかに変わり始めた
次の大統領選までの2年間は、
アメリカによって非常に重要なものとなるだろう。




ランス・アームストロング

先週の日曜はニューヨークマラソンがあった

マラソンはよそうかいのメンバーで一人好きなのがいて、
今回も確か走っているはす。

自分は歩くのは好きだが、走るのは苦手。
たまに薦められることがあるが、そのときにはどこかで見かけた、
「動物の中で必要が無いのに走るのは人間だけで、まったく不自然な行為」
という言葉でお断りするようにしている。

もっとも、見るのは好きなので、しっかりと家でテレビ観戦。

優勝者がゴールインした後、テレビがやたら体格の良い
おっちゃんを映している。

アナウンサーは何と、”ランス・アームストロング” と連呼しているではないか。

そう、がんを克服して、自転車レースの最高峰
ツール・ド・フランス7連覇というのをやってのけたアスリートだ。

私は走るのは嫌いだが、自転車は大好き。(勝手なものだ)
10代の頃は、休みごとにいろんなところにサイクリングに出かけていた。

あとで調べたら、今回が初マラソンで、3時間を切るのが目標だったとか。
そして、きっちりと目標を達成、2時間59分36秒でゴールした。

うーん、かっこいい。
昔、癌に侵されていたとは到底思えない。

月並みだが、病に負けないという不屈の闘志と、
日ごろの努力が今の彼を作ったのだろう。

運動不足の身体はまったくついてこないが、
せめて不屈の闘志だけは持ち続けていたい。


スペシャリスト・ゼネラリスト

で、前回の続き

もちろん、人それぞれに得て、不得手があり
情報の分析が得意な人もいれば、
トレードが天才的に上手い人もいる。

全ての人が情報を読み、そして実際に運用をする必要はない。

しかし、必要最低限の知識と経験は持っておく必要があるのでは。

車の運転をしたことのない人はやはり良いメカニックにはなれないし、
エンジンの構造も分からないレーサーが成功するとも思えない。

日本にはスペシャリストが少ない、とよく言われる、

実際にそうなのだろう。

だがちょっと待って欲しい。

スペシャリストだったら何でも偉いわけではない。
ゼネラリストにもゼネラリストの価値はあるはずだ。

スペシャリストだからといって、
専門外のことにまったく目を向けなかったり、
どうせ自分はゼネラリストと、物事を深く掘り下げるのを
億劫がったりするのが一番問題なのでは?

常に色んなことに目を向ける好奇心と、
疑問や分からないことがあれば
とことん掘り下げる探究心。

相場の世界だけに限らない。

何かで成功をつかむためには、
この二つは不可欠ではないだろうか。

情報配信という仕事

WEBサイトの運営を始めたことで
一日があっという間に過ぎるようになった。

情報は次から次へとやってくるので、全てを機械的に
こなそうとすれば時間がいくらあっても足りない。
以下に短時間でその情報が有益かどうかを判断できるかが
サイト全体の質を向上させる決め手となる。

一方、この仕事はサボろうと思えばいくらでもサボれる。
情報の上っ面だけを斜め読みし、適当に解釈して
発信すれば、驚くほど楽な作業でもあるのだ。

目をつむり、耳をふさいでいれば何一つしなくても良い。

もちろん、そんなことをしていれば、どんどん質が落ちてしまうだけだ。
分かっていても、ついつい手を抜きたくなるのが人間。
同じような職業をしている人で、耳が痛いと感じている人は多いのではないか。

特にマーケットの世界では、情報の質はそのまま収益に反映する。
このあたりが難しいところで、たとえば情報の発信者が
投資をしていない人間だと、そのあたりの重要性は絶対に分からない。

相場があがっても下がっても自分に関係なければ、
情報の収集、分析に力が入らないのも当然だ。

このあたりは、良い仕事をすれば給料が上がる、
といったインセンティブとはまた少し違うような気がする。

本当はもっと書いたのだが、長くなったので続きはまた明日







ハロウィーン

今日は10月31日、ハロウィーン。

子供達が "Trick or Treat" と言いながら
お菓子をもらって回る日だ。

アメリカでも田舎の方では家を一軒一軒回っていくようだが
高層アパートが立ち並ぶマンハッタンではそうもいかない。

それはそれで、色々とアィデアがあるもの。

一つはアパートの中を回るというもの。
お菓子を用意している家はあらかじめドアに
サインを掲げておき、子供達はそれを目標に
家を回っていく。

もうひとつは、街なかの小売店。
グロッサリーでも、ブティックでも
レストランでも、ドラッグストアでも、
たいていの店に行けばお菓子をもらえる。

自宅から北の方に少し歩いたところは
トライベッカという地区で、
ロバートデニーロをはじめとした映画スターや
そのほかお金持ちがたくさん住むところ。

他の地区では安物のキャンディーかなんかを
くれるだけなのだが、この地区は気合の入り方が違う。
大人でも欲しくなるような高級なお菓子を配っているのだ。

このあたりでは最近子供の数が増えており、
親に金を使わせるには、まず子供のご機嫌取り、
といったところだろうか。

特に高級レストランでもらえるお菓子はすばらしい。

ちょうど今頃は、グリニッジビレッジで
仮装パレードをやっている頃。
なんでも秋葉原のメイドさんまで登場するらしい。

毎年結構冷え込むのだが、
今年は暖かくて、楽しいハロウィーンになりそうだ。

WEBサイト立ち上げました

今日はお知らせがあります

このたび、米国市場情報を発信する
WEBサイトを立ち上げました。

このブログの内容を更に発展させたコメントの他、
経済指標や各種データも分かりやすく整理してあります。

百聞は一見にしかず、ぜひ一度のぞいてみてください。

アドレスは http://yosoukai.com です。

さて、今日は原油が2ドル以上の大幅下落。
強気宣言した後だけにこの大幅安は痛いですが、
強気の前提となっているファンダメンタルズが
変わったわけではないので、
このまま突き進むつもりです。

詳しくはWEBを見てくださいね。

というわけで、今の悩みは
このブログでこれから何を書こうか、
ということです・・・



冬時間

ニューヨークは、日曜から冬時間に移行した。

当たり前と言えばそれまでだが、
この時期夕方は5時を過ぎるとあたりが暗くなる。

夏は9時ごろまで明るいのうぃ知っているだけに
毎年なんとなくもの寂しい気分になる。

それに追い討ちを掛けるように、
週末はものすごい強風が吹き荒れていた。
気温は結構高かったのだが、
これだけ風が強いとさすがに寒い。

冬時間とともに、本格的な冬もやってきたようだ。

もっとも、11月の前半は結構暖かい日が続くようで、
夜間取引では天然ガスが大きく売られている。

今後天然ガスは目先の気温に反応し
上へ下への大騒ぎを繰り返す。
在庫は十分にあり、ちょっとやそっとで
供給不足は起きないはずなのだが、
相場はそんなことお構いなしに動くものだ。

さて、今週はドルの動きに注目したい。

先週は弱気の経済指標などを受けかなり売りが膨らんだ。
今週も個人消費に始まり雇用統計まで、重要指標が目白押しだ。
もう一段売られるようなら、ようやく600ドルの節目を回復してた
金の価格にも好影響を与えるだろう。


ドルは動きはじめるか?

今日も前日に続きドルの下落が目立つ一日となった。

理由はもちろん朝方発表された7-9月期のGDP。
前期比1.6%成長と市場予想の2.1%を大きく下回る結果を受け、
ドルが一斉に売られる展開となった。

GDPが悪かったのは、なんといっても住宅投資の低迷。
マイナス17.4%と、一人で成長の足を引っ張った。
GDP寄与度を見ると、1.12%もGDPを押し下げた計算になる。

個人消費(特に耐久財)や企業の設備投資は
予想以上に健闘しているので、
余計に住宅の落ち込みが目に付く。

前日発表された新築住宅販売では
販売件数こそ伸びたものの、販売価格の中間値は
前月から9.8%も下落、ほぼ一年前の水準に逆戻りした。

下落率は、1970年以来というから驚きだ。

その前の日の中古住宅販売でも、販売価格はやはり下落していた。

住宅市場の落ち込みが米国の経済成長を阻害するというのは、
既に市場のコンセンサスになっているから、
この程度の数字が出てもうろたえる必要はない。

実際、株価などは下がったものの、
それほど大騒ぎしたとも感じられない。

どちらかというと、ドルだけが急激に売り込まれた感がある。

前日のグリーンスパン発言によるドル売りの
流れを継いだ、との見方もできるだろう。

だが、それだけではないような気もする。

昨日友人の為替オプションディーラーから届いたメールには、
材料の割にドルの落ち方が大きいとの印象が書いてあった。

なんでもドル円のボラティリティーはこの10年で最低の
水準まで落ち込んでいるとかで、
さすがにこれ以上は下がることはないだろうから
為替もいよいよ動き始めるのではないかとの見通しだ。

じりじりとドル高に推移してきた相場が、
一気にドル安に振れる、ということになるのだろうか。

ドル円のボラティリティーは現在7%前後。
ちなみに、原油は30%、天然ガスは50%、
砂糖は55%、小麦は48%。

両者が性格のまったく違うマーケットであることは確かで、
為替のやり方は商品では通用しないし、
逆もまた真なり、だ。

だから何なんだ、と言われそうだが・・・